この素晴らしい女神に祝福を!   作:紗代

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イノリちゃんを信仰する宗教の概要。
たぶんまた付け足します。


イノリアス教

イノリアス教

 

・落陽の女神イノリを信仰する宗教。

・エリス教と並ぶ二大宗教(アクシズ教はカルト教団的なもので信者も少ないのでとりあえず入らない)。

・開祖はウルクで彼女の侍女をしていた人物がそのまま日本人に転生し、女神様たちに異世界へ転生させられた存在。侍女故に彼女の内面や価値観をよく聞いていた。イノリの全てに惚れ込んでいたためこの機会にイノリ、とその考え価値観を布教した。

・自然、愛、自由(愉悦)を説く。

・日没の時間帯にお祈りをする習慣があるが、イノリアス祭と元旦は日の入りと日没合わせて二回お祈りをする。

・基本的には善人の集まりで戒律もそこまで厳しいものではない。が、恩を仇で返す輩には徹底的な仇討をすることで知られており、埋葬機関並みの武力・信仰を持つ「聖華隊」なる特殊部隊まで存在している(所謂それら全員が化け物並みの手練れ且つイノリアス教の狂信者たちである)。

・そのため「欲望のままに生きる」ことが教義であるアクシズ教とは一線を画し、性質や教義の関係上犬猿の仲・・・というよりアクシズ教の天敵である。

教義の性質上争いや戦いを肯定している(経典の原文にもあるらしく、事実イノリ本人も説法を説く際肯定している)。

・また、「自由恋愛」も教義に含まれているため同性愛者や異種族カップルなどもこの宗教に入信するものが多い。

・エリス教とは基本的に極めて良好な関係を築いており、アクシズ教徒のいじめから守ることもある。

・信仰の聖地は王都のやや北にある「キガル・シュテム」。聖地というだけあって国民の約8割がイノリアス教徒であり、法律や文化も教義に沿ったものになっている(ちなみに結構ハイテク)。街の中心には豪奢な神殿があり、街を抜けて自然豊かな森から山に登るとそこに本殿である大神殿が聳え立つ。

・なお、信仰されていない土地でも彼女の「守護」の加護を受けようと規模は小さいが小神殿が置かれている(魔除け厄除け、道祖神のような意味合いでもある模様)。

・軍事力的意味合いでいうとこの世界トップクラスであり、入信していない転生者たちがパーティーを組んでチート能力を活用して挑むも敗れる(レベルや対人戦闘の経験差)などの逸話も絶えない。

・基本的にはエリス教もアクシズ教も無神論者も分け隔てなく接しているらしい(イノリアス教にはアクシズ教の教義に巻き込まれイノリアス教の教会や神殿に逃げてきた者も少なからずいる)。

 

ちなみになぜ「恩を仇で返すと徹底的に仇討する」のかというと、散々イノリを頼っていたイシュタルが天の牡牛をウルクに差し向けたせいでイノリの死を確定させることになったため。

 


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