サンタ切ちゃん復活ガチャに吊られたり、様々な用事が重なり…ここまで遅くなってしまいました。
はい、サンタ切ちゃんに吊られたのは私が悪いですね……ほんとすいません(土下座)
さて、今回の話はきっと2話構成か今回だけの話となるかもしれません。
内容はタイトル通りで【妹の恋】と書いて【歌兎の恋】となってます。
その恋のお相手は
つまり、歌兎ちゃんが恋するのは普通の男性ということで……と、ここまで書くと読者の皆さんはうちの姉様がどんな行動を取るのかはお分かりですよね?
って事で、そんな感じの話となると思います…では、本編をどうぞ!!
※あいにくの読みにくさ。そして、長めですので…切ちゃん・歌兎やみんなの可愛さに触れつつ、お楽しみくださいm(__)m
こっそり【きりしら】と【きりセレ】を文章に入れてみました(微笑)
皆さんは何個見つけられるでしょうか?
……なんだか、うちの姉様がだんだんと鈍感系ハーレム主人公と化してる(笑)
「‥‥姉様、あのね」
最近、
値段は500〜700円程度なのだが、それがほぼ毎日となると姉ながらにそのお金が何に使われているのか、と気になってくる。
また、お小遣いを貰った後、真っ先に飛ば出して行って、帰ってきた時にいつも両手いっぱいに持っている駄菓子の袋はなんだろうか?
もしかして……これはもしかしてなのだが、歌兎が毎日お小遣いを貰うのは、外で遊んでいるときに良からぬ輩に捕まり、毎日嫌々ながら貰った小遣いで駄菓子を買わされているのではだろうか? もしくは、その500円や700円をカツアゲされているのでは…?
いいや、もうそれしかない!もう、それしか考えられないッ!!
「って、事で奏者のみんなで歌兎をびこ……じゃないデスーー」
因みに、あたし達がいるのは、マリアとセレナが暮らしているマンションでーー最初はあたしと調、歌兎で住んでいるマンションに集まろうとしていたが、学生ではない年長組を部屋へとあげるのはなかなかに難しいらしくーー都合よくみんなが住んでいる家の中央に位置していたマリアとセレナのマンションに集まったというわけだ。
そんなマンションの居間に
座り順なのだが、テレビ側から見て……右側に置かれているソファに座っているのが、右から未来さん・響さん・マリアとなっている。続けて、左側に置かれているソファに座っているのが、左側から奏さん・翼さん・クリス先輩となっている。そして、中央に置かれているソファに座っているのが、左側から調・あたし・セレナとなっている。
「ーー愛ある監視をするデスよ!!」
と、シャキーンとその大型のテレビを指差してドヤ顔するあたしに呆れ顔のみんな。
(あ、あれ…?温度差がおかしくないデスカ……)
「切ちゃん、それだ監視よりもさらに酷くなってる」
「愛ある監視って……なんだか、愛が重い気がしますね」
(うっ……うぐ、セレナに愛が重いって言われちゃったデス……)
ガックーン、と落ち込むあたしを見て、あたふたとセレナが弁解しているけど、その弁解の内容が更に落ち込みへと拍車をかける。
そして、そんな様子を見て、呆れた様子のクリス先輩は決めつけたような口調で吐き捨てる。
「毎日ちびちび500円から700円くらいを奪うか、その程度の駄菓子を買ってこいっていう不良がいるわけないだろーが。あたしがそいつらから一気に1万くらいぶんどる。つぅーことは、今回もお前の過剰な過保護だ。もういいか、あたしは帰ってから観たいものがあるんだ」
颯爽と立ち去ろうとするクリス先輩を邪魔するように先回りして、立ちふさがるあたしを退けようとするクリス先輩。
「待って欲しいのデス〜〜、クリス先輩!!!クリス先輩の言いたい事は1億歩譲るデスっ、デスが、もしもがあたしの頭から離れないデスよーーぉ!!」
「だから考えすぎだ過保護。こら、離せって!!」
なんとかかんとかクリス先輩を元の位置に座って貰って、あたしはテレビの前に進み出ると『フ』と不敵に笑うと正面へと右掌を差し出す。
「みんな呆れ顔をしているのも今のうちなのデスよっーー緒川さん!!」
「ここに」
あたしの呼びかけに音なく右手にビデオカメラを装着した緒川さんにみんなが目を丸くする。
ふふふ、もっとびっくりするがいいのデス!!
「…………得意げな切ちゃん可愛い」
「…………得意げな暁さん可愛いです」
なんか中央の二人はあたしを見て頬を染めてるデスが…….ハッ!? もしかして、二人して風邪を引いてしまったのデスか!?
「何故、切歌が得意げなのかが分からないわ……」
「まぁ、そこが切歌ちゃんの魅力ですから……」
「響。それフォローになってないよ……」
そして、何故か右側から生暖かい視線と共に酷いこと言われている気がするデスがいいデス……何故ながら、左側のお三方がいい感じでびっくりしてくれてるからデス!!
さぁ、あたしの切り札デスよ。もっと驚くがいいのデス!!
