東方意味探伝   作:Toragn

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館のお嬢様 第四話

門番? にとどめをさした後に門をくぐり館に侵入する。

 

「この花壇綺麗だなぁ....」

 

「きっと心優しい人が育ててるに違いない」

 

まぁ、今は見る時間はないがいつか見に行ってみようかな。

そう考えながら扉を開けて中に入る。中では既に戦闘があったのか、ナイフや、窪みがあちらこちらにある。

 

「ヒュー、こいつは派手にやったもんだぜ」

 

「魔理沙、そんなことしてないで行くよ、幸い霊夢の霊力が濃いから何処に行ったか分かってるからさ」

 

ナイフを手にとって壁に投げている魔理沙に言う。

 

「ナイッショッ!....よし、行こうぜ」

 

魔理沙の投げたナイフがとどめとなったのかひび割れがあった壁が大きな音をたてて崩れる。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

しばらく探索しているとやけに大きい扉をみつけることができた。

 

「....怪しいな、ここにいるでしょ。絶対。てか霊夢の霊力も感じ取れるし」

 

「だよな、絶対ここだよな」

 

ギギィ....と音が鳴りながら、ひとりでに扉が開く。

 

「うおっ!! と、扉が勝手に!?」

 

「(今がチャーンス!) アアコワインダゼー」 ダキッ

 

魔理沙は合理的? 白天の腕に抱き付いた。そのまま扉は開ききり、中の人物が見える。

 

「.....ネェ、マリサそノ腕ハナァニ?」

 

「抱き付いてるダケダゼ」

 

やばい、空気が淀み始めた。誰かこの空気をどうにかして欲しいな。

 

.....!! なんだこの威圧感は、体に電撃が走ったような、そんな感じだ。

 

『あら、まだいたのね。よほど暇人が多いのかしら、幻想郷には』

 

美しい声が聞こえてきた。その声は奥の方から聞こえてきており、そちらの方を見ると王座にたたずむ何者かがいた。その横にはメイド服を着た女の人が立っていた。

 

「....」

 

「....」

 

「....」

 

「....」

 

しばらく様子を見ていると王座に座っていた者が立ち上がった。

 

すぅ~はぁ~.... 此方にも聞こえるほど多きな深呼吸をし、また喋ろうとs

 

 

「うっうー!! ううっううっうっうっ(笑) ☆」

 

 

「日本語でおk?」

 

 

「ですよねぇ~」

 

えっなにあの女の子、全て『う』にしか聞こえないんだが、何? そういうキャラ設定なの!? まさか『あら、まだいたのうんたらかんたら』は全て横にいた女の人が言ってたの!?

 

「あっわかっちゃいました? 」

 

「うっうー....」

 

「なんて言ってるのぜ?」

 

「あーはいはい....はいわかりましたよ。う~んとゴホン 『は、恥ずかしいわ』 だ、そうですぅ~ 。照れてるお嬢様可愛いぃぃ~」

 

 

随分とキャラを壊したな、作者さんよ。

 

 

「? 兄さん何処を見てるの」

 

何処か遠くを見ながら悲しい顔をする兄を見て不思議に思う霊夢だった。

 

 

 

 




咲夜さんのキャラを崩壊させてみたのですが、なんか可笑しいような....

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