魔法先生ネギま英雄達の軌跡   作:双龍

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今年最後のネギまの投稿です、早いもので今年も後二日で終わりです早かったなぁ~、そして知らない間にネギまも一万UA突破しました感謝しきれない気持ちです、それでは17話をお楽しみ下さい。


17話

「あーあ逃がしてしまいましたわ、まあ、神鳴流の伝説と戦えるんやからよしとしましょか」

 

月詠は剣を構えて恭輔の前に立った、恭輔も黙って剣を構え両者は何度か斬り結んだ後、つばぜり合った。

 

「お前魔帆良で刹那たちを襲った奴だろ?御子神だったか、女だったんだな」

「うちの変装バレてたんですか~?」

「魔帆良で斬ったときに違和感はあった」

 

話が終わるとつばぜり合いをやめお互い距離をとった。

 

「さーてほなら行かせてもらいますわ~」

 

月詠はそう言うと一瞬で恭輔の懐に入った。

 

「二刀五月雨斬り!」

 

月詠は二刀の刀で連続で恭輔を斬り刻もうとしたが恭輔は全ての斬撃を刀で受け流し、月詠はまた距離をとった。

 

「今の斬撃を受け流すとは、伝説は伊達やありませんな~」

「そうか?俺はお前の腕前にがっかりしたけどな」

 

恭輔がそう言うと月詠の右腕から血が出た。

 

「ありゃ、さっき受け流すと同時にうちに分からないように斬ったんですか~?」

 

月詠は右腕から流れる血を見た後、ニヤリと笑うと眼の色を変えて恭輔に斬りかかりまたつばぜり合った。

 

「なるほど、それが本当のお前か」

「いえ違いますぅ~さっきのもこれもれっきとしたうちですぅ~」

「やれやれたいした後輩だな、ならこっちも一気に終わらせるとするか」

 

恭輔はそう言うと懐から自分の絵が書いてあるパクティオーカードを出した。

 

「本気を出してくれるんは嬉しいけどこんな楽しい事、一気に終わらせられるのは困りますなぁ~」

「いや、一気に終わるよ桜花乱舞」

 

恭輔は自分の刀から桜色の気を放出して月詠を吹き飛ばしたが月詠はヒラリと受身をとり着地した。

 

「来たれ」

 

恭輔の、パクティオーカードが光ると刹那の夕凪とよく似た刀にカードが変わった、恭輔はさっきまで使っていた剣をしまうと、代わりに鞘に納められていた刀を抜いた、するとその剣の刀身には炎が纏われた。

 

「炎神の剣」

「それが伝説の神の剣ですか、龍斗はんのとはかなり違いますな」

 

月詠の言葉などおかまえ無しに恭輔は一瞬で月詠の懐に入った。

 

(しまった!?)

 

「遅い、神鳴流奥義百烈桜火斬!!」

 

恭輔は炎を纏った刀で回転斬りを放った、そして吹き飛ばした月詠の落下点に素早く移動した。

 

(あかん、受身もとれん)

 

受身もとれずに月詠は恭輔の待つ落下点に落ちてきた。

 

「神鳴流秘剣、桜火五月雨斬り!!」

 

恭輔は落下点に落ちてきた月詠を最初月詠が放った技で斬り、月詠は血を出しながら地面に倒れた。

 

「ぐはっ」

 

恭輔は何も言わずに剣を鞘に納めた、それを鬼と戦いながら真名と古菲はしっかり見ていた。

 

(あれが木梨恭輔の実力か)

 

(凄まじい剣さばきだたアル)

 

「さあどうする月詠」

 

月詠は呼吸は乱れていたがニヤリと笑っていた。

 

「楽しい勝負でしたわ~でも残念やな」

 

月詠がそう言うと月詠のからだが光った。

 

「神鳴流の伝説と戦えてうちもまんぞくですわぁ、刹那先輩にもよろしゅうお伝えください~」

 

月詠はそう言い残すと消えていった。

 

「まああの適度で死ぬ様な奴じゃないな、刹那に気をつける様に言っておくか」

 

恭輔はそう言うと真名たちが戦っている方へ加勢に向かった、所変わり楓は明斎と戦おうとしていた。

 

