渡物語   作:UKIWA

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 この作品は「IQ探偵シリーズ」という小説ものです。これを機会に見てもらえると、お気に入りの小説なので幸いです。はやくアニメ化してくれないかなぁ

 それではどうぞ!!


むうビター

 

 

 

 

 

  001

 

 僕たちの周りには陰ながら人を尾行し推理をして事件の紐を解く探偵という職業がある。例としてあげるのならば、白髪の忘却探偵や西の高校生探偵、「最後の切り札」ともいわれる探偵などだろう。

 彼女茜崎夢羽(あかねざきむう)は探偵でもなく、迷宮入り事件も解かない小学五年生である。それを言ってしまえば普通の小学生と思われがちだが、小学生であれど小学生ではない。彼女の頭脳はいわゆる天才というべきなのだろう、羽川翼ほどではないが彼女自身がこの町に転校してきて以来、彼女の天才的な頭脳と冷静沈着な性格によって、時にはクラスの事件、空き巣の犯人探し、大金持ちの挑戦など見事なまでな名推理によって解決している。そして彼女にはもう一つの特徴がある。それは容姿である、彼女が歩けばその周りのだれもが振り向くほどのいわば美少女、美少女の中の美少女といえるであろう。そんな完璧な少女でもやはり羽川翼のような天才より上の存在ではない。僕が言うとするならば彼女は忍野扇より下の謎であり、羽川翼より下の天才であること。彼女を例えるとするならば架空の天才シャーロック・ホームズと僕は思う。

 なぜなら彼女には大富豪のライバルらしい者がいて、推理小説と冒険もの好きなワトソン、サーバルキャットの愛猫がいるからだ。

 

 

 

  002

 

 高校生の阿良々木暦の青春はもう当然の如く終わっており、そして大学生の阿良々木暦の青春も終わってしまい、今僕は警察官としての技術の地方研修をしている。なぜそんなことをしているかと言えば、上司でありうちの親である二人に可愛い子には旅させろの如く色々な場所へと飛ばされている。親の権限は仕事場でも使われるとは中々の苦悩である。されどあの高校3年生の一年間に比べれば全くもって造作もない、つまらないものである。そして今の状況と言えば、今の研修先である都心から典型的な郊外の町銀杏が丘市の街中を眉毛警官のように自転車で絶賛パトロール中である。自転車とは、高校時代におさらばかと思っていたが、まさか大学を卒業してからまた自転車に乗ろうとなるとは自分ながら滑稽である。

 そんなことを言っている間にも、駅前にある警察署から商店街を抜け、その場所からもっと奥に行ったところの大きな池の辺りまで来ていた。

 

 「おい、お前様、そろそろ戻ってもいいくらいじゃないかの?わしは早く帰ってドーナツを食べたいのじゃ」

 

 自身の影から金髪の幼女の吸血鬼である忍が目の高さまで顔をだして自分に帰還命令を下した。おもにドーナツが食べたいという理由だけである。まあ、かなり奥に来たことだし戻ってもいい頃合いだろう。そう思った時だった。突如として先ほどまで無風だったこの場所から強い突風が自分の体を包み込んだ。何かを予兆するように謎が自分を呼ぶように、その謎に選ばれたかのように、自分の前に可憐で淡い桜色をした長いストレート髪をなびかせた西洋版小野小町といえばいいのだろうか、誰もが街中で会えば思わず見いってしまいそうなその容姿は誰もを圧倒しそうなオーラを放っている茶色いランドセルを背負った少女がそこにいた。

 

 「こんにちは」

 

 俺は下げなく、一般的に、いつもしているごくごく普通のあいさつを交わしたが向こうからの返事はない。手元を見ると何やらメモを見ながらあごに手を置き悩んでいる様子だった。身長からしてここら辺の小学生なのだろう、しかし何か探しているのだろうか、そして先程の返事が変えてこないということはかなり集中しているのだろう、さすがにあのままだともしもの時危ないな、気づくまで声をかけて見るか。

 

 「元にも連絡した方がいいのか、この手の問題は元に相談した方が解決できるかもしれないな、ん?」

 

