古城くんは基本けだるげ   作:トマボ

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更新遅くて申し訳ねっす。
そして、誤字報告ありがとうございます。感謝の極み。

評価やら感想やら誤字報告やらも含めて…有難や。

まあ、お読み頂いた皆様ならいつもながらの低クオリティかつ亀更新にも慣れてくださってると思われますが(ボソッ

酔っ払いの現実逃避と妄想全開(寝落ち有り)ですが、ぼちぼちよろしくお願いします。



と、いう前書きは置いといて。

気合い!入れて!行きますよ〜スヤァ(-_-)zzz



衝動の行方

 

どんな生物にも欲求というものがある。

 

それは人間に限った話ではなく、なおかつ、種類も様々だ。

 

人間も含め動物は勿論のことだが、植物であろうとも、思考があるかは不明であるが、(多分無いと思われる。だって、思考能力って脳機能らしいし…)呼吸や光合成を生命活動と捉えるのならば、それは、生存本能に近しいものは無いだろうか。

 

 

先ず、肉体…つまり、臓器から生じる欲求と心理的な欲求に分類される。

 

呼気、飲水、食物、性的、排泄、感性、傷害回避…etc

 

 

獲得、保存、秩序、保持、優越、承認、顕示…etc

 

簡単に例を挙げだが、肉体面から生じるもの、心理学で聞く様なもの。

細かく分かればまだ数は多く、社会的目線から見るとさらに細分化できるらしい。

 

 

この様に、人間の中でもかなり多いこれらは、普段は理性と共に有るものである。………偶の暴走は今は置いておこう。

 

だが、理性的に活動している中、日常生活の中からも欲求が生まれているのが常である。

 

…間違っていると断言されきることはない筈なので、深くは掘り下げないでいただきたいところである。

 

 

そんな中、これまた人それぞれで比率は違う訳ではあるが、時に抑えきれないほどの欲求が表面に現れ、衝動的に行動を成してしまうことがある。

 

衝動買いなどが最たる例であろうか。

 

だが、衝動とは、本能から生じることもある訳であり、欲求から衝動が〜とは、断言出来ないのが本音の部分である訳なのだが…。

 

 

なぜかと言われれば…、そも、理性とはなんぞや?と聞かれて答えられるだろうか。

 

 

厨二病を嗜んだものならば、誰しも胸のソウルが高鳴ったんだよ。だから、今こうしてここにいるんだ!と、言ってくれるかもしれないが、もう少し待って欲しいと切に願う…。

 

 

 

では改めて。

 

理性とは、感覚能力に対して概念的に思考するものであり、道理によって物事を判断する心の働き。

 

ならば、その心の働きは、脳の働きによるものであり、肉体に依存していることになる。

が、肉体自体はただの物質であり、神経による反射活動や遺伝子の情報などに近しいものが本能と見なせば、理性は、精神活動として独立して機能しているのではないだろうか。

論点がずれている?深くは触れるなと言った筈だが?

 

文句があっても飲み込んで欲しい。なぜならば、作者には理解できないからである。まる。

 

 

さて、結局のところ、何が言いたいのかと言えば、理性も本能も、卵か鶏か、どちらが先かを考えるように、相互作用を持っている。

 

 

ぶっちゃけて言えば、似たようなものであると思う。

 

 

 

話を進めよう。

 

 

 

 

 

それでは、人以外、例えば、魔族はどうであろうか。

 

 

人よりも肉体的に優れている種族が多いが、獣人であれば、本能で行動するものが多いであろう。人の特性を持ちながらも、彼らは、野性味が溢れている。

 

 

獣人以外、例えば、天魔という種族。

 

彼らは、肉体面でも、精神面でも、人間よりもはるか昔から高度な文明ないしは、歴史を作ってきた。

精神活動がさかん…もとい、複雑なのは確かだが、なまじ寿命が長いせいなのか、異能を持っているゆえなのか、彼らもまた個による武力行使、闘争本能、破壊衝動…といったそれらが過ぎたために、現在はその数が数える程にしか残っていない。

 

人間と比べるようで不謹慎なのだが、どちらが良いとはいえないので勘弁して欲しい。

 

実際、今残っている人間だろうが、滅びかけている天魔だろうが、化け物に喧嘩をふっかけて騒ぐという点においては否定できまい。

 

