Veronica Ⅱ   作:つな*

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Veronicaの憤怒

代理戦争3日目、ヴェロニカ達含む、生き残っているチームが沢田家に集まっていた。

 

沢田綱吉の説明会みたいなものだった。

要約すると、俺一人じゃ勝てないから一緒に戦ってくれ、ていうか多分皆で力合わせても勝ち目薄いから無理と思う人は抜けていいという内容だった。

まぁイェーガー相手なら結構苦戦すると思うなぁ…入江の話を聞いてる限りじゃ。

取り合えず抜ける人はいないようで、沢田綱吉は作戦を伝えていく。

迎撃するつもりかぁ…

それも各自の炎を内蔵した人形を囮に使って、特定の場所に誘導したら迎撃って感じか。

ここでもまた、意見の食い違い勃発。

誰がイェーガーを相手するかで、白蘭・骸・私が口論する。

パワーバランス崩れると危惧していた沢田綱吉をディーノが説得して、配置は以下のようになった。

 

(ボス)イェーガー:白蘭・ザンザス・骸・ディーノ

(バトラー)復讐者:沢田・バジル・炎真

(バトラー)復讐者:フラン・山本・獄寺・クローム・スクアーロ

 

スクアーロは最後まで渋ってはいたが、最終的には納得していた。

 

 

 

代理戦争4日目

 

スクアーロside

 

時計を見ると、2時と表示されていて、僕は指示された配置場所の近くで待機していた。

早く復讐者を倒して、ヴェロニカちゃんの所へ駆けつけたい気持ちを抑えながら相手が現れるのを待っていた。

待機し始めて1時間後、ようやく戦闘開始前の合図が鳴り響いた。

カウントダウンが始まると、復讐者が炎を感知して現れる。

現れたのはビックピノとスモールギアという復讐者だ。

そして戦闘開始の合図と共に囮の人形を倒し始めた。

囮の人形がいなくなった後からは、クロームちゃんとフラン君の幻覚で足止めをする。

駐車場の四角にあるバックミラー越しに山本君とアイコンタクトをすると、同時に復讐者に攻撃を仕掛けた。

二人同時の攻撃を防がれるが、山本君が攻式で相手を攻めていく。

僕も、スモールギアに攻撃を仕掛けるも尽く防がれる。

復讐者は手強く、幻覚で隠れていたクロームちゃんとフラン君・獄寺君の位置がバレて、攻撃された。

獄寺君の防御壁が破壊され、その際に3人を庇った山本君の刀が二本折られる。

僕も何とか一撃でも入れようと突撃したら、ビックピノからの攻撃で吹き飛ばされた上に肋骨が数本折れる音が聞こえた。

ビックピノの一際大きい攻撃が戦力を失った僕たちに放たれ、絶体絶命かと思った瞬間、浮遊感に襲われる。

 

「う、浮いてる!?」

 

獄寺君の声に僕は自分の体を見ると、確かに地面から数mのところまで浮いていた。

すると先ほど僕たちがいた場所に三つの影が現れた。

それは綱吉君に炎真君、バジル君だった。

 

「じゅ、十代目!」

「ツナ!」

「お前の相手は俺達だ!」

「ッフ、ちったぁ骨のあるエモノが増えたかぁ…こいつは楽しめそうだぜ、俺的にな」

 

スモールギアと綱吉君達が戦闘を始める。

スモールギアの攻撃に綱吉君がバリアを張るが、スモールギアの舌がバリアを突き抜けて、バリア内にいたバジル君を外へ飛ばす。

宙に放り投げられたバジル君にビックピノの攻撃が直撃し、バジル君のウォッチが破壊された。

怒気を表した綱吉君はスモールギアに突っ込むが、スモールギアがフラッシュを使い、綱吉君の視界を潰す。

隙の出来た綱吉君を殺そうと、スモールギアが攻撃に移るというところで、山本君が飛びつき、動きを抑え込んだ。

獄寺君はビックピノに飛びつき、爆弾に火を点ける。

 

