3日連続結構忙しいひが続きましてorz
次回は近日中に出します
剣道部にて
眞銀に連行され、剣道場につき早數十分俺はある問題に直面していた。
「イベント・・・武器・・・新アバター・・・バヌァヌァ」
「はい、アホな顔してアホなこと言った。正座5分追加」
「ウゲェ」
団体戦の時は長く正座をさせられる。と言う理由で俺は礼儀作法を覚えようと言うことになりこんな状態になっている。
「おい、潮崎よこいつ本当に大丈夫なのか?ダメな気しかしないが・・・」
有府亜先輩が心配そうに金路に聞く。
「う〜ん、これは態度で減点される覚悟で剣道の技術どんどん教えていった方がいいっすかね・・・」
「ん?まてこいつは経験者じゃないのか?」
「確か黎征に剣道の経験はありませんよ?」
「「「は!?」」」
どうやらこいつ俺について何も言ってなかったらしい。
有る程度の作法は覚えたのち俺は剣道の稽古に入っていた。と言っても一番俺にとって覚えられる、技を受けるというものだ。
そしてもちろん俺は……
「うをっ!イテェ!小手はやめろ!」
「防具あっても痛いもんは痛いって!」
「防具暑い!臭い!」
とまぁサンドバッグになっていた。最後のはただの愚痴だが。
「くぅ、やはり素人じゃないか振り方もままならないぞ。クソっ!」
さっきから有不亜先輩がうるさい。まぁ、素人がいきなり「試合に出ます。」と言ったら誰だってそうなるか。
サンドバッグになって数分後
「OK金路覚えた。」
「やっぱ早いなぁお前。じゃあ皆んな心配頼む」
「は!?潮崎ふざけるな!何が覚えたださっきと何も変わらんぞ!」
「そうですよ先輩!いくらその人が運動神経良くても一朝一夕でうまくいくわけないじゃないですか!」
「潮崎さん、さすがに無理なんじゃ」
と金路以外の剣道部員一同が声を荒げる。
「まぁ頼みますよ先輩、お前らもさ?」
面越しからもわかるような邪気のない爽やかスマイルで俺も含めて怯む、こいつはこれが有るからずるい。
俺と金路の試合が始まる。
俺は先ほど金路がした動きを、金路にされた動きを完全に再現する。
「嘘だろ?」「まじか・・・」「(・Д・)」
と反応は三者三様だ。
視点:金路
こいつと、黎征と競う時、その身をもって争う時はいつも思う。
「俺ではいけない領域にこの男なら、すぐに到達するだろう」
それ故にこうも思う。
「なんでそこまでの才能を持ちながらその道に武道という道に行かないのか」とも思ってしまう。
黎征の爺さんの道場にいた頃からこいつは他と別物だった別格ではない、別物だ。
何故ならあいつより強いやつはあの時はごまんといたし、何度も打ちのめされていたからだ。
だがそのたびに強くなる俺も含め他の1ヶ月は黎征の10秒だ。これを別物と言わずなんというのか・・・
最初は「俺だってあのくらい・・・」という思いもあったが小学校高学年の頃には嫉妬というのもなくなった。
そしてそれは今だってそうだ。俺ははっきり言うと。部長の先輩より強い自信がある。だが今こいつはそんな俺といい勝負ができている。こんな奴は別格とは言えないもはや別の存在だ。
・・・でも最初くらいよ、勝ちは譲れないぜ?黎征
視点回帰 黎征
一本を、知らせる合図が上がる。
その後は教えられた手順にのっとって引いて行く。
「やっぱ無理かぁ、経験がものを言うなぁ」
俺の負けだ。いくら技をコピーできても経験は出来ない、経験は技量に勝る。
「いやいや、そこまで出来るってやっぱお前すげえよ部活入れよ。」
「家でネトゲしたいからやだね。」
「お前弱いだろが」
「うるせぇ!!!心が折れる!」
と、雑談していると急に声がかかってきた。
「仙道!潮崎!なんだ今のは!どうすれば素人があんな試合できると言うんだ!」
剣道部の後輩達も同意の意を示す。
「え?別に・・・普通だと思いますが?」
「お前だけな?そんなとこ腹立つぞぉ」
「えぇひどくね?」
と、またも幼馴染トークにうつる。
その間取り残された面々は唖然としていて、その後はまた正座耐久という苦痛を強いられる事になった。
3時間後練習が終わり帰路につく、金路とも一緒だ。
雑談をしながら歩いているとあの公園を通る事になった。
「ここで昔黎征や眞銀と一緒に遊んだだけな」
と金路その時俺はある一つのことを考えていた。
ここでアルモアが突き刺さっていたんだよなぁ。それに関わったせいで俺は・・・くそぉ今でもあの姿は抵抗がある!!あいつのミスのせいで俺は………畜生!!!
とまぁ俺は怨嗟たっぷりだった。
その後は金路と別れ茜のいる家に帰り着いたのだった。
アルモア携帯ケース
モアイの顔をした携帯ケース。
茜や眞銀からは「何それ欲しい!」
そして金路からは「えらくファンキーなケースだな」
とのこと他からも肯定的な意見が多く黎征にはとってはただただ解せない。