天才・涅マユリの秘密道具   作:筆先文十郎

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この小説はBLEACHの二次創作です。
本編とは違うところが多々あります。
本編と矛盾するところがあるかと思います。
他にもおかしいところはあると思います。
以上のことを了解した上で読んで下さると助かります。

見えざる帝国との戦いが終わった10年後のif要素のある物語です。


新章第十八話 葛原粕人と佛宇野段士が技術開発局局長を批評するようです

 瀞霊廷通信。

 9月14日生まれのあなた。浦原(うらはら)喜助(きすけ)(くろつち)マユリを敵に回す1日。

 悪口を言うのはやめましょう。

 ラッキーアイテムは遺書。いつ死んでも後悔のないようにしましょう。

 

 

 

 とある居酒屋。葛原粕人(くずはらかすと)は親友で同期である仏宇野(ふつうの)段士(だんし)と酒を飲んでいた。 

「俺って思うんだけど浦原喜助と涅隊長って」

 近況の話から佛宇野は前々から思っていたことを話し出す。

「あの二人が護廷十三隊の隊長を務めるだけ戦闘能力、技術開発局の局長を務められるだけの科学的な知識技術を併せ持った稀有な存在であり、ソウルソサエティに大きく貢献したことを考慮した上で言うけれど」

 そう前置きを置いた上で話し出す。

「崩玉という危険極まりないシロモノを、その危険性は事前に百も承知していたはずだろうに結局それを作らざるを得なかった浦原喜助。

 生体実験大好きで護廷十三隊の隊長としての責務を果たすよりも自分の好奇心を満たすことで夢中なようにしか見えない涅マユリ。また自分の部下である隊員たちの事を自分の持ち駒の程度にしか考えておらず、部下を人間爆弾にした疑いもある」

 そこで一度区切り、佛宇野は話し出す。

「そもそもだ。藍染(あいぜん)惣右介(そうすけ)があのようなことをしたのも崩玉のせいともいえる。そしてその崩玉を作ったのは浦原喜助。マッドサイエンティストの涅マユリ。瀞霊廷及び現世を危機的状況に晒した浦原喜助。もしかしたらあの二人がいない方がよかったんじゃないのか」

「…まあ、そう言えるかもしれない」

 いつもなら否定していただろう粕人だったが酒が入っていたこともあり親友の意見に同調する。そのときだった。

「いやー面白いですね」

「クズ。まさかお前にそんなことを言う度胸があるとは」

 背後から聞こえた声に、二人は ゆっくりと振り返る。そこに立っていたのは噂された当人、浦原喜助と涅マユリだった。

「た、隊長!!いつからそこにッ!?」

「崩玉という危険極まりないシロモノを、と言う時点からだネ」

(そういうのって普通最初からいるんじゃないの!?)

 粕人が心の中で突っ込みを入れる中、佛宇野はある決断を下す。

(人前では使いたくなかったがこの二人から逃れるためにはあれ(・・)しかない!)

(「卍解全色(ぜんしょく)塗潰(ぬりつぶし)写絵(うつしえ)___ッ!?」)

小声で斬魄刀の能力をしようとした瞬間

 (か、体が動かない!?)

「君の卍解は厄介だからネ、動けなくさせてもらったヨ」

 佛宇野の耳元でマユリが針をチラつかせながら囁く。

 その言葉に衝撃を受ける。

(馬鹿な、俺が卍解を使えることがばれてるなんて!?)

「佛宇野!!」

 粕人は親友を救おうと突進する。

 親友を見捨ていればまだ自分が助かる見込みはあったかもしれない。

 しかし二人に敵うわけがなく、粕人はあっという間に身柄を拘束された。

 

 その後佛宇野は浦原喜助のたっての願い(・・・・・・)で浦原商店へ出張。

 一方数日の間、粕人の姿を見た者はいなかった。




IPhoneで試しに作ってみました。
まだ慣れていないため誤字脱字があるかもしれません。
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