タマミツネinこのすば   作:アルタイル白野威

19 / 24
諸君、私はモンハンが好きだ。
諸君、私はモンハンが好きだ。
諸君、私はモンハンが大好きだ。
この後に続く文を誰か書いてくれませんかね。

何でもないのですが、ちょっと部屋を漁ってたら、クリーパーのXboxコントローラー出てきました。




20話

          【きちくおう からは にげられない!】

 

これが先ほど私が学んだことだ。逃げようとしたら逃げるコマンドを潰してきやがった。

攻撃はできず、防御と回避しかできない。勝てる訳ないだろこんなクソゲー!

更に何を言ったかは知らないが、アクアを味方につけやがっておりましたよ。

 

勝てる訳も無く、現在私はカズマ少年によって連行されている最中だ。

しかも擬人化するための魔道具である首輪に鎖を繋いで。

鎖でつながれてるので逃げることもできず、引っ張られていくのみ。

子供には変な目で見られるし(カズマ少年にはまたか、というような視線を向けていた)冒険者達には特殊なナニカでもしてるのかというような視線が飛んでくる(カズマ少年にry)

気分はまさに売られゆく奴隷だ。いや、従魔か?

ドナドナドーナー..。

 

ついでだが、店主も同行している。本人曰く、香辛料臭い目が死んでる神父のようなラーメン屋の店主が教えてくれたらしい。あとマーボーを奢られたとも。ラーメンじゃねぇのかよ。

 

「此処だ。此処が私の実家だ」

 

そんなことを思ってるうちに着いたらしい。

うん、デカいし豪華。こういう建物を見るたびラオおじいちゃんやらクシャルやら蟷螂が襲っている姿を想像してしまう。

 

「おお..デカいな」

 

「大きいねぇ、リフォーム(爆破)したいねよ」

 

何か副音声で別の事いったような...緑色の奇怪な生命体が駆け付けてきそうだ。

 

「ぼさっとしてないで入ってくれ」

 

「お?おおそうか。お邪魔しまーす」

 

「お邪魔させていただこう」

 

うむ、中に入ったが、やはり豪華だ。だがどっかで見たことがある絵やら本、PLUCKという文字が彫ってある剣がある。

首のない黒いマネキンがあるし、壁に半分白で半分赤色の追いかけてきそうな仮面と、血をかけると骨針が出てきて吸血鬼になりそうな石性の仮面が飾ってある。

どう考えても店主の店にありそうな品ばかりです。本当にありがとうございました。

 

「あ~あの執事っぽかった人、此処の人だったんだね。何で無個性買ってたのかは分からないけど」

 

「やはりあなたの店の品だったか。ある日突然執事が迷走を始めてな。本人曰く、神秘を感じたとか」

 

狂ってないか?その執事。何だ、神話生物にでもあったのか?それとも頭くるくるぱー(紅魔族)にでもなったのか?

どちらにせよ、アレなことに変わりはないが。

 

「なんだそれ?神秘?」

 

「きっとその人は悪魔に憑りつかれているのよ!待ってなさい!私がすぐ浄化してあげるわ!」

 

「それはない。お前はじっとしてるだけでいい、余計なことをしないでくれ」

 

「頭が可笑しくても、お得意様になるかもしれないからそのままにしておいて欲しいけどね。僕にとっては」

 

悪魔はないだろう。貴族の使用人だ、念入りに検査とかされてるだろうさ。

 

「それは置いておいてだ、これから我が父に会う。粗相をしないようにしてくれ」

 

「おk」

 

「了解よ」

 

「はいは~い」

 

「本当に分かっているのだろうな!?」

 

「分かってる分かってる。親父さんを説得すればいいんだろ?俺達に任せとけって」

 

「頼むぞ、本当に..」

 

 

 

~~~

 

 

あの後面会し、何故か臨時の使用人として働くことになった。

他の面々は執事服やらメイド服なのに私は和服である。一人くらい和服がいたっていいじゃない!とかカズマ少年が言ったせいだ。

良くねぇんだよ、こっちの気持ちも考えろや。浮いてんだよ周囲から。

※因みに着物は店主が一秒で用意してくれました。ついでに鎖もまだついてます。

 

現在は屋敷玄関の前に並んでいる。

見合い相手を出迎えるためだそうだ。めんどくさい。しかも時たま通る黒髪黒目学生服の連中にギョッとした目で見られる。

洋服着てる奴らの中に一人だけ和服いたら驚くわな。しかも鎖付きの首輪付き。

驚かない方がおかしい。

 

「でも似合ってるよねぇ」

 

だまらっしゃい店主。首輪が似合ってるとか言われて嬉しい訳ないだろ!いい加減にしろ!ていうか執事似合い過ぎだろう!?

 

「しかし...お前が...」

 

ダクネス達が何か話してるが無視だ、聞く必要もない。

話を戻すが首輪が似合ってるなんぞ言われても私は嬉しくはない。

それで喜ぶ強者(ドM)もいるのだろうがな。

首輪って拘束するためとかその辺のものだろう。私はそんなことされたくないのでな。残念なことにつけられてしまっているが。

 

おや?ようやっと見合い相手が来たようだ。

周りに護衛か何かを連れて。

 

「貴様がこの私の見合い相手か!我が名はダスティネス・フォード・ララティーナ!私の事はダスティネス様と呼」「おっとアブナイお嬢様っ!頭の後ろにさす虫が止まっておりますっ!!」

 

べしっ!

 

「ぬ!?」

 

....何をしてるんだか。

 

 

~~~

 

 

カズマ少年がダクネスの頭をひっぱたき、奥に引っ込んだ後、私と店主はお茶を出したりしていた。

紅茶と緑茶、どっちも出しましたとも。毒入れてないか疑われたけどな!

※因みに店主がry

 

緑茶無いんだな、この世界。私が住んでいた渓流にはお茶かなんかを携帯していた奴もいたぞ(防具無し凄くさびた片手剣)そいつがどうなったかは知らんが。

 

..話が逸れたな。お茶を出した後、特に何もせず後ろに控えている。

だってやることがないんだもの。他の使用人たちが仕事をすべてやっているからな。

 

....寝てしまうか?目を開けたまま寝ればばれないだろう。

店主も何やら小さな機械をいじくっているしな。

よし、寝てしまおう。無礼に値するんだろうけどね!

じゃあおやすみ。

 

 

 

 

~~~

 

 

 

 

「....バルター殿、こちらへ。客間に行きましょう」

 

ハッ! .....移動するのか。これは私と店主も移動しなくてはいけないパターンか?

...ああ

うん、そのパターンだ。先程からカズマ少年が視線で訴えてきている。

ぶっちゃけ四人もいらないと思うのだよ。私は。店主は知らん。

 

「あの、そちらのお二人はどうなさるのですか?先程からピクリとも動いていませんが」

 

ん?ああ。安心なされよバルター殿!我々はここで待っているので!

ていうかここにいさせてくださいお願いします。

 

「む?そうだな。..では二人にもついてきてもらうとするかね」

 

そんな殺生な!...むぅ、命令には逆らえないよなぁ。

嫌だがついていこう、本当に嫌だが。

ここまで来て言うのもあれだが、家に居たかった...。

 

 

 




久々に大神やったんですが、涙が止まりませんでした。
アマ公オオオォォォッ!!小さき太陽伝?知りません、存じません。ウシワカは月に帰れ。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。