魔王降臨 暴虐の双角竜   作:丸いの

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2. 不可解な飛竜

 ほの暗い執務室の一角、無造作に積み上げられた書類の前で一人の男が一枚の報告書を見ながらため息をついた。

 

「正体不明の竜の出没……か。また随分と突飛な話が舞い込んだ物だ」

 

 彼は机の上に置かれていたまだ湯気の立っている紅茶を啜りつつ、報告書をパラリと一枚めくった。顔を顰めるその男の視線は、報告書に掛かれた荒唐無稽な内容へと向けられていた。とある冒険者が遭遇した、正体不明の竜種に関するもの。その竜はかの獰猛な火炎龍と戦い、一撃で下したと記載がされている。

 

 まるで冗談のような話だ、と彼は内心で一笑に付した。それもそのはず、まず前提条件の時点でおかしいのだ。遭遇したと自称する冒険者――ネイス・ウェインによれば、その竜は二脚のいわゆるワイバーンに分類される。

総じてワイバーンとは、ドラゴンと呼ばれる種族よりも体格は小さく、そして群れで生活しているはずなのだ。しかし彼の記載した"竜"とはそれに全く当てはまらない性質なのだ。

 体格が大型の矢倉を優に越しており、火炎龍を一撃で下した。その話だけで、伝説上の化け物に匹敵しうる代物だ。どう考えても既存のワイバーンのスペックをかなり、いや話にならない程に圧倒的に上回っている。そして大きさに至っては巨龍種とためを張る程だ。

 

 そして第二に、なぜこんな「化け物」という言葉に足を生やしたかのような存在が今更になって発見されるのか。彼がこの地に赴任されて以降、少なくともそんな竜が出没したなどと言う話は、噂をされることすらも無かったのだ。

 

 彼は考える。もしこの話が嘘ならばネイス・ウェインの階級を2ランク程下げれば良いだけの話だと。だが仮に嘘でなかったら、これは10年に一度あるかないかの大事件となる。そうなれば緊急に手配しなくてはならない。

 

「……仕方がない。私名義で調査依頼を出すか」

 

 情報は大事で、そしてどんな内容であれ報告書の情報は確かめる義務がある。虚実をはっきりさせないとまず足を踏み出す事すら出来ないのだから。無意識の内に彼は自分の尖った耳に手をやって無造作にかきむしった。面倒事が入った時の、何時もの癖だった。そして彼は1枚の紙を取り、ペンを走らせる。脇目で報告書の竜の説明を読み、その姿を空想しながら。

 

 

* * *

 

 

 今俺は相棒のイトと別れ、高級感溢れる会議室的なところの椅子に掛けている。ふっかふかの感触。こんなものには久しく座った覚えがない。精々故郷の町で、ちょっとお偉いさんの元に用があった時くらいだろうか。そして驚くべきことに、目の前には普段であればまずお目通りには敵わないこの街のギルドの統括、ニーガって名前のエルフ男が座ってらっしゃる。

 

 砂漠から帰還したすぐ後にギルドへ報告書を提出した俺は、その次の日、つまり今日こうやってギルドのトップにお目通り叶った。やはり緊急事態として受け止めてもらえたのだろう。本来なら俺のような下っ端は会見何て出来やしないんだから。かなり心臓がバクバクと言っている。その原因はこの部屋の雰囲気に当てられて等では無く、昨日の"竜"についての質疑応答になんて答えようかずっと考えているからだ。

 

「よく来てくれた。貴方がネイス・ウェインで宜しいかな?」

 

 まるでどこか劇のような重たい口調で、統括は口を開いた。

 

「はい、その通りです」

 

 この場に流れる空気は昨日と違った意味で緊張感が流れている。統括は、「すべて本当の事を言え」と言わんばかりに鋭い目で俺を見つめてくる。ならば俺も胸を張ってそれに一切の虚構抜きで答えてやろうじゃないか。

 

「以降は全て事実のみを話すように。昨日貴方が確認した竜、それは本当に存在するのだな?」

 

 定型文抜きにいきなり入るか、まあ仕方がない。実際見た俺でさえ、あの化け物の存在が何所か今でも信じられないのだ。目の前に座る男はその化け物を実際には見ていない、しかも統括なんて役職の人間なのだ。その位疑ってもらわないと、むしろ下っ端の俺の目にはあまりに頼りない人物に映ることとなるだろう。

 

「ええ、信じられないとは思いますがあの報告書に書いた通りです」

 

 ならこっちは胸を張って肯定させてもらおう。

 

「そうか……しかし私はともかく、他の理事がそれだけで頷くとはとてもではないが思えないのでね、今日はあるパーティーに依頼して巡察に出て貰ったのだ」

「あるパーティー……? それはどう言ったメンバーですか?」

 

