ということで2話目投稿じゃい!
ちなみにシミュレーターの方です、シミュレーター面白いですよね
それではどうぞ
いきなりだが言わせてもらおう、どうしてこうなった
「はむはむ」
「腕食っても美味しくないと思うよ?てかその体制で噛みついてて辛くないの?」
僕の腕……あ、違った、僕の前足は金髪の赤いリボンを着けた女の子、ルーミアによって口の中に消えている。
消えていると言うよりはみ出している、説明が下手でごめんよ、何しろ目覚めていきなりルーミアに前足を噛まれてたものだから僕もどう言っていいのか分からないんだ
「それより君、僕の前足は本当に美味しくないから噛まない方がいいよ?」
「はむ………ん~、確かに味がない……うぅ~、お腹減った~」
それは失礼ではないだろうか?まぁ確かに味はないだろうけど。
でもいきなり噛みついてきたの君の方じゃね?
「お腹減った~………」
「朝なにも食べてないの?」
「うん……」
なんで食べてないんだよ、親は何してるんだ………………そういえばルーミアに親いたっけ?
「仕方ない、僕が餌を持ってくるからここで待ってな」
「うぅ~、わかった~……」
よし、いたず………少女を満足させるために極上の餌を持ってきてやろうじゃないか
─人里─
「な、なんだこのヤギ!?」
「キャァァ!?今日の晩飯がぁぁ!」
ヤバイヤバイ、ついついいたずらをしてしまった 。
く、それにしてもなんで僕がこんな目に
1・人里の子供が近寄ってくる
2・勝手に角をわしづかみにして来たのでとりあえずど
つく
3・逃げてる最中に店のものや買い物客の持ち物を強奪
………あれ?これ僕のせいじゃね?
「そこのヤギ!止まれ!」
目の前に突然銀髪のけしからんボディをもつ女性が立ちはだかる、上白沢慧音だ。
だがアメェ、砂糖のたくさん乗ったショートケーキよりアメェよ……それに僕の辞書に止まると言う言葉なんて存在しないんだから。
それに……女性がそんないい体をしてるのに走っちゃダメだよ
「お姉さん」
「さぁ……おとなしくして───」
「そんなに走ると揺れるよ?」
「揺れる?何を言っ………」
周りを見てみると男性人の10割が顔を赤くして慧音のある一部の部分を凝視する。
それに気づいたのか慧音が両手で隠す
「な、ななな!?///」
「それじゃサヨナラ~」
ふぅ、やっぱりいたずらはスリルを感じないとね!
その後無事ルーミアにご馳走を届けることができました。しかしまだまだ暴れ足りないのでとりあえず適当にぶらぶらしてみようと思っている。
…………そうだな、次はあのやたらと目に悪い赤をした建物、紅魔館によってみようか
─霧の湖─
「そこのしたベロだした生きもの!アタイと勝負しろ!」
「チ、チルノちゃんやめようよ」
なんだあの⑨は。
えっと………誰だっけあいつ
チルタリス……は違う、チルット?……もなんか違う、確か名前が『チ』で始まっていたはず…………いかん、思い出せない
「お前は誰だ、名を名乗れ」
「アタイか?アタイはこの世界の最強、湖の氷精チルノ様だ!」
「………土星?」
「ひょ、氷精です……えと、あなたは?」
「僕の名は…………世界一最強の無敵生命体、ヤギ之助だ」
「せ、世界一だと!?それに最強!?最強はアタイ一人だけだ!」
「よし、なら勝負だ。隣の妖精、審判頼むよ」
「え?は、はい!」
唐突に始まった決闘、お互い離れている
「それじゃこっちの番だ!」
チルノが突っ込んでくる、普通はかわすだろうけどあいにく僕は普通ではないんだ。
少し横にそれて自慢のしたベロでチルノを引っ張る。
すごいでしょこのベロ、頑張ると車も引っ張れるんだよ?
