サイヤ人伝説   作:spirits77

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戦闘力
悟空 11000→
ラディッツ 14000→
ナッパ ?????
ベジータ 100000
スラッグ 80000→160000
それぞれ仙豆を2粒所持


参上

「クソッ!」

 

ベジータは苦戦を強いられている。

攻撃が読まれているどころか、回避パターンも読まれていて避ける先に攻撃される。

 

 

「ラディッツ、それにカカロットも。俺達も行くぞ」

 

ナッパが2人に声をかける。

いくらベジータでもこれ以上は負けに近づくだけだと思ったからだ。

 

「分かった」

 

2人ともうなづく。

そして攻撃をするのなら不意打ちを食らわしたい。

3人はタイミングを見計らっていた。

 

「そうだ!」

 

「どうしたカカロット?」

 

「オラに良い考えがあっぞ」

 

___________

 

「良しではそれで行こう」

 

 

スラッグが瓦礫の下敷きになっているベジータへ攻撃しようとしていた。

その時!

 

「スラッグ!!」

 

悟空がスラッグの目の前に飛び出す

 

「太陽けーーーーん!!!」

 

おでこの近くで両手を広げる、

すると眩い光が放たれて周囲が真っ白になる。

 

「ぐぉぉぉ!目が!くそぉ!」

 

目を押さえもがくスラッグ

その隙に悟空はベジータを救出する。

そして上空からナッパとラディッツが追い打ちのエネルギー波を放つ。

もがくスラッグに直撃しエネルギー波は大きな爆発を起こす。

 

 

少し離れたところで4人は再び集まる。

 

「ちっ!カカロットに助けられたのは気に入らんが、そんな事より。あの化け物をどうするかだな」

 

意外にも冷静なベジータ、

打開策はないかと考えを巡らせるが、、、

 

 

「どこへ行ったァ!ベジータァァ!」

 

スラッグの声が聞こえるが、もちろん無視。

するとスラッグは口から気功波を出して周囲の建物や岩などを破壊し始めた。

 

 

「このままだといつかは見つかる、どうする。俺はあまり好きではないが、この仙豆というやつを食うか?」

 

「だけどよベジータ。これはフリーザと戦う為に取っておいた方が良いんじゃねぇか?」

 

「…ではどうやってあいつを…!?」

 

隠れている場所に影がさしたかと思い、

上を見るとスラッグの顔が。

 

「見つけたぞォ!」

 

4人は散り散りに飛び出す。

 

「逃がすかァ!」

 

最初に目をつけたのはラディッツ

飛び去るラディッツめがけて拳を振り下ろす。

 

「ぐわぁぁぁー!!」

 

地面に叩きつけられる。

暫く動けないことを確認すると、次の標的に移る。

 

「俺か!」

 

ナッパは逃げるのを諦め戦闘態勢に入る。

 

「貴様では勝てんぞォ!」

 

振り下ろされた拳を避けるナッパ、

その拳に乗っかりウデを全速力で駆け上がる。

 

「どぉりゃぁ!」

 

顔までたどり着くと、鼻めがけて足を蹴り上げる。

 

「ぐぁ!」

 

一瞬怯むスラッグ

ナッパは顔の前で両腕をクロスさせると、口の中に気をためて

 

「カパッ!!」

 

放出した。

 

至近距離でスラッグに当たった、

ナッパは流石に手応えを感じる。

 

「効かんなァ…!」

 

ニヤリと笑うスラッグ、

お返しとばかりに口から気功波を放つ。

 

「があぁぁぁぁ!」

 

ナッパは受け止めきれず、気功波に押され空中で爆発を起こす。

爆炎の中からナッパが地面に落ちて行くのが見えた。

 

 

スラッグは次に悟空に向かって行く。

 

「オラか!」

 

「死ねェ!」

 

スラッグが拳をつき出そうとした瞬間、

悟空が2人に別れた。

 

様に見えた。

 

「!?」

 

混乱するスラッグ。

その隙に片方の悟空は両手を合わせ輪っか状の高エネルギー弾を作り出す。

 

「食らうが良い、キルドライバー!!」

 

咄嗟のことに避けきれず爆発とともに遠くへ吹き飛ばされるスラッグ。

 

 

悟空とベジータもその数秒後何が起きたかに気づく。

 

「お、おめぇは…?」

 

いつのまにか横にいて、いつのまにかにスラッグを吹っ飛ばし、

見た目はほとんど悟空そっくりのそいつに話しかける。

 

「俺様の名はターレス、サイヤ人の下級戦士さ」

 

「さ、サイヤ人なんか!?しかもオラにそっくりだ…」

 

「下級戦士にはレパートリーがないんだろうよ」

 

「貴様!どうやって来た?そして味方か?敵か?」

 

ベジータが近づいて来ながらたずねる。

 

「んははは!俺もこの星に用があったのさ、そして来てみりゃお前らが戦っていた。同じサイヤ人がやられてる所は見たくないぜ、今のところは協力してやる」

 

「だが、貴様が加わった所であいつに敵うかどうか分からん」

 

「まぁ見ていろ、サイヤ人の王子さんよ」

 

 

ターレスの用というのは、

神精樹の種を植え付けることにあった。

しかし既にこの星に太陽の光は届かない、

原因はスラッグだ。

ターレスはスラッグが邪魔、ベジータ達はスラッグを倒し更なる経験を積む。お互いの利害が一致したからこそ、出来た協力関係である。

 

 

「俺様にはこの神精樹の実と言うのがあってな、これを食えば…」

 

バリッ!ボリッ!……ゴクリッ

 

「はぁぁぁぁぁぁぁっ…!」

 

スカウター無しで気の大きさが分かる悟空に取って、

今の行為はとても恐ろしいものであった。

 

「い、一瞬で気が膨れ上がった…しかもまだおめぇの本気じゃねぇのに…」

 

「気になんなら、このスカウターで測ってみな」

 

自分のつけていたスカウターを外し悟空に投げる。

悟空がスイッチを押す。

 

ピピピピッ!!

 

__________100000

 

「す、すげぇぞそれ!」

 

「欲しいならくれてやる」

 

そう言って悟空に食べかけを投げるターレス。

悟空は興味深そうに見ていたが意を決して食べていた。

ベジータはそんなものに興味がない様だった。

 

「力が漲ってくっぞ!」

 

 

向こうからスラッグが起き上がるのが見える。

 

本気を出していないのにも関わらず、

本気のベジータと並んだ戦闘力。

ターレスとスラッグの戦いが始まる。




戦闘力
悟空 11000→20000以上(神精樹の実)
ラディッツ 14000→
ナッパ ?????
ベジータ 100000
スラッグ 80000→160000
ターレス 100000(神精樹の実)→
ターレス以外それぞれ仙豆を2粒所持

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