魔女と怪異と心の穴───もしくは一ノ瀬巽の怪異譚───   作:タキオンのモルモット

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俺はぼっちハロウィンなのでいつもの様に眠るだけ!!




番外編
ハロウィン特別番外編────没ネタとキャラ毎のヤンデレSSの説明────


巽「と、いうわけで皆さんおはこんばんちわ、主人公で、今回のみ作者代理の一ノ瀬巽です」

 

和奏「今作のメインヒロイン、仮屋和奏です!!」

 

めぐる「どうせ全√書くと作者が言っていたので別にメインヒロインじゃなくてもいいや、出番あるし。因幡めぐるです!!」

 

紬「この作品では圧倒的サブヒロイン······でも私が初登場した話が一話目を除いてUA一番多いからそれで満足、椎葉紬です」

 

柊史「原作主人公、保科柊史です!!」

 

寧々「その恋人の綾地寧々です」

 

秀明「作者が『海道主人公の番外編何時か書こうかな······』とか言っててテンション上がってる海道秀明です!!」

 

七緒「攻略不可のサブキャラからヒロイン候補に昇格してる相馬七緒だ。」

 

憧子「ヒロインから外されて出番がない戸隠憧子です······な、なんで私だけ······」

 

巽「作者曰く『憧子√やる前にパソコンぶっ壊れてサノバ出来なくなって共通√の憧子しかわからないから書くの無理』だそうです」

 

憧子「(´;ω;`)ソンナ~……」

 

和奏「ていうか作者何したのさ?」

 

巽「曰く、『ポケモンで絶対零度三連続ヒットの逆転負けくらって頭きて机叩いたら机の上のパソコンにも被害が出て壊れた』らしい。」

 

一同「本当に何してんだよ作者!!」

 

 

────ごめんなさい(´;ω;`)────

 

 

 

 

 

 

 

 

巽「······さて、ハロウィンということで、何かしらハロウィンネタやろうとしたら本編でもう終わってるから突発的に始めたこの企画!!」

 

紬「先ずは······ヒロインが出てくる予定だった没ネタ集······だよね?」

 

巽「うん、実は紬はもっと出番がある予定だったんだ······が、話に合わないという理由でカットされた。そのシーンがあるので、先ずはそれから流していこう。どうぞ!!」

 

 

 

椎葉紬の場合────

 

 

 

 

とある日の夕方。一ノ瀬巽は浮き足立ちながら廊下を歩いていた。

 

昨日、メールで好きなアーティストのライブチケットが当たって有頂天である彼は後ろからつけられている事に気づかなかった────。

 

 

 

椎葉紬は、一ノ瀬巽の心の欠片が回収できる状態にあるのを確認し、魔装する。この時だけ着ることの出来る女の子らしい可愛い服────に、不釣り合いなハンマー。

 

そのハンマーで、一ノ瀬巽を殴らなければ心の欠片は回収できないのだ。

 

(······ごめんね、一ノ瀬君!!)

 

一度殴らなければならない罪悪感を背負いながら、椎葉紬はそのハンマーを振り下ろし────

 

それに間一髪で気づいた一ノ瀬巽はかなり本気で後ろ回し蹴りを放った。

 

そしてそれは────振り下ろしたハンマーに直撃する。

 

鈍い音が鳴り響いた────その衝撃で椎葉紬は後ろに飛ばされる。

 

幸運な事に、身体には何一つダメージは無かった。

 

が、一ノ瀬巽がそのままにする訳がなく、追撃が来る。

 

何とか紙一重で避ける椎葉紬は必死で声を上げる。

 

「ま、待って一ノ瀬君!!わ、私だよぉ!!」

 

必死の弁解、しかし────

 

「あ?少なくともてめえみたいな格好したロングヘアーのやつは知らないんだが?」

 

────そうだった、私魔女服だった!!!?いやそれでも声で気づくでしょ普通!!

 

「全く────知り合いを装い命を狙いに来るとは······いい度胸してるじゃないか······!!」

 

(こ、っ、殺されるううううううう!?)