 まさか既に偵察隊が出ていたとは。まあ、此方の話の裏を取るには偵察が一番手っ取り早い。そのような偵察を一つの依頼として張り出すことはそれ程おかしい事でもないが、どこか嫌な予感を感じ取った。

 

「ああ。本来なら極秘だと言って突っぱねるんだがまあ良い。ゴンゾが率いるメンバーだったよ。貴方も知っているだろう。Aランクの中でも特に腕の立つ奴だ」

 

 ゴンゾといえば――確かそいつはとても、とても好戦的な性格で、見た魔物には積極的に戦いを仕掛けるような、あの若造のゴンゾか。別にこれは俺自身の思い込みではない。一定数の魔物を討伐せよという依頼を受けて、指定数どころか群れ全てを駆逐するような奴だ。それも快楽的ではなく、魔物を打ち倒すことを己の使命として燃えるような、まあ勇者的な性格だったはずだ。

 

 ゾクリ、と冷たい物が背中を駆け上がる。確かにそのゴンゾが率いるパーティーは腕が立つ奴の集合体だ。一度興味本位で戦績を伝手で聞いてみた時に、各メンバーの実績を見て絶句した物だ。しかしいくら精鋭を集めたところで、あの片角の化け物相手に通用するのか?

 ゾクリ、と首までがどこか冷たく感じる。強力な魔道師に、強力な戦士。前衛後衛がともにエースの集団だが、それでもたかがエルフや人間だ。アイツは、あの化け物は、そんな連中で通用するような温い物では断じて無いのだ。

 

「……彼らは、いつ此処を発ちましたかッ!?」

 

 身を乗り出し、迫る俺に一瞬統括が気圧されたがすぐ俺を軽く睨んだ。

 

「今日の早朝だ。もう彼らは現地入りしている頃だ。それにお前は彼らを見くびり過ぎだ。そんな軟な連中じゃないし、戦闘狂とは言えども引き際は弁えている」

「そう……ですか」

 

 この男も戦闘狂という点は把握しているのか。言葉の上では引き下がったものの、心の奥ではまだザワリ、と嫌な予感が蠢いている。窓から入ってくる優しい日の光が、そして緩やかな風すらも、今は随分と場違いな物に感じられた。この感覚はすぐに引きそうに無いだろう。どこか気落ちした顔で俺は統括との話を再開した。

 

 

* * *

 

 

「何なんだよ……何なんだよ!! 何なんだ、この怪物はッ!?」

 

 一人の青年が、汗だくの手のひらで剣を構えなおして、その眼前で暴れまわっている砂色の巨体を改めて見つめなおした。砂と礫を辺り一面に弾き飛ばして暴れまわる、手の付けられない災厄がそこにいた。巨体が吠える。今まで彼が聞いたことのない程の大音量で。退却すらもままならないほどの威圧感と震えがその体に叩き付けられる。

 

 ただの偵察依頼に色を付けようとして、結果的に無残な状況へと追い込まれたターニングポイントは一体どこだったか。彼は慢心していた。今まで多くの龍種を仲間と共に打倒してきた自信が、彼の行動指針の源だった。氷龍も風龍も、さらにはあの火炎龍すらも、打ち倒してきた。前衛の剣士たち、後衛の魔法使いたちで、彼らは毎回勝利を収めてきた。そう、絶対的な布陣だった。この化け物だって結局は大きいだけだろう、彼はそうどこか見くびっていた。

 

 だがなんだ、この有様は。

 

 彼らがやっている事は、もはや戦いなどとは言えない逃走だった。前衛陣は体格の違いすぎる相手に対して全く何も出来ずにいる。後衛陣も高威力の魔法を叩き込んでいるものの、全く効果が見込めなかったのだ。

 

 炎を放てど、その奥から超音量の咆哮が火炎を打消し。雷を放てど、全てが分厚い甲殻に阻められ。水を放てど、精々表面に付着したた砂が弾けるだけで。風を放てど、その巨体はいくら吹きつけられても何とも無しに太い足で大地を踏みしめるだけ。何をしようが化け物はそれを正面から食らい、何事も無かったかのように反撃をしてくる。

 その体からは考えられない位の速さで暴れまわる化け物は、この短時間の間に何度もオレ達を絶体絶命のピンチへと貶めた。もはや歩く要塞だ。周囲に聳える巨岩にも勝るとも劣らない巨体で全てを打ち消してくる難攻不落の要塞なのだ。

 

 幸いにも、その巨体故に細かな動きは苦手なようだ。現に今、奴の近くを彼は行き来して隙を探している。そう、逃げる為の隙を。もはや攻撃なんて無意味なのだ。今までどんな龍の鱗でも、魔力を籠めれば両断出来た青年が持つの剣ですら、この化け物相手には傷一つ付ける事すらも困難だ。彼の視線の先で同じく逃げ惑う青年の振るう大斧ですら、刃が完全に欠けてしまって使い物にならないという有様だ。