 声をかける前にどうやら僕の存在に気がついたようだ。だが少女は何やらまた考え出し黙り込んでしまった。どうすればいいのか自分としてもよくわからない状況になってしまったのだが、帰っていいんだよな?だけど少しぐらい注意をしておいた方がいいんじゃないのか。一応警察官で巡回中なのだから。

 

 「あのすいません、実はこんなものを探しているんですがここら辺で見たことはありますか?」

 

 少女はしなやかな髪をなびかせながら近づきこちらへ近づいてきた。

 うわ、自分でも声が漏れてしまいそうなほどその風景に一致し、精巧に描かれた絵画のように美しく可憐だと改めておってしまうほどだった。

 

 「うーん見たことがないな。ごめんね、僕は最近ここに来たばかりなんだ」

 「確か、瑠香の話だと弱そうな若い警察官が峰岸刑事の所に研修に来ているって聞いていたけどあなただったんですね」

 

 小学生に色々噂されてるんだなぁ、でも意外に小学生って言うことがストレートなんだよなぁ、もう少しオブラートに包み込んでくれないのかな、こうひたぎが遠まわしにけなしてくるように、あれ?そっちのほうがひどいんじゃ...

 

 「でもその話は嘘だな、こう本人を見ると肩幅と手の形からして何かで鍛えたようにしか見えないんだがな」

 

 人の体を観察するんじゃない、この娘どこか羽川みたいなところがあるな。いや、人の動作から相手の心理を読めるほどではないだろう、さすがにそうであったら僕はこの娘から今すぐにでも逃げだしたい。

 

 「そういえば君は何でこんなところにいるんだい?」

 

 「実は自称宿敵からこんな挑戦状がが届いてきて、その挑戦状の謎を解くためにヒントを集めているんです」

 

 最近の子供は意外に凝った遊びをするんだなと自分の小学生や中学生時代にこんな遊びがあったらと平凡に過ごした九年間を思い出した。いや待てよ?今なら彼女と問題を解けば少なからずあの時経験できなかった心揺さぶられる冒険感、脳をフル活用として解けた達成感が味わえるのではないだろうか。いや待て、僕は正真正銘戸籍上でも大人で今も仕事中なのだから、さすがに男心をくすぐられる冒険ロマンがそこにあったとしても仕事があるからやれないな。

 

 「君、その問題僕も考えていいかな?」

 

 「ん?ああ、どうぞ」

 

 彼女自身僕の発言に驚いていたが、すぐに反応した後に説明をしてくれた。もちろん僕はこういう謎解きは扇ちゃんやファイヤーシスターズからいまでもよく出されるので得意な方である。まだ僕みたいな少し経験ある人間だったらなぞ解きの邪魔にならないだろう、まあ僕の今の立場がもし羽川や臥煙さんだった場合はたった小説2ページで起承転結が終わってしまうだろうけど。

 

 「そういえばまだ名前を言ってなかったね、僕の名前は阿良々木暦、阿修羅の阿に良好の良を二つ繋げて植物を表す木と書いて名前は西暦の暦でこよみと読むよ、君の名前は?」

 

 小学生にかなり難しい言い方をしてしまったが、大丈夫だったのだろうか。自分の発言が通じるのは高校時代に知り合ったあいつらだけだと大学に行ってわかったことだし、ここにきて自分より半分ぐらいしかまだ生きていないだろう彼女にコミュニケーション能力が低い人間という認識を持たせてしまう発言をしてしまったことに僕は全力の笑顔で彼女を見るしかなかった。

 

 「私は...茜崎夢羽です。茜色の茜に長崎の崎、夢という漢字に羽子板の羽と書きます」

 

 なんか乗ってくれたんだけど、これは気を利かせてくれたのか、それとものりでこういうことやることのできる八九寺みたいな性格なのか?まあ、そんなことは置いておこう、さっそく彼女の問題を解いていこう。

 

 

 

  003

 

