GATE〜覇と砕と骸 彼の地にて、斯く暴れり 作:中タル爆弾
突然だが、貴方は『龍大戦』というものを知っているだろうか。モンスターハンターという世界が成り立つよりも遥か昔、現代を超える文明の中生きていた人々と数多の竜によって引き起こされた、歴史上最も大規模で、最も凄惨な終わりを迎えた戦争。なのに、未だそれに関する文献は両手で数えきれるほどしか発見されていない、謎に包まれた出来事である。その龍大戦は、人類と龍共に当時存在していた数の9割以上を失って終わりを迎えた。これは、そんな龍大戦を終わらせたといわれる7体の龍の内3体が、『ゲート』という異世界への門を通った先にある『特地』で様々な者と出会い、暮らしていくお話である。
〜ここで登場する龍の紹介(少し古代の文献に載っている感じで)〜
一体目
其の竜、異常なまでに発達した甲殻を持ち、いかなる武器も弾き返す。
其の竜、凶悪な牙と爪で、いかなる防具も容易く貫き、切り裂く。
其の竜、咆哮で火山を噴火させ、特殊な声を放ち、その声に当たれば、いかなるものも消滅する。
其の竜、又の名を『黒き神』 『覇竜 アカムトルム』
其の竜に挑むことなかれ、逆鱗に触れることなかれ。
それでも尚彼の竜に挑み、そして打ち倒すことができたのならば、その者は英雄として、永久にその名を刻まれることだろう。
二体目
其の竜、火山の奥地に存在している洞窟を抜けた先にある、溶岩に囲まれた島で生息している。
其の竜、元の個体の突然変異で、頑強で緑がかった甲殻、その腕と頭部には黄色がかった粘菌が付いている。
其の竜、原種を圧倒するほどの力を持ち、また粘菌も異常なまでの爆発力を誇る。
其の竜、その圧倒的な強さから『臨界』と謳われる。
其の竜、名を『砕竜 ブラキディオス』。
しかし、たかが砕竜と侮るなかれ。彼の竜に覚悟を持たずして挑むならば、その者は彼の竜の拳と粘菌により、秒を数える前にその命を砕かれるだろう。
三体目
其の龍、数多の竜の骨を身に纏う。
其の龍、無尽蔵な食欲を持ち、数々の竜を捕食した故に、膨大な量の龍属性エネルギーを持っている。
其の龍、普段は地の中に身を沈めており、姿を見せることは滅多にない。
そのため、龍とは名ばかりで、その正体は不明である。
その龍、又の名を『奈落の妖星』 『骸龍 オストガロア』。
もし彼の龍に挑んだのなら、その者は圧倒的な龍属性の力により声を出す間も無く消し炭になるか、喰われて彼の龍の一部となってしまうだろう。
三体の竜、それぞれが共存関係を持って生きている。
人語を解し、また話すこともできる。
寿命による死が存在せず、病にもかかることがないと言われる。
本気の祖龍をもいとも簡単に地に伏せさせる実力を持っている。
しかし、人類という愚かな存在が三体の竜の内どれか一体の逆鱗に触れたなら、人類は滅亡の道をたどることとなるだろう。
どうでしたでしょうか。ちなみに本気の祖龍とは、フロンティアZに最近出てきた通称『ミラユニコーン」の方です。ちょっと格好つけすぎたでしょうか(笑)それ以外にに思ったことをもう1つ。其の其のうるさーい!w。こんな作品ですがアドバイスなどあればビシバシ言って下さい。それでは!