筆者はペットを飼ったことがないので、作中の表現は全て妄想です。
魔王が〈
「──それじゃあ、[でみ]ちゃん。取り敢えず数が多い下っ端からでお願いね」
「ハッ…『メインディッシュ』の際は母上もご覧になりますか?」
「そうだねぇ…折角の申し出だし、見学しようかな。[ももんが]さんはどうします?」
満面の笑みのデミウルゴスと、どこか楽しげに話す鬼の姫を魔王は仮面越しに見つめる。人間だった頃ならばドン引きの内容なのにやはり何も感じないのは少し怖かった。早く帰りたい。
友人が楽しそうにしているところへ水を差すのも何だかなと思うが、大事なことなので一旦村に戻ることを話すことにした。少し棘がある言い方になってしまうのは
「全く…まだ何も終わってないんですから後にして下さい。これから村に戻って戦士長や村長と話をしに行くんですからね?約束もありますし、折角の足掛かりを放っとく訳にはいかんでしょ」
その返しに姫は目を細めた。魔王は何となくそれが膨れっ面を表現していることが分かった。中身おっさんじゃなければ可愛いのにと思う。
「サキ、わがままはよしなさいな。いい大人なんでしょう?」
意外なところから意外な一言が飛び出た。これには流石にデミウルゴスやセバスも何か言いたそうな顔をしているが、当の本人が機嫌良さそうにしているため何も言えない。アルベドは何事も無かったかのようにそれを眺めていた。
これじゃどっちが親なんだか分からない。
「ふふー、そうだね。[でみ]ちゃん、試したいことあるから何体かは残しといてね?」
「ハッ、かしこまりました…それでは、お待ちしております」
そう言い残してデミウルゴスは暗黒の扉へと吸い込まれていった。閉じた扉は形跡すら残さず消えて、残ったのは当初の四人だけになる。
セバスは相変わらず渋い表情だったが、これは人間への仕打ちに対するというより完全に嫉妬のようだ。どうもデミウルゴスが絡むと感情が表に出てくるらしく、魔王はそんなセバスを見ると昔を思い出して心が和むのを感じていた。
「セバスは…デミウルゴスが嫌いか?」
「…いえ、嫌いというわけではありませんが…反りが合わないのは確かです」
「そうか。まぁ、無理に仲良くする必要はないだろう…さて、そろそろ行きましょうか」
「あいあいさー」
〝元は水兵の返事だったかな。〟と他愛もない事を考えながら三人を引き連れて魔王は村へと歩いて向かう。暗くなってきた空には星が瞬き始めていた。一番最初にこの光景を見ていたら我を忘れて星空に向かって飛んでいったかもしれない。
村に着くと心配そうな顔をした村人達に出迎えられた。戦士長達は傷が深く、応急処置的に薬草を塗り込んだりして無事ではいるが今夜は村に一泊させてもらうそうだ。
〝ひとまず脅威は去った。〟と告げれば村人達は涙を流して崇めだした。なんだこれ…。
困惑する中でも魔王は顔を上げるよう言い聞かせた。アルベドとセバスは相変わらず〝当然だ。〟とでも言わんばかりに堂々と崇めている様子を眺めている。
「…申し訳ありませんが、先に戦士長殿と話をさせて頂けませんか。報告をしなくてはなりませんので」
たとい誰が相手であろうともギルド名を出してまで護ると約束した以上は、せめて結果ぐらいは教える義務があるだろうと魔王は考える。何よりも大切な名を汚すわけにはいかないのだ。
一方の姫は村人達が来てから視線を彷徨わせて何かを探していたが、ついぞ見つけることが出来なかったようでどこか沈んでいた。大方、姉妹か
「…話している間ぐらいは自由行動にしましょうか」
鋭い視線が魔王を射抜いた。本当にこういう時だけはマジになるところは昔から変わっていない。こんな感じで適度にガス抜きをさせておけば早々問題は…起こさないよな。なんか不安になってきたぞ。
「…セバス。サキさんについて回り、問題を起こさないように見張ってくれ…なんなら殴ってでも止めて構わん」
「えっ」
「…ハッ。仰せのままに」
「ちょ」
「サキ?この後に及んで問題を起こしたら暫く外出禁止にしてもらうよう進言するわね?」
「…どいひー」
思ったほどダメージを食らっていないのは気のせいではない。こういう流れも昔からだからだ。
