Beast's & Nightmare 大森海の転生者    作:ペットボトム

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5.英雄と種族の秘密

「やっちゃったよ。どうするよ、これ・・・・・・」

 ソーマ・ソリフガエは脂汗を掻きながら、この上街の権力中枢たる王城への道を歩んでいた。

「それは私の台詞でもあるのだがな・・・・・・」

 彼の後方から父であるウブイルがジト目で睨みながら、こう言ってきた。

 二人ともこの街では正装として扱われる毛皮と甲殻で覆われたやや野生的でこそあるが、気品を感じる衣装に身を包んでいる。

 王城への召還命令。市民として、騎操士として、これ以上ないほどの緊張。

 失礼のないように身なりを整えて、二人は邸宅を出た。

巣喰蜘蛛(フォートレス・イーター)が避難区画を襲ったと聞かされて、心配して帰ってきてみれば、よりにもよって自分の息子がそれを生身で討伐して、英雄になったから(オベロン)がお呼びだ、お前も引率して御前に参れ、と上官に言われた私の心境も想像してくれないかな?」

「・・・・・・返す言葉もございません」

 寝耳に水にも程がある。父の目はそう語っていた。

 それまで怒っていたようなウブイルだったが、ふと、安堵の微笑みを浮かべた。

「まあ、お前もカミラも無事でいてくれてよかった。」

「父上、何も・・・・・・聞かれないんですか?」

 生身で決闘級魔獣を討伐する8歳児。こんなバケモノのような息子の父親になったと聞かされれば、普通は混乱などでは済まされない。

 きっちり説明を求められ、自身の異常な能力について聞かれるだろうと想像していたソーマは、それを聞いてこない父の態度に疑問を口にするのを止められなかった。

「本当なら説明を求めたいところではあるが、お前は聞かれたくなさそうだからな。

 お前は普通より聡い子だった。幻獣騎士(ミスティック・ナイト)に対する情熱や拘りは、騎操士(ナイトランナー)を務める私でもよく理解できないことがあって困惑はするが、心根はまっすぐなものだ。

 そんなお前が隠し事をするとしたら、それは悪意あってのことではないだろう。心配ではあるがお前が自分から話してくれるまでは何も聞かんよ。」

 何故だ。何故そこまで自分を信頼できる。自分の何が、ここまで父の信頼を勝ち得たのであろうか。息子だからなのだろうか。そう表情で問いかけるソーマに彼はこう言った。

「私もお前に隠し事をしていただろう?筋蚕のことを知りたがっていたお前から、知識を得る機会を奪ったじゃないか。

 あの時はお前のことを思ってのことだったが、正直、今では余計なことだったと思ってる。」

 そこまで話したところで、ウブイルは逡巡してからこう繋いだ。

「いや、そうじゃないな。私はあの時怖かったんだな。お前に幻獣騎士について幻滅されることが。

 私もお前ほどではないが幻獣騎士が、騎操士と言う仕事が好きだ。それについてお前が憧れの気持ちを持ってくれていることがうれしかった。

 だから、お前が幻滅するかもしれないと思うと、言い出せなかった。

 だが、お前は言ったな。軽蔑はしないと。それどころかあの時お前が続けた言葉は、今まで私がやってきた騎操士の仕事を理路整然と肯定してくれるものだった。

 こんな言葉を口にする子が、悪意があっての隠し事などするわけがない。そう、思ったんだよ。」

 なんとも面映い言葉であった。あの時、特に意識をせずに放った言葉が父にこんな気持ちを抱かせていたとは。

「それに息子が英雄になって、王に呼び出されるだなんて名誉なことじゃないか。誇らしいことだ。胸を張れる。

 多少の隠し事なんて許せてしまえるさ。カミラだってそうだと思うぞ。」

 満面の笑みで放った父の言葉に、ソーマはこの家族が付いていてくれるならこの先の道も怖くはないと勇気付けられた。

 

 

 

“陛下におかれましてはご機嫌麗しゅう”

 などといった礼儀作法を求められると思っていたソーマは大いに拍子抜けした。

 それは何故か?

