今回からまた新しい小説を始めていきます。
「100m先、名港潮見ICです。」
「もうすぐか…」
俺の名前は十六夜翔矢。
松島鉄道グループの会長兼グループ内鉄道会社の社長もしている。
そんな人物でもある俺が今、どこに向かっているかと言うと、金城ふ頭に新しく開設された名古屋鎮守府。
何故一鉄道会社の社長が鎮守府に向かっているのか。答えは簡単。俺が提督として海軍に入ったからであり、尚且つ新しく開設された名古屋鎮守府を任される事になったからだ。
そして今、順調に伊勢湾岸道をホンダ NSX-R NA1で走っている。
「100m先、名港中央ICです。」
順調に名駅にある本社から名古屋高速都心環状線、4号東海線、伊勢湾岸道を飛ばして三十分、ようやく金城ふ頭に着いた。
とは言ってもまだ高速の上だが。
料金所を抜けると、名古屋臨海高速鉄道、通称あおなみ線と、松島鉄道名古屋臨海線の列車が並走していた。
なんやかんやで自分の会社の列車が走っている姿はカッコいいものだ。
それを見送り、交差点を曲がり、ポートメッセなごやを通り過ぎた所に鎮守府があった。
「よし、着いたな。」
車を門の前で止めると、
女の子が近寄って来た。
「新しい司令官さんですか?」
「ああ。今日付で名古屋鎮守府に配属になった松島鉄道グループ会長兼松島鉄道系列の鉄道会社社長の十六夜翔矢だ。」
「電です。どうかよろしくお願いします。」
「挨拶も済んだ事だし、中に入ろうか。さ〜、乗ってくれ」
「はいなのです!」
電を助手席に乗せて門をくぐり、駐車場に止める。そして車を降りて外に出る。
「おお〜潮風が気持ちいい〜」
「司令官さん、こっちなのです。」
「おっと悪い悪い。行こうか。」
電に案内されて中に入る。
そして今、執務室に向かっている。
「司令官さんは車好きなのです?」
「そうだな〜…鉄道と比べると見劣りするけど、車も好きかな。じゃなかったらガチでチューンした車に乗ってないよ。」
「あの車はなんていう名前なのです?」
「ホンダのNSX-R NA1って言う車で、エンジンはホンダの言わずと知れたVTECのC30Aを載っけていて、C30A自体はノーマルで排気量2977cc、出力は280…だったかな。他にもマツダRX-7 FD3S、日産SKYLINE GT-R R32、R33、R34、三菱 LANCER Evaluation FINAL EDITIONとか色々な。」
「良く分からないのです。」
「だろうな。」
ていうか、良くこんなに車持ってるよな。
そういえば、そろそろFDのエンジンオイル変えなきゃな。
「着いたのです。」
「んじゃ入るか。」
どうやら執務室に着いたらしく、早速入る。
すると、机の上に書類があるのが見えた。
…はぁ。書類仕事か。
枚数は…十枚か。楽勝だな。
「早速なのですが書類仕事なのです!」
「だと思った。十分位で仕上げるわ。」
十分後
「よし、終わったぜ。」
「本当に終わったのです…」
「じゃ、早速建造でもするか?」
「したいです!」
電&提督、工廠に移動中…
「…みたいな感じなのです。」
「んじゃとりあえず燃料400、弾薬100、鋼材600、ボーキサイト30でやってみるか。」
「はいなのです!」
「建造開始!お、四時間だとよ。」
「長いのです…」
「よし、次は開発だな。電、建造と同じ感じで良いんだよな?」
「大丈夫なのです。とりあえず全部50ずつでやってみるのです!」
「そうだな。」
「三式爆雷投射機…だってよ。もう一回やってみる?」
「そうするのです。次は全部30で…」
「12.7mm単装機銃だって。」
「仕方ないのです。」
「だな。電、出撃してみるか?」
「やってみるのです!」
「よし、決まりだな。装備はどうする?」
「今は12.7cm連装砲だけなのです。」
「んじゃ、早速単装機銃使ってみようぜ。」
「分かりました!」
いかがでしたか?
この先の展開は気まぐれですw