魔法先生ネギま英雄達の軌跡   作:双龍

13 / 30
いやー仕事が忙しく投稿するのを忘れていました、申し訳ございません、それでは13話をお楽しみ下さい。


13話

ネギたちがのどかたちと一緒に自由行動している中、龍斗はある男に会うため京都の鞍馬山に来ていた。

 

「全く、会いに行くにも一苦労するような所にいるなよな」

 

龍斗が山道を進むと開けた場所に出た。

 

「ここら辺に居るな、おーい宗平!」

 

龍斗が呼ぶと上から一人の男が降りてきた。

 

「よう、龍斗久しぶりだな」

「宗平、お前もう少し分かりやすいところに居ろよ、それに魔帆良に集まってくれって言ったろ」

「すまんすまん、少し修業してから行こうと思ったら熱中しちゃってついな」

 

この男佐藤宗平は龍斗の仲間の一人であり、龍斗はある理由から宗平を魔帆良に呼んでいた、そして龍斗は今まで修学旅行であったことなどをかいつまんで話した。

 

「篠塚明斎ねえ伊賀で天才とか言われてる奴だったかな、そんな奴まで出てきてるか」

「そこでお前に頼みがあるんだ」

 

龍斗は宗平にある頼み事をしてその場を後にした、龍斗は次に学園長に電話をした。

 

「もしもし、学園長ですか?お願いしたいことがあるんですが」

 

龍斗は学園長に頼み事をすると次の目的地へ向かった、龍斗が目的地に着くと一人の男が龍斗を出迎えた。

 

「久しぶりだな龍斗」

「そうだな詠春」

 

龍斗の目的地は関西呪術協会の総本山でもある木乃香の実家に足を運んだ。

 

「ここに来た用件は他でもない木乃香君の事についてだ」

「ここではなんだ、私の部屋に来てくれ」

 

龍斗は詠春の部屋について行き出されたお茶を少し飲んで話を続けた。

 

「木乃香君の魔力の事もあるしこれ以上彼女に隠し続けるのには無理があるぞ」

「ああ・・・近いうちに話そうと思っている」

「そうか」

「そういえばナギの息子はどうだ?」

「ネギ君か?魔法使いとしての才能そして人格もかなりのものだこれからが楽しみな逸材だな、後は良い師がいればな」

「お前が教えてやれば良いじゃないか?」

「ん?俺か、ダメだ俺はいつか彼と戦ってみたいからな」

「またお前の悪い癖が出たんだな?」

 

二人は笑いながら話を続けた、そして夜も暮れたので龍斗はホテルに帰って来た、帰って来た龍斗が見たものはネギを筆頭にあやか 千雨 裕奈 まき絵 楓 古菲 のどか 夕映 風香 史香の11人がロビーで正座させられていた光景だった。

 

「いったいこれは?」

「実はね龍さん」

 

龍斗が唖然としていると近くにいたアスナが今日あったことを話した、自由行動の時にのどかがネギに告白しそれを生徒たちに調べてほしいと頼まれた朝倉和美に魔法の事がバレてしまい、そしてカモと和美の企みでネギとのキスで仮契約者を増やすためにラブラブキッス大作戦なる悪巧みをしていた事をすべて話した。

 

「和美君にバレたのは運がなかったね~で仮契約はどうなったんだい?」

 

龍斗がアスナにボコられたカモに聞いた。

 

「へえ旦那、一人宮崎の嬢ちゃんと契約が成立しやした」

 

(こ、このアーティファクトは・・・のどかくんは巻き込みたくなかったが仕方ないな)

 

龍斗はのどかのアーティファクトを見つめてため息をついた。

 

「さあそろそろ彼女たちを何とかしようかな」

 

龍斗はネギたちを助けるために新田先生の所に向かった。

 

「今晩は新田先生、うちの生徒が何かやらかしましたか?」

「これは龍斗先生、全く消灯時間を過ぎているというのにこの子たちは出歩いて、それだけでも許しがたいのに私に悪戯までしたので罰として正座をさせています」

「やれやれ、こら君たち修学旅行でうかれるのも分かるが人に迷惑をかけちゃダメだよ」

 

龍斗に怒られて皆がシュンとなった。

 

「新田先生、皆も反省しているようですし折角の修学旅行、明日もありますどうか僕に免じて許してやってください」

「しかし」

「私にも若い頃はこんなことをした覚えがありますし、お願いしますよ新田先生」

「分かりました・・・お前たちも反省するんだぞ、部屋に帰ってよろしい」

 

龍斗の取り成しもあり朝まで正座をする事がなくなった生徒たちは新田に謝り龍斗にお礼を言って解散し二日目が終わった、そして三日目の朝ラブラブキッス大作戦の優勝者であるのどかにカードの複製を渡した、そして龍斗はネギ、アスナ刹那の三人を集めた。

 

「昨日はありがとう龍斗、助かったよ」

「それはいいがネギ君、のどか君には魔法の事を教えた方がいいと思うよ」

「な、なんで?」

「のどか君のアーティファクトはいどのえにっきと言って読心の本なんだ」

「読心の本?」

「つまり彼女は相手の名前さえ分かればその人物の心が読めるんだよ、このアーティファクトはマスターピースとも呼ばれるレア中のレアだ」

「心を読める?まじかよ旦那!!」

 

ネギたちとの話にカモが突然口を挟んだ。

 

「ああ」

「でもそれならなおさらのどかさんは巻き込まない方がいいんじゃ」

「あのアーティファクトが悪用されたら危険だ、だからこそ力の使い方を彼女に教えておくべきだと僕は思う」

 

ネギは自分の大事な生徒であるのどかを巻き込んだことに深く落ち込んだ。

 

「だがなネギ君、言い方によってはすごい力を得たんだ悲観する必要はないよ」

 

するとネギの後ろから人の足音が聞こえ、三人は振り返った、振り返るとそこにはのどかが立っていた。

 

「あのー、龍斗先生に呼ばれて来たんですけど・・・お邪魔ですか?」

「いやいやのどか君ちょうど良いところに来てくれた」

 

龍斗はネギに目でのどかに伝える事を言うとネギもコクりと頷いた、龍斗はそれを見るとのどかに魔法の事を話し、彼女のアーティファクトの使い方を教えた。

 

「と、言う訳なんだが分かったかい、のどか君?」

「本当に龍斗先生やネギ先生は魔法使いなんですか?」

「そうだよ、ほら!」

「ラステル マスキル マギステル 火よ灯れ」

 

龍斗は手のひらから風を出し、ネギは杖に火を灯した。

 

「うわぁ、それで私もこのカードを使えば何か出来るんですか?」

「僕の名前を言って来たれと言ってごらん」

「朱神龍斗、来たれ」

 

のどかのカードが光るとカードが一冊の本に変わった。

 

「本ですか?何の本だろう」

 

のどかが本を開くとそこには龍斗の絵と(このように人の心が読めるんだよ)という文字が書いてあった、のどかの能力に龍斗以外のものたち全員が驚いた。




龍斗が修学旅行の最終決戦に向けて着々と準備を進めていますなので少し謎が残る内容ですがちゃんと解明するのでご期待下さいそれではまた14話でお会いしましょう、感想評価お待ちしています。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。