うちの姉様は過保護すぎる。   作:律乃

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響ちゃんファンの方々本当に申し訳ありません(高速土下座)

何故私が土下座をしているのかというと…それは内容がアレだからデス。えぇ、前回の切ちゃん回もアレでしたが、今回はあのアレとは違う分類なんデスが…もうやばいアレデス。故に、響ちゃんファンの方々には不快な思いをさせてしまうと思います。

と、アレアレばかりでは分からんデスよね…(大汗)

今回のアレは変態な分類の方なんデス…。
時々、目を塞ぎたくなる変態な響ちゃんが現れると思いますが…この世界線の響ちゃんにとって、それは歌兎への愛情なんデス。
だから引かないであげてください。
この世界線の響ちゃんに引いた気持ちは私が受け止めますからっ!
どうか原作の響ちゃんとこの世界線の響ちゃんを引いてあげないでください(礼)

というわけで、ここまでこの先に進むことを引きとめようとしましたが…それでもこの先にある話を読みたいという勇敢な読者さん。

そんなにもこの先にあるアレをみたいのデスか、仕方ないデスね…千円札ならぬ、僭越ながら私が力づくで引き止めされてもらいましょう!

さぁ、何処からでもかかってこいデース!(薙刀ブンブン)

…って、おふさげがすぎましたね(笑)
それでは、今度こそ本編をどーぞ!!

※かなり長めです。ゆったりとご覧ください。


狂愛
真似だけじゃ足りない《ひびうたエピソード》


一.

 

最近、僕の下着が盗まれることが多くなった。

特に盗まれる率が多いのは、S.O.N.G.での練習後と師匠に稽古をつけてもらった後の二つの場面が最も多くて、盗まれるものはブラジャーにショーツはもちろんのこと、ごくごく最近では汗拭きタオルに姉様がいつも多めに入れてくれている代えのアニマルパーカー、無地のTシャツまで盗まれる始末。

代えのアニマルパーカーや無地のTシャツは洗っているからまだいいとして、何故僕の汗が染み込んでいる汗拭きタオルやブラジャー、ショーツを盗む必要があるのか?臭うだろうし、幼児体型な僕の物を盗んで何の得が…、そもそも盗んだ人の身体にヒットするとは思えないけど…と考えると共に、ここまで多発してくると流石に気持ち悪い。

 

(早く犯人が見つかるといいけど…)

 

と思い、シャワー室から出て、服を着替えようと僕の着替えが入っている籠を見た姉様の年相応な幼さを残している整った顔立ちが曇り、癖っ毛な明るめの金髪を掻く。

 

「ありゃー、また盗まれてるデスね」

「うん、下着だけじゃなくて練習着まで盗まれるなんて…司令に言った方がいいかな?」

「んー、しかしあんまり大袈裟にしたくないデスからね」

「でもこのままっていうのは良くない」

「デスよな…うーん」

 

姉様の隣に立ち、同じく幼さを残りつつも整った顔立ちを曇らせるのは黒髪をピンクのリボンでツインテールにしている少女・シラねぇである。

並んでいる2人の間から僕の籠を覗いてみるとそこには本来なら姉様がやや乱暴に脱ぎ捨てた僕の練習着や下着が重なっているはずだ。しかし、現実は無機質な光を反射する底が見えてしまっている。

僕が姉様に服を脱がせてもらって、一緒にシャワーを浴びていた時間はトータルで10分か20分程度。果たして、短い時間で僕の籠から盗みとることなんて出来るのだろうか?

 

そんな事を籠の底を見ながら考えているとふと視線を感じる。

身体の隅々を舐め回すように見られている感覚…ねっとりと背筋がゾクっとする嫌な視線。

 

「…っ」

 

キョロキョロと辺りを見渡すが、そこにあるのは普段の風景。早めに上がった僕と姉様、シラねぇと違い、まだシャワーを浴びているのはマリねぇと翼お姉ちゃん、クリスお姉ちゃんに響師匠、未来お姉ちゃんとセレねぇという順番でセレねぇとマリねぇは早く着替えない僕たちが気になるのか早めに切り上げて胸元を隠しながら、僕たちのところへと歩いてくる。

 

「早く着替えないと風邪をひくわよ」

「あっ、マリア。そうしたいのは山が二つなんデスが…」

「もしかして、また歌兎ちゃんの下着が盗まれてしまったんですか?」

「そうなの。今回は練習着まで綺麗に無くなっている」

「そう、困ったわね。切歌。ちゃんと歌兎の着替えは二つ持ってきてるわね?」

「…あっ…はい、ちゃんと持ってきてるデスよ…」

 

(あっ、姉様。顔がショックな感じになってる)

 

渾身のシャレをスルーされてしまったのが恥ずかし悲しかったらしい。頬を赤くしながら、なんかプルプル震えている。

穴があったら、今の姉様は飛び入りたいんだろうな…。

そんな事を思いつつ、プルプル震えている姉様の手を握り、見下ろしてくる姉様に淡く微笑んでいるとまたさっきのねっとりした視線を感じる。

素早く視線が感じた方を見てみるとばっちり重なるまん丸な琥珀色の瞳と眠たそうに半開きされた黄緑色の瞳。

 

(…師匠?)

