本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。
見えざる帝国との戦いが終わった10年後のif要素のある物語です。
技術開発局休憩室。
「ふう、美味しいなぁ~」
「クズさんクズさん!」
「クズさん。クイズを出してもいいですか?」
「いいですよ」
元気良く尋ねる眠八號に粕人はにこやかに答える。
「それじゃあ第一問!おばあさんが狭い路地を歩いていると後ろから100キロの速さでトラックが突っ込んできました。ですがおばあさんは無事でした。それはなぜでしょう?」
「おばあさんが101キロの速さで逃げたから」
「……」
出したクイズを即答する粕人に眠八號はキョトンとさせる。
「で、では気を取り直して第二問。バラ、ユリ、菊。この中で花にトゲがあるのは?」
「どれでもない。トゲがあるのは茎であって花にはないから」
「……で、では第三問。とある男性が二種類の缶コーヒーを買いました。しかし翌日には二種類のコーヒーは同じ物になってしまいました。それは何故!?」
「同じ缶コーヒーの温かいものと冷たいものを買ったから」
「…………で、では第四問―――」
その後眠八號は次々に問題を出すが粕人はは全て即答した。
「で、次の問題は何ですか?」
「う、うぅ……うわーんーーーーーー!!」
ニコニコと尋ねる粕人に眠八號は涙を流しながら部屋を後にした。
翌日。
「眠さん」
「……!」
「あ、あの……眠さん?」
「フンっ!」
粕人が呼びかけても眠八號はぷいっと顔を
それを見た涅マユリが怪しむ。
(眠八號はクズを母親のように
【涅マユリの想像】
眠八號は 楽しそうに鼻歌を歌いながらシャワーを浴びていた。
突然シャワーカーテンが開く。 そこにはいやらしい笑みを浮かべながら 葛原粕人がたっていた。
『へへへ。眠さん、眠さん!』
『え、く、クズさん……?』
困惑する眠八號を前に涎を垂らしながら粕人はジワジワと近寄る。
『ゲヘヘヘ、ワオオオオオオンンンッッッ!!』
『キャアアアアアアァァァァァァッッッ!!』
粕人は舌なめずりをすると
「阿近。クズを後で私の部屋に行くように」
「……わ、わかりました」
(葛原、生きろよ……まぁ復活するからいいけど)
その後マユリに呼び出された粕人の絶叫が局内に響いたが、十二番隊ではいつもの日常だったので気にする者はいなかった。