 

この後────綾地寧々と保科柊史が現れるまで必死の逃走劇は終わらなかった。

 

 

 

 

 

紬「私こんな酷い目に会う予定だったの!?」

 

巽「因みにボツにした理由だが────『主人公の追撃をやり過ごせる時点でおかしい』という理由だ。この時点で紬、お前は魔女ということがバレるという設定だったのだが······如何せん主人公強く書きすぎてな······実は魔女だから、って理由で強くしてもよかったんだ。実際綾地寧々の銃弾を打ち返していたし······ただそれだとバトル漫画になる······という理由でこれもボツになった。」

 

紬「······因みに······ヒロインの好感度下がりそうだからって理由もあったりする?」

 

巽「いや、そこは微塵も考えてなかったらしい。······まあ、そこにも後々気づいたわけだが······兎に角、こんな理由だ。」

 

紬「······ええー······あ、あともう一つ気になるんだけど······なんで一ノ瀬君は意識していない限り見えない魔女の事が見えるの?」

 

巽「······その辺は紬√で明らかになるらしい。明らかになるのは強さの秘密とかだな。」

 

紬「そ、そうなんだ······と、取り敢えずこれで終わり?」

 

巽「うむ、という訳で共通√紬没話でした!!」

 

 

 

因幡めぐるの場合────

 

 

 

 

めぐる「······で、次は私ですか······」

 

巽「まあ、お前の場合物語の方には何も関係ない没話······というか没設定だが。」

 

めぐる「······その時点ですごく不安なんですけど······」

 

巽「······それではどうぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部室に到着すると、目の前でウロウロしている明るい髪の女子がいた。

 

「······何してるんだ?そんな所で······」

 

「わひゃあっ!?······あ、一ノ瀬センパイ!?」

 

────はて、

 

「え、誰なのお前」

 

「ちょっ、わ、私の事忘れたんで······ゴホッゴホッ!!」

 

声をちょっと上げた途端咳き込むほどの身体の弱さ────まさか······

 

「······お前、因幡か?」

 

「そ、そうですよ!!か、髪の毛変えたくらいでわからなくなりますか普通!!」

 

んな事言われましても······

 

「雰囲気とか完全に違ったからなぁ······病弱なのは相変わらずのようだが······」

 

「······しょうがないじゃないですかぁ·····生まれつきなんですから······」

 

そんな無駄口を叩きながら思い出す。中学時代の日々。

 

地獄のゴールデンウィークとなった、中二の出来事を。

 

 

 

 

 

巽「つまり、原作で言う『ちーちゃん』不在というシナリオだね。」

 

めぐる「どうしてそうなったんですか!?あれ一応私の√には欠かせない人間関係ですよね!?」

 

巽「どうせ没なんだからいいじゃん······因みに没理由はただ単純。プロット書いてる時にアイディアでなくなって心折れたから。」

 

めぐる「え、なんですかその理由······」

 

巽「······実は俺の没設定も関わってくるんだが······最初俺の設定が『怪異に家族を殺され、怪異を憎むようになり特務科に協力する高校生』という設定でまだこの時は小説家という設定がなかったんだ。」

 

めぐる「······?それと何の関係が?」

 

巽「その後の展開として、めぐる√の場合、めぐるの難病を治すために医者になるという話だったんだが······何年もキンクリしなきゃいけないし学園系ラブコメに入る作品なのに明らかにアフターの方が話長くて本編になったし······」

 

めぐる「······もうその時点で訳がわからないんですけど······」

 

巽「因みにこの時に『ちーちゃんも難病にかかっていて同じ病室にめぐると入院、芽生える友情、しかしその後、同じタイミングで容態が急変する。その病気の手術が出来るほどの腕を持つのは主人公だけ······めぐるは友情のためにちーちゃんを治してと懇願し、主人公は大切な人のお願いを聞き入れるか、聞き入れず大切な人を助けるか······』みたいなノリをやろうとしたらしいんだけど······ネタが尽きたらしい。書けなかった。」

 

めぐる「重っ!!話重っ!!」

 

巽「だからやめたんだとさ······まあ、ただでさえめぐる√は原作よりも重くなってるからそれ以上に重い√を書くのは嫌だとかなんとか······」

 

