倭國の王、大和の皇   作:ナナナナナナシ

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第十一話 昏い炎。

 

「じゃあ、わたしも行くよ。東。」

 

 橘姫の告げたその言に、ヤマトタケルはとっさに何も返せなかった。それほどに、ありえない言葉だったのだから。

 

「何を言っている!?タツに行かせるはずがないだろう!そんなこと死にに行くことと同じだ!」

 

 久方ぶりにヤマトタケルの声は荒げられた。しかし、荒げた声になんら動じる様子も見せず、彼女はむしろ怒りをあらわにした。

 

「ヲウスこそ何いってるの!?自分が死にに行ってるくせに!」

 

「ッ・・・!」

 

 その言葉にヤマトタケルは目に見えて動揺した。決定的な矛盾を突かれたように。

 そして瞳の端に涙を浮かべた彼女は、怒っているよりむしろ悲しんでいるように見えた。

 

「あの日からずっとずっとヲウスは死に魅かれてる!そんな状態で生きて帰ってくるなんて言われて信じられるはずある!?」

 

「そんなことは、ない。私は、私は前に進むと決めたのだ。前に進まなくては、そうでなくては、私は。」

 

 ふらりと立ちくらみを起こしたようにゆらめく彼の体は、まるで彼自身の心のありようを示しているかのようで。

 

「とにかく!わたしは絶対についていくから!」

 

 

 

『行ってはならん。』

 

「なんでですか!」

 

 ところ変わって橘姫の社にて。橘姫は彼女の氏神に食って掛かっていた。

 

『子は東という土地を何もわかってはいない。いまの熊襲ならば許そう。しかし東はダメだ。何があろうとな。』

 

「・・・そのわけを教えていただけませんか。」

 

 問う橘姫の顔は不服をありありと映しており、納得できなかったら無視して立つと言わんばかりである。

 

『はぁ・・・。いつかもしたようなやり取りになったな。だが今回ばかりはダメだ。東はいまだ神代の理が敷かれている。投げた物は下へと落ちず、進んだ先が戻った先になり、果てはいまこの瞬間にも天照様には及ばずとも強力な神々が生まれては死んでいる。いまだ神代の色濃く残る大和も、凶暴性増す熊襲も、人の治める土地であった。しかし、東は違う。神の治める地。いまだ残る神代の地。しかもあそこを治めるのは私たち大和の神々とは全く別系統の神。大和の神々(我々)よりも自然、現象よりの存在の神だ。言葉というものを認識できるかもわからん。そんなところにあの小僧と共に行かせてみろ。結果など見るまでもない。』

 

「・・・。」

 

 理路整然と懸念材料を並べ立てられてしまっては、烈火の如き勢いを持っていた彼女もしぼんでしまう。

 

『わかったか?そんなところに子がついていったところで足手纏いが関の山。むしろ子のせいであの坊主が死にかねん。王位についていくらかしっかりしたようだし心配することもないだろう。』

 

「ヲウスはっ・・・ヲウスはしっかりなんてしてないよ・・・。昔みたいに灰色になっちゃって。それなのに誰も気づいてない。気づこうとしない。オオウスさまやヲウスのお父さん代わりだったおじちゃんが死んじゃって、王様になって。死んだ二人のために頑張るんだっていいながら、もう嫌だって心の中で叫んでる。あんなに泣きそうな顔して。いまのヲウスがそんなところに行ったら死んじゃうよ・・・。」

 

 ぽたりぽたりと彼女のほほを伝う雫は板張りの床を濡らしてゆく。

 

『・・・それでも、ダメだ。さっきもいっただろう。そんなところに子とその坊主が足を踏み入れたところで、二人で仲良く屍を晒すだけだ。分かってくれ。もう目の届かぬところで子が死ぬのはたくさんだ。子には死んでほしくないんだよ。』

 

 沈鬱な空気の中で、静かな嗚咽だけが響いていた。

 

 そして、橘姫が目を見開く。

 