 先程の言ってしまえば002の問題、謎解きは結果として僕にはまったくわからなかった。あんなものを小学生相手に出す奴がいるのかと思うとかなり鬼畜な思考をしているだろう。そうその時は思っていたが、彼女は数十分でその問題を解いてしまったのである、訂正しておこう茜崎夢羽は小学生版羽川翼だった。確かに知識量においては羽川の方が何倍も上なのだろうけど、謎解きや閃きに関して言えばほぼ互角と言えるだろう。

 そんなことを言いつつ、今僕は昨日と同じように自転車でこの町を巡回中なのだが、昨日彼女茜崎夢羽からまだあの謎解きは終わってないと言っていたのだが、彼女の名推理だとあの謎を解かれるの時間の問題だろう。

 

 「あ、どうも」

 

 なんという事だろうか、偶然というのだろうか必然というのだろうか、自分でもその後どうなったのか気になってはいたが商店街の方を回っていたらまたもや顎に手を当てて紙を見つめている昨日であった少女がそこにいた。昨日と違うとするならばもう一人同級生であろう帽子を被った男子小学生と一緒にいた。

 

 「茜崎、もしかして昨日一緒に謎解きをしてくれた人ってこの人だったの?」

 

 「ああ、この人は最近ここの警察署の研修に来た阿良々木さんだ」

 

 「あ、江口が言ってた峰岸刑事の所に男の刑事さんが入ったて聞いていたけどこの人だったんだ」

 

 最近の子供は警察に入ってくる人も知ってるのか、いや怖いんだよね子供の情報網ってなんかSNS並みに広がっていくから。でも彼らはどこまで僕たちのを知っているのだろうか、もしかしてファイヤーシスターズの新着情報も知っていたりするのではないだろうか。まあそんなバカなことはないだろうけど。

 

 「また謎解きかい?」

 

 「はい、ただ今回はこの場所で行き詰ってしまって、別の視点から見てくれる元に来てもらったんです」

 

 ほう、ようするに天才ホームズにもやはり違う視点からのことからヒントが欲しいわけなんだ。良かったまだ彼女は羽川ではない。いや別に羽川を悪く言っているわけではない、しいて言えば僕なりの羽川への褒め言葉なのだが、僕から見て彼女を表現をするなら、99%の努力と99%のひらめきでホームズなどは足元にも及ばないだろう。

 

 「期待してるよ元」

 

 「お、おう任せてくれ」

 

 何だろう、決して僕は妬みそねみを持つ人間ではないのだけれど、彼女から少年に向けられた笑顔で少年いや、元君だったかな、もう灼熱地獄にでもいったかのように顔は真っ赤になっている。これは彼女はどうかわからないが、元君は意識しているのであろう。小学生の青春している姿を温かい目で僕はそれを眺めていた。

 

 「そういえば刑事さんは仕事は大丈夫何ですか?巡回中で遅くなると怒られるのでは?」

 

 「いや、そこら辺は峰岸っていう刑事さんから街の人の交流も仕事の一貫だと言うことで大した問題じゃないさ」

 

 僕よりも警察署の方が問題として取り上げられそうだけどな。というか仕事をほったらかして遊ぶということを考えなかったのだろうか。いや、若手の息抜きという形で上も了承しているのだろうか、僕としてもそれならそれでこの仕事も悪くないと思う。

 

 「それで君達はどこまで解けたんだい?」

 

 「そうですね具体的に言うと、物語の第三部構成で言ったら第三部の最後ぐらいですね。もう結論に近いものがでているけど、そのアイテムらしきものがこの場所で見当たらないんです」

 

 そこまで行っていたのかと内心驚いたのと、ここはあんななぞ解きを解けるなんてすごいと褒めるべきなのか、それとももしかしたら子供ながらこの謎を解くために三月の受験生バリに頑張ったのかと考え、子供はちゃんと寝ないとだめだぞ的なことを言った方がいいのだろうか、いや小学生版羽川の彼女だったら一時間もかからずに解けてしまうだろう。

 

 「ところでその無かったアイテムっていうのは?」

 

 「えっと、その実は...コショウなんです」

 

 「コショウ?」

 

 

 