「古里!俺達に考えがある!死ぬつもりはねぇから目一杯こいつらに縛り付けてくれ!」

「わかった!」

 

獄寺君の言葉で炎真君が重力を操り、自由を奪う。

そして獄寺君と山本君がクロームちゃんに体をセラミックでコーティングするよう頼む。

大規模な爆発が起こると思い、僕は数歩下がる。

フランの補助がありながらも、セラミックで二人を覆った瞬間、大きな爆発が起こった。

彼らの立っていた場所の地面が抉れ、瓦礫が辺りに飛び散る。

飛び散った瓦礫の一部がフランの顔面に向けて直撃しそうだったので、僕は走りだしその瓦礫を剣で薙ぎ払う。

 

「気を抜くなフラン」

「わー、ロンゲ隊長じゃないですかーありがとうございます」

「お前はいちいち人の癪に障る言い方しか出来ねぇのかあ”!」

「すみませーん」

 

爆風が収まり、爆発源を見ると山本君と獄寺君が無傷で出てきた。

だがウォッチは壊されている。

重症を負ったバジル君を笹川君が治療し、綱吉君も少し休み、白蘭さんやヴェロニカちゃん達のいる公園に向かう。

僕がフラン君を置いて行こうとしたら、服の端を引っ張られる。

 

「隊長ー、ミーも行きます」

「はぁ”?お前復讐者にビビってたじゃねぇか…」

「いーきーまーすー」

「……気ぃ抜くなよぉ」

「はーい」

 

フラン君のウォッチが壊れていないことを確認した僕は彼を抱え、アーロを出して沢田綱吉の後を追う。

そろそろ公園が見えてくるというところで騒音が聞こえてきた。

そして一際大きな爆発音がして、目を凝らして公園を見る。

 

 

「え、ヴェロニカちゃ…――――」

 

無意識にフラン君をアーロに降ろして、僕はアーロから飛び降りた。

 

 

 

 

 

 

ヴェロニカside

 

 

囮を破壊していくイェーガーとバミューダの前に私達は姿を現した。

ザンザス、白蘭、ディーノ、骸と主戦力と言っていい面子ばかりの登場に怯むことなく逆に雑魚とすら宣うバミューダを見据えた。

やけに余裕の態度が気になる…それほど戦力差があるということか。

入江に聞いた未来を知っているヴェロニカは、この場にいる誰よりも目の前の敵を警戒していた。

先ほど誰が一番手に立つかでじゃんけんをしてたんだけど、ハッキリ言って負ける自信しかなかったから遠慮した。

初っ端から相手に当たるのは危ないので、誰かを先に当てて相手の戦力を見ておきたい。

外道?保身と言ってくれ。

ディーノがバミューダに今戦力の理由を話しているのを聞きながら立地をもう一度横目で確認する。

広さがあって炎の糸を張り辛い…これじゃ無理か。

私の目的は相手を倒すことじゃない、生き残ることだ。

それに復讐者に関しては、入江の話から私が尽力を尽くさずとも沢田綱吉が解決すると思っていた。

一応並行世界という前提で入江の話は分岐点の一つに過ぎないのも事実で、今回のウォッチに関しては保険も掛けている。

だから今私がすべきことは相手を倒すことではなく、五体満足で生き残ること。

そんなこと思っていると白蘭がイェーガーに攻撃を仕掛けていき、その場の者は皆武器を構える。

 

「「「「!」」」」」

 

白蘭の攻撃した先にイェーガーの姿はなく、その場に居た者は皆目を見開いた。

 

ぞわっ

 

瞬間首筋に寒気が走り、私は反射的にその場で姿勢を落とした。

すると髪の毛の上を何かが風と共に通過し、私は後ろを向くこともせずマント越しに背後へと発砲した。

発砲音がその場を包み込むと同時に、一瞬遅れた周りが私の方へ振り向く。

だが私はそれどころではなくて、発砲と同時にその場から離れる。

直後、私のいた場所にイェーガーが手を突きつけていた。

 

