Magical Girls Story   作:orzタケシ

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すいません、今週はかなり忙しくてかけませんでした。
申し訳ないorz

次回は一週間以内に出そうと思います。

それと、これまでのお話しは書き直したりすると思いますが、内容そのものはあまり変わらないと思いますので何卒よろしくお願いします。


第10話 I can not fly

「困ったな。何も出来ない。」

 

 

俺は魔法少女となって空を見ていた。空には悪魔と茜達魔法少女組。

悪魔と魔法少女達とでは速度差が違いすぎる。はっきり言えば相手になっていない。

 

俺的にも今すぐ加勢に行きたいが「俺は、飛べんのだ。」

というもはやどうしようもないアルモアの欠陥により、ただ空を仰ぎ見ることしかできなかった。

「ホント、どうしようかなぁ」

俺は溜息まじりに呟かしかなかった。

 

 

 

 

「眞銀さんと一緒に応援に行くから!」

家に帰り着き一言目に発せられたものがそれだった。

「え、あのぉちょっと恥ずかしいんですが」

正直恥ずかしさもあり断るが行く方向に固められていてどうしようもなかった。

 

時が経ち、大会当日の朝

「黎征やっときたか!出発だ!」

学校集合という事で集合時間ギリギリで学校に着くとどうやら全員準備運動まで終わらせていたらしく、少々息も上がっていた。

「え?嘘だろ?集合時間って今であってたんじゃ」

「集合時間が9時なら1時間前に来るくらい当たり前だろ?」

と有不亜先輩がそんことを言い出した。

何言ってんだこいつ。そう思わずにはいられなかった。

「何言ってんだこいつ。」

言ってた。

 

「仙道、確かにお前は助っ人で呼ばれた者だがな!先輩後輩の上下関係はきっちりしてもらおうか!」

 

メンドくさい人だ。

 

「まあまぁ、先輩取り敢えずもうそろそろ行く時間です。行きましょう。」

「む、そうか」

と金路が取り繕ってくれた。

 

 

 

そして試合会場に着きしばらくすると

「あ、いたいたやっと見つけた!クロォ〜、キーン応援きたよぉ〜」

「金路さーん応援に来ましたよ!あ、兄さんは別にどうでも良いから。」

眞銀と笛が吹高校の待機場所へとやってきた。

「お!眞銀に茜ちゃんきてくれたのか、これはいよいよ勝たなくちゃな!黎征!」

「超初心者の俺に言うなよな?それと茜お兄ちゃん傷ついたよ?」

「はいはい、取り敢えずはいこれ私と眞銀さんで作ったお弁当、金路さんのぶんも」

「お、ありがとよ実は今日買わなきゃならなかったから、ありがたいぜ」

「無視かぁ、茜ちゃんよ?最近俺への返答雑じゃない?泣くよ?」

それすらも適当に流された俺は悲しい気分になりながら弁当を受け取る。

 

 

大会が始まる。とは、言っても俺たちの出番は昼頃だ。仕方がないので4人で話していると。

 

「あ、あの!ま、まま、眞銀さん!」

と明らかに緊張している上ずったような声がかかってくる、振り向くと。

「あ、あの僕!剣道部の部長で有不亜といいます。」

 

イヤ、お前かい!

声に出そうになった。

「イヤ、お前かい!」

出てた。

 

()たちの応援にき、来てくれて、あ、ありがとうございます!」

 

上下関係云々の話などなかったかのように先輩は眞銀に熱い眼差しを向けていた。

そういえば初めて部活に来た時も眞銀とよく話しているからどうのと罵詈雑言を受けた覚えがある。

眞銀ファンクラブとかいう、噂では存在する組織、この先輩はその1人なのだろうか?正直引く

尚も話は続く。

「試合で勝てるように頑張りますので!応援!よろしくお願いします。」

 

チラリと眞銀の方を見ると、笑顔だった。だがよく腕の方を見て見ると鳥肌が浮かんでいた。

 

眞銀…取り敢えず、頑張れ。うん、頑張るんや。

 

笛吹高校の試合が始まる時間が近づく。

「よし!野郎ども!必ず勝ってみせるぞ!」

先輩がえらく元気だ。

後ろを見やるとマシロや茜も苦笑いをしている。

「「「はい!」」」

その勢いに呼応するように俺以外が返事をする、俺も返事するべきだろうと思い声を出そうとしたその時

 

 

 

「うそ!?こんな時に!?」

 

茜の焦ったような声と同時に響く空気を震え上がらせるような地響きにも似た爆ぜる音。

そうしてしばらくした後起こる耳鳴りのような高い悲鳴。

 

悪魔出現時の、耳にこだまするようなサイレンが鳴り響き避難勧告が発令される。

 

『未確認生命体出現警報、未確認生命体が出現、当地域への破壊活動を開始しました。至急、屋内に避難しテレビ、ラジオをつけ下さい。』

 

 

「茜………っクッソいねぇ」

警報がなって茜を探すが既にその姿はいなかった。

 

 

『皆さん落ち着いて!係員の指示に従って!速やかにホール内に避難して下さい!皆さん落ち着いて!速やかにホール内に避難して下さい!』

 

係員の避難促す声で皆が慌ただしく行動を始める。

 

