「急に降り出したな・・・」
俺はコンビニの帰りに雨が降り出しだしたので急いで走り出す。
が、次の瞬間轟音と共に視界が真っ白になった。
「貴方は死にました」
そんなこんなで俺はここに居る。
「返って冷静になってるようだな」
状況を説明すると、俺の周りだけスポットライト当てられてるように明るくなっていて、男の声が木霊するように俺に話しかけている。そして、声の主は神様らしい。
「何があったか説明すると、こちらの手違いで雷がお前に落ちてな、まあ、そんな訳でひまt・・・恩威で異世界転生させようとおもう」
おい、今暇つぶしって言おうとしたよな!
「さぁ?何のことやら」
「さて、転生の話だがどんな体で転生したい?妖怪とかアニメのキャラクターとかでもいいぞ」
おお、それはうれしいな・・・じゃあギラティナでいいか?
「ああ、構わん。次に付けてほしい能力を選んでくれ、そうだな三つ程与えよう、今回はこちらのミスだからな」
さらに三つの能力って、チートになりそうだな・・・・・・
じゃあ、ギラティナの使える技すべて使えるのと、某漫画の戦闘民族並みの成長と・・・そうだな・・・まあ、いいか適当に選んでくれ。
「そうか?分かった、なら私が決めよう。後のお楽しみだ」
気が付いたら森の中に居た
そして、六本の足と、背中に赤い爪の様な物のついた黒いボロボロの翼を確認する。そして
「キュガァァァァァーーーーーーーーーー!!!」
嬉しさのあまり叫んだ
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我が名はギラティナ。そう、雷に打たれた『元』人間だ。
さて、これまでのことをざっと説明しよう。
転生してから二十年程時がたった。
ん?『何故そんなに時間がとんでいる?』だって?
決して面倒くさいからとかじゃないぞ?
まあ、その約二十年で分かった事は
・『破れた世界』に行けた
・フォルムチェンジが自由自在(白金玉を持っていれば)
・『反物質』を操れた
・三つ目の能力が分かった
こんなところだ。あと、一人称を我に変えた。
そして、問題があった。
それは、途轍もなく暇なことだ。あの神様『異世界転生』と言ったからてっきり魔物とかモンスターが居る世界かと思ったがそんなもの一切居なかった。元居た世界かもしれないと思ったが、よく調べたら記憶の食い違いがあった。多分パラレルワールドとやらなんだろう。知ってる漫画の展開が変わってたりした。
そして、三つ目の能力は、擬人化である。この能力にはかなり助けられている。上記に述べた漫画も擬人化して買った。転生して三年程気付かなかったので分かった時に嬉しくて
「よっしゃーー!!!」
と叫んだ
そして、叫んだ時に気付いた(あれ?声高くね?)と、
女体化してたんだ、それだけならよかった、水を使って見たら幼女が写った、身長は、百二十㎝前後か?金色のロングヘアに、赤い瞳、服は、ワンピースで灰色、黒、のラインが横にのびていてそのあいだに細く赤いラインがとおっている、そして、胸のあたりには、肋骨の様な形をした金色の模様があった。
そんな事があって二十年過ぎた。へ?『お金はどうした?』だって?まあそれについては、「脅してる人からもらった(暗い笑顔)」とだけ言っておこう。
さて、なんでこんな思考をしているのかと言うと、その『脅してる人』がかなり減ってお金が足りなくて漫画が買えず暇なのだ。
「面白いことないかなー」
と、独り言をもらしながら家(洞窟)でゴロゴロしていると、上から一通の手紙が落ちてきた。
(面白そう)
と、迷わずその手紙を読み始める。内容は、
”悩み多し少年少女に告げる。
その才能を試すことを望むのならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、
我らの“箱庭”に来られたし”
その手紙を読みギラティナは顔を綻ばせた。
そして次の瞬間視界が開けギラティナは上空に居た。
表現力が無い主人公の容姿書くのに十分程掛かった…
まあ、頑張ります。
あと、主人公は、雷に打たれて即死だったため電気に対するトラウマとかにはなっていません。
追記
9/17報告ありがとうございます
『和が名』を『我が名』に修正