「へぇ、彼の攻撃を躱せる実力者がいるとは…」

 

バミューダの言葉には純粋な驚きと感嘆があり、イェーガーもそれに頷いていた。

そんな彼らを前に私は正直叫びたかった。

こんな反則技があるか!と。

瞬間移動を使用することは知っていたが、見るのとでは全く違う。

ハッキリ言って速度に追いつけない。

先ほどはザンザスの身体に搭載されてる疑似超直感でなんとかやり過ごせたけれど、今度はどうなるか分からない。

あれは目で追おうと思えば思うほどダメなんじゃないか。

パパの疑似超直感に頼るしかないのかもしれない、といち早くこの場で状況を悟る。

あいつは強すぎる…私達だけでは倒せない。

ヴェロニカ程ではなくともイェーガーの実力を垣間見た骸や白蘭、ディーノは一対一で通用する相手ではないと即座に判断した。

そんな中イェーガーが動き出し誰もが警戒をする中、今度は瞬間移動することなく白蘭の方へ向かって行く。

白蘭はイェーガーに構え、手を前に出して炎を放った。

だがその炎をイェーガーが容易く弾き飛ばし、白蘭の背後を取ろうと移動した時、骸が白蘭の背後に壁を幻術で作り出した。

だがそれが油断となった。

イェーガーが部分的ワープを使い、壁を腕が突き抜けそのまま白蘭の心臓を貫いた。

 

「あれ?どーなってんの?これ…」

 

おかしそうに、どこか苦し気に笑う白蘭にその場の誰もが次へと行動を移す。

白蘭が心臓を貫いたイェーガーの手を掴み精一杯の拘束をした直後、骸とディーノが両側からイェーガーに広範囲の攻撃を放つ。

だがイェーガーは瞬間移動をしてその攻撃を凌ぐ。

そんな中私は、脳内でイェーガーの状態の観察と、彼の瞬間移動回数を数えていた。

入江の言葉を思い出す。

 

『確かイェーガー達復讐者はバミューダの炎を糧に生きていたハズだ』

『僕はその場にいなかったから分からないけれど、絶対にそういう兆候が出るはずだよ』

 

肩で息をし始めるイェーガーにヴェロニカは目を細めた。

息が……荒い

入江の言葉通り推測するなら、バミューダからの炎の供給はどうやっている?

何故イェーガーの息は荒いままなのか。

それはバミューダの供給が足りないからで……供給をしていない、いや、出来ないんだ。

最初に現れる時もバミューダはイェーガーの肩に乗っていた…接触することで供給を可能にしているというのならば………

骸とディーノから距離を取ったイェーガーの直ぐ近くまで近寄ってきているバミューダが視界に入ったと共に、私は彼らに向かって標準を絞った。

鳴り響く発砲音に一番最初に反応したのはバミューダである。

近寄ろうとしていた足を止め、ザンザスの攻撃を避けた。

イェーガーは息を乱しながらもザンザスの攻撃を弾き飛ばし、ザンザスへと攻撃を仕掛ける。

だが瞬間移動はせずに脚力だけで向かって来たイェーガーにヴェロニカは超直感のような確信をした。

こいつはもう瞬間移動するだけの炎をもっていない。

瞬間移動がなければまだやりようはある、とヴェロニカは接近戦に持ち込もうとすイェーガーに応えて腰に差していた剣を抜きだした。

そこからは一瞬も気の抜けない攻防となる。

一瞬の隙さえも命を落とすであろう一撃がヴェロニカの右頬を掠り、濃厚な殺気の中、唾を飲む事すら出来ず目の前のイェーガーに喰らい付いていく。

一際鋭い一撃を腹部に喰らい、数m吹き飛ばされる。

 

「ザンザス!」

 

ディーノの声と共に一瞬飛びそうになった意識を繋ぎ止め、なんとか着地する。

視線をイェーガーに向けると既に距離を取っていて、肩にバミューダが座っていた。

ヴェロニカは舌打ちしながら鈍い痛みのする腹部を押さえ付ける。

炎を纏っていたから骨は折れてない…けど、罅は入ってるか…?

