魔法先生ネギま英雄達の軌跡   作:双龍

18 / 30
明けましておめでとうございます新年最初の投稿はネギまからになります、今年もネギまをよろしくお願いします、それでは18話をお楽しみ下さい。


18話

「で、どうする?弟子になるか?」

「何故拙者を弟子に?」

「一つは龍斗から武闘四天王と言われている長瀬楓 古菲 龍宮真名 桜咲刹那を強くするために俺や恭輔が龍斗に呼ばれたんだ、因に龍宮真名はもう龍斗に弟子入りしているそして長瀬楓、君は俺が鍛えろと言われているんだ」

「なるほど龍さんの企みでござるか、しかし一つはと言うことは理由はいくつかあるのでは?」

「ああ、もう1つはお前の婆さんが俺の弟子で死ぬときにお前を頼むと言われたからだ」

 

楓は幼い頃に祖母を亡くし、その祖母を楓は慕っていた。

 

「そうでござるか、婆の師匠でござるか・・・拙者もぜひ弟子にさせてもらうでござる」

 

宗平はいつか見た弟子の姿が楓と重なって見え宗平はフッと笑うと楓と握手をして楓を弟子にした、宗平が現れた頃龍斗と小太郎は相対してから動こうとはしなかった。

 

「さあ小太郎君来い、俺が相手をしよう」

 

(圧倒的な実力差や長期戦は不利やななら)

 

小太郎は龍斗の目線から消えると龍斗の懐に入り拳を決めようとしたが、龍斗はそれを読んでおり拳を掴んで防いだ。

 

「瞬動術か、中々キレもいいね」

「はっ、楽々防いどいてよう言うな!」

 

小太郎は龍斗の手をほどいてジャンプして右の蹴りを当てようとしたがそれも防がれ小太郎は距離をとった。

 

「ならこれでどうや!!」

 

小太郎は印を結と分身を六体出した。

 

「分身いや影分身か?だがそれだけでは僕は倒せないよ」

「これだけやないで、犬神!!」

 

六体の分身全てが六匹の犬神を出して36匹の犬神と六人の小太郎が龍斗に向かって来た。

 

「なるほど手数を増やして攻撃か、シンプルだが効果的だ、だが!!」

 

龍斗は全ての小太郎の攻撃をいなし犬神も消そうとした、いなそうと小太郎の分身に手をかけようとしたその時、突如犬神が龍斗の足に巻き付いて動きを封じた。

 

「もろたで、犬神流狼牙双掌打!!」

 

すると後から小太郎が圧縮した気を龍斗に当てると、土煙が舞い二人の身体が隠れた、煙が晴れると吹き飛ばされているはずの龍斗が目の前に立っていた。

 

「なっ!?アホなあれくろうて吹き飛ばんわけが」

「中々の攻撃だったよ、犬神を使って僕の動きを封じたのも見事だった、僕じゃなかったら今の攻撃で終わっていただろう、だが相手が悪かったね、風神拳!!」

「ぐはっ」

 

龍斗は唖然としている小太郎の頭を風を纏った拳で殴った、小太郎は意識を手放し気絶した、そして少したつと小太郎は目を覚まし龍斗は自分の目の前で石に座りながら煙草を吸っていた。

 

「お、起きたかい」

「俺を縛らなくてもええんか?」

「別に構わないよ」

 

すると小太郎は龍斗の余裕を見て敵わない男だと思った。

 

「敵わんなあんたには」

「ん、なにがだい?」

「実力もそうやが、あんたあの姉ちゃんたちを先に行かせてから俺から一回も目をはずしてないやろ、心配やないんか?」

「ああ、ネギ君は言ったことは守る男だからね、心配はしていない、それに命を懸けて挑んでくる男から目を離すのは失礼だろ」

「!?、何処までも敵わんな」

 

すると儀式の場から大きな鬼が現れ小太郎はビックリして立ち上がった、それは離れている者たちにも見えるほどの鬼だった。

 

「あ、あれがスクナか!?」

「そう、リョウメンスクナノカミ飛騨の大鬼神だ」

「ええんか助けにいかんで!?ネギの奴殺られてまうで」

「大丈夫、その事もちゃんと手をうってある、さてそろそろネギ君の所に行くとするか、君はどうする?逃げるかいそれとも一緒に来るかい?」

「一緒に行くわ」

 

龍斗と小太郎は二人でネギの元に向かおうとしたその時、鬼たちと戦っていた恭輔たちや宗平たちも合流し揃ってネギの元に向かった、儀式の場着くとそこでは登校地獄を宗平に頼み呪いから一時的に解放されたエヴァと茶々丸さらにアスナと刹那そして千草から解放された木乃香がネギを抱き抱えていた。

 

「無事、じゃなさそうだね」

「龍さん!!ネギが」

 

龍斗がネギの様子を見ると強い石化の魔法がかかっていた。

 

(強い魔法だこんなことが出来るのはフェイトだな、ネギ君の魔法抵抗力が強いから石化の進みが遅い、このままでは窒息してしまう)

 

「龍さんどうにかならないの?エヴァちゃんは治癒魔法が苦手だって」

「僕でも解けるが時間がかかってしまう、窒息したら終わりだ」

 

すると木乃香が龍斗に寄ってきた。

 

「なあ龍さん、うちネギ君とキスしてもええ?」

「木乃香!?あんたこの非常時にそんなこと」

「ううん違うんやアスナパ、パクティオーとかいうやつや」

「確かに君の魔法の力があれば助かるかもしれない、だがそれは危険な世界に身を投じる事になる、それでもいいかい?」

「うち今日はこんなにも沢山のクラスメイトに助けてもろて、ネギ君は命までかけてくれた、うちに出来るのはこれくらいしかないから・・・」

「いい目だ分かった、カモ君魔方陣を頼む」

 

するとカモは契約の魔方陣を急いで書き、そしてその魔方陣の真ん中に木乃香とネギをそして他のものたちは木乃香たちを囲むようにして契約の成功を祈った。

 

「ネギ君、しっかりしいや」

 

木乃香は優しい声でそう言うとネギと仮契約を結んだ、すると石化の魔法が解けてネギが目を覚ました。

 

「こ、木乃香さん無事だったんですね」

 

ネギが目を覚ましたことをみんなが喜びネギはゆっくりと起き上がった。

 

「やあ、ネギ君よく頑張ったね」

「龍斗・・・でもエヴァンジェリンさんに助けてもらっちゃったけど」

「それでもよくやったよ」

 

龍斗は優しくネギの頭を撫でた。

 

「しかしエヴァお前の登校地獄は強力だな、まさか呪い解除の専門家の宗平でも完全には解けないとは思わなかったな」

「全くだ、それもこれもあいつがバカデカい魔力で無茶な呪いをかけるからだ」

 

エヴァが悪態をつくと龍斗は思い出したように恭輔たちを紹介した。

 

「そうだ、この二人を紹介しておこう」

 

すると恭輔と宗平がゆっくりと前に出てきた。

 

「初めまして木梨恭輔だ、龍斗の仲間で刹那の師匠と今度から魔帆良で国語の教師も勤める、よろしくな」

「僕は佐藤宗平、同じく龍斗の仲間で楓の師匠を務める事になった、よろしく」

 

二人は手を差し出した。

 

「は、はいお二人ともよろしくお願いします」

 

ネギは差し出された手を順番に握り握手をした。

 

 

 

 

 

 

 




やっと京都編のバトルが全部終わりました、ヘルマンとの勝負をどうしようか頭を抱えていますよ(笑)それではまた19話でお会いしましょう、感想評価お待ちしています。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。