めぐる「······なんで私だけこんなにくっそ重いんですかね······?」

 

巽「ま、没案ですから······という訳でめぐる没設定でした!!」

 

 

 

 

海道秀明の場合────

 

 

 

 

秀明「え、俺のがあるの!?」

 

巽「実は······まあこれも設定に近いんだけどね?それでは海道秀明没案!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────最近、何かが俺のことを絶えず見ている気がする

 

そんな確信を海道秀明は持っていた。

 

つい最近、自身の父親が突如単身赴任で遠くへ行ってしまった辺りからだろうか······どこで何をしていても、何かがつきまとっている感じがしてしょうがなかった。

 

「こんな時に一ノ瀬は行方不明だし······なんて間の悪い······」

 

こんな時に頼れる唯一の人間は行方不明。どうしようもなかったので、仕方なく、そのまま日々を過ごすことにした。

 

────まさかこの後、あんな大事件に自身が巻き込まれるとは知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

秀明「······これなんて√?」

 

巽「丁度今共通√······怪異症候群2のシナリオの時に海道の家族が操られて日本崩壊の危機────みたいなのをやる予定だったらしい。没理由は『新たなキャラを増やすのがめんどくさかった』だそうだ。」

 

秀明「ちょっと待て理由!!理由酷くね!?」

 

巽「この話が本当に書かれたら海道主役級へ昇格してたんだわ、主に推理パートでな。」

 

秀明「ウソダドンドコドーン!!」

 

巽「プロット見たらほぼお前が主役でマジびびったわ······という訳で、共通√没案、名探偵海道秀明√でした!!」

 

秀明「今からでも遅くねえ!!本編に加えろおおおおおおお!!」

 

巽「······作者曰く読者に見たいという声があったら考えるだそうだ······ま、頑張れwww」

 

 

 

戸隠憧子の場合────

 

 

 

 

 

憧子「え!?私のただでさえ出番少なかったのに没案あったの!?嘘でしょ!?」

 

巽「実はあるんだよなぁこれが······それではどうぞ。共通√、憧子の絡み没案です!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめん!!このままだとオカ研廃部になっちゃう!!」

 

開口一番、頭を下げながら戸隠憧子はそう言った。

 

────どういう事だ。と保科柊史は思考を巡らせる。

 

この後世世界では一ノ瀬巽というイレギュラーがいる。そのせい────いや、そのお陰でオカルト研究部は文化祭で出し物をするという実績を作った。前世世界ではそれが足りなかったが故に起きたイベントであって、今世世界であるのはおかしい筈だ。

 

現に────

 

「······どういうことか説明しろ戸隠、実績があるから後は部員だけ────と言ったのはお前だった筈だが?」

 

普段、目上の人間には必ず敬語を使う一ノ瀬が、敬語を使うのを忘れるほどにキレている。前世世界と同じ条件だったのは確認できた。

 

「そ、そうなんだけど······が、学生の一部から文句が出ちゃって······」

 

「······何処の?」

 

「ぶ、文芸同好会と写真同好会が口を揃えて······『一ノ瀬巽の功績は文芸同好会寄りの事と写真同好会のやっている事とほぼ同列。オカルトと付けば何をしても許されると思ってるんじゃないのか。そんな奴らに何故部室があって俺達に部室がないんだ』って······」

 

そう戸隠先輩が言うと、一ノ瀬は忌々しげに大きく舌打ちをする。

 

「あいつら······そこまで俺が文芸同好会入りを断ったこと根に持ってるのか······完全な八つ当たりじゃねえか······うざっ」

 

「え、そんな事があったのか?」

 

「ああ······あいつらは純文学系の小説を書こうとしている奴らだった······だが俺はホラー小説以外の物を書くつもりは無いと断った瞬間罵詈雑言をくらったよ。以来そいつらとは関わってないんだが······今になってイチャモンつけてくるとは······そういや写真同好会の会長って確か文芸同好会の会長と兄弟だったな······」

 

「······つまりあれですか?兄が弟を丸め込んで一ノ瀬センパイに八つ当たりしようとしてるってことですか?」

 

「······まあ、写真同好会の連中も俺に恨み持ってるんだろうけどな······コトリバコの事件以降に送られてきた心霊写真の中に写真同好会の奴らが持ってきたヤツあったんだが······出来の酷い偽物だったな。······自分の撮ってきた心霊写真を偽物と見破られたのが悔しかった、とかそんな理由じゃねえの?」

 

「結局八つ当たりじゃないですか、しかも相当タチの悪い!!」

 

────まあ、それは置いておいて────

 

「まあ、こっちで手を打って······ハロウィンパーティーの手伝いをして欲し────」

 

「その必要は無い。」

 

────は?