 

髪の毛をワシワシと洗いながら、チラチラと僕の方を見てくる師匠に戸惑いを隠せない。

もしかして、さっき視線も師匠からだったのだろうか?

ううん、師匠と個人訓練をしてもらっている時には何も感じた事ないし、そもそも師匠に未来お姉ちゃんという人が---

 

「---う?歌兎?」

「…!」

 

姉様の声と顔が間近に迫り、僕は驚きから目を見開く。

 

「どうかしたデスか?」

 

間近にある心配そうに眉をひそめた姉様の顔に僕は首を横に振る。

 

「…ううん、なんでないよ」

「そうデスか。なら、もう少しシャワーを浴びてきていいデスよ」

「…?」

 

なんで?という意味を込めて小首を傾げると途端に言いにくそうに視線を逸らす姉様。

 

「そ、それがデスね…出る時にちゃんと入れたはずの歌兎の盗まれた用の着替えが無くなっていましてね…。今から取りに行かないとデスから…その…デスね…」

 

なるほど。マンションまで取りに行ってる際に僕を全裸でここに置いておくわけにいかないから、シャワーを浴びながら身体を温めつつ待っていて欲しいと…しかし、そうすると姉様の方はどうなるのだろうか?きっと全力疾走で走って帰ってくるんだろうから、また汗をかいてしまうんじゃないだろうか。

そんな僕の不安を感じ取ったのか、姉様が苦笑いを浮かべつつも胸を叩く。

 

「大丈夫デスよ!家でも入るデスから、それに歌兎を1人でこんなところで置いておけないデスからねっ!」

「そう思うならしっかりしてほしい、切ちゃんは肝心なところで天然ドジっ子。私が出る時にちゃんと確認してって言ったのに…」

「うぐ…胸がッ、胸が痛いのデス…ッ」

 

姉様がシラねぇからの"ジィーー"攻撃に胸を押さえていた。

そんな姉様のことを仕方ないな…といった感じで見てから、シラねぇは自分の手元にあるピンク色の手提げ袋の中に手を差し込むとカサコソと中を探ると僕の方へと何かを差し出す。

 

「はいこれ、歌兎にあげる」

 

シラねぇの掌の上にあったのはお古と思える下着で…それとシラねぇの顔を交互に見てから、両手を横に振る。

 

「…いい、いいよ…」

 

断ったのは断じて使用したのが嫌だからってわけじゃない。ただ、シラねぇの下着が1着とはいえ、僕なんかのために無くなると思うとなんか申し訳なくなってしまう。

 

「…僕は凹凸のない身体だし、最悪の場合は分厚めのパーカーをこの上に羽織って、帰れば全裸で歩いているとはバレな---」

「---駄目デス!!!!!」

 

更衣室に反響する姉様の叫び声。

 

「調、ありがとうデス!」

「うん」

 

シラねぇにお礼を言いながら、お古の下着を受け取った姉様は僕の肩に両手を添えると諭すように声をかけてくる。

 

「歌兎…お願いデスから、あまりお姉ちゃんを困らせないでください。全裸パーカーなんてハンカチな格好---」

 

あっ、さっきシラねぇが「切ちゃん、それを言うならハレンチ」って言ってるけど、姉様は僕しか見えてないのかスルーしてる。

 

「---で、歌兎をマンションまで歩かせるなんて出来るわけないじゃないデスかっ!!道歩く人に歌兎のうら若き肌を見せつけるなんてっ!そんなの駄目デス!!」

 

その後も延々と続く過剰な被害妄想を加えた説教に僕は苦笑いを浮かべながら、そんな僕らを取り囲む三人は終いには呆れた顔をしていた。

結局、その後はセレねぇに多めに持ってきていた代えの服を貰い、僕は無事マンションに帰ることが出来たのだった…

 

 

 

 

 

二.