 

 魔力が枯渇した魔法使い達を逃がす為、彼ら前衛が懸命な抵抗を続けている。それがこのパーティーの精一杯の行動だった。最初に彼が殿を務めるべく「逃げろ」と言った時は彼女たちは涙を浮かべて反対した。置いて行くなんて絶対に無理だと。しかし魔力切れを起こした魔術師は、戦場では全く役に立ちはしない。倒すどころか退ける事すら非常に困難な今、するべき事は素早い撤退だ。

 だが体力に優れた前衛ならともかく、後衛はそれがどうやっても欠けていた。ならば今は戦いの時に活躍できなかった前衛が仕事をするべきなんだと、彼は震える体に精一杯言い聞かせた。

 

 魔術師たちに迷う時間は無い。彼はすぐさま洞窟に向かって走らせた。

 

「カリマ!! 隙を見て一気に駆けだすぞ!!」

「おぅ!! 解ってらァ!!」

 

 "竜"の前は完全に危険地帯。周囲も尻尾の範囲内は全てが危険。前に立たず、中距離を保って二人の青年は走る。段々と狭い洞窟の入り口が近づいてくる。中からの冷たい空気が彼の頬にかかる。あと少しだった。もう目と鼻の先、まだ逃げ切れていないが、やっと安心できると安堵のため息を吐いたその時だった。

 

「な……何のつもりだ!?」

 

 周囲の岩を砕きながら追ってきていたはずの"竜"は、足元の砂を掘り返し始めた。角や翼で巻き上げられた砂が宙を舞う。器用なもので、その巨体は見る見る内に砂の中へ埋まっていき、とうとう槌のような尻尾すらも隠れてしまった。最後に砂煙が舞いあがり、完全に地面に潜ってしまったのだ。一帯は突如、今までの乱闘が嘘のように静寂に包まれた。

 

「ゴンゾ……どうする!?」

「何だか解らんが、走るぞ!!」

 

 彼らはそれぞれその竜からある程度の距離を離れた状態からそのまま一気に駆けだした。早く、早く、早くと心の中で叫ぶ。あとたったの少し。駆けろ、駆けろ、駆けろ。

 

 その彼らの足元から、不気味な音が、そして振動が伝わる。明らかに自身の体の震えでは無いそれが、全身を揺さぶり続ける。足元の振動はどんどん大きくなっていく。根拠のない恐怖が、彼の足を完全に竦ませた。

 

「何をしてるっ!?早くしろ!!」

「う……ぁ……」

 

 青年は、相方が何か叫んでいるのをスローモーションを眺めるかのようにぼんやりと見つめていた。もはや頭が回らず、足も思い通りに動かない。吹き付ける熱風の熱さを感じることさえ出来なかった。

 おそらくどこか心の奥では彼は足元のナニカの正体に気付いているのだろう。一瞬の間の中で、彼の頭の中を考えが変に駆け巡った。足元の振動は更に大きくなっている。

 

「いい加減に……」

「近づくな!!」

 

 あぁ、ちゃんと声が出たじゃないか。何故か、青年はそんなことを想いながら、歪んだ笑顔を浮かべていた。狙いは彼自身であり、相方では無い。これから何が起こるか、彼は何となく理解をしていた。だから彼は仲間を巻き込むわけにはいかなくなった。

 

「リーダーとしての命令だ。早く行け。もう手遅れだ」

「……一体何だって」

 

 そのちっぽけな体が、次の瞬間には砂の爆発へと巻き込まれていた。

 

 彼の足元が爆ぜ、その体が空中に投げ出される。肺の空気が一気に吐き出され、ありえない位に体が反り返る。

もはや彼は痛みなど知覚をしてはいなかった。薄れゆく意識の中でただ一つ解るのは、"竜"が地下から足元一帯ごと空中へ放り上げたであろう事実くらいだった。

 そして唐突に意識が遠のいていく中で、この爆発に巻き込まれた相方の青年が面白い位に地面を勢いよくゴロゴロと転り、洞窟の入り口へ入っていく光景が彼の目に映った。

 

「あぁ……ちく……しょう……」

 

 視界がどんどん暗くなっていき、彼は背中に大きな衝撃を感じたような気がした。

 

 

* * *

 

 

 ネイスの聴取を終えた後、彼――ニーガ統括はまた執務室に戻ってきた。まず部屋に光を入れる為、窓に掛かったカーテンを一気に引く。ちょうど良いくらいの日光が部屋の机を照らした。そしてたくさんの書物が並べられている本棚の中から目当ての物を探す。

 

