東方意味探伝 作:Toragn
~side白天~
「....自分は出来れば女性を殺したくはない....」
「あら? それでは、私もですか?」
「いいやっ!! お前は違う。お前は越えてはいけない一線を越えてしまった。だから、
女としてはお前は見ない。仇としてお前を見るっっ!!」
数秒の間沈黙が続く。白天は、拳を、狂月はハーブを構えて、相手の様子を伺っている。
葉が地面に落ちた瞬間狂月がハーブを奏で、その演奏にのせながら弾幕を放つ。
それを白天が拳で弾き飛ばす。今の彼は霊力により筋力を上げていたためたいして弾くのには
苦労していなかった。
「これじゃあらちがあかないなぁ。....ならっ!!」
近くにあった石粒を拾い、狂月に向かって投擲する。
「っっ!」
腕にかすりはしたが、たいしてダメージにはなってはいなかった。
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「はぁ..はぁ..」
「...............」
二人の体力はもう少ししかなかった。
「....次で終わらせてやる....」
「....望むところです」
『うぉぉぉぉぉぉ!!』
「今だッ光"閃光弾"!!」
「なっ!?」
どうだっ! 石に"フラッシュ"の意味を付けた技は!
そのまま、狂月をアッパーで上空に突き上げる。
「げぼっ!!」
そのうちに腕に"吹っ飛ばし"と"ダメージ倍加"を付ける白天
「これで終わりだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「うっっぎゃゃぁぁぁぁぁ!?!?」
女性らしからぬ声をあげながら狂月は何処かへ吹っ飛んでいった......。
~side狂月~
......ぐっ! まさか....まさかこの仮拠点の目の前まで吹っ飛ばしてくれるとは......。
くくっ....彼も読みが甘いですね。
「....はやく....はやく私の部屋に行かねば....」
彼女は這いずりながら仮拠点の中に入って行った..........。
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くくっ....ついたぞ....ここに....ここに"仮面があったはず....おっと血はあったぞ....
~10分後~
「......ない...ないないないない!?!? なぜっ....なぜ"石仮面"がないっ!? 」
彼女は仮面がなく、半狂乱になりながら、叫んでいる。しかし、この小説を最初から見ている人、
もしくは、この章を最初から見ている人はお気づきだろう。......そう、"石仮面"は霊夢が持って
いるのだ。"何処かで拾ってきて"
「なぜない? たしかここに入れていたはずなんですけど....」
彼女は大分落ち着いてきたのか思考し始めた。そんな彼女に膨大な力を持った者が近づいて来た。
「誰だっ!?」
「あなたですね?"輪廻転生の理"を侵しているのは....後先ほどの質問に答えるとすると......
まぁこの楽園の閻魔様とでも言っておきましょうか」
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それでわっ!!