口の中の血を吐き出して、同じチームのメンバーを横目で見る。

白蘭は既に戦闘不能で横たわっていた。

だがウォッチが壊れていない為に外野は手助けが出来ないのだ。

対戦中の私達はイェーガーに注意を払うのに精一杯でウォッチを壊す余裕はなかった。

 

「イェーガー君、ザンザスから殺せ」

「「「!」」」

「分かった」

 

その場の誰もがバミューダの名指しに目を見開いた。

するとイェーガーが瞬間移動を発動し、皆がヴェロニカへと注意を向ける。

骸がヴェロニカの周りに防御壁を作ろうとした矢先にイェーガーがヴェロニカの背後へと現れる。

私は後ろを振り返ることもなく、前に飛ぶ。

地面で一回転して、左手を地面に付けたまま右手で剣を振るいイェーガーの現れた場所へと炎を放った。

既にイェーガーがそこにはおらず、私は目を見開く。

 

「ザンザス!後ろです!」

 

骸の声で我に返り、剣先を背後へと振り回した。

剣越しでヴェロニカの腕に重い衝撃が伝わると同時に漸くイェーガーの姿を認識した。

イェーガーは片手でヴェロニカの攻撃を塞いでいて、もう片方の手を高く振り上げていた。

そんな時、その片手をディーノの鞭が捉えた。

両手が塞がっているイェーガーに骸が幻術で攻撃を放った。

誰もが直撃すると思っていたそれがイェーガーに届くことはなく、イェーガーはディーノの後ろへと瞬間移動していた。

ディーノがそれに反応するも対応し切れず、肩から腰まで重い一撃を喰らう。

 

「うぐっ」

「死ね」

 

イェーガーの片腕がディーノの顔面へと向かおうとしていた時、高い金属音と共にディーノの目の前に黒い影が現れた。

 

「悪いけど、この人を咬み殺すのは僕だよ」

「恭弥!」

 

それは学ラン姿の雲雀恭弥だ。

雲雀はイェーガーへと攻撃を繰り出すが、イェーガーが雲雀から距離を取った。

そして攻撃が一旦止んだ時にバミューダの元へとイェーガーが戻ろうとしたのだ。

それを見ていた私は銃を引き抜いた。

 

「おい!イェーガーをバミューダに近づけるな‼」

 

そう叫ぶと共に、大量の炎をイェーガーにバミューダ諸共撃ち込んだ。

炎が着弾し、その場で爆発する。

全身のワープを2回……それが上限か。

 

「どういうことですかザンザス」

「やはり君は気付いていたか…」

 

骸が私の言葉に問いかけてきて、それに答えようとしたが、それをバミューダの言葉で遮られる。

 

「君は最初に殺すべきだった」

 

バミューダの言葉の意味が分かっていない骸は私へと視線を投げ、私は仕方なく短く説明する。

 

「復讐者の動力源は全てバミューダから供給されている、だがそれは相手に接触しなければ供給出来ない…」

「!…なるほど、バミューダがイェーガーの肩に頻繁に乗っているのはその為だったのか!」

「精々全身のワープは2回、部分なら4~5回ってところか」

「そこまで観察していたか、末恐ろしいな」

「おい!それはルール違反だぞ」

 

バミューダの言葉にリボーンが訴えると、どこからいたのか尾道が現れた。

 

「戦闘中のチームのアルコバレーノと言えど呪解していなければ部外者です‼以後の接触は エネルギー供給の協力行為とみなし禁止します、破れば反則負けです!」

 