「緒川さん!?」
「何やってんだ!?」
フフ、奏さんと翼さん驚いてるデスね。
さてさて、クリス先輩はあたしの顔を見た後に安堵したように微笑む。
「そのアホ面見ているとなんか落ち着くな」
「それどういう意味デス!? 喧嘩デスか? 喧嘩を売ってるんデスか!アァン!!」
緩めの深緑色のニットを腕まくりしながら、クリス先輩にヅカヅカ歩いていくあたしを後ろから抱きしめて止めるのは調である。
「切ちゃん、どうどう。クリス先輩も悪意があるわけじゃないんだから」
「それ更にひどいデスよ!?」
「まあまあ」
「そのまあまあってなんデスか!?」
「切ちゃん、今日のおやつに取ってあるチョコプリン食べる?」
「……食べる」
(強引に話題をそらされたデスが……もうプリンで嫌なことを忘れてやるデスっ!!)
調にチョコプリンを手渡され、はぶてたようにパクパク食べるあたしの頭を撫でるセレナがあたしの代わりに緒川さんを呼んだ理由を説明してもらう。
お礼にチョコプリンを一口あげたのデスが、その時セレナの顔が真っ赤っかだったのはやはり風邪でも引いてしまったのだろうか?
「緒川さんならNINJAなので、動物的勘の鋭い歌兎ちゃんの警戒心を解けると暁さんは考えたみたいなんです。なので、明日は歌兎ちゃんの事よろしくお願いします、緒川さん」
「えぇ、任されました」
にっこり微笑む緒川さんがあたしを見て、爽やかに笑う。なんデスかその笑顔は、このチョコプリンはいくら緒川さんでもあげないデスよ。もう一つは調ので、三つ目のは歌兎のなんデスからっ。
「……動物的勘って、そういう所も姉妹なんだね」
「……そうだね。あの時の切歌ちゃんも歌兎ちゃんも凄かったもの」
響さんと未来さんが微笑ましそうにあたしを見てくるデス……だから、このチョコプリンはあげないデスよ、そんな目をしても。
もう二つのプリンを死守するあたしを何故かそんなの皆んなと緒川さんが暖かい笑みを浮かべつつ、呆れを8割加えるというなんとも不思議な笑顔を向けられながら、歌兎の監視作戦がこうして始まったのだった----。
◇◆◇◆◇
そんな作戦が立てられているとは知らない歌兎は実に言いにくそうにソファに座り、漫画を見ているあたしの横に立つとモジモジと身体を揺らしながらいつものようにおねだりする。
「‥‥ね、姉様。そ、の……今日は500円をちょうだい……ダメ、かな?」
「はいどうぞデス、歌兎」
「‥‥へ?」
あっさり渡された500円玉に歌兎は目をパチクリしてる。
「‥‥姉様?」
漫画を机に置き、自分へとにっこり微笑むあたしをマジマジと見てくる歌兎。
「500円が欲しかったんデスよね?」
「‥‥うん、そうなんだけど」
「歌兎が欲しいって言ってるものをあげないわけないじゃないデスか」
「‥‥そっか、ありがとう。姉様」
なんか歌兎が引いてるように思えるデスがいいのデス。
(これも歌兎の為なんデス。歌兎を魔の手から救い出す為にあたしは心を鬼さんにするのデスよっ!)
歌兎は心配そうにあたしを見た後に身を
そして、振り返るとあたしへと小さく右手を振る。
「‥‥姉様、行ってきます」
「はい、行ってらっしゃい。暗くなる前に帰ってくるのデスよ」
「‥‥ん、分かってる」
ガチャンとドアが閉まる音ともに飛び出してくる奏者のみんなが素早く昨日と同じ席に腰掛けるとあたしは緒川さんへと話しかける。
「緒川さん。歌兎はマンションを出たデス、あとはお願いしますデス」
『分かりました』
そう言った途端、近くにある山を映していた画面が路地をトコトコと歩く冬服に身を包むようあたしの宇宙一可愛い最愛の
(画面に歌兎が……へへへへへ…)
画面いっぱいに映し出される歌兎に頬を緩ませるあたし。そんなあたしを見て、頬を緩ませる調とセレナ。
「切歌、そして、月読とセレナもみんなでここ集まっている意図は理解しているのだろうな?」
「分かってるデスよ、翼さん」
「本当なんでしょうね……」
翼さんもマリアも酷いのデスよ、こんなにも目を光らせて画面を見ているというのに。
「そのゆるゆるな顔が問題なんだよな」
(うぐ、奏さんに言われたなちゃったならば……ここは顔を引き締めて、しっかり歌兎を監視しなくては!!)
