闇派閥が正義を貫くのは間違っているだろうか   作:サントン

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設定紹介

注意事項

 

 この作品は、作者がチラシの裏で連載していた拙作の主人公闇派閥ルートとなります。闇派閥ルートですので、当然アンチ・ヘイトや残酷な描写、鬱展開等がおそらく盛り沢山に存在する可能性が高いと思われます。展開次第ですが。闇派閥すなわち犯罪者ルートですので、作中には多々犯罪行為が出て来ますが、当たり前の話として決して真似しないでください。それと煙草は二十歳になってからです。さらに申し上げますと、話の展開の都合上リューさんがドン引きするほどひどい目に会い、原作様の名前持ちキャラが多々死んでいく可能性が極めて高くなっております。さらに申し上げますと、これまで以上に原作様と著しく乖離した展開になります。リューさんが好きで堪らない方や、原作様を大切にする方には全くオススメができません。作者には特定のキャラに対するヘイトは特にありません。展開でそうなってしまうというだけです。チラウラの作品がギャグ風味だったため、これもギャグだと考えて読んでしまうとへこむおそれがあります。嫌いな方は、ご注意なさって下さい。

 

設定紹介

 

 本作品に置きましては、闇派閥には主に三つの派閥が存在します。原作様における名前を持っているキャラが所属する、なんだかよくわからないけど極悪な何かを盲信しているのではないかと思われる狂信派、拙作の主人公が所属する少数精鋭のオラリオへの復讐を目的とする復讐派、特に意味もなく何となくフラフラしているその他大勢の浮動派です。三つの派閥は普段、仲がよいわけではなく無意味に関わったりすることはありません。ただし、全く交流がないわけでもありません。この拙作は、その中でも復讐派を描いてみたものとなります。なお、原作様との矛盾により名称を変更するのが面倒ですので、主神様は狂信派と共通の神でどこかに存在するけど出て来ません。さらに付け加えますと、作者がカッコイイ名称やルビを考えるのが苦手なため、読み方は読者様の方で各自補完をお願いしています。

 

 それと、実は原作様の知識が曖昧なためにどうしてオラリオがステータスを持ったまま抜け出すのが難しいのかも知りません。ステータス封印薬がいくらぐらいするのかも知りません。フレイヤ様の眷属がどう戦うのかも知りません。わからないことだらけなので、取り敢えずオラリオでは数箇所の検問が行われている門以外は高レベル冒険者にも超えられないほど高い壁に囲まれていて、ロープをかけて脱走するのもなんらかの対応をされているために不可能であるということにしておきます。ステータス封印薬は闇で正規より劣化したパチモンが流通していて、そこそこの値段です。フレイヤの眷属が戦闘する場合は作者の思い付きの戦い方をします。そして、神々がアルカナムでダンジョン内の物事を見るのは物語が成立しないのでナシにします。

 

人物紹介

 

カロン・・・拙作のオリ主。二つ名は【青い目の悪魔】。闇派閥、復讐派の頭脳的な存在。でも実際は、そんなに頭がいいわけではない。ただ、用心深く頭を使う努力は行う男である。レベル3にも関わらず、オラリオから恐れられ、少数精鋭の復讐派の仲間の人間に一目置かれている。不運にも家族を盗賊に無惨に殺され、行く宛てのないところを闇派閥の人間に拾われた。青い目をした黒い髪の大男。耐久に特長を持つ。好物はコーヒーで酒が飲めない。タバコが好物で、頻繁に彼がタバコを吸う描写が出て来るが、特に他意はない。ただのキャラ付けです。ハンニバルとは仲がよい。適性は前衛の盾役だが、指揮を行うために前線に出ることは少ない。装備は全身鎧と小刀と盾。

 

ヴォルター・・・拙作のオリ闇キャラ。二つ名は【闇の王】。レベル7で、闇派閥でも強大な力を誇る。代々オラリオを憎むように親から教育され続けてきた一族の男。金髪碧眼で、顔に大きな傷を持つ大剣使い。カロンより少しだけ背が低いが、一般的に見れば大男の部類に入る。かつては傍若無人な性格だったが、主人公と関わりつづけて少し性格に変化が表れている。ステータスは比較的均してあるが、その中でも耐異常と力が高く魔力値が低い。前衛寄り。切り札は毒魔法。高速詠唱、並行詠唱共に使える。

 

レン・・・拙作のオリ闇キャラ。二つ名は【死神の鎌】。元ガネーシャファミリアの一員。レベル5で、近々ランクアップするのではないかと目されている。気が強く、赤い髪と茶色い目、身長は女性で見れば平均より若干高い程度。かつては正義を目指す三人組だったが、仲間の一人をタチの悪い貴族に殺された。三人組はレン、バスカル、そして死んだ人間の名はゲイル。レンはかつてゲイルと付き合っていた。そしてゲイルが殺された際に、オラリオで仲間の復讐の為に凄惨な殺戮劇を行ったため、オラリオにいられなくなって闇へと身を落とした。鎌を使い、力が強く速度が速い典型的な前衛。切り札は重力魔法。並行詠唱が使用可能。