そう言うと尾道は直ぐに姿を消した。

バミューダが渋々といったような様子で、最期の供給を済ませてイェーガーから離れた。

今後の供給は出来ないので人数的にイェーガーが不利となった。

この状況で焦り出したのか、イェーガーが雲雀と骸へと焦点を絞り出した。

瞬間移動がなくとも、最強の復讐者という名を持つイェーガーの戦闘力は桁違いで、雲雀も骸も回避するよりもどう致命傷を避けるかで精いっぱいの様子だった。

私は、傷が増えていく二人に畳み掛けるイェーガーへと走りだす。

視界の内に走ってくる私が見えたのか、雲雀と骸が攻撃を喰らいながらもイェーガーを拘束し出す。

 

「早く!」

「うぐっ」

 

どちらも傷口の激痛に顔を歪ませながらもイェーガーにこれでもかというほどしがみ付いていた。

 

「離すなよ!」

 

私は銃にこれでもかというほど炎を溜め込み、イェーガーへと放つ。

衝撃波を描きながらイェーガーの心臓付近を貫き、行き場を失った炎はその場で膨張し爆発を起こした。

イェーガーを拘束していた二人も一緒に爆風に巻き込まれ数m先に吹き飛ばされる。

落ちた拍子にウォッチを壊してしまい、実質同盟チームでの戦力は私と沢田綱吉のみとなった。

ていうか沢田綱吉はまだなのか。

このままイェーガーのウォッチを壊せば沢田綱吉の出番ないじゃん。

未だ現れぬ沢田綱吉に不服ながらも倒れたまま起き上がらないイェーガーの元へと向かう。

脊髄をやられたのか、浅く息を繰り返すイェーガーの胸にはぽっかりと大きな穴が開いていた。

見る限りウォッチは壊れてはおらず、私はイェーガーのウォッチ目掛けて剣を高く振り下ろす。

その時だった。

背後で何かが地面を擦る音と、液体が地面に跳ねる音が聞こえ、私は瞬時に振り返る。

 

 

そこにあったのは銀色だった。

 

 

振り返った私の頬に赤が飛び散る。

細い銀糸が舞い上がり、重力に従って落ちていく。

 

地面に落ちたソレを理解した瞬間、私の中で沸々と何かが沸き上がる。

銃を手放し剣を引き抜いた私は、目の前にいたシルクハットを被った黒へと剣を振りかぶるが、そいつは悠々と躱す。

剣に収まりきらなかった炎がその場へと散り、地面を僅かに削る。

 

「ッチ、思わぬ邪魔が入ったようだ…」

「……」

 

足元に溜まっていく血だまりと、目を薄く開けたまま物言わぬ彼が視界に入る。

異様に冷めている頭とは逆に腹の内から湧いてくる、この煮えたぎるものは何だ。

 

 

ああ、そうか…………これが…

 

 

憤怒か

 

 

 

 

手から剣が離れていくのも気にせずに、私は目の前の彼から視線を外すことが出来なかった。

 

 

熱い……体が、熱い……

 

腹から全身へと何かが伝わっていく

 

神経が 細胞が 全部 全部

 

 

熱くて仕方ないんだ―――――――…

 

 

 

 

 

黒い影へと腕を伸ばした次の瞬間

 

私の中でぷつりと何かが切れた音がして、目の前一面を橙色のような赤黒い炎が埋め尽くす。

 

それを皮切りに、地を蹴り黒い影へと拳を振り下ろした。

 

何をしたいのかも、何をしたかったのかも、全部忘れてしまった

 

ただ ただ この怒りを 瞋りを いかりを 

 

 

吐き出したくて――――…

 

 

 

 

『ヴェロニカ』

 

 

ふと私を呼ぶ声が聞こえて足を止める

 

 

 

パパ…

 

 

 

小さく呟いた言葉は誰の耳にも届くことはなく

 

腹部に走る衝撃と共に  

 

 

私の意識はそこで途切れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




話のストックがラスト1話なので、頑張ってラストまで書いてきます(笑)
4カ月も前に予約投稿してたので最終確認は4ケ月前の上、内容を書いたのが半年以上前という……文章力が若干変わってるかもしれませんが、生ぬるい目で見てくれると助かります。

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