「いやぁ、ようこそ。御出でくださった!我らが英雄殿!ずっと待っていたよ。ああ、そんなに緊張せずに楽な姿勢でいてくれ給え。あまり堅苦しくされても困ってしまうからねぇ」

 豪奢なつくりの部屋の中に招かれて、上座に座った人物からケタケタと笑いながら放たれたあんまりにもあんまりな言葉。

 こんな態度で話しかけてきた目前の人物が、何を隠そうこの上街の支配者。

 (オベロン)その人なのである。

 王族としてこれはアリなのか?さすがにファンキーに過ぎやしないか?きっと自分は今、これ以上ないぐらいのマヌケ面になっているに違いない。そう、ソーマは思った。

 どうやら父も心境は同じようで、目が点になっている。

 二人して固まっていると、年嵩の男性がフォローに回ってくれた。

 どうやら、この王様は気分が高揚してるとこのような言葉遣いと態度を取る方らしい。普段は“もう少しまとも”な話し方だそうな。教えてくれた男性の困り顔を見て思った。

 苦労してそうだな、この人たちも。

「私も近衛騎士団に市民を守る命令は出したんだが、君がアレを倒してくれて助かったよ。この街を治めるものとして感謝するよ。」

 感謝の言葉に偽りはないのだろうが。軽い。

 この人物にとって、市民の命とは本当に尊きものなのだろうか?そんな疑問が鎌首をもたげ始めた。

「しかし、君があの大蜘蛛をしとめた手段は幻獣騎士でも、攻撃魔法でもない何かだったと聞いているよ。何を使ったらあんなことが出来るんだろうねぇ?」

 ピレスロイド弾のことについて聞きたいのかな?そう思って仔細を語ろうとしたソーマだったが、

「余人を交えぬ場所で、二人だけで教えてはくれないかなぁ? 君について、他にも知りたいことがたくさんあるんだよ。」

 そういうが早いか、オベロンは耳元に口を近づけてこう言った。

「私は君が何者か知っているよ。君は知りたくはないかね?その“力”について。」

 心臓をわしづかみにされた気分になった。

 

「さて、君の父には別の部屋に待機してもらった。これで思う存分、話せるねぇ」

 人払いがされた部屋で不適に嗤う王に心を許すことは出来そうにない。だが、無言の圧力が口を開かせる。

「いったい何をご存知なのですか?私の力とはいったい何のことです?」

「とぼけても無駄さ。あの蜘蛛の強化魔法を君は“かき消して”討伐した。他の生物の魔法に干渉する力を君は持っている。

 そして、魔法を触媒結晶なしで起こせるくせに、魔力を自身の体内で生み出す力がとても弱い。

 しかし、他人や動物、魔獣から供給することでそれを補っている。間違っているかな?」

 あのときあの光景を見ただけで、的確にあの所業の内訳を指摘して見せた?

 それだけではない。触媒結晶を使わなかったことはともかく、あの場でロシナンテを魔力の供給源としていた事までは見ただけでは解らないはず。

 魔獣に対しては魔力を吸引したことはなかったため、わからない。だが、あの表情はそれができると確信しているものだ。 

 ということは、目の前の人物は自分の能力について本当に知っているのであろう。それも自分より深く。

「おそらく君自身は自分がどんな能力を持っているかということを知ってはいても、何故そんな能力をもって生まれたのかまでは知らないんじゃないかな?」

 それは能力について自覚したときから、ずっと疑問に思っていたことだ。

「私はそれを教えてあげられる。それだけじゃない。他に君が欲しいものを交渉次第ではあげてもいい。

 そのかわり、手伝って欲しい事があるんだよ。」

 否やはとは言わせない。その目は、そう語っていた。

 

 

 

