1話から泣かせてくるとは。。。
では第10話どうぞ!!
「千歌!起きて!」
すぐに千歌を起こして朝ごはんを食べた。
「今日は文化祭だよ。遅れたら大変。」
「...う...うん」
千歌は寝ぼけていた。
「おはよ~ソロ~!」
曜が家に来た。
「今行くから待ってて!」
「了解であります!」
そして僕と千歌はすぐに準備して3人でバスに乗った。
「は!今何時?朝ごはん食べたっけ?」
千歌が急に声を出し僕に聞いてきた。
「やっと起きた。8時。朝ごはん食べたよ。」
「千歌ちゃん寝ぼけてたんだねぇ~」
「朝から大変だよ。」
そういって僕と曜は笑いながら話してた。
学校に着いた。
文化祭のために飾り付けがしてあった。
僕たちは3人は体育館の中に入った。
「すごいね~!綺麗に装飾してある~!」
「今日は文化祭だからねぇ~!なんかドキドキしてきたなぁ~!」
「二人とも興奮してるね」ニコッ
僕は笑いながら千歌と曜に言った。
「しばらく時間あるから屋台周らない?」
曜の意見に僕と千歌は賛成して屋台を周ることにした。
いろんな屋台がいっぱいで、どこ行くか迷ってると曜がある屋台を指さした。
「あれ行こう!」
それはお化け屋敷だった。
「いいねぇ~!行こう~!」
千歌も行きたがっていたので3人で入ることにした。
中に入ると曜は楽しそうに進んでいたが、千歌は怖がっていて僕の手を力強く掴みながら進んだ。
「いや~楽しかったね!」
「久しぶりだったなぁ~」
「...うぅ...」
千歌だけは怯えていた。
「千歌ちゃん、大丈夫?」
曜は心配そうに言った。
千歌は返事をしない。
「これはヤバい...」
僕がそういうとすぐに泣き始めた。
それから僕は千歌と手を繋ぎながら歩くことになった。
周りからの視線が痛い。
このあとは体育館で各グループの発表がある。
それには僕たちのグループもAqoursも出るのでステージ裏で準備しなければならなかった。
体育館へ行ってステージ裏で最終調整をしていた。
先に発表するのは僕たちのグループからだ。
司会に呼ばれたので僕たちはステージへ行った。
そして演奏を始めようとしたその時ギターの音が鳴らない。
どうやらアンプが壊れたようだ。
周りは静まりかえっていた。
この場を盛り上げるために、持ってきていたアコギで弾き語りをした。
するとみんな手拍子などをしてくれた。
ギターのアンプは直らないまま僕たちの発表は終わってしまった。
~ステージ裏~
「ごめん、俺のアンプが壊れたせいで...」
バンドメンバーのアンプの持ち主が僕に頭を下げてきた。
「まあ、そういうこともあるもんな。弾き語りも上手くいったしいいんじゃない?」
僕は怒りはしなかったが、とても悔しかった。今まで練習してきたのに。
そしてステージ裏は僕とAqoursと運営者だけになった。
僕はステージ裏の隅っこで座っていた。
すると千歌が寄ってきて僕に聞いてきた。
「大丈夫?」
僕は涙をこらえながら「大丈夫」と言った。
「流星くんたちの分まで頑張ってくるね!」
「ありがとう」
僕は笑いながら返事すると、千歌たちはステージへ上がって行った。
そしてAqoursの発表が始まった。
観客もすごく盛り上がっていた。
僕はAqoursの発表をステージ裏で見ていて思った。
『輝いている』
そう思いながら見ていると、あっという間にAqoursの発表が終わった。
千歌がステージ裏に戻ってくると、すぐに僕の方へ寄ってきて聞いてきた。
「どうだった?」
「すごかったよ。輝いてた。」
「ありがと!みんな~!流星くんが私たち輝いてたって言ってた~!」
あの発表を見ていたら、誰もが夢中になるだろう。
Aqoursはきっと素適なスクールアイドルになる。
そう思いながら体育館から出た。
~午後5時~
文化祭の片づけも終わって帰ろうとした。
すると後ろから千歌が来た。
「お疲れ様~!」
「お疲れ様。あれ?他のみんなは?」
「みんな先に帰っちゃった~」エヘヘ
「そっか。じゃあ僕たちも帰ろう」
「うん!」
そして学校を出た。
「手繋いでもいい?」
「うん」
千歌と手を繋ぎながら帰り道を歩いていた。
「今日楽しかったね!」
「...うん」
僕はあまり元気に返事することができなかった。
「泣いてもいいんだよ?」
千歌は突然僕に言ってきた。
「なんで?」
「曜ちゃん言ってた。多分無理してるからって。」
曜は僕のことに気付いていたらしい。
「千歌。」
「ん?どうしたの?」
「抱いてもいい?」
「うん...//」
僕は千歌に抱きついた。
もう耐えきれなかった。
今まであんなに練習してきたのに、1つの機材が壊れたせいで今までの練習の成果が出せなかった。
そして僕は千歌を抱きながら涙を流した。
「せっかく練習してきたのに...」
僕は悔しくて呟いた。
「そうだよね。せっかく練習してきたのに...」
千歌はそう言いながら僕の頭を撫でてくれた。
「もうすぐ家に着くからね。」
そう言っている間に家に着いた。
僕は千歌の部屋に直接行って千歌に手を繋いだ状態で膝枕をしてもらい、そのまま眠った。
「流星くん、カッコよかったよ。お疲れ様。」
千歌は眠っている僕に小声で話しかけた。
次回もお楽しみに!!
誤字や何か言葉が変だったら教えてもらえるとうれしいです!
感想なども待ってます!