 どれもこれも黒系の色のために見分けは付きづらい。あると思われる段を見てみるものの、光明は掴めそうになかった。

 

「……"検索"」

 

 それらを須らく取り出して題名を一冊ずつ確認する作業など、彼はやりたくは無かった。そのためか、あっさりと彼は魔法に頼ることにした。その一言を唱えたすぐ後に、右奥の方から一冊の本が埃と一緒にピョンと飛び出してきた。

 

"生態不明の魔物の生態"

 

 題名からして何かが間違っているのではと彼は首をひねる。たが検索魔法をかけて出てきたのだから、先人たちが誤ってなどいなければこの文献は信用に値するということなのだ。公式書類には結局何も情報が見つからなかった話題の竜。もしかした非公式書類のこの本には載っているかもしれないのだ。案の定、彼が手に取った本はギルド秘蔵の物らしく、一般人は閲覧できないように魔術的なロックが掛かっている。そのため手を掛けてもビクともしない。

 

「"解除"。意外と重いな……」

 

 それを彼はいとも簡単に解錠をする。一言唱えただけで、本全体が淡く光り、すぐさまその光は立ち消えた。試にパラパラとめくり、解除されたかどうかを確かめる。長い間閉じられたままだったのか、捲るごとに古紙特有の匂いと埃が舞った。

 

「では早速見てみるか」

 

 執務用の机の前に座って、彼は重たい表紙を開いた。一ページ、また一ページと捲りながら、双角の巨竜を探す。本の構成は右側に絵が、左側にはその説明が描いてあると言った物だ。しかしどれもこれもまるで夢物語のような獣だ。例えば翼も何もないのに空を飛ぶ長い蛇や、人間が到達できそうもない深淵を彷徨う巨大な魚など。これは記録媒体というよりも、過去のおとぎ話を集めただけの文献なのではないかと彼は眉を窄めた。

 

 どの絵にも縮尺を表す棒人間が描かれている。伝説的な獣の絵は技巧を凝らしているのに、棒人間は文字通り、丸い頭に細い体を生やしたお粗末な物なのが妙に浮いていた。殆ど全てが人間の大きさをはるかに凌駕している。そして多くが巨龍種にも勝る体格で描かれている。どうにも現実味の欠ける獣ばかりだった。実際に一度見てみたら、網膜に焼き付いて離れないような存在ばかりが、幾多もの項目の中に描かれていた。

 

 眺めていて心浮くような獣の説明が続くものの、捲れど捲れど彼が知りたい情報は出てこない。だんだんと最初は浮かべた高揚感が、苛々とした気分に置き換わっていく。パラリ、パラリと紙をめくる音だけが部屋のなかを支配する。やはりおとぎ話のような物しか扱ってないのか、と彼はため息を吐いた。間違っても、彼が今探している"竜"の特徴は、おとぎ話の様な物では無い。

 

「はぁ……結局見つからないか」

 

 もうこの本の最後の方に差し掛かったが、それでも内容は相変わらずだった。半ば彼は諦めかけて次のページに指を掛けて、捲る。

 

「……ん?」

 

 そこには砂の付いた"一本"の巨大な角を掲げて首を上げる一頭の竜の絵があった。伝説的な龍でなくワイバーンが登場したことが特異性を際立たせる以上に、その絵には纏わりつく雷といったような超自然的な要素が描かれていない。ただ二本の太い足で地面を踏みしめる立派な竜のみで右ページは埋まっている。

 そしてどうやら、それは彼が探していた"竜"の特徴と一致する点が多数存在していた。違いは浅黒い体色と鼻先に聳える一本の角だろうか。なるほど、よく言う"ワイバーン"の容姿とは大分異なるようだ。大きさ然り、体型然り。細かな部位から大きな部分に至るまで差異が目立つ。

 

 左側のページには、見たまんまの名前である"一角竜"と書かれている。そして説明の内容も、今までの様な修飾語ばかりの雑然とした物ではなく、きちんと説明文になっている。

 

「ふむ、十年前に突如として砂漠岩地の一角に出没。私がまだ王都にいた頃か、随分最近だな。一度倒された以降出没報告は無し、よって生態不明に分類か……」

 

 更に有難いことに、討伐したメンバーの名前すらも記載してある。人数は四人、皆凄腕の冒険者なのだろうか。

しかし、ふと最後の名前だけが彼の記憶の端に引っかかった。

 

「ハンス・ルベルド……それは確か……」

 

 その人物の冒険者ランクまでは流石に彼の記憶の中には覚えきれてはいなかったが、この町の冒険者に名前を連ねている者の一人の筈として認識はしていた。彼は勢いよく椅子から立ち上がる。立ち眩みなど構っていられない。先ほどまで顰め面をしながら本を眺めていた時が嘘のように、軽い足取りで彼は執務室を後にした。


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