「ここは王城の中でも、私の他は信用した口の堅い人間しか立ち入れない場所だ。」

 そう言って、あの部屋から案内されたのはこの街の地下だった。なかなかに大きな空間だ幻獣騎士など何十機も格納できそうだ。

 本当に少数の人間だけがここに入室を許され、せわしなく何かを懸命に組み立てている。どうやらここは工場として使われているようだ。

 秘密製造工場と言う言葉が彼の脳裏を過ぎり、胸を躍らせる。何を作ってるのか、ソーマは俄然知りたくなった。

 このような雰囲気でも「メカや兵器に関するものが聞けると言うのならば、聞かせてもらおうではないか」と思うあたり、彼も現金なものである。 

「手伝って欲しいことと言うのはだね。ズバリ、幻獣騎士についてのことなんだよ。君は幻獣騎士が大好きなんだってねぇ。」

「もちろんです!よくご存知ですね。」

 あまりにも元気よく即答するので、ここに来て飄々とした王の笑みが、苦笑に近いそれに変わった。

「それなら、なおのこと協力をお願いするよ。なにせこれは、これからの幻獣騎士の将来に関わる重大な案件だからね。」

 そういって王はソーマをうず高くゴミが積まれた空間に案内した。ゴミの内訳は様々な魔獣の甲殻や骨だった。

 その生ゴミたちの向こう側に、分解された一体の幻獣騎士の残骸があった。筋蚕の張り付いていない剥き出しの内部骨格が分解されて床に置かれている。

「君に対して頼みたいことというのはだね。これを作ってもらうことなのさ。」

 彼が指差したのは ちょうど人間で言えば背中に相当する箇所の装甲が外されて、中身が露になった胸郭パーツだった。

 その中にある虹色に光る金属パーツに彼は見覚えがあった。それは魔力転換炉(エーテル・リアクター)と言われているパーツだった。

「どうやら、これが何か知っているようだね。勉強熱心なことだ。感心感心」

「・・・・・これを作れと仰られると言うことは、私にその作り方を教えていただける。そう考えてよろしいですか?」

 もはや、収束されてレーザーの如きそれと化している彼の目の輝きを受けて、王がわずかに引いている気がするが、彼は苦笑を深めて話を続ける。

「その通りだ。これに使われている金属はある特殊な能力を持ったものにしか加工することはできない。

 これを作ることのできる存在こそがこの上街において、その発言権を増し、王族として崇められていったんだよ。」

 彼はそういって羽毛や毛皮で装飾された王冠のような被り物を取ると、どこかウサギを思わせる大きく発達した長い耳を外気にさらけ出した。

「アールヴ。私達は自らをそう呼んでいる。私も君と同じく“体内に触媒結晶を持ちながらにして”理性と知性で魔法を紡ぐ種族なんだ。」、

 

 それから彼が語ったのはアールヴと言う種族と、その一員であり森伐遠征軍に同行した王の両親の記録。

 彼らアールヴは本来この大陸の西側にて建設された“森の都(アルヴヘイム)”と呼ばれている集落にて歴史の表舞台にはあまり出て来ずにひっそりと暮らしている種族だった。

 そんなアールヴが生活の糧としていたのが、魔力転換炉(エーテル・リアクター)。幻晶騎士の心臓部で、大気中のエーテルから魔力を生み出す装置だった。

 これを作るためには“生命の詩(ライフ・ソング)”という長大且つ特殊な魔法術式(スクリプト)精霊銀(ミスリル)という金属を加工して、その術式を直接織り込んでいく作業が必要だったのだが、これは体内に触媒結晶をもった種族にしか不可能なものであり 事実上魔力転換炉はアールヴにしか生産できない特産品と化し、重要軍事物資として扱われた。

 これを徒人、つまり人類との取引に使うことで彼らはその庇護下で安息と思索の日々を耽溺していた。

 だが、時の大陸を支配していた国家「世界の祖(ファダー・ア・バーデン)」が大陸の東側に残った前人未到の魔獣の巣窟へと大規模な遠征を企画した。

 それこそが森伐遠征軍。この無謀な遠征軍に参加していたのが王の父と母だったというのだ。新天地で開く予定の国家で魔力転換炉の生産や維持を担わせるために。

 だが遠征は失敗し、この遠征軍を率いていた軍団長も行方不明となり、取り残された形になった残存勢力はこのボキューズの深部で集落を築いた。

 そこで人類に比べて寿命が長い上に老化速度も遅く、魔法能力も優れていた彼らが発言力を高め、いつしかその指導者となっていったというのだ。

 

「つまり、私もあなた様と同じくアールヴの末裔なんですか?」

 確認の色を帯びた問いかけだったが、王は首を横に振る。

「アールヴは同サイズの知的生命体の中では最大の魔力量を誇る種族なんだ。君は基礎式1発分ぐらいですぐに魔力切れを起こしてしまうんじゃないかい?」

 この期に及んで、隠し事をする意味はあるまい。ソーマは素直に首肯する。

「己の体内の結晶でもって、魔法を行使するもう一つの種族に私達はボキューズの奥で出会った。彼らの名は“夢魔族(インキュバス)

 はるか昔に徒人とアールヴによって滅ぼされたと言われていた種族であり、このボキューズ大森海において潰えるかと思われた幻晶騎士(シルエット・ナイト)幻獣騎士(ミスティック・ナイト)という形で後世に繋ぐ力を齎した者。

 君の祖先たちさ。」

 

 夢魔族。アールヴ同様に触媒結晶を体内に持ち、杖を持たずに魔法が使えるこの一族はかつて西方にも存在した。

 この種族を人類とアールヴは幻晶騎士の開発に成功すると同時に魔獣と共に滅ぼしてしまった。

 何故か?それは彼らが自分では魔力を生み出せない代わりに魔獣や動物や他の知的生物から魔力を奪い、その魔法に干渉する力を持っていたから。

 それだけに留まらない、魔獣の一部を自身の思うがままに操る力さえ持っていたのだ。

 ゆえに彼らは他の種族の間で“魔獣操者(ビーストマスター)”とも呼ばれ、人型の魔獣、魔獣災害の象徴として討伐されていったのである。

 

「とうに滅ぼされたと思われていた彼らをこの地で見つけたときは驚いたよ。

 外見は徒人達とほとんど見分けが付かないぐらいにそっくりだが、同じく体内に触媒結晶が存在している我々にはわかったんだ。古に滅んだと思われていた種族はボキューズに生き残っていたんだと。