魔王は、見張り役は大体がたっちさんかウルベルトさんが担当していたことをふと思い出した。見張ってないとるし★ふぁーさん以上にヤバいことをたまにやらかす事が判明したからだ。そういう兆候がある時には珍しく共同で見張る時もあった。しかもいつもの諍いが鳴りを潜めて。その時は皆陰ながら驚いたものだ。ある意味、偉業といっていい…いや、それはおかしいか。
ともかく、実はビルドの相性的にも悪くなかったのだ。名前も売れているし、目立つ二人の陰に隠れて嫌がらせを行う。攻撃は当たらないし口撃はウザい。対モンスターであれば、その逆だ。ヘイトを如何に稼ぐかが課題だったが、稼ぐ方法が見つかればまず当たらない
──そういう時は皆してここぞとばかりに煽り返して酷使していたなぁ、フフ…チッ。
折角の楽しい思い出に水を差されて苛立つ。沈静化はメリットもあるがいつか隣にいる友人のような接し方をしたい時にこれではデメリットしかない。同じように沈静化する筈の姫はそういうとこで苛立ったりしないのかと視線を巡らせれば皆がこちらを見ていた。自身が感じるより長い時間の中で物思いに耽っていたようで、少し恥ずかしかった。
「…どうしました?なんか楽しそうですが」
「『(だから何で分か…ああ、スキルか。)』…いえ、個人的な事です。では、私は戦士長のところへ行きましょう。村長殿、案内をお願い出来ますか?」
「は、はい!かしこまりました」
「それじゃあ、また後で」
姫が手を上げながらそう言い残してセバスと共に村の奥へと去って行った。何人かの村人がそれに追従する形で追っていく。姫を見送ったあと緊張から身を縮ませながらも先導する村長の後ろをアルベドと共について回り、やがて一軒の平屋へと案内される。中に入れば引き千切った布を包帯代わりに
挨拶を交わした後、村長を交え戦士長と三人で滞りなく話すことが出来た。
「…召喚時間はとっくに過ぎている筈なのにどんな
倉庫が見えてくるとその扉の前に巨大な影が佇んでいた。死の騎士だ。最初に会った時こそユグドラシルでは決して出来ない仕草にときめいたものだが、暫く経ったら消えるものだと思っていた。だから半ば諦めていたのだがこうして消えないところを見ると何かしら理由がある筈で。
──スキルでの強化にしても長過ぎるねぇ…召喚系統に変化でもあったのかね。
後で確認を取るべきだろう。次から次へと検証事案が増えていくこの感じは、まるでユグドラシルをプレイしているような錯覚を覚える。何だかんだいっても姫も一プレイヤーだ、未知を既知にしていくのは楽しい。優先順位があるだけで魔王も姫もそこは変わらない。
死の騎士のところまで行くと騎士はゆっくりと跪いた。〝おぉ…。〟と後ろで驚きの声が上がる。やはり可愛げのある仕草だと思うのだが、一つ気になるのはどうして召喚主である魔王だけではなく自分にも従順なのか、という点だ。姫にも従順になるべしとでも命令されたのだろうか。
顎に手を当て暫し考察するも現時点では意味が無いと断じ、取り敢えず撫でることにしたがデカくて届かない。手を伸ばしたまま固まった。
「…せばやん」
「ハッ」
すぐに意図を察したセバスは〝失礼致します。〟と姫の背後から両脇を掴んで持ち上げた。不敬と思われるだろうが、姫の望みを執事が叶えただけのことで何も不都合はない。ただ、これではまるっきり子供扱いされているのと変わらないわけだが姫は特に疑問を感じることなく騎士の頭に近付けさせた。
眼前に一抱えはありそうな頭部が迫り腐臭が漂う。しかし、鬼という種族のせいなのか特に嫌悪感は感じない。兜の上から頭に触れると
──おおぅ、なんだこれ…ナンダコレ…。
〝可愛い。〟一言で言えばそれに尽きる。きっと他の人もこういう想いでペットを飼っていたのだろう。飼い方なんて分からないが、
──《ペットは玩具じゃありません!》
かつての声が頭の中に響き渡るとともに沈静化により思考が落ち着く。少しはしゃぎ過ぎた。いや、それはいつもそうなのだが。それよりも冷静になったことでいつの間にか
そうだ、この子は愛でるべきだ。家族じゃないか。そういえばアーちゃんは多くの
冷静に明後日の方向に暴走し始めた姫はセバスに合図を送って降ろして貰う。まだ魔王から許可も貰っていないことに気付くのは、魔王に叱られてからだった。
「よし、お前は今日から私の[ぺっと]!つまり家族!」
「オオァァアア…!」
「…よろしいのですか?」
