本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。
見えざる帝国との戦いが終わった10年後のif要素のある物語です。
技術開発局
実験をする
「マユリ様!私、シャチに乗ってみたいです!」
愛娘の突然の懇願に、父親の涅マユリはビシッと言い放つ。
「
そんな上司のマユリを十二番隊第二十席兼術開発局雑用総責任者兼
(さすがは涅隊長。普通なら子どもの夢を壊さないように適当にごまかしたり嘘を言う所を、ごまかしたりすることなくちゃんと真実を伝えて教えるべきことは教える。父親の
微笑みながらそんなことを考える粕人。しかしそんな微笑ましい状況は一変する。マユリの一言によって。
「それをクズが証明してくれる。自らの身体を実験体にしてネ」
「え?」
数分後。
「た、隊長?冗談、冗談ですよね.わああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!?」
空間移動扉でシャチが生息する海に来たマユリは、幽世閉門以外の武器を全て奪った状態で粕人を海に放り投げた。エサの気配を感じ取ったシャチたちが一斉に粕人に向かって行く。
「く、来るな!......うわああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
必死に泳いで逃げる粕人を指さし、マユリは隣で見守る眠八號に説明する。
「どうだ眠八號。シャチは危険な動物だろう?」
「はい!マユリ様!」
「さて、帰るぞ眠八號」
「え?クズさんはあのままでいいんですか?」
眠八號は粕人を見る。そこには涙目で襲い掛かるシャチから逃れようと必死に泳ぐ粕人の姿があった。
「大丈夫。あれは助けを呼んでいるのではなくシャチたちと戯れているだけだ。なぁに、クズは強い。海の帝王と呼ばれるシャチに何の装備も持たず海で襲われたくらいで死にはしないヨ」
思ってもいないことを言って眠八號を納得させると、マユリは空間移動扉を使って技術開発局へと戻って行った。
一時間後。
「ん?何だあれは?」
偶然、粕人が放りこまれた海の崖にやって来た男が、目の前に浮かぶ物を見て目を疑った。
海にはズタズタになった死覇装の切れ端と葛原粕人の斬魄刀、
長い間投稿していなかったにも関わらずUAが10万突破。
うれしく思うと同時に申し訳ない気持ちでいっぱいの心境です。