本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。
「出来た、出来たぞ!」
机に汚らしいお札を見て、
「これは不幸紙。これを身につけた者はあらゆる方法で
数分後。
「あ、あの……どうかしたんですか?涅隊長……」
マユリにクズと呼ばれている男が不安な顔でマユリに尋ねる。なぜならば男の前にはお茶とまんじゅうが置かれていたからだ。
「なぁに。お前には色々苦労をかけているからな。その
「……」
もしこれが普通の上司なら感激しているだろう。しかし目の前の上司は
(何だ、何をしたんだ?この人は!?)
男は適当に「そうなんですか~」と
「じゃあ涅隊長。そろそろ僕、仕事があるんでこれで失礼します」
(何もなかったな)
そんなことを考えながら、男は上司の部屋を後にした。
……男は気づかなかった。奇怪な顔の上司が男に気づかれないように意味深な笑みを浮かべていたことに。
そして。目の前のお茶とまんじゅうに何か仕込まれていると警戒しすぎて背中に不幸紙が貼られていたことに。
その後の男は不幸としか言いようがなかった。研究所に戻れば高圧電流の電線コードが
その後適量の
買い物途中、蝿を追い回していた店の人に頭を思い切り叩かれた(ちなみに男がいなければ店の人は足を滑らし大怪我をしていた)。
帰り道を歩いていくと居酒屋で大喧嘩していた男達の皿が男の頭に直撃した(ちなみに男がいなければ男の近くを歩いていた子どもに当たり大怪我をしていた)。
隊舎に戻れば腐った床を踏んでしまい床下に転落した(ちなみに男が踏んでいなければ他の隊員が転落し大怪我をしていた)。
最後は給湯室で調理をしていたら火の元が爆発。男は慌てて服を脱いで事なきを得た(ちなみに男がいなければ別の隊員が火だるまになって亡くなっていた)。
こうして男は気づかぬまま不幸紙から逃れることができた。
「ふう、何か今日は
そんなことを呟きながら男はペットの竹馬棒と食事をすると