サイヤ人伝説   作:spirits77

18 / 40
戦闘力
悟空 30000(疲労)
ラディッツ 200000→
ナッパ 140000
ベジータ(ギニュー) 220000
ターレス 160000→?????
ネイル 300000→ 別行動
ギニュー(ベジータ) 20000
ターレス、ネイル以外それぞれ仙豆所持
ラディッツ以外2粒。ラディッツ一粒。

ストーリー上、原作より戦闘力を上げると言ったキャラが増えていきます。
今回はギニューがチェンジした体を使いこなせる設定にしました。

ラディッツvsギニュー始まる。


最後の戦いへ

「その豆でどの程度パワーアップしたのか楽しみだ!」

 

ギニューがラディッツに向かっていく。

向かっていきつつ気弾を数発放つ。

 

「はっ!」

 

それを全て避けギニューの方へと向かっていくラディッツ。

 

「かぁっ!」

「はぁっ!」

 

拳と拳がぶつかり衝撃波となって、倒れる悟空の元へと響く。

 

 

「互角なんか…」

 

 

悟空は仙豆を食べるか迷っている。

サイヤ人は自然回復能力が高い、それに任せても良いのだ。

この後にはきっとフリーザとの戦いが待っている。

なるべく使わないでおきたい。

 

 

 

「良いパンチだ!」

 

「ちっ、ベジータの顔で言いやがって…気色悪いぜ」

 

殴り合いの勝負は続く。

ラディッツはベジータの体であっても容赦はせずに攻撃する。

 

「ミルキーキャノン!!」

 

ギニューが必殺技を放つ。

 

「勝負は早めにつけたい。ならば…はぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

敢えて技を使って迎えうたず、ミルキーキャノンを捕まえるように体に抱え込む。

 

「ぐおおぉぉおおっ」

 

踏ん張るが勢いでどんどん押されていく。

 

「ははは!!技を使わなかったのが失敗だな!」

 

「…ぐぐぐ…この程度、受け止められねば…フリーザには勝てない…!!!」

 

ついに押されて居たのが止まった。

踏ん張りが勝り始めている。

 

「ば、馬鹿な!?」

 

ギニューは更に空中に上がり構える。

 

「ミルキーキャノン!!!」

 

更に重ねがけだ。

 

流石に2つのミルキーキャノンを抑え込むすべはない。

ならば。

 

 

「跳ね返すだけだぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 

押し込めて居た初発のミルキーキャノンを自身のエネルギー波に混ぜ込み腹から手を突き出し。

 

 

「くらぇぇぇぇぇっ!!ダブルサンデー!!!!」

 

 

ミルキーキャノンの力を含んだダブルサンデーが2発目のミルキーキャノンとぶつかり合う。

 

 

「貴様の誤算は……さっさと追撃しなかったことだ!」

 

 

ミルキーキャノンはダブルサンデーに押されてギニューの方へと戻っていく。

 

「くっ!!!」

 

ギニューは受け止めきれるはずもなく、2つのエネルギー波諸共大爆発に巻き込まれた。

 

 

 

爆煙の中で倒れこむギニュー。

ラディッツが気絶させようと近寄る。

 

 

「……………」

 

 

「はっ!!」

 

 

ラディッツがギニューの首に手刀を打ち込もうとした時。

ギニューが笑った。

 

 

「その体貰った!!チェェェェェンジ!!!」

 

とその時同時に遠くから声がする。

 

 

 

「ラディッツ!!!!そいつの体を俺様に向けろぉぉぉぉぉっ!!!」

 

 

ギニューの姿のベジータの声だった。

 

 

「分かったぜ!!!」

 

 

ラディッツがギニューの体を羽交い締めにして、ベジータの方へ向ける。

 

 

「何ぃ!?」

 

しかしギニューはまだ笑ったまま。

 

「俺様がこの技を出したらやめられないとでも?」

 

「何!?」

 

ギニューの周囲に吹き出て居たオーラが消える。

ギニューはチェンジの発動を解除出来たのだ。

 

 

 

「それも想定内だ」

 

ギニューの目の前にベジータが降り立つ。

 

「貴様がやる必要はない。俺様がやる!!!チェンジ!!!」

 

「!!??」

 

咄嗟のことに身動きが取れないギニュー。

その間にベジータとギニューの体の入れ替えが完了した。

 

「ぐっ……しまった………」

 

「よくも俺様の体で好き勝手してくれたな」

 

体を取り戻したベジータがギニューを蹴り飛ばす。

 

「ぐはっ!!」

 

そのまま追撃、地面に叩き落とし顔を掴むと岩へと擦り付けさせる。

首に手刀を叩き込み、頭を殴りつけ地面で跳ねさせる。

そして至近距離でギャリック砲を繰り出す。

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

ギニューが遠くへと吹き飛ばされる。

 

 

 

「後は好きにしろ、残りはフリーザだけだ」

 

ラディッツが処理を任されギニューの元へ。

 

 

「引っ掻き回してくれたもんだ」

 

ラディッツが倒れて動かないギニューの頭を掴む。

 

「ぐ………」

 

「遺言はないな」

 

ラディッツがギニューの腹に手をおき、エネルギー波を放とうとした時。

 

「!!…ふ、フリーザ様…!」

 

「何っ!?」

 

ラディッツが慌てて振り返る。

しかし誰も居ない。

 

「騙されたな…かぁっ!!」

 

チェンジを使う気力は残って居なかったのだろう、

ラディッツの首元に向けて打った渾身のエネルギー弾。

 

「ぐっ…!」

 

一瞬くらっとしてよろけるラディッツ。

異変を感じ駆けつけたナッパがラディッツを支える。

 

フリーザがいるというのは嘘であった。

 

「てめぇ!調子に乗るのも良い加減にしろ!!」

 

ナッパが怒りの表情でギニューを殺そうとする。

すると。

 

 

「ふ、フリーザ様…!」

 

 

「その手はくわねぇってんだ!!」

 

構わず腹に手を突き刺し貫く。

 

 

と。

 

 

 

ピシュン!!

 

 

 

ギニューがうっすら笑いながら、腹に大穴を開けたまま倒れる。

 

 

ナッパの右胸に小さな穴が開いて居た。

 

 

「ぐ…お……お…」

 

 

「おやおや、しくじってしまいましたねぇ」

 

地面に尻尾を叩きつけながら笑う。

 

 

「て、てめぇは…」

 

「初めまして、お猿さん達。宇宙の帝王、フリーザ!ここに参上しました」

 

仙豆を食べたベジータ達も駆け寄ってくる。

 

「おい!ナッパ!!!」

 

「仙豆を!」

 

悟空がナッパに仙豆を食わせる。

 

 

カリッコリッ

 

 

「ほぅ…」

 

傷口が無くなり何事もなかったかのように立ち上がるナッパに、不思議な様子のフリーザ。

 

 

 

「まぁ良いでしょう。それより、よくも私の不老不死への活動を邪魔して下さいましたねぇ」

 

「ふん、不老不死にさせてたまるか」

 

「ほっほっほ……許しませんよ?この虫ケラども…!じわじわと嬲り殺しにしてやるわ!!!!」

 

急速に気を高めるフリーザ。

サイヤ人の最終目標への挑戦が今始まる。




戦闘力
悟空 70000(若干回復)
ラディッツ 250000
ナッパ ??????
ベジータ 220000
ターレス 160000→??????
ネイル 300000→ 別行動
ギニュー→瀕死
ターレス、ネイル以外それぞれ仙豆所持
全員あと一粒。

フリーザvsサイヤ人達、勝つのはどちらか。

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