もしも織斑一夏が現実的だったら   作:舞波@現在進行形ゴールデン

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こちらではお久しぶりです、三千雷霆です。色々悩んだ挙句この小説を解除する事にしました。改めてよろしくお願いします。


氷結解除で(約2ヶ月ぶりに)俺達、参上!

魂が抜けた教室が暫く続き、クラス対抗戦。その間自分のクラスにまるで興味が無かった俺と円夏は鈴のトレーニングに付き合っていた。多分、というか120%この学園の上位どころか世界レベルで考えても圧倒的に違い過ぎる実力を持っている俺達は、何を訓練するにしてもついて来れるのは自分以外の2人しかいない、というのも理由の一つである。そんな日の朝。

 

「ん?」

 

起きた俺の手には赤いUSBメモリの様なモノが握られていた。炎の意匠があるが…。

 

「どしたのお兄ちゃん?」

 

「コレ」

 

「うわぁ…」

 

それを見た円夏は思いっきり顔を引きつらせている。どう考えても天災姉貴の品だろう。つーか不法侵入だろ…呼べば行くのに。よく見るとボタンがあるのでまずは押してみる。

 

【HEAT!】

 

「「………」」

 

「「これだけ(か)?」」

 

取り敢えずこれは少しいじっただけで爆発、なんて事は無いようだが…。

 

「コレが何にせよ説教決定だな」

 

「…ねぇ、これも…」

 

そう言って円夏が見せたのはフリルが沢山付いた服。明らかに置いていった本人の趣味だろう。実際円夏はこういうのが似合う。普段こそシンプルだが俺が言えば着る。俺がいうのも何だが流石ブラコン。

 

「やっぱりお兄ちゃんもこういうの、好き?」

 

「円夏か鈴が着る分にはな」

 

顔を逸らしてボソッと「鈴姉にも伝えとかなきゃ…」と言った気がするがスルーする。それにもういい時間だ。

 

「さっさと着替えて行くぞ、円夏」

 

「あっ!待って待って〜!」

 

鈴には話す事がある。この学園は何処までできるのか、見ものだな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっと合法的に殴れるわね。あの屑!」

 

「思いっきりやっちゃえ鈴姉!」

 

「お前ら落ち着け」

 

ピットにて。クラス対抗戦のカードは1組対2組、3組対4組とベターなものになった。勝った2人と負けた2人が後に戦うというのも定番だ。そう言えば残りの2人は知らないな…まあ大した問題ではないが。

 

「鈴コレを」

 

「何?」

 

「恐らく遅刻どころか基本ルールが通じない兎お手製の品だ。念の為持っておけ」

 

渡したのは例のUSBメモリ。襲撃予定がある今日、コレが来たのは偶然ではない筈だと思い、言葉通り念の為に渡しておく。

 

「見た目おかしい所は無いけど…」

 

「何を仕込んでるかは解らん。だがあの兎は俺達の害になるものは造らない。それは断言する」

 

「それって信頼してるのかしてないのか微妙な感じがするんだけど」

 

「それは束さんの自業自得だと思うよ鈴姉」

 

「「「はあ…」」」

 

3人同時にため息を吐く。昔に比べればだいぶ自重できるようになったが、やはり三つ子の魂百までも、か。

 

「まあ、なんだ。行って来い」

 

「屑がぶっ飛ばされるの期待してるからね!」

 

「分かってるわよ。じゃ、行くわ!」

 

鈴は勢いよくピットから飛び出して行った。




アーキタイプブレイカーの新キャラがすごい気になるけどゲームには全く興味ない今日この頃。誰か教えてーー(チラッチラッ)。



余談ですが、めちゃくちゃ久しぶりにお気に入りを
『凍結したんだから減ってるよなー』
と思って見てみたら、800人越えでした。


…何故?

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