脱出しようともがくチルノを湖に向かってぶん投げる。
しかしただ投げるだけだと面白くないからジャイアントスイングで投げる。
少し勢いをつけすぎたのか紅魔館の窓ガラスにぶつかってしまう、これは僕のせいじゃない、変に軽いからチルノが悪いんだ。
その後チルノの横にいた妖精がペコペコと頭を下げてチルノのもとへ行った。
まぁついでだし、連れ戻しに行くか
─紅魔館・門前─
「……Zz…」
「初めてみた………鼻提灯出して寝てるやつ」
こいつの名前…………中国美鈴だっけ?いや、違うな………じゃあ何て言うんだったっけ……とりあえず挨拶するか
「どうもこんにちは」ガスッ
「わぁぁぁぁ!?」ヒュゥゥゥゥ………メリッ
しまった………このヤギの特徴的に頭下げる=頭突きになるんだった。
あ、さっきの女性がすごい早さで戻ってくる
「いきなりなんですか!寝てる相手に頭突きをするな……ん?ヤギ!?」
「先程は失礼しました、僕の名前は世界一の無敵生命体、ヤギ之助です」
「あ、どうもこれはご丁寧に………ハッ!?いやそれよりもなんでいきなり攻撃したんですか!」
「え?何でって……そりゃ」
「そりゃ……なんですか?」
「頭突きは挨拶でしょ?」
「違いますよ!?」
「それとここに氷精が降ってきませんでしたか?」
「氷精………湖の妖精チルノですね、先程窓ガラスが割れるような音がしたんですが」
「それ僕です」
「あなたですか!?」
この人リアクション面白いな、これは将来完璧なツッコミ役になるだろう。
それと今思い出したけど、この人紅美鈴だった
「て今はそれはどうでもいいんです、普通あそこまで吹っ飛びませんよね?いったい何者なんですか、場合によっては容赦しませんよ?」
「鼻提灯出して寝ていた奴に言われたかねえや」
「ファっ!?あ、いや、それは「また寝ていたのね」さ、咲夜さん!?」
「全く………こっちは忙しいと言うのに…………それで、その生き物は?」
「この生き物はヤギという草食動物です、なんでここにいるかはわかりませんが」
「こちらに頭⑨が降ってきたと思うんですが」
「降ってきたって………えぇ、降ってきたわ。今はお嬢様が罰ゲームでかき氷を作らせているけど」
かき氷か………そういえば腹へったな
「そのかき氷製造機なんだけど返してくれない?まだ勝負がついてないから」
「え、かき氷製造機!?」
さすが未来のツッコミ役、的確なツッコミありがとう
「それはできないわ」
「チッ、つまんねえの」
「………そういえばヤギって喋れましたっけ?」
「え、喋れないの?」
「普通はしゃべりませんよ!?」
「普通か、なら僕はそのカテゴリーには当てはまらない。僕自身が普通じゃないから」
「どこからどう見ても普通のヤギには見えませんから!あと、普通は頭突きしたくらいであそこまで飛ばせませんよ!?」
その後美鈴さんは寝ていたことに関して咲夜さんからこっぴどく叱られていた。
僕?なんかこの屋敷の主人が会いたいんだって、それで特別に入る許可を貰ったんだけど
「………」
「………」
迷った。
しかも目の前に頭と背中に悪魔の羽を生やした人と目があってしまった、その悪魔らしき人はさっきからチラチラとこっちを見るが近寄ってこない、僕が近寄ると離れる。
何がしたいんだろうね
(な、なんですかこの生き物は!?というかそこ退いてくださいよ!パチュリー様のところにいけないじゃないですか~!)
……?もしやここって………大図書館か!?
よし入ろう
「え、なんで扉開けてるんですか?ちょっと待って、待ってくださいお願いします!」
後ろから悪魔らしき人の声が聞こえる、だが断る!目の前に扉があったら迷わず入る!これRPGの基本だよ
「わぁーいわぁーい!」
なんかいろいろすっ飛ばした気がする、背中にはフランちゃんが乗っている。
何故乗せたかって?理由は簡単、そこにこの子がいたから。
一応言っておくが僕のせいではない、まぁ一番の理由は撫で方がうまいからだね、危うく寝てきそうになったよ。
それに可愛らしいじゃん、だけど角を弄るのはやめてもらいたい。
そして今は鬼ごっこ中である
「フラン!待ちなさい!!」
「やだ!」
「ついでに僕もやだ」
「誰もあんたに聞いてないわよ!!フラン、その得たいの知れない生き物から降りなさい!」
「やだったらやだ!ヤギさん、もっと早く!」
「よし、しっかり捕まっててくれ」
ガシャァァァン!
「っ!?フラァァァン!!」
ヤギシミュレーターの常識……それは
ストン
「へ?」
「………いやだからなんであんな高さから落ちなのに平気なんですか!?」
“そもそも常識にとらわれてはいけない”である
「去らば紅魔館、恐らくまた遊び………もとい荒らしに戻ってくるであろう」
「あまり変わってませんからね!?」
「だから待ちなさいよ!?咲夜!日傘持ってきて!」
「了解です!」
それからしばらくして捕縛された、フランちゃんは最後までわめいていたがまた遊びに来るからと伝えると泣き止んだ。
そして数週間後
「わぁーいわぁーい!」
「またあんたか!待ちなさい!!」
「僕の辞書に止まると待つと言う言葉は存在しない」
「すごくはた迷惑なやつね!フラン、いい加減にしないと怒るわよ!?」
「もう怒ってるじゃないか」
「うっさい!!」
「逃げるよヤギさん!」
「メェ~」
今日も幻想郷は平和である
「うぅ………アタイはいつまでこんなことをしなきゃいけないの!?」
あ、チルノ忘れてた
楽しんでいただけたでしょうか?
次回は東方projectの主人公と勘違い転生者と会わせます、面白おかしく書くつもりなのでよろしくお願いします
ではまた次回もお楽しみに