東方意味探伝   作:Toragn

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side などを無くして書いてみました。


日常編 第二話

魔理沙をおちょくってから自分たちは人里へ来ていた。

 

「いやぁ~ まさか茶葉がなくなるとは....数日前に買ったばっかりなのに」

 

口ではああいっているが、使っている犯人はおおよそ分かっている。どうせ、あのスキマBBA か、あのいじられ泥棒魔法使いだろう。

 

「まさか茶葉がこんなにはやくなくなるとは思わなかったわ....。でも、私も兄さんも大量に飲んでいないし....」

 

「ま、まぁそんなことは、か、考えずさ、茶葉をとっとと買いにいこうぜ?」

 

明らかにどもってる。こいつが犯人に違いない。

 

「しかし、人里があの異変から、よくこんなにはやく立て直すとは....やはり慧音さんの統率力があってこそなのかな?」

 

慧音さんはとても人望ある人だと思う。じゃないとあの異変の時、人里の皆の統率をとっていたからだ。統率者は判断力・知恵・発想力・人望が必要だと自分は思っている。第一に人望がない人や、頼りになる人じゃないと人という生物は付き従おうとしない。

 

しかし、慧音さんはなぜ、ハクタクの姿にならなかったのだろうか。あの日は確かに満月だったはずなのに....。

 

そんな思考にふけっていると、霊夢が自分の服の袖を引っ張ってきた。

 

「....兄さんは、私の前からいなくなったりしないよね? だって不死身だものね。私、もう兄さんしか家族がいないの....」

 

「そううつになるのはダメだよ霊夢、大丈夫、自分は霊夢の前から消えないよ?」 ナデナデ

 

そう言いながら霊夢の頭を撫でる。この子は強い子ではある。だが、そのぶん一人で抱え込みやすいのだ。昇華が死んだのだって霊夢自身のせいと思っている。

 

「お、おう....いきなりのシリアスモードだぜ....。私はこういうの苦手なんだよなぁ.....」

 

「兄さん、兄さん、兄さん....ハナレナイデネ?」

 

「分かってる。離れたりしないよ。」

.....................................................................................................................................

 

「茶葉がまさかあんなに安くなっているとは、思わなかったわ」

 

「たしかに、まさか、セール中だったとは....」

 

「せ、せーる? 安売りのことか。確かに安かったなぁ~。おかげであの脇巫女のところに盗....飲みにいかなくてすむぜ!」

 

あ、確定したわ。こいつが犯人だ。よくもいけしゃあしゃあと....誰だよ紫さんが怪しいなんていった奴!! ぬっ殺してやる!

 

「こんな平和もいいものだなぁ」

 

「あら魔理沙ったら柄にもないことを言うのね」

 

「な、なんだよそれ、私が戦闘好きのバカだとでも思ってるのか!?」

 

「..........えっ....違ったの?」

 

「この二人もうやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

いじくり過ぎたかな...。

 

そんなことを考えていると、突如空が真っ赤に染まる。

 

「な、なんだこれ....!」

 

「微量の魔法がある....」

 

「おお....心なしか、魔力が上がった気がするぜ....」

 

突如として、人里の空が真っ赤.....いや、紅色に染まったのだった。

 

 




どうでしょうか?

違和感があったらご報告おねげーです。

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