「・・・だったら!二人じゃなかったらいいんですね!!」

 

『は?』

 

 何を言っているのだこの小娘は。たしなめようとしたその時に。

 

 

「じゃあ、神様もついてきてください!東!」

 

 やっぱり彼女は彼女であった。

 

 

 

 

 かくして彼ら一行は大和の果てへとたどり着いた。一歩踏み出した先は大和でないというだけでなく人の世ではない。

 終始ヤマトタケルは橘姫が共に来ることに反対していたが、彼女が無理矢理に自分の氏神を引き連れてきてしまったから最早どうしようもない。彼女が意を翻さない以上、彼が神様に帰ってくださいというわけにもいかないのだ。彼と彼女の言い合いは長らく続いたが結局はともに行くことを黙認せざるを得ない段階にまで来てしまっていた。

 そうした言い合いを通じ橘姫がヤマトタケルの感情を引き出そうとしていたことを知る者は彼女と共に憑いてきた氏神のほかにいなかった。

 

 氏神が橘姫に憑いてきたとはいったものの、当然それが簡単にいったわけではない。

 神代ならまだしもいまとなっては神が自由に動きまわれるはずもなし。神が土地と人とに縛られる存在となって久しい。氏神自身、人の理が敷かれた土地にて子と共に行けることはないとわかっていた。だが、ここで今回の行き先が東であったことが幸いした。東はいまだ神代の法則が息づく土地。そこならば絶大な神の権能をもってどうとでもなる。

 しかし、ここで問題が二つあった。一つはその東までどのように行くのか、ということ。そしてもう一つが東は神の土地とはいえ違う系統の神の土地であるということだ。一口に神代と言っても様々な神がいる。太陽系の異なる惑星を由来とする神が支配する系統のものがあれば、まったく別の外なる宇宙より飛来した物体から出でた神が支配する系統のものもある。千差万別十神十色だ。当然、別系統の神の土地へよその神が入ってただで済むわけはない。それを氏神は先述の問題も併せて橘姫を基点とすることで強引に解決した。

 かの氏神は氏神というだけあって橘姫の御先祖でもある。つまりは子孫が信仰するから神となる神であって、土地から自然発生した神とは違った信仰のされ方をしている。先祖代々その土地で生まれ育った者が信仰してきた氏神であるならばあるいはもっと土地に縛られていただろうが、図らずもこの氏神は数世代前にこの土地へと越して来たばかりであった。ばかりといいつつ人間から見ればとても長い年月なのだが。

 ともかく、この氏神は土地よりももっぱら子孫に縛られる存在であったからこそ、それを逆に利用し、子孫がいるのだからこの土地は私の土地である、と強引に解釈することでそれらの問題を解決した。

 

 かくして氏神は子の無茶無謀といえるわがままを叶えたのである。

 

 

『おい小僧。いい加減黙っていろ。私の心の広さを甘く見積もるな。』

 

 子のことは皆愛している氏神だが、橘姫のことは輪をかけて大好きだった。そんな橘姫を娶ったヤマトタケルを好意的に思うはずもなかった。しかし良い魂の色をしている奴だからこそしぶしぶ子との結婚を認めたというのに。

 王位についたときは王らしさが出てきたと考えていたが、こうして近くで見てみればわかる。腑抜けている。腐っている。嫌々ながら認めてやった、我が愛しい子を娶ったこやつが。いますぐにでも首を叩き落としてしまいたかった。いまだその命を永らえさせてやっているのはひとえに愛しい子が愛しているからに他ならない。腑抜けた魂を晒し続けるのなら、子の気持ちが離れたその瞬間に殺すと決めていた。

 

「・・・ああ。わかった。甚だ不本意だが、ともに行こう、タツ。」

 

「やっぱりね!初めからそう言ってればよかったのに。」

 

 最初からこの結果は分かっていたと胸を張る彼女は、灰色となったヤマトタケルにも愛おしいという感情を抱かせるに十分だった。

 