「俺は伊賀上忍篠塚明斎」

「拙者は甲賀中忍長瀬楓」

「「いざ参る」」

 

両者が更に距離をとると、先に動きを見せたのは明斎だった。

 

「水遁 水龍弾の術」

 

明斎が印を結と水で作られた龍が現れ楓に直撃した。

 

「くっ」

 

楓は吹き飛ばされたが素早く受身をとると楓は大きな手裏剣を地を這う様に明斎に向かって投げた。

 

「無駄だ」

 

明斎は飛んで交わすと投げられた手裏剣が突如楓に変わり後からクナイを楓は投げた。

 

(影風車の術かなかなかやるな、だが)

 

明斎にクナイが当たったその時、明斎は木を変わり身にすることで交わし、楓の前から消えた。

 

「いったい何処に!?・・・下か!!」

 

楓は明斎を探して辺りを見回していた、すると地面の下から手が急に出てきたが楓はすんでのところで飛んで交わした。

 

(土遁まで使えるとは)

 

楓がそう考えていると木上から明斎が手に雷を纏って楓に迫った。

 

(しまった!?)

 

「千鳥、空中では身動きがとれまい、!?」

 

楓に攻撃が当たろうとした瞬間目の前に男が現れ明斎の攻撃をいなして蹴り飛ばした、すると男は楓を抱き寄せて地面に降りた。

 

「何者だ!!」

「千鳥か、そんな術女子供にしていい術じゃないなー」

 

その男は楓を守るように立つと月明かりが男の顔を照らした。

 

「お、お前は!?甲賀忍頭佐藤宗平」

 

(!?あの方が伝説の忍と謳われた宗平殿)

 

「すまんな」

「えっ?」

「龍斗に言われてすぐ助けに来るはずだったんだが、事情があってな遅れてしまった」

「いえ」

 

宗平は楓をチラッと見て微笑むと明斎の方を見た。

 

「篠塚明斎だな、名前は聞いていたが会うのは初めてだな」

「ほう、忍の神に俺の名前を知ってもらえていたとは光栄だな」

「まあそんなことはどうでもいい、始めるとするか」

 

宗平の言葉を聞いてい明斎は身構えた、すると明斎の足元から回転がかかった水が四方向から明斎の足を狙った、だが明斎はすんでのところで飛んで交わした。

 

(水牙弾かそれにしても印が見えなかった)

 

明斎が飛ぶとその上には宗平が待ち構えており、肺を膨らませて何かを吹き出そうとしていた。

 

「火遁 業火滅却」

「くっ、水遁 水龍弾!!」

 

明斎は自分に迫る業火を打ち消し地面に着地した、すると明斎は身体に違和感を感じた。

 

(何だ?身体がうまく動かない)

 

「忍法影縛りの術」

 

明斎は声のした後ろを振り替えると、自分の影に何か別の影が入り込み、その影の先を見ると宗平が立っていた。

 

「どうだ何をしたか分かったか?」

「分身でやった影縛りの術程度で俺を縛れると思うなよ」

 

明斎は自分の気を放出して力づくで術を破ろうとした。

 

「思ってはないさただ、少し動けなくなればそれで良かったんだ」

 

すると右の草むらから手に圧縮して回転した風の塊を持った、宗平が明斎に迫っていた。

 

「!?」

「終わりだ、螺旋丸!!」

 

風の塊を明斎に当てると明斎は空の彼方へ飛んでいった、そして宗平は楓の方へ歩いてきた。

 

「大きな怪我はなさそうだな」

「流石忍の神でござるな、分身で放った水遁と火遁であれだけの威力とは」

「ほう、分身で放ったと気づくとは君も流石だな、しかしその年で中忍とは凄い才能だな」

「いやーそれほどでもないでござるが」

「そうだものは相談だがどうだい、俺の弟子になってみないか?」

「!?」

 

宗平の突然の提案に流石の楓も驚きを隠せなかった。

 

 

 

 

 

 

 




今年最後のネギまが終わりました、多分後二話ぐらいで京都編は終わると思います、それでは魔法先生ネギま英雄達の軌跡を読んでくださってありがとうございました、来年もよろしくお願いします、それではまた18話でお会いしましょう、感想評価お待ちしています。

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