サイヤ人伝説   作:spirits77

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戦闘力
悟空 80000→200000(かめはめ波)
ラディッツ 60000→170000(ダブルサンデー)
ナッパ 80000→?????
ベジータ 100000→?????
ターレス 160000→?????
ネイル 300000→ 別行動
リクーム ?????
ギニュー ?????
ターレス、ネイル以外それぞれ仙豆を2粒所持

ストーリー上、原作より戦闘力を上げると言ったキャラが増えていきます。


入れ替え

「俺はベジータをやるか…」

 

ギニューはベジータと対峙する。

 

「ふん、貴様は構わんが。リクームをあの2人の相手にして良いのか?」

 

「その通りだな、そして貴様は俺様よりも強いな?」

 

「分かっているじゃないか」

 

「貴様は20万近くの戦闘力を出せるはずだ」

 

「そうかもしれんな、ギニュー」

 

「ん?」

 

「無駄な時間稼ぎはやめろ、無駄な策だ」

 

その言葉を聞くとギニューがニッと笑い。

 

「リクーム!!」

 

「待ってました!!」

 

ナッパとターレスと対峙していたリクームがベジータに向かって口からエネルギー波を放つ。

 

「そんな攻撃きかん!」

 

ベジータは振り返りざまにエネルギー波を打ち返す。

 

「良くやったぞ!リクーム!!」

 

「ん?」

 

ベジータがギニューの方へ振り向こうとした時。

 

「チェーーーーーーーンジ!!!!!」

 

「なんだ!?」

 

ギニューから不思議な光が発せられ、ベジータと繋がる。

 

 

「何が起きてるんだ!?」

 

ナッパとターレスも驚きの表情で見ている。

 

 

光が収まる。

 

「ふぅ……おい!リクーム!!」

 

そう言ったのはベジータで。

 

「な、なんだこれは!?」

 

と言ったのはギニューで。

 

 

「ば、馬鹿な…まさか…」

 

「はっはっは!チェンジさせて貰ったぞ!」

 

「ふざけるなぁ!!」

 

ギニュー(ベジータ)がベジータ(ギニュー)へ向かっていくが。

 

「はぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ベジータとチェンジしたギニューは、完璧にベジータの力を自分のものにしていた。

フルパワーの気を放出すると、その気が邪魔をしてベジータの侵攻を止めた。

 

「こいつは凄い!戦闘力はいくつだ、リクーム」

 

「えぇ…と…………22万です!!」

 

「そうか!!ならばあいつらの弔いが出来そうだな!」

 

「行かせんぞ!」

 

ギニューの体になってしまったベジータは、全く力を活かせず、よろよろと地面へと降りた。

 

「お前たちの相手はこのリクームだ」

 

「ナッパ!ターレス!そんな奴さっさと殺せ!」

 

と、周囲の岩陰から数十人の兵士が飛び出してきた。

 

「よぉーーし!来たか!」

 

ギニューがその様子を見て、高速で悟空たちの方へ飛ぶ。

リクームがスカウターで予め兵士たちを呼び寄せていたのだ。

 

「ちっ…」

 

そしてリクームと戦いを始めるナッパ、ターレス。

兵士たちは力こそ弱いが、閃光弾などで妨害をしてくる上に、好きあらば弱ったベジータを狙おうとしているので、ナッパとターレスはベジータを守りながらの戦いとなり思うように行かない。

今のベジータは戦闘力1000程度で兵士数人を相手には勝てない位にレベルが落ちて居た。

 

ここでベジータがある提案をする。

 

「おい、ナッパ!俺様を運べ…この場はターレスに任せるんだ…」

 

「け、けれどよ」

 

「いいだろ、ターレス」

 

「構わないぜ、標的の王子さんが居なくなりゃ、兵士たちは何の障害でもねぇ」

 

「だそうだ、今の俺様は明らかに足手まといだ…」

 

「分かったぜ」

 

そう言うとナッパは地面に向かってエネルギーを放ち、砂煙を起こし、ベジータに肩を貸しながら飛び立った。

 

 

「あらら…まっ!時間稼ぎにはなったかなぁ」

 

「なっただろうなぁ」

 

兵士の1人がターレス目掛けて閃光弾を投げる。

 

「しつこいぞ!」

 

それをエネルギー波で消滅させる。

 

「まずは貴様らからだ」

 

ターレスはリクームを尻目に次々と兵士を殺していく。

ベジータを守りながらの戦いから抜け出し、本調子が取り戻せて来て居た。

 

「ご苦労様!」

 

ついにリクーム1人を残す所になった。

 

「随分時間が掛かっちまった」

 

 

 

 

「ベジータ、俺たちもカカロットのところへ行った方が良いんじゃないのか?」

 

「俺様が行ったところで何も変わらん、だが……」

 

「俺様は今、やつの体を手に入れている。奴が俺様の技を使えるのなら、俺様もやつの技を使えるはずだ」

 

「!!…まさか…!」

 

「チェンジだ」

 

「それには体を慣らす必要がある、ナッパ」

 

「…分かってるぜ、行くぞ」

 

「こい!」

 

 

 

「はっはっは!!素晴らしい早さだー!!!」

 

あっという間に悟空たちの元へと辿り着くギニュー。

 

 

「おっ、ベジータじゃねぇか!」

 

「む?そっちは終わったのか?」

 

「ああ」

 

「そうなんか!流石だな〜」

 

「と言うことは、残すはフリーザだけか…」

 

「ベジータ、何で1人で来たんだ?」

 

「ん?あ、ああ…やる事があるからな」

 

悟空とラディッツが先程ギニューたちが居た場所へと飛び立とうとする。

後ろにベジータの姿をしたギニュー。

 

「やる事ぉ?それはいつ終わるんか?」

 

「そうだな…それは…」

 

2人は完全に油断してベジータに背中を見せている。

 

ニヤリ______

 

「今だ!!!!ギャリック砲!!!」

 

悟空とラディッツを巻き込み大爆発が起きる。

 

 

「はっはっは!!馬鹿め!」

 

 

「ぐっ…ベジータ……」

 

「貴様、ベジータじゃないな?」

 

「気付くのが遅い!」

 

 

悟空とラディッツの間を通過するギニュー。

2人の目では追いきれないスピードだった。

 

 

「倒すしかねぇんか?」

 

「仕方あるまい!こいつはベジータではない!」

 

「さぁこい!!」

 

 

 

「しぶといぜ、全く」

 

「あたた……効いたなぁ…」

 

リクームの想像以上のタフさに驚きながら、まだまだ余裕のターレス。

わざと倒さないのは、ベジータが体を慣らして技を習得する時間を稼いでいるからだ。

今すぐに倒してしまうと、ギニューを倒す時期が早まってしまう。

するとベジータは元に戻れないままになる。

サイヤ人があんな姿なのは、同士として情けない。

そしてカカロットとラディッツに任せる事で、彼らの更なる成長と。

ベジータの相手をする事でナッパにも更なる成長を見込んでいる。

切れ者ターレス。果たして目論見はうまくいくのだろうか?




戦闘力
悟空 80000→200000(かめはめ波)
ラディッツ 60000→170000(ダブルサンデー)
ナッパ 80000→?????
ベジータ(ギニュー) 220000
ターレス 160000→?????
ネイル 300000→ 別行動
リクーム 5万程度
ギニュー(ベジータ) 1000
ターレス、ネイル以外それぞれ仙豆を2粒所持

ストーリー上、原作より戦闘力を上げると言ったキャラが増えていきます。
今回はギニューがチェンジした体を使いこなせる設定にしました。

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