「(───あるいは、死んだ者達のためとは別に、生きている者達のため前に進むというのも、いいのかもしれない。)」

 

 

『───ふん、少しはましな色になったか。』

 

 いまだ何かあれば殺す気でいるのは変わらないが、少しの猶予を与えてやってもいい。そう、氏神は思い直した。

 

 

 

 大和の国の東の果てで、いささか口論したりと時間をとった一行だが、ついに国境(くにざかい)を護る、大和でも一二を争う力を持つ石碑を越え、大和の外へと降り立った。

 

 空気が違う。大地に空に溢れる氣が違う。それを受け育つ動植物たちが違う。なにより、それらすべてを司る法則が違う。

 氣の量を水に例えるとするならば、大和に溢れていたのは朝の霧のよう。対しここの氣は水底にいるよりもずっとずっと濃い。

 これが神代。神の治める時代の空気。何もかもが神々の思い次第で変革される領域。

 そして、大和の大地もかつてはこの空気のただ中にあった。

 

「──こんな中で、人間は生き延びてこられたのか?」

 

「たし、かに。ここ、空気が濃すぎて、息、しづらいっ。」

 

 空気が薄くても息が上がるが、濃くても辛いものだ。息せき切らせながら一行は山林を進む。まずは龍脈が見えてこないことには原因へとたどり着くこともできない。山々を走る龍脈の枝葉をたどり、少しづつ源流へと近づいていく。

 いくら氏神が憑いているとはいえ、彼女に無理をさせるわけにはいかないと、ヤマトタケルは積極的に先頭を行き、こまめに休息と睡眠をとった。

 慣れぬ環境と、一歩歩みを進めるたびに刻々と変化する周りの景色。先ほど通った道が無くなることなど最早驚きもない。溢れる氣を吸い取りべらぼうに凶暴性と膂力を上げた妖獣たちに翻弄され、崖崩れや地割れなどの自然の猛威が突如訪れた。

 幸いにも彼が積み上げてきた修練は実を結んだようで、並み居る難行を易々とはいかずとも、橘姫のとっさの機転や氏神の補佐も手伝いなんとか乗り越えていった。

 

 そうして道に迷わぬよう海沿いを進むこと数週間。散々常識を疑うような物事に襲われた彼ら一行だが、ここで思いがけないものに遭遇する。

 村である。

 

 

「人っ!?人がいるよヲウス!」

 

「ああ、そうだな。正直私も驚いている。少し会って話しをしてみよう。言葉が通じるといいのだが。」

 

 村はそこまで大きなものではない。地面に穴を掘り、藁で屋根を葺いた大和でも一般的なものだ。少しばかり様式が違うが、大きな差はない。これは接触を計れるかとヤマトタケルは考えたが、やはりというべきか言葉は通じなかった。何をいっているのかまるっきりわからない。なんとか身振り手振りで意思疎通を試みようとするも、そもそも彼らは槍を突きつけており平和的解決は図れそうにない。

 

 が、ここで橘姫がいたことが場面を大きく動かした。

 彼女が神を連れていたからだ。神をその身に降り立たせる者。それは国の別なく人々にとって崇拝の対象となるべきものだ。日々を神々に囲まれ暮らす彼らにとって、彼女の存在は何よりも優先すべきものだった。

 神々を畏れ、敬い、奉ることなくしてこの地で生きていくことなど不可能なのだから。

 

 橘姫は橘姫で見知らぬ人間に囲まれようとそれが言葉の通じない他所の人であっても敬われたのなら胸を張る。それだけだった。

 かくして数年前の焼き直しを国の外でやってのけた彼女は本日の宿を手にするに至ったのである。氏神の守護があるとはいえ慣れぬ土地での連日連夜の野宿だ。屋根の下での睡眠とは橘姫にとってなんともありがたいものだった。

 

