親密度MAXのアイドル達   作:カサG

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親密度MAXなP.C.S達

『ぷ、プロデューサーさん・・・・・・?』

『なんだ、どうした卯月』

『いえ、いつもの朝一の卯月の笑顔ですよ?』

『あぁ、それなんだが別に卯月じゃなくても良いことに気が付いてな』

『えっ!?』

『えへへっプロデューサー!私の笑顔どうですかっ!!』

『おう、いい笑顔だな美穂。元気が出るぜ』

『プロデューサーさん、響子の手作りお弁当ですよ♪』

『ちょっとプロデューサーさん!!私のダブルピースですよ!?』ブイッ

『おう、可愛いと思うぞ。でも正直飽きたというか・・・・・・』

『あっ、飽きた!?!?』

『可愛さなら別に美穂でもいいかなって思って』

『酷いです!!』

『ごめんね卯月ちゃん!場所を取っちゃって♪』

『どうしてそんな嬉しそうなんですか!!』

『だってやっと卯月ちゃんの代わりになれたんだもん♪』

『えっ・・・・・・どういう』

『プロデューサー!もっと頭を撫でてください!!』

『いいぞ~美穂は可愛いなぁ』ナデナデ

『ほらプロデューサーさん、あ~んです♪』

『ありがとう響子・・・・・・むぐっ、うん、やっぱり響子の作る弁当は美味しいなぁ・・・・・・』

『言ってくれれば毎日作りますよ♪』

『あのっ・・・・・・プロデューサーさん・・・・・・』

『卯月今までありがとうな』

『そんな・・・・・・プロデューサーさん!!』

 

『プロデューサーさぁぁぁぁぁん!!!!』

 

 

「うわぁぁぁぁ!!!」

 

 ガバッ

 

「・・・・・・」

 

 な、何ですか今の夢は・・・・・・まるで私の居場所がなくなったような夢。あんなこと許されるわけないです・・・・・・私は、プロデューサーさんに・・・・・・許せないです・・・・・・私はあの場所が心地良いのに・・・・・・どうしてそれを美穂ちゃんに、私なんて夢を・・・・・・

 

「・・・・・・とりあえず、事務所に行かなきゃ」

「卯月~大きい声朝から出さないでよ~」

「ごめんなさ~い」

 

 うぅ、美穂ちゃん達と合わせる顔がないよぉ・・・・・・プロデューサーさんも私のこと見捨てないですよね?

 

~美穂宅~

 

「う~ん・・・・・・」

 

 

『えっ、プロデューサー転勤しちゃうんですか!?』

『おう、そうだ』

『な、なんでそんなに冷静なんですか!!』

『いや、アイドル達と距離近すぎてたしちょうどいいかなって』

『そんな!!じゃ、じゃあ私達のプロデューサーは!!』

『新しい人が来てくれるそうだぞ。俺より優秀らしいし良かったな』

『そ、そういう問題じゃないです!!私はプロデューサーだからこそ・・・・・・』

『卯月や響子達も納得してくれたんだが・・・・・・』

『え!?卯月ちゃんや響子ちゃん納得したんですか!?』

『普通に納得してくれたぞ』

『おかしいです!!いくら何でも急すぎます!』

(それに二人はプロデューサーがどこかに行っちゃうのに止めなかったんですか!?)

『悪いな、言いそびれてしまって・・・・・・』

『だって、そんな、心の準備さえ・・・・・・させてくれないんですか・・・・・・』グスッ

『大丈夫だ、美穂なら大丈夫。やっていけるさ』

『違いますぅ・・・・・・違いますよぉ・・・・・・そうじゃぁぁ、うわぁぁぁぁぁぁん!!』

『美穂、元気でな。他の奴らにもよろしく頼むよ』

『嫌ですぅぅぅぅ!!行っちゃ嫌ですプロデューサぁぁぁぁぁ!!!』

『じゃあな』

『プロデューサーのバカぁぁぁぁ!!トップアイドルにしてくれるって言ってたのにぃぃぃぃ!!!』

 

 

「ひぐっ・・・・・・ぐすっ・・・・・・っ!!」

 

ガバッ

 

「夢・・・・・・ですよね・・・・・・」

 

 プロデューサーが離れて行っちゃう夢、なんて夢を見ちゃったんだろ・・・・・・私プロデューサーの期待に応えられてないのかな。違うよね、アレは夢だよね。そうですよね・・・・・・プロデューサー・・・・・・

 

~響子宅~

 

「うぅ・・・・・・」

 

 