「キン!クロ!茜ちゃんがいない!」

「なに!?」

「わかってる!!」

どこを見回してもその姿は見えない、爆発音の前に茜は何か言っていた。その時には行動していたのだろう。気配察知、(アルモア)にはできない芸当だ。

「俺ちょっと探してくる!」

俺もどこか分からないが変身して行かなければならない。

「私も!」

「俺もだ!」

眞銀や金路も行くつもりだ。嬉しくは有るが今はやめてほしい。

「そ、それじゃあ僕あ、いや俺も!」

眞銀が行くからなのか金路が行くからなのか有不亜先輩が便乗する。その言には剣道部員全員から呆れたような視線が投げられる。

 

俺の方はと言うとその声で強すぎる苛立ちから、一気に焦りが無くなった。

 

冷たい声で有不亜先輩に指示をだす。

「有不亜先輩あんたは部長なんだろ?部員引き連れてさっさとホールに行って下さいよ。」

「うっ、だが…その、しかし。」

「行けよ」

ようやく自分のいまの状態に気づいたのか身を引いて行く。

 

そして眞銀や金路には諭すように聞かせる。

「もしまた爆発があってお前達に何かあったら嫌なんだよ、だから頼む俺だけで行かせてくれ」

 

その言い聞かせるような声に渋々納得したのか眞銀や金路は渋々下がっていく。

有不亜先輩についてはもうすでにホールに他の部員引き連れて向かっていた。

 

 

 

どこかに人がいない場所、変身してもバレない場所はないか探すために動く。

 

どこも混雑していてそんな場所見当たらない。

 

 

……いや、あった!一つだけこんな状況だからこそ誰もいそうにない且つ外に出られる場所!

俺は入り口とは真逆の方の階段の脇、平時なら誰もが使い今ならいる可能性が非常に低い場所。

 

 

 

 

 

 

 

俺はトイレに直行した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くぞ!アルモア!」

「あぁこの私に新しい変身ポーズを見せてくれ!」

「やかましいわ!」

と言いつつダメ出しされ続けたので今度こそ!と新しい変身ポーズをとる。

 

足は肩幅、肘を軽く曲げ右手を顔の横の位置まで持って行く、携帯カバーと化したアルモアを持ちカバー側を前に腕と腕が交差するように左手を前に突き出す。

「変身!」

その掛け声でアルモア側を自分に向けて腕にくっつける。

アルモアがシュシュ形態に変形して手首に巻きつきそれと同時に形態も消えるそうして握りこぶしを作り両手をを腰の横に勢いよく引いた。

それと同時に変身し、世に言う魔法少女 ブラック・リーベルへと変身を遂げる。、

 

決まった。

 

各仮面ライダーの変身シーンをみて勉強した甲斐がある。

『黎征!それだ!それを期待していたんだ!最高だ!』

シュシュからアルモアの歓喜の声。

 

 

「よっしゃあ!行くぜ!」

 

 

俺は男子トイレについてある窓を開け颯爽と爆発のした方向へと駆けて行った。

 

 

なるべく被害を出さない尚且つ警察に見つからないように店やビルの天井、電柱を、足場に壊さないように移動する。

 

 

見つけ次第お見舞いしてやる。と意気込み戦闘領域に到着、しかし周りを見回しても誰もいない。

 

すると映画で聞いたような高い所から何かが落ちくるような少し高めの音。

 

「え?」

 

上を見上げると魔法でできた炎の玉俗に言うファイヤーボールが降ってきた。

 

「……イ、…バイ、ヤバイ、ヤバイ!ヤバイ!!ヤバイ!!!」

 

慌ててヘッドスライディングで回避。

さっきまで自分がいた場所を見ると攻撃した地面はえぐれ黒く焦げていた。

空を見上げる。 そこには茜達魔法少女と悪魔が飛行戦を繰り広げていた。

 

 

 

「うわぁ、空かぁ〜、仕方ないアルモア飛ぶぞ!」

当たり前ではあるが人生において一度も自力でFly awayなんてしたことはない、感覚は後で掴もうそう考えていると、ボソリとアルモアが呟いた

『すまん黎征…私はな、飛べんのだ。』

え………なんて?

『飛べんのだ』

そして冒頭に至る。この現状どうしようもない一度ジャンプしてみるか?と思い、試してみたが当たり前のように攻撃は届かず逆に狙い撃ちされた。

 

「だったらこれで!杖召喚(ステッキ)!」

メイスを召喚し円筒の槌内に魔力を充填、回転し、その魔力が圧縮アルモアのチカラによりそれは爆発する球に変換される。

 

砲身を悪魔に向け、放つ。

爆 撃 砲(エクスプロド・キャノン)

 

爆発弾は軽く躱され、はるか彼方空で爆発した。

 

「あれ?何もできなくない?私詰んじゃった?」

 

 

非常にまずい状況になった。

 

 

 

 




orz_タケシの近況
私大学でジェンベ部って言う、アフリカの太鼓のサークル入ってるんですけど。その部活のOBの方がご結婚式を挙げるそうで。
「それじゃあサークルのOG.OBで二次会の出し物しよう。」
って事になって、その出し物を決めたんですけど。
この練習がまた大変で!
内容としてはアフリカの曲で音楽芸人のネタをやるってやつなんですけどね練習もかなりやりましたもんね。

感想としてはやっぱりネタ作りを一から作ってそれを披露してる芸人って凄いんだなって本気でそう思いましたね。

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