  004

 

 今の現状といえば、天才少女茜崎夢羽と帽子をかぶった少年杉下元と僕と三人で最後のアイテムというか今回の問題から導き出された答えであるもののコショウを今探しているのである。なぜ謎解きの答えが、いや、結末がコショウなのかは、怪盗ゴディバや銃やチョコレートで教えてくれるだろうけど。まあ、その話は本のある場所でゆっくりと自分達のペースで、好きなことをしながら読むといいだろう。

 普通の人間ならコショウなんてそこらへんのスーパーに行けば売っているのではないかと思うかもしれないが、天才少女が持っていた最後の紙には『猫の形をもしたガラスの容器が赤い袋入っているのでそれを確認してもらえれば君には分かるだろう。では、頑張りたまえ。  森亜亭』と書かれていた。というか、この書かれている森亜亭という人物はこの小学生に謎を解いた証として報酬があるのかと金持ちだろうその人物に好敵手と言われている彼女がうらやましく思えた。くそ、こんな楽しそうなことを小学校の時にやれていればよかったなと今までの人生を悔やんだ。前々からというかずっと悔やんでいるというか悔やみすぎているというか、苦やんでいるというか、まあ自分の話はこの際関係ないので聞き流してほしい。

 

 「それで本当にここで合ってるのか?もしかしたら別の場所でしたということも謎解きならざらにあるんじゃないのか?」

 

 「いや、それは5%もないぐらいです。もう一度解きなおしてみましたが、やはりこの場所にあるはずです。もし私がこれで間違えているのならそれはお手上げといったところでしょうか」

 

 「元君はどう思う?」

 

 僕のフリに少し戸惑っていたが、少し考えるような顔をしていた。まあ、初対面でこう話されるのは確かに気不味いことがあるよな、それもよりによって気になる人と二人きりの状態を邪魔されたのだから

 

 「茜崎がもし間違えているのならもう僕の方もお手上げです。でも僕は茜崎が間違えてないと信じているから、もしかしたらたまたま赤い袋を持っていた人が何かのはずみで持って行ってしまったかだと思います」

 

 確かに彼女の推理がこの場所にあるとしたら、それはまぎれもなく誰かが盗んだのか、または近所の人がごみとして回収してしまったのかのどちらかだと考えるべきだろう。盗まれたとするならば僕が見つけて犯人を捕まえなければならないし、近所の人に回収されてしまった場合はしかたがないし、彼らにもあきらめてもらうしかないだろう。

 

 「ん?何だこれ?」

 

 帽子の少年の元くんが何かに気付いたようなので見てみると、何やら切れたタイヤの形を模したストラップがそこに落ちていた。何かの拍子に誰かが落してしまったものだろうか。そうしていると、ふと近くで話している近所の奥様方の話が聞こえてきた。

 

 「そういえば最近ひったくり事件が多くなってるわよね?」

 

 「そうそう隣の家の人もこの前バックを盗られそうになったって」

 

 「たしか特徴が大きなバックにたくさんのストラップがついていてるって噂よ」

 

 「気をつけないわねぇ」

 

 「「「あ!!」」」

 

 このストラップってまさかという言葉が僕の頭によぎった。このふたりもそうなのであろう。ただ、このストラップが盗んだ犯人のものとは限らないし、仮にそうだとしても犯人探しなんて彼らにはさせられないな。

 

 「もしかしたら最近出没しているひったくり犯のものかもしれないな。よかったらそのストラップを預からせてもらえるかな?」

 

 「そうですね。もしそうだとしたら私達がどうにかできるものでもありませんし、もし見つかったら連絡してください。これが私の家の住所です」

 

 彼女の家の住所が書かれたメモと落ちていたタイヤの形をしたストラップをポケットにいれた。さて、何か怪しいものが出てきたし、警察署に戻るか、そう思った時だった。

 

 「ひったくりよ!!」

 

