魔法先生ネギま英雄達の軌跡   作:双龍

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かなりいいペースで投稿出来ました、UQのアニメの方もやはり作画に違和感がありましたが、最初にネギまのキャラが出てきてかなり懐かしかったですね、ただネギまの声優さんの中には引退なさった方もいらっしゃるので全員出すのは無理でしょうね、特に千雨は出てきてほしかったです、長くなりましたがそれでは5話をお楽しみ下さい。


5話

龍斗が寮を飛び出し現場に向かって走っているとき携帯に着信が入った。

 

「もしもし、ああ刀子君か」

「今凄い気と気がぶつかり合うのを感じました、龍斗さんは今どこですか」

「僕も今現場に向かってるよ」

「それにこの気はまさか」

「君の考えてるとおりの男だよ」

「そうですか・・・分かりました現場でお会いしましょう」

 

刀子が携帯の通話を切ると龍斗は速度を上げた。

そして恭輔が刹那の治療を終えたところで二人が現場に到着した。

 

「よう恭輔」

「龍斗それに刀子か?」

「お久しぶりです師匠」

 

恭輔は刀子に近づくと頭を撫でた。

 

「でかくなったな」

「子供扱いはやめてください!」

 

刀子は恭輔の手を払いのけたが、恭輔は笑いながらまた刀子の頭を撫でた、刀子はもう言っても無駄だろうと思い今度は手を払わなかった、そんな二人から龍斗は裕奈に目を向けた。

 

「先生いったいこれはどうなってるんですか」

 

裕奈は龍斗に詰め寄った。

 

「裕奈君・・・すまない巻き込んでしまって」

 

(明石君の心配していた事が現実になるとは、仕方ないな)

 

龍斗は裕奈に魔法の事を話すことを決意した。

 

「裕奈君、君の両親は魔法使いなんだ」

「魔法使い?そんなお父さんが魔法使いなんて信じられないよ」

「だがホントの事だ、それで君のお母さんの夕子君は僕の弟子だった」

「お母さんも魔法使い」

 

裕奈は俯いて声がだんだん小さくなった。

 

「裕奈!!」

 

すると刀子から連絡を受けて明石教授が現実に着いて裕奈に駆け寄った。

 

「お父さん」

「裕奈怪我はないかい」

「うん大丈夫、お父さん魔法使いってほんとなの」

 

裕奈はおそるおそる父に聞いた。

 

「ああ本当だお母さんも魔法使いだった、裕奈明日学校が休みだろ全て話すから家に帰ろう、それで今日はゆっくり寝なさい」

「すみません龍斗さん同室の子には裕奈は家に居ると言っておいてください、後恭輔さんも裕奈を守ってもらってありがとうございます」

 

明石は龍斗と恭輔にそう言うと裕奈を連れて帰っていった。

 

「思い通りにはいかないな龍斗」

「ああ・・・そうだ刹那君は大丈夫だろうな」

「あの程度の傷なら俺の回復魔法で十分だ、ところで龍斗お前が俺を呼んだのはこの刹那の為だな」

「ああ、そうだ」

「あの龍斗先生、木梨さんとはどのような関係なんですか?」

 

刹那が龍斗に言った。

 

「僕と恭輔は同じチームの仲間さ、悠久の風は知ってるだろ」

「魔法使いが集まっている団体ですよね」

「そう、僕は悠久の風で悠楽の翼というチームを作ったんだ恭輔はその仲間、君の為にこいつを呼んだんだ」

「私の為?どういうことですか」

「簡単な話だ俺にお前を鍛えさせる気なんだこいつは」

 

恭輔が話に入って刹那の目を見た。

 

「木乃香守りたいんだろ?それにこれは詠春からも頼まれたことだ」

「長が私の為に」

「刹那強くなりたいのでしょう、なら恭輔さんに弟子入りした方がいいわ」

 

刹那は刀子の事を尊敬していて麻帆良に来た時に色々なことを教えてもらっていた、その尊敬している刀子の言葉が迷っていた刹那の肩を押した。

 

「私はお嬢様の為に強くなりたい、お願いします恭輔さん私をどうか弟子にしてください」

 

刹那は土下座をして恭輔に頼んだ。

 

「ああ、元からそのつもりだ、そうだそれと詠春から聞いたが刹那、お前木乃香とぜんぜん接してないそうだな」

「え?あ、はい私などが言葉をかけるのもおそれ多い方ですから」

「刹那お前は何で木乃香の護衛に抜擢されたと思う、はっきり言おうお前よりも強いやつはこの麻帆良にはごろごろいるはずだ、だがお前はそいつらを差し置いて護衛になった、それは木乃香の心まで守れと詠春はお前に言いたかったんだよ、この修行が終わったらお前はまた一段上の強さを手に入れる、帰ってきたら木乃香と話をしてみろ、いいな」

 

恭輔は最初は厳しい口調だったが最後は優しい口調で刹那に言うと刹那少し考え恭輔の目を力強く見て頷いた。

 

「よし、おい龍斗、メールに書いてあったが修学旅行、京都なんだろ」

「ああ、一週間後だな」

「そうか・・・悪いが一週間後の修学旅行まで刹那の面倒は俺が見る、学校の方に上手く言っておいてくれ」

「分かった、手をうっておこう」

 

恭輔はそう言うと刹那の肩に手をのせたすると二人は一瞬で消えた。

 

「さてネギ君に何て言うかな、刀子君そいつの事は任せていいかな?」

「構いませんよ多分もうすぐ」

 

刀子が言い終わる前にスーツと真夜中なのにサングラスをかけた魔法先生の一人の神多羅木が男を連行する為にやって来た。

 

「やあ、神多羅木君」

「龍さんお久しぶりです」

「あら親しいの?」

「ああ、君は恭輔の弟子だろう、神多羅木君は俺の弟子なんだ」

「え!?そうなの」

「ああ、だから俺は風の魔法を使うんだ、龍さんが一番得意な魔法が風だからな」

 

神多羅木は若い頃龍斗に弟子入りし魔法を教わった、また龍斗も神多羅木を気に入り熱心に魔法を教えていた。

 

「神多羅木君なら任せて大丈夫そうだね」

「ええ大丈夫ですよ」

 

それを聞くと龍斗は神多羅木にこの場を任せて消えた、その場を遠くから見つめる一人の少年がいた。

 

「あの人たちが出て来るのは想定外だったな」

「想定外の事が起きるものだよ、人生は」

 

後ろから聞こえる声に驚いき少年が後ろを振り向くとそこには龍斗が笑いながら立っていた。

 

「ちょっとあなた相手に気を抜きすぎてたようだね」

「そのようだね」

「さあ、朱神龍斗僕をどうする?」

「うーん、君の体が本物だったら捕まえるところだけど、思念体じゃあねどうせ君も何も出来ないしこのまま消えてくれると嬉しいね」

「まあ、用は済んだからね、京都で待ってるよ」

 

そう言い残すと少年は姿を消した。

 

「やれやれアーウェルンクスか、厄介なのが出てきたね」

 

龍斗はそう呟くとその場から消えた。

 

 

 




フェイトを出してみました、そういえばUQにもフェイト出るんじゃなかったかな楽しみですそれではまた6話でお会いしましょう。感想と評価お待ちしています。

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