『プロデューサーさん♪今日のお弁当ですよ!』

『響子かすまんな毎日』

『いえいえ、好きでやってることですから』

『でも今日まででいいよ』

『どういうことですか?・・・・・・あっ、またカップ麺とかに戻る気ですか!?そんなの許しませんよ!!アイドルの健康も大事ですが、やっぱりそれをプロデュースしてくれるプロデューサーさんの方が健康に気を使ってくれないと困ります!!』

『それは分かってるさ、カップ麺に戻る気はないぞただな・・・・・・』

『えっ』

『プロデューサーさん!!お弁当作ってきましたよ!!』

『おぉ、卯月!』

『卯月ちゃん!?』

『あっ、響子ちゃん!私響子ちゃんに負けないように頑張ってお弁当作ったんですよ!』

『へっ、へ~そうなんだ』

『うん!響子ちゃんにも今度作ってきてあげようか?』

『お願いしていいですか?』

『良かった~響子ちゃんもいれば百人力ですね♪』

『それにほら、毎回作るのも響子に悪いかと思ってちょうど卯月が練習してるって言ってたからさ』

『そうなんですね・・・・・・でも、味の方はどうなんですか?』

『そりゃ~響子には負けるけど美味しいぞ。最近は俺の好物も作ってくれてるしな』

『えへへっ♪これはプロデューサーさんのために作ってるんですからね!』

『でも!ちゃんと栄養とか考えてるんですか卯月ちゃん?』

『もちろんですよ!最近調理や栄養系の本もきちんと買って読んでますから』

『そうなん、ですね・・・・・・』

『だから、響子ちゃんはしばらく休んでていいよ♪』

『楽しそうですね、卯月ちゃん』

『はい♪だって・・・・・・』

 

『好きな人に手料理を食べてもらえるって幸せですよね♪』

 

『・・・・・・っ!!』

 

 

「・・・・・・」  

 

 モソモソ

 

「はぁ・・・・・・何だろあの夢」

 

 確かにプロデューサーさんに手作りのお弁当を作るのは夢だったけど、なんで卯月ちゃんが・・・・・・夢だから大丈夫だけどなんでだろ、嫌というか・・・・・・いや!こんなこと考えててもしょうがないです!!今日も一日頑張らないといけませんから!!えっと今日もスケジュールは・・・・・・あっ、P.C.Sで撮影がある・・・・・・大丈夫かな・・・・・・

 

~事務所~

 

「今日の予定は~おっ、P.C.Sに付いて行く感じだな。あそこもユニットの仲良いから見てて気持ちいいんだよな」

 

 まだちっひも来てないし何しようかな~。早く来たのは良いが少し早すぎたか・・・・・・仕事は昨日少し手を付けてたからそこまで急いでやる必要はないし、だからといって特にやることもない・・・・・・よしっ!ソファーでごろごろしとくか!!アイドル達が来たら普通にしよ。

 

「あ゛ぁ~」

 

 すっげえおっさんの声が出てしまった。一人で静かに過ごすのも悪くないな。

 

 ガチャ

 

 早速誰か来たか・・・・・・早くない?来るの早くない??

 

「おはようございます・・・・・・」

「卯月か、おはよ・・・・・・う?」

 

 見るからに落ち込んでいるんだが何があったんだ?

 

「卯月?大丈夫か?」

「ぷ、プロデューサーさぁん・・・・・・」ウルウル

「何!?何があった卯月!?」

「うぇぇぇぇん!!」

 

 ガシッ

 

「!?!?」

「プロデューサーさぁぁぁぁん!!!」

 

 ちょっと待ってちょっと待って唐突過ぎて頭の理解が追い付かん。何があったまじでこんなに卯月泣いてるのおかしいし誰が泣かせたんじゃごらぁ!!

 

「卯月?落ち着け卯月」

「うぅ・・・・・・ぐすっ・・・・・・」

「大丈夫か?落ち着いたか?よしまず誰に泣かされたか言ってみろ」

「・・・・・・ぷ」

「ぷ?」

「・・・・・・プロデューサーさん、です」

「!?!?」

 

 why!?なぜ!?!?俺何したん!?俺昨日何かしたか!?

