うちの姉様は過保護すぎる。   作:律乃

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大変遅くなりましたがーー巫女ギア切ちゃんの上限解放を手伝ってくださったフレンドの方、救援してくださった方本当にありがとうございますッ!!(土下座)

この切ちゃんは是が非でもレベル70にしてあげたかったので…ほんと嬉しかったです…。


改めて、救援ありがとうございました!


そして、ほんの些細な物なのですが…お礼として、歌兎のミニキャラを描いてみました。
テーマはプレイヤーアイコン風の【毛布だるま】と【九尾狐】です。



【挿絵表示】



どちらもイマイチな出来となってしまった…(大汗)
ミニキャラって難しい……まだまだ精進あるのみですね…(微笑)

其々の注目してほしいポイントは【毛布だるま】は歌兎の鼻水を吸い込もうとしている顔と色とりどりの毛布ですね。実はこの毛布の色…読者の皆さんにも私にも馴染みのものから色を塗っているんですよ(微笑)
きっと皆さんならピンと来るはずです…あと、毛布の色分けの意味も分かってくるかも…あっ、でも一つだけ色分けでわからないものがあるかもですね(微笑)

続けて、【九尾狐】は歌兎の表情と髪型、そして服装です。
表情は泣きそう感じみえますが…本当は上目遣いに服装と九尾狐の耳と尻尾が似合っているのか、と皆さんに聞いているんですよ、歌兎が(微笑)
なので、九尾狐歌兎に服装の感想などを言ってやってください(笑)
続けまして、髪型は分かりにくいのですが…ポニーテールにしてあります。理由は九尾狐耳にポニーテールって似合いそうという私の趣味ですね(笑)
服装は未来ちゃんが加入する際に着ていたダボダボのひよこパーカーです。『ご注文はノーパンですか?』ではバッチリ下を履かせてもらっていた歌兎ですが……今回に限って、姉様のうっかり(短パンの履かせ忘れ)が発動したらしく、そのパーカーの下はーーーーとなっているわけですね(笑)


そして、最後に何故私がそこまでしてこの巫女切ちゃんをレベル70にしたかったのかと申しますと…この切ちゃんの必殺技【圧殺・覇iンRい火】は本作の主人公・暁 歌兎(メインストーリー)の技に似ている…そう私が想像していたものだったんですよ(微笑)
メインストーリーの彼女のメインアームは大槌ですからね(笑)

なので、私には……あくまでも。あくまでも、私個人としての視点でいうと……まるで作品の枠を超えて、歌兎が姉様を助けているように見えたわけなんです(微笑)

そんな姉妹ユニゾン必殺技(私個人の視点)があるこの巫女切ちゃんをレベル70まで上げなくてはッ!!歌兎に顔向け出来ないッ!!!

という具合で、必死にこの巫女切ちゃんのレベルを上げていたというわけです。

やってみてわかったのですが、この上限解放って地味に疲れる…(膝をつく)
しかし、私がフレンドされていただいている方々はフレンド枠を両方レベル70まで上げていらっしゃったり……とキャラクターへの愛、またシンフォギアへの愛がヒシヒシと伝わってきます(微笑)

私もフレンドの皆さんを見習って、もう一人ほど上限解放を……んー、誰にしようかな…(悩)
切ちゃんもいいけど…調ちゃん、クリスちゃんも捨てがたいんですよね……まぁ、ボチボチ上げていこうと思います(微笑)


さて、本編を読む前から長々とすいませんでした…(大汗)

今回の話はクリスちゃんが加入時にリゼちゃんとの勝負…まぁ、姉様が一方的に駄々をこねて、千夜ちゃんが面白半分で作った勝負なんですけど…その勝負に勝った姉様と勝負の勝利品・歌兎の話です。
内容はタイトル通りで…今回は珍しく奏者チームだけの話になるかもです(微笑)


015 ご注文は遠出ですか?【切ちゃんWinルート①】

コトンコットン

 

と汽車が線路を走っていく中、大きめの窓から外の景色を見れば、遠ざかっていく‥‥すっかり見慣れた木組みの家と石畳の街のシルエット。

横を見れば、赤や橙、黄色に緑に色づく葉っぱの形が見えれば、掠れて、窓枠の外へと消えていく。

 

そして、窓に映るのは景色だけでなく、もう一つあり、それはーー

 

「えへへ〜〜っ、歌兎〜〜ぅ」

 

ーー窓の外を見つめる僕の右頬へとスリスリと自身の左頬を擦り付ける癖っ毛が多い明るい金髪のショート、垂れ目がちの黄緑色の瞳、ゆるゆるな頬に可愛らしくも美しい顔立ちが残念な方に緩みに緩みきっている少女・暁 切歌‥‥僕と血が繋がった実の姉であり、その過保護さは凄まじく、一度暴走モードに入ってしまうと誰も彼女を止められない。

 

「ーー」

 

そんな姉様と膝の上に座る僕のやりとりをにこにこと穏やかな笑顔を浮かべて見つめるのは……ショートヘアの黒髪を白い大きなリボンでくくり、大きな水色の瞳に穏やか笑みと相まって柔らかい物腰はまさに大和撫子といえるだろうその少女の名前は小日向 未来お姉ちゃん。

 

「ーー」

 

姉様と僕、未来お姉ちゃんの目の前の席にドカンと座り、脚を組んで時折僕と姉様のやりとりを見て、疲れたように頭を抱えるのは……薄紫色の銀髪をお下げにして赤いシュシュで結び、髪と同色の少しつり目がちの瞳を不機嫌そうに細める少女の名前は雪音 クリスお姉ちゃん。

 

未来お姉ちゃんとクリスお姉ちゃんはこの世界に迷い込む前に知り合い、苦楽を共にしたかけがえのない仲間……ううん、家族のようなものだと僕は思っている。

 

そんなお姉ちゃん達と僕、そして姉様が何故か汽車に揺られているのか?

