古城くんは基本けだるげ   作:トマボ

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日が空いて申し訳ない(毎回の挨拶
お久しぶりです?

サブタイトルですが、じいじではありません。

今回は、いえ、今回も、うーわ、にわかがネタだけ使ってるよとご不快にさせてしまったら申し訳ないですが、適当にネタ突っ込んで喋ってもらいました。

現実逃避気味にぐびぐびっとな。



別枠 どこだ!?1

やっはろー☆!

 

 

とか言うとファンの皆さまに怒られるから謝っとこう。申し訳ございませんでした。

っと、悪りぃな。オレの中のゴースト的なやつが囁いてきちまってな。

反省はここら辺に(してない)して、自己紹介しようか。

 

 

ひさびさに会ったな!また懲りずにやってきたぞ。

 

そうだ。オレが、オレ達が、一般人だ!!

 

 

………一人しか居ないけどな。

 

え?初めて会ったって?何言ってんだよ、当たり前じゃん。初対面なんだから。

……いやいや、独り言なんだから無粋なツッコミはよせよ、照れるじゃねーか\(//∇//)\

 

ふぅ…。

 

ハハッ☆よーし、一人で騒いでんのも飽きてきたから、話進めようか。

 

初めまして、俺は、大倉(おおくら)だ。下の名前は大臣じゃないよ?

 

ありがちな話なんだが、体験したことのない筈の記憶が俺にはある。

と言っても、前世の記憶とかじゃあない。前世、前前々世からも特に何も探してない。

見たことの無い作品の知識がぼんやりと浮かんでくる程度だ。

 

 

例えば、世界を大いに盛り上げるためになんやかんやする部活動とか、帰宅部なのに帰らない部活動がある。

 

 

例えば、異世界に呼ばれて使い魔やってるイケメンと魔法使いやら人生相談から始まって駆け落ちしたりする兄妹が居た。

 

 

例えば、悪魔や天使と籠手と煩悩で戦ったりする街が有ったり、過去の偉人を召喚して争い合う戦争をする地方が有ったりだとか。

 

 

でっかいロボット乗ったり、それがパチンコになっていたり、歌姫や格闘家が活躍していたり、それがゲームでコラボしていたりだとか。

 

 

他にも色々あるが、こんな感じでそれが作品として有ったという知識が有るんだが、それが放送されていた記録が無い。

 

つまるところ、妄言の類ですね分かります。だって、この妄想が過去だろうが別のところのお話に在ろうが、ここに無いんだもの。俺の妄想と断じられたって反論できまい?

 

似たようなコンテンツは有るんですけどもね?いえいえ、私共と致しましても今回このような結果となってしまい誠に遺憾です。

 

 

なんつって(イケボ

 

 

ならば、オラの世界にも主人公みたいなのがいるんじゃねーか?wkwkすっぞ!と思ってしまうのは当然ではなかろうか。

 

…… 現実見ろよ?うっせ、バーカ。

 

あーでもでも、聞き覚えあるような無いような気もするんだわ。うちの学校変わってるからさ。

学園モノとかにありそうだよね〜。彩海学園って名前とかさ。カッコよくね?

 

頭に浮かぶ作品の中にそんなんいっぱい有りそうな気はするけど、ほんとぼんやりなんだよね。

 

 

あ、私は魔族特区に住んでますけど何か?生まれた時から住んでるんだから魔族の人が居たって別に驚かないさ。

 

 

あん?…いえ、何でも無いです。ごめんなさい調子こいてました。喧嘩とか弱いんでやめてくだちい。

 

いやいや、でも突然頭の中に辞書の内容ぶち込まれてもスラスラ言葉がでるわけじゃないでゲソ?