 遠い地よりやってきた神をその身に降ろした旅人。言葉こそ通じぬものの、神を降ろした者だ。宿をただ提供するだけでなく、大きく歓待する理由に余りある。

 間もなく日が落ちると村人たちは彼ら一行を招いて宴を開いた。

 酒精は低いが酒を引っ張り出し、ささやかだが歌えや踊れの盛り上がりを見せた。普段何気なく行ってきた言葉というもののありがたさを身に染みて感じながらも旅の者村の者両者が精一杯身振り手振りでもって意志を伝えあおうとし、それが伝わった時にはなんてことないのに大盛り上がりして酒を酌み交わした。

 もともとそこまで酒に強くない橘姫は早々に突っ伏して寝息を立て始め、村人たちは丁重に彼女を村の中でもっとも格の高い建物へ寝かせたのだった。

 

 

 数刻は続いた宴もお開きとなり、村人たちが家々へと戻ったのち、ヤマトタケルは村の長とみえる老人に呼び止められた。

 どうやら村長の家に呼ばれているようだ。一度橘姫の眠る屋敷へと視線を投げかけた彼だったが、氏神が憑いているからめったなことはおこるまいと考え、村長についていくことにした。

 

「───さて、ようやくこうして話すことができるの、旅の者。」

 

「お前、言葉を!」

 

「ああ、口に出されては分からぬ。心で想っていることを伝えあっているだけじゃからな。」

 

 とっさに剣を抜きかけた彼だったが、すんでのところで押しとどまると冷静に村長へと問いかける。

 

「何用だ。意を伝える術があったのならなぜそれを用いなかった。」

 

「わしは神に睨まれながらお主と喋る勇気がなかったのでな。ああも敵意を剝き出しにされてはかなわん。だが少し困ったことがあってな、お主のような力あるものが来てくれて助かったのじゃ。お主のお連れの神に頼むには忍びないが放置することもできん。ひとつ頼まれてはくれんか。」

 

 ああも盛大に歓待され、さらには深く頭を下げる老人の頼みに、旅立ちの前ならば捨ておいたかもしれなかったが、旅の中で少しずつ色を取り戻していた彼は応じないほど非情ではなかった。

 

「聞くだけ聞こう。それからその頼みを叶えるかどうか判断する。」

 

「礼を言おう、旅の者。困りごとというのも、この村より北に少しばかりいったところにある野原に巨大な鹿の群れが居ついてしまったのじゃ。野草や木の実が安全に採れる数少ない野原が鹿に食い荒らされほとほと困っている。村の男手は先日狩りに出たばかりでいつ戻るのかもわからぬ。一宿一飯の恩を感じているのならどうかその群れを追い払ってはもらえないだろうか。」

 

 確かに、妙に男の少ない村だとは感じていた。それを尋ねられるだけの手段がなかったから不思議に思っていたが、そういうことだったか。

 この厳しい環境をなんとか乗り越えここまでやってきたヤマトタケルは、ここで日々暮らす村人たちに少しばかりの親近感と同情の心を抱いており、もらってばかりの恩に少しでも報いられるのならばとその頼みを聞くことにしたのだった。

 

 

 鹿の群れは夜間には広い野原に出てくることが多いので、月明かりもある今夜ならば見つけやすいだろうとの助言を受け、彼はさっそく出立することにした。もともとそう長くここに留まるつもりもなかったので、早く済ませられるのならば済ませてしまおうと考えてのことだった。

 

 村長の案内でその野原へと向かったヤマトタケルは村長の言う通りの野原に出、村長の言う通りそこには鹿がいた。しかし、それは話に出ていたような大きな群れではなく、数匹目につくばかりであった。

 

「村長、群れというのはどこに?たしかに少しばかりはいるようだが。」

 

「んん?今日もこちらへ出た娘たちが大きな群れをみたといっていたのじゃが。少し奥の方も探してみるとしますかの。」

 

 いいながら彼がガサゴソと背の高い野草を搔き分け進んでいったその瞬間のことだった。

 

 

 目の前に昏い壁が現れる。土ではない。結界でもない。ましてや夜の帳が突然降ってきたわけでもない。それは、黒い炎だった。

 