 

バスカル・・・拙作のオリ闇キャラ。二つ名は【火葬】。レンと共に闇へと身を落とした元ガネーシャファミリアの一員。レベル5の中堅。茶色い髪にはしばみ色をした目の平均的な身長の優男。闇へと身を落とした理由はレンと同じ。片手剣を使い、即詠唱の炎の魔法を操る。前衛も後衛もこなせるオールラウンダー。切り札として火の大火力魔法を所持している。並行詠唱が使用可能。

 

ハンニバル・・・拙作のオリ闇キャラ。二つ名は【悪鬼】。幼少期に親の借金のカタとして売られ、闇で生きることを余儀なくされた。黒髪黒目でくせ毛の釣り目、やはり大男。レベル5。耐久に特長を持ち、やはり前衛の盾役。用心深いとも臆病だとも言える性格をしていて、何回もしぶとく危機を乗り越えて生き延びてきた。金に汚い男だと認識されている。同じく体が大きく、比較的境遇にシンパシーのある主人公を可愛がっている。切り札として、爆薬を所持している。

 

クレイン・・・拙作のオリ闇キャラ。二つ名は【失われた夢】。黒髪ロングに青い目、平均的な身長に大人しく清楚な見た目をしている。やはりヒロインなのか?そこはかとなくフローラルな香り。夏でも長袖、ロングスカートに手袋をしている。その理由は貴族の奴隷として買われ、麗しい見た目に嗜虐心がそそられた貴族から様々な虐待を受けつづけて体にたくさんの傷を持つためである。彼女はそこから逃げ出して来たところを闇派閥に拾われた。レベルは4で、専門の後衛として氷の魔法と回復魔法を所有している。周りの人間よりレベルが低いために、小間使い的な扱いを受けている。高速詠唱が使用可能。

 

リュー・リオン・・・みんなご存知リューさん。ひどい目に遭いそうな予感。もう、マジ勘弁してよ~。

 

デルフ、アレン、ビル・・・デルフをリーダーとしたガネーシャファミリアのオリ三人組。レベルは4二人と3一人。普通に良い人たち。

 

レイド・・・拙作のオリ闇キャラ。主人公を拾った存在。浮動派の人間で典型的なゲス人間。皆様のヘイトをその一身に集めそうな予感がしております。もしくは特に集めないかも知れません。そんなの展開次第ですよね。現時点では特に何も考えておりません。もしかしたらヘイトが主人公に集まるかもしれませんし、作者がヘイトを集めるかもしれません。果たしてどうなるのか!?主人公が復讐派でそこそこ重宝されているため、雑魚にも関わらず調子に乗っている。しかし主人公は別に彼のことを何とも思っていない。

 

住居・・・ダンジョンの22階層に、彼らはこっそりと住み着いている。広間と個室と牢屋が存在している。広間にはソファーがあり、個室には生活に必要なものが揃っている。用心深いカロンの提案により、念のために出入口は三つ存在する。なぜダンジョンにそんなものが存在しているのかは、作者にもわかりません。ここは突っ込まないで下さい。ダンジョンは世界の不思議。

 

開始時の主人公のステータス

レベル3

力 H126

耐久 C678

速度 H123

器用 E432

魔力 I90

耐痛覚 D

耐異常 E

魔法

ホールド

・即詠唱魔法

・魔法の縄で対象を拘束する。

スキル

【悪魔誘惑】

・発言によって相手の心を揺さぶる。

 

あらすじ

 

 ここは世界で最も熱狂する都市、迷宮都市オラリオ。華やかに繁栄する光の影にはつねに闇が存在する。

 

 流れの商人一家として、過ぎ行く日々を過ごしていた背の高い子供、カロン。彼はある日金品目当てに襲い掛かってきた盗賊に家族を殺されて、命からがら近くに存在した迷宮都市オラリオへと逃げ込むことになる。行く先に宛ても金もないカロンは、ダイダロス通りで身なりの汚いレイドという名の男に拾われ、食事をおごられる。そしてその男に連れていかれた先で出会った、ハンニバルという名の年上の男と意気投合する。彼らは共に子供にも関わらず、親が存在しないという共通点があった。ハンニバルは冒険者で、自分はレベル4だと言った。彼は、体の大きいカロンを気に入り、見込んでいた。行く宛てのないカロンは、若いにも関わらず実力を持つハンニバルに誘われて彼の所属する組織に入ることとなった。カロンはハンニバルに気に入られ、彼に連れられてステータスを鍛えあげた。

 

 そして月日が経った。

 

 彼らは、怪物祭の直前に、ガネーシャファミリアに対する大規模な襲撃を行った。そしてそれから一週間も立たないうちに、カロンはハンニバルより変な情報を聞かされる。


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