セバスの問い掛けはもっともだったが、暴走し始めた姫は言外の意味にまで頭が回るほど深く考えていない。もう姫の中では決定事項なのだ。これを覆す手段をセバスは持ち合わせていない。
〝問題を起こさせるな。〟とは言い付けられたがこの程度は児戯のようなものなのだろう。それどころか、至高の父上がその御手にてお創り給うたシモベにも深淵より尚も深い慈愛でお包みになるとは流石は母上とまで思っているくらいだった。
「よろしいのですよ。家族が増えるのはいいことじゃないか」
「…そうですな」
そのまま深く跪く死の騎士の脇を通り過ぎ、勢い良く倉庫の扉を開ければエモット姉妹を除いて子供達が怯えた表情で姫に視線を送る。エンリは笛を握りしめて妹を庇うように立ち上がり掛けて放心した。最初に声を上げたのは妹のネムだ。
「ぁ…サキ様!」
「お、いたいた。[えんり]、[ねむ]。こっちおいで」
手で招けば妹は姉を置いて駆け足で姫に向かって突進してくる。セバスが姫の脆弱さを思い出して護衛のために動き出そうとするが、差し出された手を確認してその動きを止める。いくら防御力がほぼ皆無とはいえ流石にLv100がLvひと桁の突進なぞ受けてもダメージは喰らわないだろう。姫は徐々にスローになっていくネムを見ながらそう、高を括っていた。
「ごふっ!?」
──
たかがひと桁。されどクリティカル。被クリティカル率9割超えは伊達ではない。無効化が無ければダメージは喰らうし、クリティカルヒットはダメージを倍率で底上げする。しかも今回は朦朧状態のおまけ付き。
慢心が生んだ悲劇…いや、
「せば、やん…何も、心配は…いらない…」
姫は親としてのプライドから気合で朦朧状態を抑えつけたのだ。決して油断や慢心でLvひと桁からダメージを喰らったことが恥ずかしかったとかそういう訳ではない。きっと。
むしろダメージそのものより朦朧状態が何よりもキツかった。気持ち悪くて酸っぱいものが込み上げてくる。
「ですが…」
「この程度…
どこからか取り出した
「──不味い、もういらない」
というより、本当に美味しくなかった。
現実では必要な栄養価だけを設定した、味を全く考慮していない飲み物しか飲んだことがないために『美味しい』ということ自体をよく分かっていなかったりするのだが。某骸骨には悪いが面談の時のお茶飲んどけば良かったかなと後悔する。良い香りだったのに。
「では、お口直しになる物を急いでご用意致しましょう」
「え、あ…いや、いいよ。『これ』を飲んだ時はこう言うのが[まなぁ]なんだよ」
〝何処から?〟という言葉も飲み込んでセバスにユグドラシルでのマナーを教えるとすんなりと納得してくれた。それでいいのか敏腕執事。
「サ、サキ様!妹が大変な失礼を…!」
一連の流れをよく分からないまま眺めていた姉のエンリがふと我にかえり顔を青褪め、遅れて駆け寄ってきた。他方でネムはよく分かっていないようで、姫の腕の中で呆気に取られている。ネムを放して平身低頭のエンリに近付くと震えており、
「…気にしていないから顔を上げなさい」
頭に手を載せると一層震えが強くなった。何故怯えるのか理解出来ないまま頭を撫でてやると涙目の顔が起き上がる。〝よしよし。〟とあやしてやればネムも撫でて欲しいとせがんできた。何だか動画で見た甘えてくる犬を思い出して興が乗ってきた姫は
「きゃー」
「あ、あの…くすぐったいです」
髪が無造作に乱れるのも構わずに撫で回す様はとても女性にしてよいことではないのだが、残念ながら姫の中ではペット枠なので問題はない。
触れ合いとは素晴らしいものだと姫は思う。動画の中のわんこが尻尾を振って
「ふふー…ん?」
傍から見れば据わった目で危なっかしく愛でていたが視線を感じ、撫で回すのを中断してそちらに振り向く。姉妹の目が寂しそうに下がったことにセバスだけが気付いたが、特に何か言うわけでもなく姫の動向のみに注意を払う。
視線の主は死の騎士だ。肩越しに
「おっほ。[えんり]、[ねむ]。こっちゃ来い」
返事も聞かずに姉妹の手を掴んで外へ引っ張り出す。周りの子供達は羨ましそうにそれを見送るが入れ替わりに入ってきた親と思われる村人達を見るや安堵の表情を浮かべた。その光景を見ていたセバスはどこか切ない気持ちになるが優先順位を履き違えるほど愚かではない。ただただ、姫を見張る…もとい、見守るために追従するだけだ。