 奥の方から声が聞こえ振り返ると、地面に倒れている女性とマスクとサングラス、背中に大きめのリュックと帽子を深く被った男がバックを持ちながらこちらの方へ走ってきていた。まさしく犯人といわんばかりの格好だなぁ、もし僕が仮にひったくりをしようとするなら、ザ・犯人と思わせるあの格好だけはしないだろうな。まあそんなことを言っている間にもひったくり犯が近づいているのだけど、誰か警察を呼ばないとって僕は警察官じゃないか、まあまだ新米の新米、ニューニューライスライスポリスだけどそれでもれっきとしたリアルポリスなのだから。

 

 「どけどけどけ!!」

 

 犯人は前方にいた人や物を払いながら走り、ついに僕の正面近くまで来た。よし僕はここで火憐ちゃんや忍から教えてもらった秘策を使うとしよう。これは僕がひそかに地道に汗水をたらしながら努力した肉体だからできる奥義。

 

 「どぅっはぁっ!?」

 

 まっすぐ伸びた右腕のこぶしがひったくり犯の鼻に直撃した。これが奥義『ただの右ストレート』だ。まあ吸血鬼パンチやアンリミデッドヴァンパイヤブックなんて名前にしてもいいんじゃないかとまえは思っていたが、普通に奥義を言うだけでも時間の無駄なだけなのでその名前なのだが。

 ひったくり犯は大きく後ろに跳び、顔を見ると着けていたマスクが赤く染まり、地面に倒れこんだ。まあ、僕のパンチはある意味で常人の人間に比べれば僕のパンチはただのパンチではなく吸血鬼パンチに近い、吸血鬼もどきパンチといった中パンチと強パンチの間ぐらいだろう。短めに言えばそこそこ強いパンチだ。

 

 「...ちぃ!!」

 

 「あ..。」

 

 そんなことを思っている間にも時間は有限というべきなのだろう、犯人は狭い路地の方向へとバックを置きざりにして全力疾走で去っていった。

 

 

 「阿良々木さん二件のお店の奥の抜け道を抜けてください、犯人の方向からそこから出れば距離が短縮できます!!」

 

 後ろから茜崎夢羽の声が聞こえ、とっさに彼女の指示に動いてしまった。いや、必然なのかもしれない、自分の中の第六感がその言葉は正しいと瞬間的に、本能的に否定する思考が停止するように彼女の言葉に動かされた。そして僕はその指示に従い、犯人を追いかけるのであった。

 

 

 

  005

 

後日談と言うか、今回のオチ。

 

彼女の指示どおり、二件目の抜け道を抜けると逃げていた犯人と鉢合わせると言った丁度良いタイミングで遭遇でき、火憐直伝の『他人を逃がさない寝技~危険注意伝~』で覚えた寝技で犯人を捕まえ、現行犯逮捕となった。そしてひったくり犯の持っていたバックからは大量のストラップがはいっておりどれもひったくりにあった人のものと判明した。そして、彼ら茜崎夢羽と杉下元が探していた例のコショウもバックの中に入っていた。コショウのはいっていた赤い袋の中には一通の手紙と二人分の大きくしなやかな猫の形を模しており、両目には緑色の石のようなものが埋め込まれ、全体は金属でおおわれたストップがあった。僕はその手紙は彼女宛てだろうと中身は見ずに彼女に渡した。もちろんストラップととともに。まあそんな雰囲気で謎解きも事件もあっさりと簡単に、悩んでも無いように静かに終わって言った。僕はまた今日も仮の自転車で町を走りぬけるそして、またぼくはまた他人のように、今も普通に朝学校に向かっているシャーロックホームズとその友達に手を振りながら、僕はまたビターな怪盗が残しそうな謎を仕事をしながらまた自転車を走らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 次回は誰が語るって?おいおい阿良々木君、そんなにとり乱しちゃって何かいいことでもあったのかい?お、何かいい怪異談を話せそうだね、聞かせてもらおうじゃないか。

 僕は阿良々木という名字ではないですし、それに怪異ではなく妖怪談と言っておいた方がいいだろう、なぜならそれは僕が受ける祖母とのつながりの話なのだから。

 次回、「なつめアイズ」

 さあ、話をしよう僕の祖母の友人の話を...

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