 

んん〜wwwwwwさいですかさいですか。そりゃ頭よろしいこって。

 

ところがガッテン目が点。あくまでも私はポンコツですから(キリッ

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

俺の学力の低さは置いといて、現在は登校中である。俺の趣味というか癖になってることなんだが、人に属性付けるのと似たようなものかもしれない。

 

あ、あいつこういう作品にいそうだな〜と、妄想することだ。

 

 

凄く失礼なのは承知してるよ?でもさ、キャラ濃いやつとか似たような見た目の奴とか居たら、若干思うじゃん?

コスプレ見て完成度たかーなオイとか思うじゃん?ジャンキルシュタインじゃん?

 

 

駆逐してやる!!ナノデス!!!◯ーストストリーム!!!

 

 

混ぜすぎ注意報てか、いい加減くどいか。

 

それでは、そこそこに自重しないで(しねーのかよ)教室に向かうかな。

 

 

 

ところで、話変わるんだけど、主人公って色んなタイプがいるよね。

 

熱血系、クール系、やれやれ系、オラオラ系、鈍感系、難聴系、ショタ系、無双系、燃焼系、etc…

 

最後だけ健康補助食品な気もするけどまぁいいや。

 

そんな風に、昨今の主人公達は本当にいろんな人がいるし、いろんな所に出張してたりするよね。初めて買って読んだ漫画もアニメ化したり実写化したりゲーム化したりしてて、嬉しいような寂しいような。

 

中には、とある宇宙で闘うタイプのエンジニアの人とかさ。ほんと、引っぱりダコ過ぎて、休んでくださいお願いしますっ!って思っちゃうわ。

 

 

それでなんだけどさ、キャラ濃くてかつ問題起こしたり巻き込まれたりしてる奴って物語の登場人物っぽくね?とか思うわけよ。

 

うちのクラスメイトキャラ濃いからさ。主人公いたりしてな(笑笑

 

 

そんなわけないのはわかってるんだけどさ。いや、だいたいにして、もし仮にここがなんかのタイトルの作品の世界だとしても、宇宙舞台じゃなくてもこの国だけでもめちゃめちゃ人多いんだぜ?

 

偶然同じ世界で、同じ地球上で、同じ国で、同じ学校にいて、同じ年代の同じクラスとか確率どんだけって言うねww

 

 

ないない(笑)

 

 

と、歩いてるうちに教室着いたし今日も頑張ってオベンキョしようじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

常夏の島だからと言っても冬になると吹き抜ける風が冷たく感じるので教室着いたらホッとするよな?

 

冬の時期でも設備が整ってるので教室が暖かくて助かるわ〜。

とか、思いつつ授業を受けて既に3限分。次の時間割をど忘れしていたらツンツン頭の矢瀬君が教えてくれた。

 

 

「うーわ、マジか。次の時間マラソンだってよ。」

 

「え〜…。武畑(たけばたけ)先生なら寒いから体育館でやるって言ってくれると思ったんだけどなぁー。」

 

 

俺の学年の体育を受け持つ武畑先生はとても良い先生で、優しく、熱いところもあり、かなり人気の先生だ。

だが、生徒の体調を考えすぎるところもあって、もう一人のテニスが好きな熱血体育教師の松谷(まつだに)先生とよく意見が割れたりする。

そのため交代制で、今週は武畑先生の筈だったので少し意外だった。

 

 

「実は、武畑先生も松谷先生も出張だから那月ちゃんが受け持ったんだとさ。」

 

「うっ……腹痛が。……保健室行ってくる。」

 

「おい、待て古城。頭抑えて逃げようとするな。腹痛ならせめて腹に手を置いとけ。」

 

 

那月ちゃん、というのは南谷先生のことで、合法r…いや、ちゃんと大人で美人な人だが、見た目が小学生中学生ぐらいに見える不思議な先生である。

 

実際容姿もそうだが、性格も可愛いところがあって男女問わず人気の先生なのだが、かなり厳しい先生だ。

 

英語教諭なのに何でだろうね。生活指導だから?