と思った矢先、画面から流れてきた歌兎のセリフは以下の通りだ。
『‥‥んー、姉様。変なの食べたのかな? それにどこか様子も白々しかったし……僕に内緒で何かしてる?」
「おい、いきなり怪しまれているじゃねーかよ、姉様」
あ、あれーぇ? おかしいデスね…、あたしの演技は完璧だったばすなのに。
『‥‥ううん、姉様が僕に隠し事なんかしないよね。なら、きっとテストの点数が悪かったんだ。何か元気になるものでもあげよう』
そう言って、徒歩を早める歌兎の姿からーー正しくは画面から視線を横にスライドしたあたしはクリス先輩へと"ホラ見たことか"とフンと鼻を鳴らす。
「いや妹にテストの点数で心配される姉は普通じゃねーからな」
呆れ顔のクリス先輩に何を言われても今のあたしには痛くも痒くも無いのデスよ。
「あっ、歌兎ちゃんが駄菓子屋さんに入って行くよ」
「本当だ。今の所誰にも会ってないのに」
「って事は結局は切歌の早とちりだったのね。歌兎ももう子供じゃないのだから、そんなに心配しなくても大丈夫よ」
アァーアアァー聞こえないのデース、特に右側の左が言ってることが一番聞こえないのデース。
「全く歌兎よりも切歌の方が子供よね。緒川さん、もう少しだけ歌兎の事映してくれるかしら?」
『分かりました』
そう言って、緒川さんが駄菓子屋さんに足を踏み入れ、歌兎を映し出した時にその場に居たみんなが
『‥‥ん』
所狭しと駄菓子が積まれ、薄暗くなったカウンターの上で両腕を組んで、うたた寝しているきっと翼さんと同い年くらいの青年の短めの黒髪から覗くおでこへと頬を赤く染めた歌兎がその小さな唇をくっつけている。
そう、歌兎は営業中だというのに居眠りしているこの駄菓子屋さんの店主であろう青年にキスしてるのである。
キスをしているのである。
スをしているのである。
をしているのである。
しているのである。
ているのである。
いるのであーー
(ーーアノ男、ブッ殺ス)
衝撃の事実から現実逃避していた思考が頭の中でこだまする"キスをしているのである"って言葉に否応なく覚醒させられ、続けて起こる出来事はあたしのおでこへと血管が浮き上がる。
素早く襟首から赤い結晶を取り出し、イガリマの聖詠を歌おうとするあたしを奏者のみんなが止めに入る。
「Zeios iglima razen tぉろーーむぐっ!?」
「こら過保護。一体全体何しようとしてやがる!?」
「ギアで一般市民を切り捨てるなど防人として以ての外だぞ、切歌」
「しかもイガリマは魂を両断する力を持ってる」
「尚更止めないとッ!!」
「
大暴れするあたしの視界の先にはいまだに駄菓子屋さんの青年へとキスしている歌兎が映っていた----。
アァー、やっぱりこうなった(大汗)
これはもう時に身を任せるしか無いのデス。
過保護な姉様が妹離れ出来る日が来ることを願って……暫し、更新を休憩させてもらいます(土下座)
そして、今回登場した冬服の歌兎ちゃんを【総数50話記念】として、描かせてもらいました。
テーマは『あったかいもの、どうぞ』デス。
【挿絵表示】
可愛らしく書くつもりが、なんだか大人っぽくなってしまった歌兎ちゃんでありました(笑)
眠そうな目って大きく描くとなると大変ですね……しかし、こんな可愛い子におでこキスしてるんデスよ?
…………うむ、わたしなら悶えるな。
と、これはお知らせなんですが…来年のどこかで【ハードラブ・ミッション】のオリジナルキャラである『
ここからはちょっとした雑談コーナーで……中にはど変態な発言も含まれてますので、そういうのが嫌いな方は見たいで回れ右をしてください!
さて、クリスマス2018の☆5メモリアと☆4メモリア、やばいデスよね…?(大興奮)
まず、☆5メモリアの切ちゃん・調ちゃん・セレナちゃんの可愛さたるや……すいません、今こうしている間もあの可愛い三人を思い出しては悶えてます(ジタバタ)
切ちゃんは雪だるまコスが似合いすぎるし……マリアさんが倒れてしまったから、心配なんでしょうね、少し涙目なのがもう可愛すぎるッ!!大丈夫だよって抱きしめたい!!
っていうか、毎晩抱き枕にして眠りたいデスけど、雪だるま切ちゃん。もふもふしてそうですし…。
調ちゃんのサンタコスは猫のような耳が付いてますよね? ちょ…、調ちゃんに猫耳サンタが似合わないわけないじゃないデスかっ!!
くっ、こちらもお持ち帰りしたい!!
そんな二人とは対照的に清楚な感じに仕上がってるセレナちゃんにキュンキュンデスよ!!
しかも上目遣い…ぐぶっ、子猫みたいじゃないデスか……がはっ(三人の可愛いさに出血多用)
☆4の彼氏シャツしてる調ちゃんもヤバイ……胸元空きすぎッ!そして、あのどこかぽやーんとした顔……くっ、これはヤバイッーーと、これ以上は本当にみなさんのお目を汚す発言を書いてしまいそうなので……ここまでで雑談コーナーを終わります。
次回は年終わりか初めか、クリスちゃんの誕生日くらいに更新すると思います( ̄^ ̄)ゞ
寒い日が続くので、読者の皆さんお身体にお気をつけて…ではではm(__)m