今回は士道と十香との校門前での出会い&別世界での紘太とルフェイペンドラゴンとの出会いです。
-紘太視線-
「丈······夫····です·······か·····?」
声が聞こえるので目を開くとそこには、魔女の格好をした一人の少女がいた。
「···君は一体?それに此処は一体何処だ?」
と魔女の格好をした少女に聞くと
「私はルフェイペンドラゴンです。そして、此処は私の部屋です」
と言うので俺は周りを見回すとそこは女の子ぽっい部屋だったので俺は何故此処に居るのかを思い出す。
(俺は確かあの折紙と言う少女と戦ったあとに確か)
『ミックス!オレンジスカッシュ!』
二つのロックシードの力が合わさった矢が折紙を突き気絶させる。
すると、何処からともなく
(誰か助けてあげてください!過去の私を!!)
と声が聞こえてくると同時に目の前にクラックが現れるので俺は
「任せろ!」
と言ってクラックの中に飛び込むと同時に意識が途絶えた。
(思い出した、俺はクラックに入ってそのまま意識が途絶えたのか。)
「ありがとな。助けてくれて」
とルフェイに礼を言うとルフェイは
「どういたしまして。」
と笑顔で言った瞬間、外で爆発音が聞こえるので俺は
「なんだ!?」
と立ち上がるとルフェイは「まさか!!」と呟き走って部屋を出ていくので俺は追いかけようとするが、その瞬間周りが光だすので目を瞑りに次に開くとそこには、一人の男性がいた。
すると、男性は
「やぁ、初めまして五河紘太、いいや葛葉紘太くん」
と言うので俺は
「あんたは一体?」
と聞くと男性は
「君の元いた世界で言うならば僕はこの世界の始まりの男さ♪」
と言って神秘的なオーラを放つ剣を構えるので俺も
「変身」
『フルーツバスケット!』
『ロックオープン!」
『極アームズ!』
『大·大·大·大·大·大将軍!』
仮面ライダー鎧武極アームズになって無双セイバーを召喚し構える。
「最初から極アームズとはね本気かい?」
「さぁ、どうだろうな?だが、同じ神の前で手加減は出来ない」
「まぁどっちでもいいや」
こうして始まりの男VS始まりの男の戦いが別世界で始まった。
-士道視線-
紘太兄さんが消えた次の日
「·······そりゃそうだよな、普通に考えりゃ休校だよな·······」
士道は後頭部をかきながら、高校前から延びる坂道を下っていた。
普通に登校した士道は、ぴたりと閉じられた校門と、瓦礫の山と化した校舎を見て、自分の阿呆さに息を吐いた。
まさに校舎が破壊される現場にいたわけだし、普通に考えれば休校になることくらい推測できただろうが·····そのあまりの日現実的な光景に、無意識下で自分の日常と切り離して認識していたのかもしれなかった。
それに、昨日の夜ずっと十香との会話ビデオを見ながら反省会をさせられていたため、寝不足で思考力が落ちていたというのもあるかもしれない。
「はぁ·····ちょっと買い物でもしていくか」
ため息をひとつこぼし、家への帰路とは違う道に足を向ける。確か卵と牛乳が切れていたはずたったし、このまま帰ってしまうというのも何だった。だか、数分と待たず、士道は再び足を止めることになった。
道に、立ち入り禁止を示す看板が立っていたのである。
「っと、通行止めるか·····」
だかそんなものがなくとも、その道を通行できないのは容易に知れた。何しろアスファルトの地面は滅茶苦茶に掘り返され、ブロック塀は崩れ、難居ビリまで崩落している。まるで戦争でもあったかのような有り様だったのだから。
「ーああ、ここは」
その場所には覚えがあった。初めて十香にあった空間震の一角である。
まだ復興部隊が処理をしていないのだろう。10日前の惨状をそのままに残していた。
「············」
頭中に少女の姿を思い浮かべながら、細く、息を吐く。
ー十香。
昨まで、なを持たなかった、精霊と、災厄と呼ばれる少女。
昨日、前よりずっと長い時間会話をしてみてー士道の予感は確信に変わっていた。
あの少女は確かに、普通では考えられないような力を持っている。国の機関が危険視するのもうなずけるほどに。
今士道の前に広がる惨状がその証拠である。確かに、こんな現象を野放しにしてはおけないだろ。
「····ドー」
だけどそれと同時に、彼女がその力をいたずらに振るう、思慮も慈悲もない怪物だとは、到底思えなかった。
「······い、········ドー」
そんな彼女が、士道が大嫌いな鬱々とした顔を作っている。それが、士道にはどうしても許易できなかったのである。
「おい、シドー」
······まぁ、そんなことを頭の中にぐるぐる巡らせていたものだから、気づいて当然の事態に思考がいかず、校門前まで歩く羽目になってしまったのであるが。
「無視をするなっ!」
「―え?」
視界の奧―通行止めになっているエリアの向こう側からそんな声が響いてきて、士道は首を傾げた。
凜と風を咲くような、美しい声。
どこかで····具体的には昨日の学校で聞いたことのあるような声。·······今、こんなところでは、聞こえてくるはずのない、声。
「え、ええと―」
士道は自分の記憶と今し方響いた声音を照合しながら、その方向に視線を集中させた。
そしてそのまま、全身を硬直させる。
瓦礫の山の上に、明らかに町中に似つかわしくないドレスを纏った少女が、ちょこんと屈み込んでいた。
「と――十香!?」
そう、士道の脳か目に異常があるのでなければ、その少女は間違いなく、昨日士道が学校で遭遇した精霊だった。