 

そして、その話を聞いて、朝からずっとスヤァ(´-ω-`)していた古城君が逃げ出そうと画策していたが、すぐに呼び止められていた。

 

 

「………矢瀬、大倉。俺、実は隠してたことが有るんだ。」

 

「ほう?誤魔化してんのはバレバレだが聞いてやろうか。」

 

「うはは。場合によっては那月先生に言い訳手伝ったげよう。俺と矢瀬君で。」

 

「うおい!?シレッと何言ってんだ!」

 

悪戯心が湧いたので矢瀬君を勝手に巻き込みつつそう言うと古城君がキラッと目を光らせたが、純粋にこの状況で何と言って切り抜けるのか気になったので、面白ければ本当に口添えを手伝ってあげても良いかなと思う。

 

南谷先生からの俺と矢瀬君への信頼があるかは知らないけどね(最低

 

古城君が首を鳴らしながら深呼吸しつつ、シリアスな雰囲気を作り出そうとしているのを尻目に、割と甘やかしてはくれない我らがクラスメイト達も聞き耳を立てていた。

 

ところで古城君は良く寝ているけどテスト大丈夫なのか? と思ったが、まぁ、浅葱さんが付いてるから大丈夫か。

 

浅葱さんは、めっちゃ頭良いが恋愛ポンコツなのでどう見ても古城くんにゾッコンなのに気付かれていない上に、周りにはバレていないと思っているイケイケ系ガールだ。

 

元は黒髪なんだけど、古城君がアドバイス(本人無自覚)して変わったみたいなんだよね?ね?後ろで見てる浅葱さん。

 

てか、実は彼女持ちの矢瀬くんとか少し鈍感入ってる古城君とかうちのクラスメイト面白すぎワロタ。

古城君の眠そうな顔を見てると、作者の好きな某擬人化怪獣の娘を思い出してなんか嬉しいと言うかなんというか。

 

そして、十分に貯めていたが、いよいよ、深呼吸を終えた古城君が真剣な面持ちで切り出した。

 

 

 

 

「………実はさ、今度引っ越すんだ…。急な話で、皆んなには黙っていたんだ…。こんな時期だから、湿っぽくしたくはなくてさ。」

 

ぐすりと、鼻をすすって下を向く古城君。

 

チラリと様子を伺うと、浅葱さんや委員長(眼鏡の子)は驚き、矢瀬君も意外そうな顔をし、入り口に身を隠してシレッと聞いている南谷先生はにやにやとしていた。

 

これは、(もう既に)ダメみたいですね。

 

俺は、必死のポーカーフェイスを気取って笑いをこらえつつ、古城君の話の続きを促す。

 

 

「そっか……。そうだったのか、古城君。…くっ」

 

「それ、ホントなの…?古城…。」

 

少し悲しそうにするが、やはり笑いを堪えるのが辛い。すると、真面目に受け取った浅葱さんが聞き直す。

それにつられるように、他の人達も、「え、まじかよ暁…」「そんな…。」と、少しざわめく。

 

だけど、初めから冷静に見ていた矢瀬君だけは俺の視線を追っていたのか、那月先生に気付いて吹き出しそうになっていた。

 

「ッ…ッ…。そ、そうか。切り出し辛いことをキチンと伝えてくれてありがとよ古城。でも、水臭いぜ?んなもん落ち込んでるよりもバァーっと最後まで笑ってるのがうちの馬鹿なクラスメイトだろうが。」

 

 

悪ノリを始めた矢瀬君とアイコンタクトしつつ、それに気付いたクラスメイトの一部も、一瞬疑問符をうかべていたが、「ああ、だよな!」「そうだぜ!今更何言ってんだよ暁!」「ヘヘッ!誰が馬鹿だ馬鹿筆頭どもが!」とのってきた。

 

仲良いですね君たち。てか、察し良すぎない?