 

全員が一ノ瀬の方を振り向く。その顔は憤怒の顔に染まっていた。

 

「俺がアイツらが二度とこんなこと出来なくなるくらい······徹底的にあいつらの立場をぶっ潰してやる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巽「と、こんな具合に生徒会を巻き込んだ大バトルに発展する予定だった。ちなみに没理由は『ハロウィンパーティーに主人公関わらせないってのは流石に······』という理由だ。」

 

憧子「え、そうだったの?」

 

巽「うん、遠目から紬とめぐるの隣で見てるだけという設定にしようとしたみたい。まあ、後の理由としては······」

 

憧子「······は?」

 

巽「最初の通り、『パソコン壊れたから』なんだよなぁ······それまでは一応ヒロイン候補だったんだぜ?だがそれにより無理になって······結果として七緒さんがサブヒロインに昇格したんだよね。」

 

憧子「そ、そんなぁ······(´;ω;`)」

 

巽「と、言うわけで、戸隠憧子さんの没設定、没ストーリーでした!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巽「ハロウィン企画第二弾!!ヒロインのヤンデレ祭りー!!」

 

一同「どうしてそうなった!!」

 

巽「······いやあ、この小説にヤンデレタグあるじゃん······でもこれストーリーに出てくるとあるキャラ(ほぼほぼモブ)と紬のかなり弱めなレベルのヤンデレくらいしか無くてね?······あまりにも勿体ないから······じゃあ番外編でやれば良くね?と。」

 

和奏「······にしたってさぁ、普通こういうのって纏めずに一話一話投稿するものじゃないの?」

 

巽「ん?それは勿論そうする予定だよ?だからここでは説明かな?────まず今日中に因幡めぐる、椎葉紬、仮屋和奏、相馬七緒の四人書き上げます。この時点でキツイ。」

 

寧々&憧子「私達は!?」

 

巽「読者様から『書いてください!!お願いします!!』みたいな要望があったら書くよ?という訳で四人には台本を渡しておくね······で、まあ注意事項だけど、固有名詞────つまり名前が出てきません。読者様の名前を当てはめて脳内変換してください。君とか言わないキャラがいるからねぇ······その辺の違和感は自分で処理してくださいとしか言えねえ。」

 

和奏「······ああ、納得。私とか基本誰でも苗字だしね。」

 

巽「その点因幡は楽でいいよ、センパイだからね。めっちゃ楽ちん。」

 

めぐる「す、素直に喜べない······」

 

巽「あ、後読者様から要望があれば色んなキャラのヤンデレSSを書くのも良いかも?······流石に別作品、例えば千恋*万花とかは別に小説作らなきゃならんけど······ヤンデレ海道とかヤンデレ柊史とかヤンデレ久島先生とか······需要は無いだろうけどネ!」

 

秀明「······確かに、男のヤンデレは需要ないよなぁ······というか俺公式設定でドMってなってるのにヤンデレとか······想像出来んわ。」

 

巽「······世の中にはドMなんてまだマシなレベルの変態がいるんだよ海道······覚えておけ······」

 

秀明「何があったのか聞きたいけど怖くて聞けねえ!!」

 

七緒「······というか、私のヤンデレも需要あるのか?」

 

巽「······七緒さんはT〇itterで人気あったよ?」

 

七緒「なん…だと…」

 

巽「ま、そんな訳でして、後で四人分あげます!!以上、次回本編の更新をお楽しみに!!

 

 

 

あ、それと皆さん────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Happy Halloween!!」

 

 

 

 

 

 

 




という訳でヤンデレ四連発やります!!

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