 

そんな更衣室とシャワールームでの出来事があってから一週間後、僕は何故か響師匠に茂みに押し倒されていた。

生い茂るスズキによって周りと隔離されたその小さな空間の中、僕は怯えたように真っ正面を見上げる。

 

「…歌兎ちゃん」

 

逆光によって見えない師匠の顔は恐らく笑みを象っているのだろう。

師匠ならこんな事しないと信じていた、なのに真実は逃げ出さないように万力で地面に押さえつけられている師匠と両手と恋人繋ぎしている僕の両手、下腹部のところに腰を落とされ、師匠の両脚が僕の両脚に絡み…僕はこの異様な空間から逃げられずにいた。

逃げようとは試みているしかし逃げようと暴れれば暴れる程に両手両脚は絡み合い、がっしりとホールドされる。

 

「ーー」

 

安易に奪われた唇はぴったりと重なり合うと、強引に閉じていた口を開けさせられると途端にズズッと唾液を吸い取られる。そして、代わりに流し込まれるのは師匠の唾液である。師匠の舌によって直接喉の近くに流し込まれる唾液を不可抗力で飲みくだしながら、舌を絡めてくる師匠になすべなく舌を絡め合う。

 

「…んっ、んんぅん、っんぅ…」

 

くちゅくちゃ、と粘り気のある水音が辺りに響き、返ってくるのは虫の鳴き声である。

誰も助けは来ない、そう遠回りし言われているようで僕は逃げようと力を込めていた両手両脚の力を諦めたように緩める。

それを感じ取ったのか、師匠は更に前のめりになると僕の唇を啄ばむように動かすと溢れ出してくる唾液を啜る。

 

「…っんう…うんっ…んんっ…」

 

もう何分間、唇を重ねあっているのだろうか…。

酸素が欲しいと脳が警告音を鳴らす、それは師匠も同じなようで物音立てずに身体を起こすと肩で息をしている。

 

「…はぁ…はぁ……っ…」

 

乱れた呼吸を整える。

師匠は先に呼吸を整え終えたらしく、どこか恍惚とした様子の師匠が僕へと囁きかける。

 

「私、好きだよ、歌兎ちゃんの事」

「…す、き?」

 

好き?

好きとはどの好きな事のことなのだろう?

師弟の仲を表す時に使う好き(like)?それとも、恋人に対して抱くと言うあの好き(love)

こういう場面でいう好きはきっと後者…だと思う。

 

後者ならば、師匠は僕の事を弟子でなく、ただ一人の女の子として好きという事に。

しかし、そうなると未来お姉ちゃんとの事はどうなるのだろう?

 

「…でも、師匠に未来お姉ちゃんが…」

「未来は親友だよ。確かに普通の友達に比べると距離感が近いかもしれないけど、親友なんだから、それは普通でしょう?」

 

親友ならあれくらいの触れ合いは当たり前…なのだろうな、うちの姉様とシラねぇもあれくらい普通だし、僕と姉様もあれくらいは普通に触れ合ってる。

 

「歌兎ちゃんって本当可愛いね」

「…ッ」

 

考え込んでいると不意に頬を舐め取られ、僕はギュッと目を瞑り、押さえつけられている両手を握る。

 

「本当可愛い。可愛くて愛おしいからこそ私は……歌兎ちゃんになりたくなった

「…へ?」

 

師匠がサラリと言ったセリフに引っかかるものがあった。しかし、師匠は頬から耳元に移動するとすんすんと僕の首裏の匂いを嗅ぎながら、甘く囁く。

 

「歌兎ちゃんが好きで大好きでたまらなくなって、溢れてくる気持ちを埋めるために歌兎ちゃんを感じる物を悪いことと知りながらも盗んで、身につけて、嗅いで、集めた…歌兎ちゃんを感じることさえできれば良かった。良かったはずなのに…いつからか、物足りなくなった。歌兎ちゃんに下着に締め付けられるだけじゃ、歌兎ちゃんの体臭を嗅ぐだけじゃ足りなくなったんだ」

 

そこで言葉を切った師匠は橙と黄色の練習着をたくし上げると僕はと笑いかけてくる。

 

「ほら、これ歌兎ちゃんのでしょう?」

 

確かにそれはあのシャワー室で無くした僕の下着だった。師匠の年相応に実った双丘を押さえつけている水色のブラジャーが食い込む師匠の柔肌から視線を逸らし、横を向くと僕は師匠を睨む。

 

「…僕なりたいってどういう事なんですか?」

「そのままの意味だよ。歌兎ちゃんになりたいんだ、私」

「…意味がわかりません」

 

きっぱりそういう僕に師匠の歪んだ笑みが深みを増していく。

 

