サイヤ人伝説   作:spirits77

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戦闘力
悟空 50000→????? 潜在能力開放
ラディッツ 14000→????? 潜在能力開放
ナッパ ????? 潜在能力開放
ベジータ 100000 村に残る キュイ討伐 移動中
ターレス 160000→????? 潜在能力開放
ネイル ????? 別行動
ターレス、ネイル以外それぞれ仙豆を2粒所持


快進

移動中のベジータに迫る大きな気。

 

「ん…気を抑えるのを忘れていた、まぁ良い」

 

岩場に降り立つ。

 

すると向こうの岩にも人が降り立った。

 

「ベジータ、貴様だったのか」

 

「何の用だドドリアさんよ」

 

「大きな気を感じて、様子を見に来たんだ。なぜこの星に?」

 

「フリーザ様、極秘の命だ。貴様も知らんだろう」

 

「それは知らなかったぜ」

 

「ならもう良いだろう、そこを退け」

 

「…へっへっへ、そうはいかねぇよ!」

 

するとスカウターの通信を入れる。

初めからベジータを信用するつもりはなく、見つけ次第フリーザに報告するつもりだったのだ。

不意をつかれたベジータだったが、スカウターを奪うべく間合いを詰めた。

 

ドドリアは以前見ていたベジータの動きとは段違いである事に気付くももう遅い。

 

「ぐはぁっ」

 

腹に腕がめり込んでいる。

涎を垂らし、腹を抑えながらヨロヨロと後ろへ下がる。

 

「べ、ベジータ!落ち着け…」

 

ベジータはその隙にスカウターを奪い、地面に落とす。

 

_____バリンッ!

 

丁度通信が繋がろうとした時、ベジータはそれを踏み潰した。

 

 

 

 

「ん?今、ドドリアさんから通信が入らなかったか?」

 

フリーザ軍兵士が隣にいた奴に聞く。

 

「そうか?だが、もう切れているぞ。かけ間違いなんじゃないか?」

 

「そうだな、放っておこう」

 

ドドリアからの最後の通信をミスと判断し無視をすることにした。

ベジータにとってはラッキーであった。

 

 

 

 

「よくもやってくれたなぁ!」

 

「ふん、誰だってこうするだろう。一々うるさいんだよ」

 

「ベジータ!ひ、1ついい案がある」

 

「なんだ?」

 

「俺もフリーザ様のやり方が気に食わない所があったんだ!もしお前と俺が組めば、絶対にフリーザ様を倒せるはずだ…!どうだ…?」

 

「そうか、戦闘力数万の貴様と10万超えの俺様が?」

 

「10万…あ、ああ!その通りだ!」

 

10万と聞き冷や汗が流れるドドリア。

 

「それに良い事を教えてやる、惑星ベジータについてだ」

 

「惑星ベジータだと?」

 

「そうだ、あの星は隕石が原因で無くなったと言われているが、本当は違う!フリーザ様が消したんだ」

 

「ほぅ…フリーザが…」

 

ニヤリと笑いドドリアへ歩み寄る。

ドドリアは2、3歩警戒して後ろに下がるが、ベジータが手を差し出して来たので後退を止める。

 

「へっ…お前が話が早くて助かったぜ…」

 

ドドリアも握り返そうとする。

 

「ああ、良い事を知れた。感謝する…」

 

差し出されたドドリアの腕を掴み上空へ投げ飛ばす。

 

「!?くっ!な、何しやがるベジータ!」

 

「お礼にこれをやる、受け取れぇぇぇっ!」

 

片手からエネルギー波を打つ。

ドドリアは飛んでベジータから逃げるがエネルギー波の方が早く、ドドリアは背中を向けたまま飲み込まれていった。

 

 

「あばよ」

 

 

そのままドドリアは消滅した。

ベジータは最長老様への道のりを急ぐ。

 

 

 

「ふむ、ドドリアの奴遅いですね…」

 

「様子を見に行かれてはどうでしょうか?」

 

「ではアプール、ここを任せますよ」

 

「はっ!」

 

ドドリアの帰還が遅い、連絡もつかないことに異変を感じたザーボンはドドリアの気の反応が無くなった場所へと急いだ。

 

「フリーザ様への連絡は……後でにしましょうか…」

 

飛びながら考えていた。

スカウターを頼りにどんどん場所へと近づいていくと、

自分より少し離れたところに気が動いているのをスカウターがキャッチする。

数値はとても低いが、ナメック星人がこの状況で動くとも考えられない、一応様子を見に行くことにした。

 

「久々に戦闘になるかもしれんな…」

 

余裕の表情で飛び立つ。

 

 

 

最長老様の家らしきものが見えてきた。

 

「あそこか……だが…早い到着だな…」

 

ベジータの前に立ちふさがる。

 

「気の正体は貴様かベジータ、何故ここにいる?」

 

「フリーザ様へ連絡はしたのか?」

 

「質問に質問で返すか…まぁ良い、今丁度しているところだ」

 

 

 

「ふむ、ベジータさんでしたか…丁度良いでしょう、もうそろそろ特戦隊の皆さんが到着するはずです。あの方達にお相手してもらいましょう」

 

通信を聞いているフリーザ様が言う。

その声はザーボンには届いていない。

 

 

「と言うことだ、ここで殺させてもらう」

 

ドドリアの時とは違い相手から先手を打ってきた。

ベジータはそれを避け反撃のパンチ。

しかしそれを受け止められ、湖に投げられる。

 

水中に入ったベジータ、

上から大量のエネルギー弾が降り注ぐ。

 

「ちっ、出鱈目に打ちやがって」

 

サイヤ人は水の中でも呼吸が出来る、エネルギー弾を避けながらザーボンの後ろ側の湖の底まで移動した。

 

 

「ベジータ、どこへ消えた…」

 

すると水面からエネルギー弾が1つザーボン目掛けて飛んでくる。

 

「むっ!」

 

それを弾く、次は後ろからエネルギー弾が来る。

それを間一髪のところで避ける。

体勢が崩れたザーボン、ベジータはそれが狙いだった。

 

「食らいやがれぇっ!」

 

水面から思いっきり飛び出し、そのままの勢いでザーボンの顎にアッパーを食らわした。

 

「ごぁっ!」

 

仰け反ったまま気絶しかけるザーボン、

慌てて気を取り直し近くで余裕の笑みを浮かべるベジータに衝撃波を食らわす。

 

「ちっ!」

 

衝撃波をガードする、

ザーボンはその時間に岩場に戻り体勢を整える。

 

「本当は見せたくないのだがな……長引かせる訳にも行くまい…」

 

気を入れ始めるザーボン。

 




戦闘力
悟空 50000→????? 潜在能力開放
ラディッツ 14000→????? 潜在能力開放
ナッパ ????? 潜在能力開放
ベジータ 100000→ 交戦中
ターレス 160000→????? 潜在能力開放
ネイル ????? 別行動
ザーボン 50000→ 交戦中
ターレス、ネイル以外それぞれ仙豆を2粒所持

ザーボンはストーリー上、原作より戦闘力を上げています。
これからこう言ったキャラが増えていきます。

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