本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。
見えざる帝国との戦いが終わった10年後のif要素のある物語です。
話は
技術開発局。
数々の難問に持てる知識と技術力で解決してきた技術開発局に一つの問題が発生していた。
「お菓子~!作って作って作って!!」
十一番隊副隊長、
追い払っても雨後のタケノコのように現れる少女に困り果てる技術開発局局員たち。
「クズ、後は頼む」
「え、あの、ちょっと!?」
粕人が何かを言う前に
(どうしたものか 僕にも仕事があるんだけど……)
粕人は悩む。粕人にも早急に片付けておきたい仕事山ほどがあった。
僕も一刻も早く仕事に戻りたい。
その思いだけが募っていく。
「あ、そうだ!」
粕人はあることを思いつく。
(僕は最近体力がついてきた。戦闘では負けるけど単純な力勝負なら草鹿副隊長に勝てるだろう。草鹿副隊長は女の子なんだし)
「草鹿副隊長。僕と腕相撲しましょう。僕に勝ったらおやつを作ってあげますよ」
「本当!?」
やちるの顔が満面に輝く。
「もちろん!」
粕人も同じように 満面の笑みで答える。
だがこの答えが自分自身を不幸に陥れるとはこの時粕人は知らなかった。
15.5キログラムしかない彼女が
ボギッ!!
うぎゃああああああぁぁぁぁぁぁッッッッッッ!!!!
十二番隊隊舎に粕人の悲鳴が木霊した。
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10分後。
「ねえねえ、まだできないの!?」
「く、草鹿副隊長。お願いだから揺らさないでください!腕が、腕が!!」
自分で治療した粕人は腕に包帯を巻いたまま左腕一本でお菓子を作っていた。
「早く作らないとカスくんのことゴミカスって呼んじゃうよ」
「そ、そのあだ名は勘弁してください」
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「あの頃はひどい目にあったな。でも草鹿副隊長はいないしあのトラウマをリアルに思い出すことはないだろう」
「きなこがたっぷりかかったおはぎが食べたいぃ!作って作って作って!!」
技術開発局の扉を開くと、そこには頭にゴーグルをつけたスーパー副隊長九番隊の
子供のように駄々をこねる死神に困り果てる技術開発局局員たち。
「クズ、後は頼む」
「え、あの、ちょっと!?」
粕人が何かを言う前に涅マユリをはじめとする技術開発局員は散っていく。
うわああああああぁぁぁぁぁぁッッッッッッ!!!!
技術開発局にトラウマを思い出した粕人の悲鳴が木霊した。
久しぶりの投稿になってしまい申し訳ありません。
仕事が変わり肩こりが悪化。遅筆に遅筆を重ねることになるとは思いますが読んでいただけると幸いです。