「歌兎ちゃんが着ているものを身につけることによって、私の心は満たされた。でも忽ちに物足りなくなった。歌兎ちゃんの服装で全身を染めてみたこともあったでも足りない、何かが足りないって…それで思ったんだ、あぁ私が欲しているのは完全系なんだって」

「…完全系?」

「うん、完全系…それは歌兎ちゃん自身だよ。歌兎ちゃんを形作るものが欲しいんだ、眠たそうに開かれた黄緑の瞳にさらさらな水色の入った銀髪。凹凸のない身体、細っそりした手脚…みんなみんな欲しいんだ。血液も唾液も私のと交換したい」

「…僕をどうする気ですか…」

 

搾り出すようにそう言うと師匠はんー、と考え込むと

 

「実を言うとね、ここで歌兎ちゃんを殺してしまいたいって思うんだ。そうしたら、私は愛おしい歌兎ちゃんと一体化することができる。でも、きっとまた私はそれだけじゃ足りなくなる…歌兎ちゃんの全てって気持ちも入ってるはずだから。だから、私は---」

 

セリフを切った師匠はカブリと僕の首筋へと噛み付く。

 

(いっだ…)

 

僕の首を覆う肌を噛み切るみたいな勢いで突き刺さってくる犬歯という名の白い槍は血管まで貫通し、傷つけるとそこから溢れ出る血を啜り始める。

スゥーと血の気が引く感覚と鋭い痛みと混ざって微かに快感が脳を震わせる。

 

二つの小さな穴から溢れてくる僕の血は師匠の口内を通り、師匠の一部になっていく。

そう考えると何故かドクンっと心臓が大きな音を立てる。

 

(なんで僕こんなにも興奮してるの…?)

 

身体を押さえつけられ、逃げるに逃げられずの状態で無理矢理キスされた上に首筋に犬歯を立てられて、終いには血を吸われている。

僕は被害者のはずなのに…なのに何故か、僕の血を吸い上げ、飲み込む師匠の白い首筋を見ていると通常だった心拍数が波立つ。

 

そんな僕の心境を知らずか知ったか、師匠は僕の首筋から顔を上げると自分の首筋を僕へと見せつける。

 

「…歌兎ちゃんも私のを飲んでもいいんだよ」

 

そういって差し出される師匠の白い首筋を見た僕がとった行動は---

 

「…がぶ」

「…ッ」

 

---師匠の首筋へと噛みつき、溢れてくる師匠の血を吸い、飲み込むだった。

血は決して美味しいものじゃない、鉄の味がするし、甘味なんて無いはずなのに…師匠の血は僅かに甘くて、僕はその僅かな甘味を求めるように師匠の首筋へとしゃぶりつく。

 

 

 

 

 

三.

 

チュパチュパ、と互いの血を無心で吸う音だけが狭い空間の中に響く。

 

(…視界がぼんやりしてきた)

 

師匠と互いの血を吸いあっているという非日常的な光景に脳の処理が間に合ってないのかもしれない。

ギュッと両手を握りしめ合いながら、無心でお互いの首筋へと顔を近づけ、血を吸う10代など僕と師匠しか居ないだろう。

 

(…もっともっと師匠の血が欲しい)

 

僅かに感じていた甘味は吸い続けているうちに、花の蜜のような確かな甘さに変わっており、僕はそれを求める蜂や蝶々のようにひたすら血を吸い上げ続ける。

 

『歌兎ーー!!』

 

僕の首筋に顔を埋めていた師匠がピクリと身動きする。

僕はその仕草に師匠の首筋から顔を離すと間近にある師匠の顔をボヤァとした表情で見つめる。

 

『あれ?どこに行ったんデスかね…?荷物も響さんも見当たらないデスし…。2人でランニング…?いいえ、もう夕方デスし、響さんもこんな遅くからしないはずデス。なら、二人はどこに?うーん、あたしの中にあるお姉ちゃんレーザー的にはあの茂みが怪しい気がするんデスよね…行ってみるデスか』

 

特徴的な《デス口調》に砕けた口調…僕はその二つが一致する人は一人しか知らない。

 

(ねえ、さま…?)

 

なんで、姉様がここに?と不思議に思い、師匠越しに見た空は茜色が混ざっており、もう結構な時間が経っていたことを知らせる。

 

「…チッ。あと少しで歌兎ちゃんになれたのに」

 

師匠はどこから出しているのって思うくらいに低い声で悪態をつくと僕の首筋から顔を上げる。そして、今だに出ている首筋の血を舐め取り、そのまま耳の近くに顔を上げると

 

「この事はお姉ちゃんに内緒ね。それと---」

「…?」

 

師匠の妖艶な声音、僕を見つめる普段はまん丸な琥珀色の瞳は鋭く細められ、紅く光ったように思えた。

 

「---マタ、シヨウネ」

 

シヨウネとはどの行為のことを指しているのだろうか?