 

いや、やっぱこいつら面白いわ。何故なら、下の方でグッとサムズアップするとほぼ全員から帰ってきたので気付いてないのは浅葱さんと古城くん本人だけである。

 

でも、浅葱さんが涙目になってきたので、矢瀬くんがこっそりネタバラシしている間に古城くんと茶番とかした芝居に付き合う。

 

 

 

「……ああ。俺、このクラス大好きだよ。」

 

「……俺もだよ古城くん。だけど、俺も君もこのクラスなんだぜ?」

 

「……そうだよな。ははっ。…いつも寝てばかりの俺だけど、らしくなかったな。しみったれたこと言ってたら、凪沙に怒られちゃうか…。ありがとな大倉。」

 

「いや、俺は何もしてないさ。……迷いは無くなったみたいだね?」

 

「……うん。もう大丈夫。」

 

 

 

ソレっぽい話にしつつ誘導すると、割と簡単に引っかかってくれるから楽しいよね。

 

ーー行くのか?と聞くと、

 

「ああ。俺が行かなきゃならないんだ…!」

 

と、ドアの方へと緩やかに歩み出す古城君。ドアはいつの間にか閉められていたが、もちろん、その先には待ち構えている那月先生が居る。

 

 

いや、周りも周りで流石だわ。最初に、後ろのドアから出ようとしてたから後ろのドアの方へ避けるから、自然とできた道が前のドアになってるんだもの。

 

ネタバラシの内容を先に言うと、引っしはするんだよ。古城君……の、お母さんがね?

 

古城くんと凪沙ちゃんの母、暁深森さん曰く、今度職場の建て直しがあるらしい。職場に泊まり込みが多い人だし、暁家に稀に帰ったりもするんだが、職場近くにも同僚の勧めで余っている社宅の部屋を(半強制で)あてがわれているらしい。

 

あの人ちゃんと休まないからね。

 

なんやかんやで、暁家の人達との交流があったりしたので、俺は聞いてたりした。というか、凪沙ちゃんがマシンガントークしてきた。

 

ちなみに、その同僚というのがウチの母であったりするので、牙城さんをとっ捕まえる作戦にも協力させられた経験があったりするんだが、それはまた別の話なので置いておこう。

なかなか業の深い暁家に興味は尽きないが、裏稼業をしているっぽい矢瀬君とか謎のバイトをしている浅葱さん達の方が気になって仕方ない。

 

年頃だからさ。勘弁してよ。そういうの気になる年頃なんだ。

 

 

 

 

ドアを開ける前にクルリと振り向いて、

 

「…ありがとう。俺は行かなきゃならないけど、宜しく伝えといてくれ。」

 

と、晴れやかに言い残してドアを開けた教室から出て行った古城君だが、クラスメイト一同、フッ、みたいな感じで明後日の方向を向いていたから生活指導室に拉致られて行った彼の姿は俺以外見ていないので、知らないけれど、去り際に恐ろしいほどにこやかに、

 

「男子は20周、女子は15周しておけ。イイな?」

 

と、那月先生に言われたので皆んな自然と敬礼していた。

 

 

 

「あっはっは。残念だったわね古城。騙そうとするからよ!………はぁ。」

 

「安心した?」

 

「それはもう!…って、違うわよ!?してないから!古城が引っ越ししたって、べつに…?!」

 

 

「あらやだ、ちょっと聞きました?矢瀬さん。冷たいわねぇ。」

「そうだな。少し涙目だったもんな。」

「そうねぇ、浅葱かーわい!」

 

 

着替え終えてグラウンドでストレッチしつつ、浅葱さんが強がっていたので、俺、矢瀬君、委員長で弄って走り出す。

 

「ちょっと、聞いてんの!?違うからね!?」と、足はとても早いのに動揺して言い訳しているせいか追いついてこないのをクラスでホッコリしながら、ノルマを達成するために、クラス一同グラウンドを走り始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




久々の別枠かな?
また空きますが、ご容赦を(挨拶
おやすみなさい。

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