 

「俺が何した!?」

「うっ・・・・・・」

「う?」

「うぅぅぅプロデューサーさんのバカぁ!!」

 

 ドスッ

 

「ぐほぁ!?み、鳩尾はやめ・・・・・・ぐっ・・・・・・」

 

 な、殴られるほどのことを俺はしたのか・・・・・・身に覚えがない・・・・・・

 

 ガチャ

 

 ちっひか・・・・・・こんなところ見られたらお終いだぁ・・・・・・担当アイドル泣かせるとかプロデューサー失格だろぉ・・・・・・・・・ぉぉぉぉ痛い・・・・・・

 

「おはようございます・・・・・・」

「お、おぉ・・・・・・美穂か」

 

 そして美穂もなんか元気ないなぁ~なんでかなぁ~これまた俺のせいとかじゃないよねぇ?

 

「っ!?」ビクッ

「!?・・・・・・お、おはよう卯月ちゃん」

「おっおはよう美穂・・・・・・ちゃん」

「あれ?お前らなんかあったか?」

「いっいえ!何もないですよ!ねぇ美穂ちゃん!」

「そうですよプロデューサー!な、何言ってるんですか!!」

 

 嘘つくの下手かよ。明らかに動揺してるやん。

 

「なぁ美穂よ」

「はい!!」

「あんまり聞きたくないんだが、それって俺のせいとか、ないよな・・・・・・?」

「うっ!」

「うそぉん」

「違いますよ!プロデューサーですけど、プロデューサーじゃないっていうか・・・・・・」

 

 えっ、何?俺とうとう分身とかそこら辺の術的な物でも手に入れたか?あやめに悪いなぁ・・・・・・とか言ってる場合じゃないんだよな。

 

「二人してどうしたんだ・・・・・・つか俺が何をしたんだ・・・・・・」

「あのぉ・・・・・・」

「実は・・・・・・」

 

ガチャ

 

「おはようございます!」

「おう!?響子もか・・・・・・ってなにそれ!?」

 

 ドシーン

 

「お弁当です!!」

「えっ・・・・・・それ普通のお弁当にしては音が重いっていうか物理的に重いっていうか・・・・・・」

「お・弁当・です!!!」

「アッハイ」

 

 今俺の目の前にあるのはまるで重箱のようなお弁当だ。1、2・・・・・・大体4段ぐらいでできているがこんなお弁当とか、子供のころ母が運動会の時やらに作ってくれたぐらいでそれ以来ほとんどない。それ今日作ってきたの?響子は今日朝何時に起きたの?言っちゃ悪いかもしれないけどバカの娘なのかな??

 

「気合を入れて!!作ってきました!!!!」

「トーンとやる気が完全に茜なんだけどどうしたのこの娘」

「す、すごい・・・・・・」

「響子ちゃん、一体・・・・・・」

「「何者なんですか・・・・・・」」

 

 それ俺が一番言いたいわ。

 

「響子・・・・・・朝何時に起きた・・・・・・?」

「4時です!!」

「朝だけど中途半端に朝になってない!!」

「そんなに早く起きたんですか!?」

「響子ちゃん凄いですね!!」

「へへんっ」

 

 ドヤ顔響子可愛いな。いやそうじゃない、可愛いけどそうじゃない。問題はなんでそんなに早く起きたか。

 

「ところで聞くが響子よ。そんなに早起きした理由はなんだ」

「・・・・・・えっと、ここで言わないとダメですか・・・・・・?」

「そんなに言いにくいことなら別に言わなくてもいいが」

「これは・・・・・・一応言っておきますけど夢での話なんですが・・・・・・」

「「!!」」

 

~響子説明中~

 

「・・・・・・ということなんです」

「わ、私がお料理上手!?そそそそそんなっ。あ~、でもプロデューサーさんに手作りのお弁当・・・・・・しかもあ、あ~んだなんて・・・・・・///」

「わたしは、出て来てないんだよね・・・・・・?」

「そう、ですね。美穂ちゃんは出てこなかったです」

「そうですか・・・・・・」

(なんだか良かったような悔しいような・・・・・・)

「プロデューサーさん!!」

「はいプロデューサーですよ」

「今度・・・・・・つっ、作ってきましょうか!!?」

「弁当をか?」

「はいっ」

「いやしかし卯月よ、先ほどの話を聞いてその結論を得るのは響子が・・・・・・」

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛う゛つ゛き゛ち゛ゃ゛ん゛!!!!」

 

「ほらもう!!」

「響子ちゃん大丈夫!?」

 

 卯月それは天然なのかどうなんだ!?自分の場所取られる夢を見たのにそれを現実でしてどうする!?正夢になるのは良い夢だけでいいだろ!?