酸素不足になるくらいに唇を重ねあったディープキス、それとも今さっきまで行っていた互いの血を吸い取り、なんでいくといったものだろうか。

 

「…」

 

きっとどっちもなのだろう。

間近にある紅く光る瞳は挟まり、笑みの形になる。その紅く光る瞳を見ていると視界がぐるぐると渦巻きのように目を回し、まるで熱に侵されたようなぽわんぽわんと視点が定まらない中

 

「…はい、師匠」

 

僕は師匠の両手を掴むと首筋をスゥーと垂れ流れる血を舐めたり、僕はぽわんぽわんと宙に浮いた気持ちの中、それを口にする。

 

「…師匠、好きです」

「うん、私も好きだよ」

 

首筋に埋めていた唇が磁石のSMのように近づき、流れこんでくる唾液を飲み込み、絡まってくる舌へと絡めていった……

 

 

 

 

その後、茂みに近づいてきた姉様を師匠と二人で"ワァアアア"と両手を広げて茂みからいきなり立ち上がり脅かしてみたところ、姉様は腰を抜かすほどに驚いてくれ、地面に倒れこみながら「デデデ…デ…」と怯えたような声を漏らしながら、少し垂れ目な黄緑色の瞳へと涙の層を張っており、僕も師匠も可愛いと思ってしまった。

しかし、そう思ったのは束の間、驚きの表紙を憤怒に変えた姉様は僕と師匠はお説教を頂戴することになった。師匠は地べたに直接正座して、僕は姉様が胡座をかいているからその上に座らされ、怒りで興奮気味の姉様に延々と叱られたのだった……




というわけで、途中吸血鬼っぽくなってしまった響ちゃんとその吸血鬼(響ちゃん)に魅入られ、最後は堕ちてしまった歌兎の話でした(笑)

思えば、この話が初めましてですね。
おかしくなってしまった原作キャラと歌兎が話の最後で実るのって(笑)
狂愛の1話目は純潔を奪われ、2話目はベッドの上に縛られ寝転がされて、重たい愛を聴かさせ続けるといった感じでしたからね…(笑)

と、次回の話はクリスちゃんか翼さんとなっております。そのあとは、案が浮かんでないので、休憩って感じですね…(笑)
案が浮かんだら、更新しようと思ってます(礼)






ここから雑談コーナーでして…


皆様は"ブルーメナス"のプレラーティちゃんは無事ゲットされたでしょうか?

私はですね……まだ手を出しておりません!(なら何故話題に出したのか(大汗)

理由は、いつかくるであろう切ちゃんと響ちゃんのユニゾン必殺技のシンフォギアカード"必愛デュオシャウト"でして……今は何とか33回は回せるくらいは貯めたんですけど、途中で和装切ちゃんに22連つぎ込んでしまいまして…後悔しているところです。しかし、私に『"和"装"切ちゃん"』を我慢しろなんて無理だったんデス!!(顔を覆う)
私の好きな"和"を切ちゃんが纏ってくれるんです…大好きコラボにもう我慢できませんでした…っ

というわけで、必愛がくるまで絶対ガチャらないって心に決めているんデスが…最近、私の目に毒なガチャが多いっ!!

チャイナ切ちゃん…レインボーガチャのエクスドライブの切ちゃん2枚とも持ってないカードですし…(欲)
それに、エクスドライブの技属性の切ちゃんの必殺技って『冥劫・"兎"ぅr逢アN弩ぉTォ』ですよね…この作品の主人公の名前は『歌"兎"』。私のプレイヤー名が『律"兎"』なんデスよね…。
兎好きとして、ここはゲットを!!
って、ダメダメ。今は我慢しないと…ッ!(11回を押しかけていた人差し指を元に戻す)

ってな感じで、必愛までガチャらないって気持ちがゆらりゆらりと揺らぐ今日この頃。

シンフォギアラジオの44回を聴いて、大爆笑しました。
特に『MEGA DETH DAJARE』で笑いましたね…高垣さんのあのキャラは安定の面白さでしたし、日高さんのあのキャラたちは可愛かったデス!しかし、その可愛さも高垣さんのあのキャラの『僕だよ』に持っていかれるっていう…いいラジオを聴かせてもらいました。

と、ここで雑談コーナーを終わります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m

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