今回はビスマルク達が大阪に行くというシナリオです。
それでは本編どぞ
Bismarck級戦艦、Bismarckよ。
今日はオフだから海外仲間で大阪に遊びに行くの。
「Bismarckさん、待ってくださいー」
「買い物に時間掛けすぎよ姉さん。」
「まぁまぁそういうな。買い物も醍醐味だろう。」
「早くしなさい!もうすぐ発車するわよ!」
「もうすぐって…まだ5分ありますからね?」
休みなのに頭が痛くなりそうなメンバーで行く事になったわ。
シレッと来てるアークロイヤル、天然イタリア姉妹って…
名古屋でゴタゴタこそあったけど無事名古屋を出発、私たちを乗せた列車は名古屋を出発して一路西へ向かう。
『ご乗車いただきましてありがとうございます。この列車は急行比叡1号、大阪行きです。途中止まります駅と、到着時刻をご案内致します。次の尾張一宮に8時20分、岐阜8時30分、大垣8時42分、米原9時09分、彦根9時20分、高槻市10時10分、新大阪10時15分、終点の大阪梅田には10時20分に到着致します。列車は12両編成で運転しております。1号車から5号車は指定席、6号車はカフェテリア、7号車と8号車はグリーン車です。グリーン車のご利用には急行券の他にグリーン券が必要です。9号車から12号車は自由席です。ただいまから検札に参ります。お手元に乗車券、急行券をご用意ください。』
検札?改札口を通っているのに?
というかドイツだと改札口すら無いけども。
コントローラーの仕事も日本だと車掌がやるのかしら?
「きっぷを拝見…ってビスマルクにアーク、イタリア姉妹じゃねーかよ。」
「はい…って提督!?」
「ホントだ。」
「…何してるんだ、Admiral」
「…お疲れ様です。提督」
何で提督が車掌をしてるのかしら?
確か今日は鎮守府にいないとは榛名から聞いたけどまさかね…
「今日は大阪か。気をつけろよ。」
「ええ。貴方こそ。働き過ぎは体に毒よ?」
「そうだな。もし何かあったら7号車の乗務員室に来い。じゃあな。」
「ええ。」
「ふぁ…朝早いから眠いわね…」
「大阪着く前に起こしてあげるから寝ても良いわよ?」
「助かるわ。」
それじゃ少し仮眠しましょうか…
眠いわ…
野洲〜守山…
「……マルク、ビス……ク、ビスマルク!」
「んーっ、もうすぐ大阪?」
「それが…石山駅で事故があって今止まってるのよ。」
「事故?何でこんな時に…」
「全くだ。まさかこんな事になるとはな。」
「まぁ…動くまで待ちましょう。それが一番よ。」
「「「賛成。」」」
『お客様に申し上げます。ただいま当列車は石山駅に停車中ですが、まもなく致しますと草津駅まで運転を再開致します。草津駅にて急行料金の払い戻し措置と、JR線への振替輸送を受け付けます。詳細は草津駅到着前にお伝え致します。』
「待ってて正解ね。急行料金が戻ってくるわ。」
「振替輸送はどうするのよ。」
「どうせ混む事になるでしょうし、このまま大阪まで乗りましょう。」
「私はどっちでもいいですー」
「ネルソンとの約束があるから私は早く着きたいが…混雑するのならしょうがない。」
「私はこのままで良いわ。」
「…寝る?」
「そうしましょうか。暇だし。」
3時間後…
「おーい、起きろー」
「んん…提督?」
「大阪着いたぞ。後はお前達だけだ。」
「…あら、いつのまに大阪に?」
「お前達がぐっすり寝てる間にだよ。」
「…おはよう、Admiral。」
「はい。おはようさん。」
「おはようございます〜」
「分かったから早く降りてくれ。発車出来ん。」
「「「「は〜い」」」」
寝てる間に大阪に着いたみたいね。
さ、早く降りましょうか。
「全く…全然連絡が来ないと思ったらぐっすり熟睡とはな…」
「げ、ネルソン。」
「連絡よこせと余は言ったであろう。」
「うむ…すまない。眠くなってしまってな。」
『まもなく5番線から回送列車が発車致します。黄色い線の内側にお下がりください。』
「それじゃ、行きましょうか。」
「そうね。早速阪急百貨店に行きましょうか。」
「え?最初は大丸じゃないの?」
「私は阪神百貨店に行きたいです〜」
「…なんか、それぞれバラバラな行先だな。」
「大方目的が見えてきたな。」
「私はここでネルソンと合流するつもりだったしな。どうする?アレの買い物に付き合うか?」
「余も買い物したい気分だからな、もちろん付き合うぞ!」
「置いてくわよーブリテン組!」
「ああ、すまない。今いく!」
さーて、大阪に着いたし今日は思う存分買い物するわよー!
いかがでしたか?
今回は提督がカレチとして出てきましたが、普段とは違う面を出してみました。
次回はホーネットとサウスダコタが出てくるかも…?