 

また、吸血鬼、D種もそんな例に漏れず、真祖のような例外を除けば、永く生きているものほど、力が強いものほど、吸血鬼としてのプライドが高く、衝動で暴れていはしないだろうか。

 

長生き故に知識はあるが、死に辛いが故に、慢心もすれば、沸点も低い。ましてや、肉体が強ければその分、要求される理性の桁も上がる訳で…

 

 

人魔含めて、厄介なところである。

 

 

 

うむ。それでは、というかやっとだが、本題に入ろう。

 

吸血鬼であり、人であった、そして現在は真祖と成った、暁古城はどうなのか?

 

本来であれば、彼は…否、彼らは、島を、身近な誰かを助けるために、悩みながらも、ソレによって力を目覚めさせていた。

 

そして、献身的な仲間達との絆、ほのかに香る青春。

 

と言った話だったであろうか。

 

 

 

 

はい。では、うちの古城くんはどうか?

 

 

先ず、理性と本能云々の話だが………。

 

三大欲求が全て一つに絞られている辺りで察していただきたい。

 

次に、暁古城が悩んでいた原因……第四真祖の力の由縁たる眷獣達を目覚めさせるためのトリガー。

 

すなわち、吸血衝動だが。

 

……吸血行為をする理由は、霊的な素質を持つ巫女の血を媒介として、眷獣達に相応しい主人と認められることが必要であるからだ。

 

 

相応しい…主人……?

 

 

まぁ置いておこう。では、普通の高校生であった暁古城が、第四真祖と成ってしまった件について。

 

(そのことに関しては、是非、原作を読んで欲しい。泣ける。)

 

だが、古城は魔族として登録されておらず、その後も人間の高校生として生活を送っていた。

 

しかし、彼を巡って襲ってくる敵がおり、また、島を巡って襲ってくる敵がいたため、否応無しに、彼は闘う選択肢を選んだ。……彼にしか分からない、約束を守る為に。

 

 

 

だが、ここでよく考えて欲しい。

 

 

 

そんな苦労性な人物は、果たして件の吸血鬼であっただろうか?

 

 

もしくは、そんな大層な事件が、起きていただろうか?

 

 

起きていたとしても、彼は直接その問題の解決に尽力…ないしは、関わっていただろうか?

 

 

………。

 

…………………。

 

…………………………………。

 

 

 

まぁきっと、古城くんにも吸血衝動の原因の性的欲求ぐらいあると思う。

 

食欲だって無い訳じゃ無いのだから。ただ、睡眠の方が優先されるだけで。

 

 

そして、苦労性な人達には黙祷を捧げつつ、彼と共に過ごす、可憐で健気な少女達(一部年齢が違うが)。

 

降りかかる厄災を物ともせず、古城が知る前に消し去っていく理不尽の権化。

 

真祖?だからどうした、と言わんばかりに寧ろ彼を襲…否、肉体的に不安の残る彼を優しくお待ち帰……、手助けする優しい心の誠実な彼女達。

 

 

……真祖とは到底思えないのは内緒である。多分関係無い。

 

 

そしてその行動のうち、無意識な面も多々あってなまら恐ろしい。

 

 

具体的には、いつの間にか終わってたテロとか、暴かれていく個人情報とか、彼の衣服はいつも新品の様に綺麗であるとか。

 

 

まあ、どうとは言わないが。

 

 

衝動とは、時に恐ろしいものである。まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この物語は、どんな話であるだろう?

 

もし、思い浮かべようとするならば、 傷つきやすい年頃の少年少女の心に配慮して言葉を選んで欲しいものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

 

 

 

 

 

「え?ちょっと、大丈夫古城!?」

 

「うん…何時ものことだ…。」

 

「あー、前から鼻血出やすいんだっけか?ほい、ティッシュ。」

 

「ありがとう…。」

 

 

 

 

 

 

朝のホームルーム前、少年が血を拭いたティッシュをゴミ箱に捨てたらしいが、収集所にそれは見当たらなかったらしい。

 

 

 

 

ちり紙は紛れやすいので、大した話では無いだろう。

 

 

 

 

それだけである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふっ」

 

 

 

 

 

 

 





伏線風味!(特に何も無い)

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