 

「それに私だって同じような夢だったんですよ!?」

「卯月もか?」

「私は・・・・・・」

 

~卯月説明中~

 

「・・・・・・こんな感じです」

「あぁぅ~///プロデューサーに褒められて笑顔・・・・・・ひゃ~///」

「私は、変わってませんでしたね」

「そうだな。その卯月の夢からすると響子は変わってないな」

「でもプロデューサーさんも悪いですよね」

 

 響子さん急に何言いはるんどすか?

 

「だって今まで卯月ちゃんの笑顔が良かったのに飽きたからって美穂ちゃんに浮気するなんて・・・・・・」

「浮気ってお前なぁ・・・・・・」

「そうです!!プロデューサーさんの浮気者!!」

「あまり大声出さないでね~事務所の外に聞こえるから」

 

 こんなん事務所の誰に聞かれようがダメな言葉だろ・・・・・・

 

「プロデューサー!これからよ、よければ・・・・・・なんて///」

「美穂可愛い」

「「プロデューサーさん!!」」

「~~~///」プシュ~

「これはギルティだね響子ちゃん」

「そうだね卯月ちゃんギルティだね」

 

 勝手に採決されているんですが・・・・・・というか皆さんそれが夢の内容だってこと忘れてませんか~?それに美穂が完全に沸騰してるから美穂が見た夢の内容が分からんぞ。

 

「そういえば美穂ちゃんはどんな夢を見たの?」

「私達と同じ感じかな?」

「えっ!・・・・・・それは・・・・・・」

 

 さっきまでの二人と違って凄く言いにくそうなんだが。そんなに酷い夢だったのか?

 

「美穂?さっきから言ってはいるが、言いにくいなら・・・・・・」

「いえ、その・・・・・・卯月ちゃんや響子ちゃんとは少し違うので・・・・・・あのっ、先に卯月ちゃん達に言ってもいいですか?」

「お、おう。構わんぞ」

「じゃあちょっと・・・・・・」

 

 コショコショコショ ボソボソボソ

 

「・・・・・・」

「・・・・・・」

 

 え、なんか響子と卯月になんかアイドルがしたらいけない眼を向けられてるんだけど・・・・・・夢の中の俺何した!?まじで何した!!

 

「うぅ、思い出しただけでも・・・・・・」グスッ

「美穂ちゃん・・・・・・」

「プロデューサーさん最低ですね!!」

「なんとぉ!??」

 

 響子に最低・・・・・・最低って言われた・・・・・・あぁ・・・・・・光が遠くに・・・・・・霞んで、見える・・・・・・

 

「きょ、響子ちゃん!?今度はプロデューサーさんから生気が消えて行ってる気がしますよ!?」

「はっ!!ごめんなさいつい本音が!!」

「響子ちゃん」

「あのぉ・・・・・・美穂よ。この最低な屑プロデューサーにその可憐なお声で夢の内容を教えてはくれないんだろうか・・・・・・」

「プロデューサーが・・・・・・遠くに行っちゃう夢です・・・・・・」

「oh・・・・・・」

 

 なるほどな。美穂が泣く理由も分かった・・・・・・だがしかし!!そんなことはあり得ないのである!!なぜなら俺は物理的にも精神的にも既に包囲されてるからな!!!アイドルとかアイドルとかアイドルとか・・・・・・etc

 

「心配するな美穂よ。そんなことはありえないから大丈夫だ」

「プロデューサー・・・・・・」

「美穂なら分かるだろ・・・・・・?俺がもし他のところへ行こうとしたらどうなると思う?」

「それは・・・・・・」

「まずまゆな。多分俺か俺を移動させようとしてるやつをリボンでぐるぐる巻きにして俺の場合下手すりゃ束縛、相手の場合生きてればいいな・・・・・・的な感じだ。それぐらいで済めばいいけど。それと巴とか桃華とかお金持ちの家柄の娘達な。まず相手側は何かしらトラブルが起こる。これは絶対だ。しかもお金関係やら人事関係すべてだ。俺達の休日の為に遊園地一日貸し切るぐらいだぞ?それぐらい造作もないことだろう。それに後は・・・・・・・・・・・・」

「プロデューサー・・・・・・」

「確かにプロデューサーさんが異動なんてありえないよね」

「そうですよね。あったとしても全力で防ぎますからね」

 

 それがありえるのがこの事務所の良いところというかやりすぎるところというか・・・・・・いや、みんないい娘なんだけどな?明らかに自分のためなら社会にすら喧嘩売りそうな娘が多すぎるんだよなぁ・・・・・・俺のせいではあるんだけど。

 

「皆の夢をかいつまんで説明すると、卯月は美穂に居場所が取られちゃう夢」

「はい・・・・・・」

「美穂は俺がいなくなる夢」

「はい・・・・・・」

「響子は卯月に居場所が取られる夢」

「はい・・・・・・」

「なんでそんな夢見たんですかねぇ」

 

 P.C.Sといえばユニットの中でも仲が良いことで有名だし、そんなファンの数とかが誰かに偏ってるわけでもないしもちろん俺が誰か一人を贔屓してる訳でもない・・・・・・他に何か原因が?

