ネギたちが寮に帰るともう登校時間が迫っており急いでご飯と着替えをすませて学校に向かった、その日の放課後ネギは世界樹の近くの野原に古菲やアスナ 刹那 木乃香更にはまき絵を加えた六人が集まりネギと古菲は拳法のアスナと刹那は剣術のまき絵は新体操の練習を始めた、思い思いの練習をしている中古菲とネギはスパーリングを始めていた。
「いいアルかネギ坊主、茶々丸はかなり強いアル生半可な攻撃は自分の足を引っ張るアルよ」
「はい!!」
たがネギは古菲の中国拳法の前に手も足も出ずに負けてしまった、すると龍斗が学園の方から歩いてきた。
「よおネギ君やってるな」
「龍斗、まだまだだよ」
「そうだ!!、龍さんネギ坊主の練習相手になってくれないアルか?」
「ああ構わないよ、そのつもりで来たしね」
「ネギ坊主、龍さんは茶々丸よりももっと上の達人アル、戦えば見えるものもきっとあると思うアルよ」
「分かりました、龍斗よろしくお願いします」
「いい返事だ」
龍斗は少しネギから距離をとると拳を構えた。
「さあネギくんやろうか」
「うん!!」
「ルールは茶々丸君の時と同じ一撃でも僕に当てれば良しということにしよう」
「分かった」
「二人とも用意はいいアルか?」
「ああ」
「はい」
「それでは勝負始め!!」
古菲の合図で先に動いたのはネギだった、ネギは一瞬で龍斗の懐に入り正拳突きを決めようとした、だが龍斗はネギの正拳突きを受けるすんでのところで体を回転させて避けた。
「な!?」
「甘いよネギ君、八極拳転身胯打!!」
「うわぁ!!」
龍斗は体を回転させてネギを裏拳で吹き飛ばした。
「中国拳法・・・龍さんも使えたアルか?」
「ああ君の師匠になる人から教わったんだ、さあ立てネギ君」
「くっ、ラステル マスキル マギステル 契約執行 90秒間 ネギスプリングフィールド」
(自己流の魔力供給か)
ネギは自分の体に魔力を供給すると今まで以上のスピードとパワーで龍斗に連続でパンチを打った、だが龍斗は全ての攻撃を受け止めて見せた。
「乱暴な攻撃、そんなんじゃ当たんないよ!」
龍斗は近づいたネギを蹴りで飛ばしてまた距離を開かせた。
「じゃ今度は僕からいくよ」
龍斗は一瞬でネギの前に縮地法で移動してネギの腹を殴った。
「ぐは、一瞬で」
「縮地法だ」
ネギは足元から崩れ落ちて倒れた、そしてネギは意識をなくした。
「ネギ坊主!?」
「ちょっとやり過ぎたかな?」
「ぐっ、まだまだぁぁ」
龍斗がネギが気絶したと思い近づこうとしたその時ネギはふらふらになりながらも立ち上がった。
「ほう」
「ネギ坊主」
「龍斗、まだ僕は負けてないよ」
「いい根性だ、ネギ君」
それを草の影から見ている者たちがいた、アスナたちであるアスナたちは自分の修行が一段落するとネギの修行を見ようと近づくと龍斗との練習試合を目撃した、アスナたちは龍斗にボロボロにされていくネギをずっと見ていた。
「ネギ・・・」
「ねえアスナ、ネギ君はどうしてこんなにも頑張ってるの?」
「え?うーん私も詳しくは聞いたことないけど、ネギはお父さんを追いかけたいから頑張ってるって言うだけだから」
「お父さんを・・・」
「刹那さんもっと修行しよ」
「え?」
「ネギにだけ頑張らせやしないんだから」
「ふふ、はい分かりましたお付き合いしましょう」
「アタシももう一頑張りしようかな」
ネギがボロボロになりながらも立ち上がったのを見たアスナたちはまた各々の練習を始めた、そしてボロボロになったネギを休ませるために龍斗たちは一息ついていた。
「達人相手に長引かせるのは不利だ、油断させて奇襲するか、相手の初手を誘ってカウンターを当てるかのどちらかだ」
「古菲さんにも言われたけどそれしかないのかな?」
「いやもう一つだけあることはある、オススメはしないが」
「どんな?」
「まあ長引かせてしまう事もあるかもしれないからな、教えておくか、もし長引かせてしまった場合はどれだけ攻撃を受けても相手に一撃当てる隙が見えるまで耐える事だ」
「それはかなり厳しいアルよ」
「まあね」
「・・・・・」
「ネギ君これは最終手段にするんだいいね」
「うん、ありがとう」
「まあネギ坊主安心するアル、土曜まで私と龍さんでばっちり鍛えるアルよ」
「はい!!よろしくお願いします」
ネギは笑顔で答えて龍斗と古菲にお辞儀をして練習に戻った。
とりあえずこんな感じでまとめてみました、ようやく体が元に戻ったのでこれからどんどん執筆したいと思います、明日は恋姫の蜀だけじゃなく呉編も投稿しますのでお楽しみに、それではまた26話でお会いしましょう、感想、評価お待ちしています。