本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。
見えざる帝国との戦いが終わった10年後のif要素のある物語です。
1995年にスクウェア(現在のスクウェアエニックス)から発売されたゲーム『クロノ・トリガー』と『BLEACH』のクロスオーバーです。
内容はあまり期待してもらわないで頂けると幸いです。
映画の番宣のようなものと思ってくださると助かります。
今回の話はこの小説を読んでくださったある方のコメントをヒントに作りました。この場を借りてお礼申し上げます。
起きて
起きてください
葛原さん
「ん?」
粕人は目を覚ます。そこには今はいないはずの十二番隊前副隊長、涅ネムが立っていた。
「え、涅ネム副隊長?……何で生きているのです?」
粕人が聞いた話では上司である涅マユリの愛娘にして被造死神計画の七番目に当たる眠七號、通称涅ネムはペルニダと言う
「寝ぼけてないでいいかげんに起きて下さい。今日はガルディア王国の千年祭。幼馴染のマユリ様の手伝いをする約束でしょう?」
(……涅隊長が幼馴染?……
一瞬「どういうことですか!?」と聞こうとした粕人だったが、すぐに涅マユリが自分の幼馴染で千年祭という祭りに出ないといけないという認識に変わる。自分が寝ていたベッドも、部屋も。十二番隊隊舎とは全く違う西洋風にも関わらずすぐに違和感がなくなる。
この時粕人は知らなかった。
今この瞬間から星を救う旅が始まろうとしていた事を……
その後粕人は千年祭会場で町からやってきたと言って眠八號と名乗る女の子と行動を共にする。
「私は
「えぇ、別に構いませんよ」
眠八號と名乗った少女と共に、幼馴染のマユリが発明した転送装置の公開実験に向かった粕人。転送装置の実験台として名乗りを上げた眠八號だったが、転送中に異常事態が発生。身に着けていたペンダントだけを残して姿を消してしまう。
「クズ!そのペンダントを持ってさっさと過去に行け!!」
「ちょ、ちょっと涅隊長!?」
転送装置に入れられた粕人は400年前に到着。
後を追ってきたマユリと合流後、魔王
その後未来世界で生み出された故障していたロボット、剣八はマユリの手により心を持つ状態で復活し
「十一番隊隊長。
人類の祖先である
「拳骨だけでは済まさんぞ!」
「……もうすぐ貴方達の誰かが死ぬよ」
フードで顔を隠した男の不吉な予言。
そして粕人達は巨大なウニのような化け物と対峙する。
これは星を喰らうモノと守る者達との戦い。
劇場版粕人・トリガー 時の引鉄を引く者。
公開予定無し!!
粕人・トリガー登場人物紹介
粕人(かすと)
本作の主人公。後述の眠八號との出会いによって時を越える旅に出ることになる。母親のネムからは何故か葛原さんと呼ばれている。
クロノ・トリガーの主人公、クロノ役。
眠八號(ネムリはちごう)
ガルディア王国の王女。本名は
クロノ・トリガーのヒロイン、マール役。
マユリ
粕人の幼馴染で発明好き。眠八號が持っていたペンダントが自身の開発した転送装置と反応したことで眠八號は中世に飛ばされてしまった。時空を旅する物語のきっかけを作った人物。粕人は何故か涅隊長と呼んでいる。
クロノ・トリガーのクロノの幼馴染、ルッカ役。
黒崎一護(くろさき いちご)
中世ガルディア王国の騎士。魔王藍染の呪いによって虚化した姿に変えられてしまった。
クロノ・トリガーの王国騎士、カエル役。
更木剣八(ざらき けんぱち)
未来世界で生み出されたロボット。故障したところを粕人達が発見し、マユリの修理によって心を持つ状態で復活した。
クロノ・トリガーのロボット、ロボ役。
山本元柳斎重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)
原始時代の集落の首長。パワフルな老人。
クロノ・トリガーの女戦士、エイラ役。
魔王藍染(まおうあいぜん)
中世ガルディア王国の平和を脅かす魔族を統率する存在。
クロノ・トリガーの魔王役。
巨大なウニのような化け物
粕人・トリガーのラスボス。突如として地下から出現して一瞬で世界を滅ぼした。
クロノ・トリガーの架空の鉱物生命体、ラヴォス。
涅ネム(くろつち――)
粕人の母。マユリと血縁関係はない。卯ノ花烈でもよかったような気がします。
クロノ・トリガーのクロノの母親役。