 

「あっでも」

「?どうした卯月?」

「いえ。この前テレビの収録で言われたことがあるんですけど・・・・・・」

「あぁ!!確かにありました!!」

「そこで司会者さんに言われたんです。『お互い羨ましいと思っていることはないんですか?』って」

「ほう」

「そこで私は美穂ちゃんに・・・・・・」

「わたしは響子ちゃんと卯月ちゃん」

「私は卯月ちゃんでした・・・・・・」

「ほほー」

 

 なるほど。今まであんまり考えてなかったけどお互い思うことがあったんだな。自分にはない物が羨ましいと思うのは人として仕方無いことだと思うし、それに負けないように努力をすればいいんだが夢に出てくるとな・・・・・・そこまで思い詰めてたってことなのか?

 

「でもプロデューサーが悪いですね」

「えっ」

「そうです、プロデューサーさんがいけませんよね!!」

「ちょっ」

「これは何かしてもらわないと気が治まりませんね!」

「まっ」

「私達をこんなに不安にさせたのはプロデューサーが悪いんですよ!!」

「落ち着け」

「これはプロデューサーさんに責任を取ってもらわないといけませんね!!」

「なっ、何をする気だ・・・・・・」

 

・・・・・

 

ガチャ

 

「おはようございますぷろでゅ・・・・・・」

「「「「・・・・・・」」」」

「・・・・・・・・・・・・チッ」

「朝から会うなり舌打ちですか!?」

「周りにアイドル侍らせて挙句の果てに抱き着いてもらって嬉しそうにしてる人がいたらだれでも舌打ちすると思うんですけど?ですけど??」

「これには理由がありまして・・・・・・」

「「「プロデューサー(さん)のせいです!!!」」」

「ほらまた、何かやらかしてそれの責任とってる途中でしょどうせ」

「なんで分かるんですか!?」

「今までの経験と卯月ちゃん達のセリフで分かりますよ・・・・・・まったく」

 

 ちっひにすべて見抜かれてる!?

 

「というかそろそろイチャつくの終えないと撮影に間に合いませんよ?」

「えっ・・・・・・うぉ!?いつ間にこんな時間が!?」

「さしずめその時間が永遠に続けばいいとか思ってたんでしょ変態」

「何!?俺は変態ではないぞ!!」

「ほー・・・・・・」

 

 な、なんだあのちっひの含みがありそうな笑みは・・・・・・

 

「じゃあ志希ちゃん呼んで・・・・・・」

「ストップ!!何をする気かは知らないけどとりあえずその人選ダメだから!!」

「プロデューサーさん離れたらダメです!!」ギュ~

「どこいくんですか!!」ギュ~

「お弁当食べてください!!」ギュ~

「えぇい!!もう終わりだ終わり!!撮影に間に合わなくなるでしょ!!」

「「「そんなのどうでもいいです!!!」」」

「良くないわ!!急に何ぶっちゃけてんのこの娘達!!!」

「そのまま引きずって行ったらどうですか?」ズズズ

「そんなことできるか!!」

 

 こんの・・・・・・離せったら。うわ何この娘達力強い待って離れないというか俺の力じゃ離せない!!やばい撮影がぁぁぁぁぁ!!!!

 

「うぉぉぉぉ!こうなったらこのままいくぞお前らぁぁぁぁぁ!!」

 

 ズルズルズル ギュ~

 

「ちひろさん行ってきまぁぁぁぁす!!!」

 

バタン

 

「いってらっしゃ~い・・・・・・ふぅ・・・・・・」

「・・・・・・仕事しよ」

 

・・・・・

 

「うおぉぉぉぉ!!!」

 

 撮影に間に合えこのやろぉぉぉぉぉ!!!!あっ、ちょっと待って腰が今変な音したってちょっと離してマジで腰が・・・・・・ぁぁぁぁぁぁぁぁ

ルートアイドル書くときどのような感じがいいか

  • そのアイドルとのイチャラブ
  • 完全修羅場
  • 寝取られ(別アイドルに)

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