今回オリキャラが出ます。
...朝から騒がしいな。おかげで目が覚めた。
何を騒いでいるんだ?何かあったのか?
「...だから!近くに本屋ができたんだって!何で信じねぇんだよこいつら!」
本屋だと?本屋ができたのか。人間だったころは、本が好きだったな。
擬人化すれば読めるだろう。これに関してはカズマ少年に感謝しなくてはならないな。
擬人化して何かすればカズマ少年も満足するだろう。
「品ぞろいも多いし、何でも綺麗な絵とかもあるらしいぞ」
何で絵?ホントは別の何かだったていうオチじゃないよな。
「へぇそう。なら確かめてきてあげるわ!」
早っ!ありえんぞ何だあの速度!?ええい待て!私も行く!
~~~
「ほう、ここがそうか」
「ダクネス、何かっこつけてんの?」
ふむ。確かに大きいな。期待できそうだ。
お邪魔しまーす。
「いらっしゃーい。テキトーに見てってねー」
やる気がないのか?めっちゃぐでっとしてるな。
だが、確かに品物は多いな。なんかどっかで見たものが多いが。
「え~おススメは~そこらへんにあるもので~す」
ここらへん?.....エロ本じゃないか。モンハンの。
もんはんの〇ろほん、ラ〇×と〇あめ、何でこんなのしかないんだ。
薄い本しかないのか!ていうかR_18コーナーあるじゃないか!
ソッチ置け!
「(´・д・`)ヤダ!」
うぜぇ。....まともなものも置いてあるようだが、やはりここら辺のインパクトが強い。
というか何処でこんなに手に入れた?
「神器でコピーしたものだよ。記憶にあるものをコピーして現実にする能力の神器をもらったんだよ、おかげでこの世界でも本を読める」
そんな効果の神器もあるのか。いいなぁ、私のなんて大きさを変えるだけだぞ。
まぁそれがなければ屋敷に入れないから別にいいが。あるだけマシだ。
「いやー初めてタマミツネをこの目で見たよ。この神器、生き物はコピーできないみたいだからね。君はタマミツネにしてもらったのかい?」
望んですらないが?気づいたらなってただけだ。
「まぁいいや。今後もこの店においでよ。これあげるからさ」
何だ?...さっきの本たちじゃないか!?いらねぇよ!そんなもの!
ああ、でもちゃんとした本もあるんだな。大体ラノベだが。
今後もお邪魔させてもらうとしよう。欲しいものがある可能性もあるからな。
..そういえば、アクアたちは何をしているのだろうか。
私より先に入ってったが。
「あの人達かい?男の子はそっちにいったよ」
......R_18コーナーか。
「そして女の子たちはあっち」
あそこは漫画があるみたいだな。少女漫画でもあるのか?
ところで、絵などもあると聞いたのだが。
それはどこら辺にあるんだ?
「ちょうど君の後らへんだね。まぁ、本に比べれば少ないよ」
それでもざっと見ただけで百以上あるんだが?
....あのどうあがいてもバッドエンドしかなさそうな、緑の服を着た金髪の女の子の絵は?
「ああ、あれ?最近夢に出てくる女の子についていったら見つけたものだよ。残念だけど、非売品だよ。そういう約束をしたからね」
なるほど。じゃああの青い騎士と仮面をかぶった人と灰色の狼の絵は?
「題名は『遠き過去の思い出』僕が書いたものだよ。こうあればいいなと思って書いていたら、これができた」
へぇ、いい絵だな。
「ほう、そんな絵なのか。これは売り物か?売り物なら買い取らせていただきたい」
ダクネス、漫画漁ってたんじゃないのか。何でここにいる。
「売り物だよ、値段は二十万エリス」
「買った。これに二十万入っている、受け取ってくれ」
買うのか。というか、安くないか?
「まいどアリー」
...皆ここに集まったが、どれだけ買う気なのだろうか。
アクアなんて顔がほぼほぼ見えないじゃないか。
カズマ少年....R_18コーナーに行ってたのは私と店主しか知らないから。そんな挙動不審にならなくていいから。怪しいだけだから。
めぐみんは....なんだその本?堕天使の詩?なのになんで見た目は大学ノート何だ?