その答えを知るには数時間前まで時を巻き戻されねばならない。

のだが、その前にリゼお姉ちゃんとの勝負の結果と僕はどちらの手に渡ったのかを明確にしないといけないだろう。まず、勝負の勝ち負けは上の文章を見ての通りで姉様が勝ち、リゼお姉ちゃんが負けてしまったというわけだ。なので、その勝負の賞品として絶対参加だった《僕を一日中好きに出来る券》は必然的に勝った姉様の手に渡ったというわけだ。

そして、姉様はその券を欲張りなことに翌日に使うことにしたらしく……その日、姉上様の家に姉様と共に泊まっていた僕を寝る前から起きてからも抱き締め続け、姉上様が作ってくれた朝ご飯の時も僕を後ろから抱きしめ、僕の頬をスリスリしながら、朝ご飯を食べさせてくれるわけでもなくイチャつくのみだったので……姉上様の観念の尾が切れてしまったというわけだ。

パクパク食べていた茶碗を卓袱台(ちゃぶたい)へと叩きつけ、僕と姉様を指差すと

 

『切歌、歌兎。私、メロンパンが食べたいわ』

 

静かにそう言う姉上様の水色の瞳を見つめ返す僕達に姉上様は静かも怒りを含んだ声音ではっきりとこう仰せになったのだ。

 

『今日はココアの実家までいって、メロンパンを買ってきなさい。分かったわね?』

 

その有無を言わさない口調に僕と姉様は顔を見合わせた後にコクリと頷いたのだった。

そして、姉様に服を着せてもらい、久しぶりに会うモカお姉ちゃんに出会えるのを密かに楽しみにしつつ、姉様に手を引かれながら、汽車の乗り場まで歩いている時に未来お姉ちゃんとクリスお姉ちゃんに出会い、二人はモカお姉ちゃんに出会ったことがないとのことで……二人も僕達と共にココアお姉ちゃんの実家まで向かう事になったということだ。

 

 

そして、時を戻して今現在。

 

僕は姉様の膝の上に座り、頬を常にスリスリされ、ナデリナデリと服越しに身体や頭を撫でられながら、汽車に揺られながら……ボゥーと外の景色を見つめている。

 

その時に背後から呼びかける甘い声に僕は後ろへと振り返る。

 

「歌兎っ、歌兎っ」

「‥‥なに? 姉様」

「えへへ〜、呼んでみただけデス」

「‥‥そう?」

 

小首を傾げる僕に心底嬉しそうに上機嫌な満面の笑みを浮かべる姉様、まるで仔犬のしっぽのように姉様の気持ちを表しているぱたぱたと動く脚がソファに当たる度に、未来お姉ちゃんの注意が飛ぶ。

 

「切歌ちゃん、あまり物音立てちゃあダメだよ。周りの人には寝ている人もいるからね」

「あ、あう……。ごめんなさいデス……」

 

未来お姉ちゃんに注意され、しゅーんと下がった脚を見て呆れたようなため息をつくクリスお姉ちゃん。

 

「はぁ……、あとそのイチャイチャもどうにかしろよな」

「ふぇ? なんでデス?」

「なんでデスって……そりゃあ、その……」

「クリスは目のやり場に困るっていいたいんだよね」

「なっ、ばっ……馬鹿ってんじゃねぇーーッ!!」

「クリスも大きな声出しちゃあダメだって」

「くっ……これはお前が変なことをーー」

「ーーさぁ、歌兎。今度はお姉ちゃんの方を向いてください」

「‥‥ん」

 

姉様のそう言われ、一旦太ももから降りると姉様の方を向き、抱き上げられる。

 

「んぅーーっ、歌兎の体温がダイクレクトンに伝わってくるデス。歌兎、もっと顔をお姉ちゃんによく見せてください」

「‥‥ん」

 

なんだか向かい合うように抱っこされているせいか、顔が普通よりも近い……いいや、姉様から距離を縮めていってるのか。

ど、どうしよ……姉様の吐く息が頬に当たるんだけど……。

唇もあと少しでーー

 

「ーーい……いい加減にしやがれぇ!!そういうのは家でやれって言ってるだろぉおおおお!!!!」

「クリス、しぃー、だよ」

「お前はなんで冷静なんだよ!?あの過保護馬鹿をどうにかしないとチビにとって大事なものが無くなりそうだぞ!?」

「そう? このやりとりはいつもの事でしょう」

「お前までボケるな

 

その後、キョトンとする未来お姉ちゃんとその隣でイチャイチャを再開する僕達を見て、"もういいや"と壮大な溜息をつくクリスお姉ちゃん。

その後、三人でモカお姉ちゃん似合いに、ココアのお姉ちゃん実家のパン屋さんまで歩いていったのだった……




というので、次回はモカさんのところで姉上様の好きなメロンパンを買い、未来ちゃんとクリスちゃんを紹介する話デス。

きっとモカさんによって、未来ちゃんとクリスちゃんはもふもふされちゃうんでしょうね(微笑)
また、折角なのでクリスちゃんとリゼちゃんの銃対決とかしたいと思ってます…未来ちゃんは誰とのイベントがいいかなぁ……誰とでも良さそうな気がしますね…(微笑)

それでは、出来れば…今日中にもう一話更新する予定ですので…楽しみにしててくださいね(*´ー`*)

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