 彼らはこの地で独自の文明を築いていて、はるか昔に自分達の祖先が他の種族に森の深部に追いやられたことなど忘れてしまっていた。私たちの街と交流し、その発展を手伝ってくれたんだ。」

 

 そんな彼らの文明で使われていたのが、“幻獣(ミスティック)”と呼ばれている魔獣兵器だった。

 神経がほとんど触媒結晶と癒合しており、魔力信号で体を動かしている魔法依存度の高いこのミミズ型生物は、夢魔族の持つ固有魔法で、固虫同士が連結し、神経や筋肉繊維のように振る舞い、決闘級程度の魔獣の骨格にまとわり付くと、まるで一個の動物のように振舞い始める。

 夢魔族を頭脳とした巨大生物のように運動するそれは、時には獣の形を取り、時には人の形を取る。主の意思に従って自在に形を変える巨大な兵器として使われ、彼らの文明の守り手となっていた。

 

「彼らが幻獣に使っていた固有魔法を定式化して、その原理を幻晶騎士と融合させて生まれた兵器こそが幻獣騎士なんだよ。

 そうそう、筋蚕も彼らの提供してくれたものだったね。もともとは食用と繊維を採る為の家畜だったんだが、結晶筋肉(クリスタル・ティシュー)の代用品として使えそうだったから、流用したのさ。

 森伐遠征軍の生き残りの中に、あれの製造法を知っている錬金術師がいなかったものでね。」

 

 筋蚕の生態を聞かされたとき感じた違和感はこれだったのかとソーマは納得した。

 

「我々は蜜月の関係となっていった。徒人の中には彼らと子供を作ってその血を取り込むものも現れようとしていた。このまま、私たちは友邦としてこの地でうまくやっていけると、そう思っていたときだったよ。やつらが現れたのは・・・・・・!

 『巨人族(アストラガリ)』あの蛮族共が現れたのは!!」

 その名を口にしたとき、王の顔は修羅のそれになっていた。

 

 この上街の歴史において、その名は時に恐怖として、時に怨嗟と屈辱の象徴として語られる。

 巨人族(アストラガリ)。決闘級魔獣のような体躯を有していながら、彼らは知恵を持ち、言葉を話す。

 彼らの名はこの街の中で知らぬものはおらず、おいたをする子供達への脅し文句にも使われる。「巨人が食べにきちゃうぞ」と。

 巨人が恐怖されるのは、何も体が大きいからだけではなかった。こちらのことを「子鬼族(ゴブリン)」と見下し、隷属を強いてきたのだ。

 そして、当時幻獣騎士開発の端緒についたばかりだった森伐遠征軍はこの理不尽な要求を跳ね除ける力を持たなかった。

 こうして人類は“子鬼族”と呼ばれ、彼らの家畜に成り下がった。

 ようやく鉱床を見つけて、採掘を開始していた金属資源もそのほとんどが精錬された所で彼らに取り上げられ、幻獣騎士はその構成素材を、使い勝手の悪い生体素材に置換していかざるを得なくなっていったのだ。

 

 だが、幻獣という巨大兵器を有し、数も多かった夢魔達は、巨人族に抗うことを決めた。

 彼らは勇敢だった。様々な魔獣の姿を模した幻獣が彼らと戦って、接近戦では巨人を圧倒していた。

 しかし、それでも適わなかった。巨人族の中に存在する魔導師達が極大魔法をぶつけてきたから。

 夢魔達は幻獣や魔獣にその戦力を依存しきっていて、遠距離から撃ち放たれる魔法に対して、あまりにも脆弱だった。

 こうして彼らはその文明を滅ぼされ、潰えていった。

 

「この上街に住む徒人の中に、その血が流れているのは解っていたことだったが、如何せん薄すぎてね。彼ら固有の能力を持って生まれてくる者は今まで現れなかったんだよ。」

 地球でも特定の遺伝子がその発現を他の遺伝子にさえぎられる事があるのは知られていた。

 長い歴史の中で少数が混ざりこんだ程度ではそれが表に出てくることなどそうはなかったのだろう。

 ましてや完全に近い形でなど天文学的確率ではないのだろうか。

 

「だが、こうして君が生まれた。私達アールヴと同じく体内に触媒結晶を持つ君なら、精霊銀の加工も出来る。今こそ私と共に幻獣騎士の動力炉を増産し、滅ぼされてしまった夢魔族の意思を継いで欲しい!」

 こう語る王の目は、今まで見てきたそれに比して格段の狂気と熱を帯びた危うい瞳だとソーマは思った。




やっと書けたよ!幻晶騎士と幻獣騎士のミッシングリンク!
これを思いついたとき、このお話のプロットの原型が組みあがっていったのです。
あー、すっきりしたw
これからお話をどんどん膨らませて・・・・・・いけたらいいなぁ。

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