「あー、それ全部お買い上げでいいですか?」
一斉に頷いたな。アクアは見えてないが。
どのくらいの値段になるのだろうか。
.....全部合わせて三十万?絵も入れたら五十万?今日でどれだけ使うんだか。
まぁデュラハンの賞金が有り余っているんだろうな。
早々使いつぶせるわけもないしな。
「ありがとうございましたー」
体に括りつけられた本たちが重い。私が自分のを小さくすれば私のも、俺のも言いやがって。
何が楽でいいわね、だ。私はきついぞ。主に量が。
屋敷についたらずっと小さいままにしてやろうか。
あとちょっとで屋敷につく。この重りからも解放される。
「あっ」
何だ?何かあったのか?
あれは....前にカズマ少年とパーティー交換した人か。
たしか.... 名前はごみだったか?それともダストだったか?
まぁどちらでもいい。今はこの重みから解放されたい。
「何で後ろのやつはそんなに荷物もってんだ?」
こいつらのせいに決まってるだろう!
「ああ、タマミツネが荷物持ちを引き受けてくれたんだ」
引き受けてねーよ!勝手に渡してきたんじゃねーか!
ああもう、私は先に帰るぞ!付き合ってられるか!
「あぁ、おい待てよ!...いっちまった」
ヒャッハー!到着だぁー!
後は縛っているひもを切って.....自由だぁー!
本はリビングに置いとけばいいだろう。絵はしらん。
後は擬人化できるかどうかなんだが...。..まだ無理っぽいな。すぐ読みたかったが仕方ないな。
薄い本はカズマ少年のに入れておこう。私は読まないのでな。読んでも何もないし。
さて....魔力はどうやったらたまるのだろうか?
自動的にたまるのはわかるが、手動でためる方法はないのだろうか。
....どうしようも無いか。諦めてたまるのを待とう。
~~~
「いやー、話してたら遅くなっちゃったわね!」
「お前がたかってたからだろ」
「どうでもいいので入りましょう」
「そうだな。入って買ってきた漫画?とやらを読もう」
ん?帰ってきたか。
体感的には三十分ほどか。何を話してたんだか。
「ただいまー.......おお、綺麗に分けられてるな。..ん?何か俺の量増えてね?」
「気のせいよ、気のせい」
「...カズマ。一番上に乗ってるそれは何だ?」
「えっ?....エロ本だな..」
ふっ、私に持たせた罰だ。大きさは元に戻したから安心しろ。
カズマ少年のエロ本だけ更に大きくしたがな。
それより魔力を魔道具にためたいのだがどうすればいい?
「..擬人化したいのか?okok俺のスキルで魔力を送ってやるよ」
よろしく頼む。....あとちょっとだな。
「これでたまったんじゃないか?」
うむ。完全にたまったようだ。いざ、擬人化!
「...服、着てるんだな」
「着てないと思ったか?残念、甲殻や鱗が服になるのだ」
「ちっ....」
「残念だったわねー!カズマ!」
さて、本を読むか。何年ぶりの本だろうか。
中の文字は....日本語だ。これなら読める。難しい言葉は少し忘れてしまったが、まぁラノベなら大丈夫だろう。
喧嘩しているアクア達など無視だ。
「ほうほうこれは....!中々いいじゃないですかこのノート!作者は....漆黒の堕天使?名前といい、センスといい侮れませんね...!」
アカン奴だそれ。絶対作った奴の黒歴史になっただろうな。
何よりめぐみんのセンスに引っかかるのがひどい。
万年中二病の奴らに評価されるノート.....。何故そんなものを売ったのか...。
喧嘩してたアクア達も引いている。どれ程痛いノートなのか逆に気になる。
「ううむ、この絵は何処に飾った方が映えるだろうな」
知らない。何処おいてもいいんじゃないか?
どうでもいいから静かにしてくれ。私は本が読みたい。
「俺は部屋にこもる!この本たちを持ってな!」
いきなりどうした。死亡フラグか?
「そうよ!閉じこもってなさい!」
何があったんだか。
とにかく私は静かに読みたいんだ!この場所はうるさくてかなわん!
何処に行くべきか.....。
空き部屋があったはずだからそこへ行こう。
「む、どこへ行くんだ?」
「空き部屋に行く。うるさくて静かに読めないからな」
「そうか、空き部屋は一番左だ」
「ありがとう、ダクネス」
一番左か.....。まぁいい。
その後一日、本を読んで(途中で魔力を補給しながら)すごした。
本屋の人は、その気になればロト一式取り出したり、爆弾を出せたりします。
まだまだ未熟ですが、今後もよろしくお願いします。