星と奏でる千歌の恋音   作:★星夜☆

5 / 15
前回の続きです!






第5話 「君のためなら」

 

「曜ちゃん、私が寝るまで手繋いでてもらっていい?」

 

「いいよ。おやすみ。」

 

「えへへ..ありがとう。おやすみ。」

 

 

 

 

~午前0時~

 

僕は部屋に戻った。

 

そしてギターをすぐ手に取って曲を作り始めた。

 

「ん~違うな。」

 

考えている間に日が明けた。

 

~次の日~

 

「千歌ちゃんおはよう。」

 

「曜ちゃんおはよう!」

 

「大丈夫?学校行ける?」

 

「うん!大丈夫だよ!行こ!」

 

そう言って二人は朝ごはんを食べながら学校へ向かった。

 

 

「あら?来たのね」

 

ここは私が守らなきゃ。

 

そう思って曜は千歌の前に立って言った。

 

「来て何が悪いの。」

 

「いや来なくていいのになって思って。スクールアイドルなんてやっても意味ないのにって思っただけ。」

 

バシッ

 

するといじめっ子の女は千歌の前に立って頬を叩いた。

 

「千歌ちゃんに触らないで!」

 

曜がいじめっ子の女に言うとドアを開けてヤンキーたちが入ってきた。

 

「この女、何してもいいよ。」

 

すると曜は椅子に縄で縛られ、千歌は殴られたりされていた。

 

曜は必死に叫んだ。

 

「千歌ちゃんに触らないで!近寄らないで!」

 

「この女の服脱がしてネットにアップしようぜ!」

 

ヤンキーが千歌のことを見ながら言った。

 

千歌はもう頬が腫れて、ボロボロだった。泣いていた。

 

ヤンキーが千歌の制服を脱がせようとしていた。その瞬間

 

バンッ

 

ヤンキーが蹴り飛ばされた。

 

「僕の千歌に...触んなよ...」

 

「流星くん...!」

 

「ごめんね。遅くなっちゃって。」

 

「あんたいつも千歌と一緒にいる人ね。何よ。あんたには関係ないでしょ。」

 

いじめっ子の女は言ってきた。

 

「何もしらねぇやつが...千歌の夢を...こいつらの夢をバカにすんじゃねぇよ!」

 

するとヤンキーたちが襲い掛かってきた。

 

バシッ

 

1人のヤンキーのこぶしを受け止めた。

 

そして腹に蹴りを入れた。

 

「これ以上やったら生きていられると思うなよ?」

 

そういうとヤンキーたちは千歌から離れて行った。

 

「もういいわ...!逃げるのよ!」

 

そういっていじめっ子の女は逃げて行った。

 

それきりその女は学校に来ることはなかった。

 

僕は曜の縄を解いて、2人で千歌の傍に行った。

 

「千歌...ごめんね...遅くなっちゃって...」

 

「千歌ちゃん...」

 

「曜ちゃん、流星くん、ありがとう。今日はもう疲れた。家に帰りたい。」

 

「うん。帰ろっか。」

 

僕は千歌のことをおんぶして、3人で千歌の家に向かった。

 

 

家に戻って、すぐ千歌の部屋で曜が千歌の手当てをしてくれた。

 

「曜ちゃんありがとう。ごめんね迷惑かけちゃって。」

 

「ううん。私こそ守ってあげられなかったから。」

 

僕は千歌の耳にイヤホンを当てた。

 

「これ流星くんが作ったの?」

 

「うん。実は昨日作って、昨日千歌が帰ってきてから一睡もしてないんだよね。」

 

「ダメだよ!ちゃんと寝ないと!」

 

「大丈夫。千歌のためだったら1日くらい寝なくたって平気だから。」

 

「流星くん...」

 

「曜も寝てないでしょ?今日はゆっくり千歌とゆっくり休んでたほうがいいよ。」

 

「うん。ありがとう。」

 

そう言って僕は千歌の部屋を出た。

 

 

すると突然目の前が真っ白になった。

 

ガタン

 

「...流星くん...流星...」

 

だんだん声が遠くなっていく。

 

「千歌が無事でよかった...」

 

そう言って僕は倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回もお楽しみに!



何か誤字や言葉が変だったら教えてください!



感想なども待ってます!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。