 すぐさま頭を切り替えたヤマトタケルは振り返り、唖然とした。見渡す限りに黒い炎が広がっていた。

 伊勢の湊町ほどの大きさの野原を覆いつくす火の手は、ごうごうと燃え盛り煙がそこいらじゅうを巻いていた。

 彼が四方を見渡せば、既に黒い炎に包囲されている。

 

 ただの炎ならどうとでもなる。ただの呪いであってもどうとでもなる。

 だがその炎は、大和を覆っていた死。その凝縮体だった。それは呪いという言葉が不適当に思えるほどの呪詛を孕んでいた。

 大和を覆っていたものがいかに薄いものであったのか、目の前でまざまざと見せつけられている気分だった。植物を不作にする、人や獣を狂乱させることなどその死の末端も末端に過ぎない。

 ただただ殺す。植物も、動物も、生きるものも死ぬものも神でさえもすべてを奈落の底に引きずり込んで溶かしていく。昏い炎はありとあらゆるものを燃やしていく。腐らせていく。溶かしていく。

 突如として噴き出した『死』は段々と大地を殺していく。いずれ耐え切れなくなった大地はこの炎ごと奈落へと沈むだろう。もしかしたらそれよりも速く炎が広がり大和も含めてすべてを殺しつくしてしまうのかもしれない。伊勢の大神がそれを許すとは思えないが。

 そんな来るかもしれない未来に思いをはせる暇を与えないまま、死の炎の中に浮島のように取り残された彼に凄惨な、確実な未来を予見させた。 

 

「(そういえば、あの村長はどこに───!?まさか呪いに侵されたか!?)」

 

 しかして、彼が目を走らせた先に村長は居た。遠く、遠く、呪いの炎の手の及ばぬところに。

 

「(何故だ?つい先ほどまで隣で話して───)」

 

 思い当たる。そう、先ほどまで村長と彼は常に念話で会話を重ねていた。気配を少しばかりずらす技法さえあればすぐそばにて話しているかと感じるように。

 気を抜いていた。彼がもう少し疑う気持ちを持っていたのなら、すぐにでも気付ける企みだった。それを見逃した。

 

 絶対絶命。火の手はいまにも、ヤマトタケルを絡めとらんとしていた。

 

 

 

 

 何があっても進むと決めたのに。何を利用しようとも前に進むと。それを揺るがしてしまった。揺るがすべきではなかった。それなのに。

 

 兄を殺し、育ての親を殺し、殺した挙句に利用して、心があげる悲鳴を無視して王になると決めた。彼らを殺したのだから、殺した分だけのなにかを為さなくてはならない。そうでなくては何故私は彼らを殺したのか。

 意味なく殺したことになってしまうのが怖かった。彼らの死を、せめて意味のあるものにしなくてはならない。

 だから、人を想ったり信じたりしている暇はなかった。兄が死ぬだけに足る、じじいが死んでも望んだ、立派な、王に。

 

 それでも、タツの笑顔を見て、もう一度、生きる人のために前に進んでもいいのかもしれないと、思ってしまった。人を信じてもいいのかもしれないと思ってしまった。

 それが間違いだった。育ての親が血を分けた兄を殺すのだ。もう人を信じてはいけなかった。

 

 

 

───もう、死んでしまおう。このまま何も考えず、ただただ死んでしまおう。人を信じるとか、人を信じないとか、死んだ人のためにとか、生きる人のためにとか、全部全部投げ出して、死んでしまいたかったんだ。そう、初めからこうしておけば————

 

 

「ヲウスッ!助けに来たよ!!」

 

 

 




まだだ・・・まだ終わらんよ!(週一投稿)
といいつつも最近は実質日曜日だけしか執筆作業ができないので勢いだけで書いて練りが足りない気がしないでもない今日このごろです。
来週は金曜日が休みなのでもう少し練りこみながら書けるといいな、と思う次第です。

今日はずっと三人称で書いていたのも相まって書きながら主人公が誰か分からなくなってきました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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