「えーっと…アンタなにやってんの」
魔王が倉庫に辿り着けば、そこには死の騎士の腕の上で三人が寄り添って座っていた。姫がエモット姉妹に挟まれている形だ。姉妹は姫の膝の上で
「ハァ…話も終わったんで帰りますよ?その姉妹も持って帰るつもりですか」
「この子達は置いていきますよ。──あ、死の騎士も私の[ぺっと]になったんでよろしく」
「…」
〝後で説教だな。〟と魔王は心に決めて死の騎士に命令する。
「デス・ナイトよ。そこの三人を静かに降ろしなさい」
「ぇー…もうちょ「駄目じゃボケ」どいひー」
死の騎士はゆっくりとした動作で静かに腕を地面に近付ける。姫は仕方なしとでも言いたげにため息を吐いて姉妹の頭を
「ん、んぅ…」
「あ、あれ…私、確か…」
エンリが寝ぼけ眼で眼前の人物を見やれば、眠気は一気に吹っ飛んだ。慌てて妹を揺り起こし、地面に膝をつくと平身低頭にて謝罪する。救世主様の前でなんとみっともない姿を晒してしまったのだと羞恥心で顔から火が出そうだった。その救世主様は突然の平謝りにたじろぐも何とか宥めようと試みる。
「い、いや。落ち着きなさい…色々あったのだ、疲れているのだろう?ゆっくり休むといい」
「で、ですが…」
しかし、魔王の試みも空振りして尚も食い下がるエンリ。その様子を見るに見兼ねた姫が頭に軽く手を乗せると静かになった。そこに姫が駄目押しで優しく撫でると〝あふぁ。〟と妙な嬌声を上げてまどろみ始める。なんか妙な特技を手に入れた姫を見た魔王はどっと疲れが押し寄せてきた気がした。因みに妹の方は再び夢の世界へと旅立っている。その手は姫の着物の裾を〝ギュッ〟と握っており、とても離しそうにない。
「あー、もう…どんだけ懐かれてるんですか」
「まぁ、よくよく考えたらこの子ら親亡くしてるんですよねぇ…寂しいんじゃないですか?」
その言葉に魔王は硬直した。今まで静かに佇んでいたアルベドが変化に気付いて訝しげに兜越しに仮面を覗く。ちょっとシュールな光景だなと姫は思う。
「そう、ですか…ふむ。サキさんはどうしたいんですか?」
「いや、特に何も。精神が変質したせいですかね、この子らは[ぺっと]だし可愛がろうとは思いますけど、慰めようとは思いませんね…私達はこの子達の親じゃないし。薄情だと思います?」
その返しに首を振って否定する。姫の場合はあくまでナザリック主義であり、その上での家族なのだ。それに親を失った子供など、どの時代にもいるだろう。同情で拾っていたらキリが無い。何より自分もそうだったし、それでもこの年まで生き抜いてきた。そこは姫も同じだ。
ただ、この村はこの世界においての『第一号』である。元々、目を掛けてやるつもりだったし友人のペットということならば子供達の覚えも良いかもしれない。そう考えるとナザリックとの橋渡しに丁度いい。
「そうですね…この娘達がサキさんのペットであるというならナザリックとのパイプ役に丁度いいかも知れません。アルベド、どう思う?」
「サキのペットであるならば皆も興味を持つと思われますので、よろしいのではないかと…強いて言えば、『飼育係』としてプレアデスのような見た目が人間に近い者を側に置くと尚良いかと愚考致します」
その言に魔王は頷いて同意する。その辺りは追々でいいだろう。問題はこのままでは帰れないということだ。まさか救世主が子供二人をここに置いて帰るわけにもいくまい。
「…セバス、姉の方を運んであげなさい。妹はサキさんが」
「かしこまりました」
「しょうがないね…ほれ、離しんしゃい」
姫が掴んでいる手を撫でると素直に離した。顔が酷く不安そうに歪むも姫が抱き上げると安らかな顔に戻る。その様子を眺めていた魔王はつい感嘆を漏らしてしまう。
「へぇ…こんなに懐かれるとか何やったんですか?」
「撫で回しただけですよ?」
〝
星が瞬く夜空など初めて見る二人は散歩がてら歩いて帰ることにした。魔王は遮蔽物のない星空とはこんなにも綺麗なのかと感動している。姫としてはナザリックが最高なのだと思っていたが、自然の芸術には敵わないのかも知れないと少しだけ凹んでいた。人工物としては間違いないのだが。因みに死の騎士は一応の護衛として置いてきていた。
「…別に持って帰っても良かったんですよ?」
仮面を外して天然のプラネタリウム観賞に勤しんでいた魔王が夜空を見上げたまま、そう問い掛けてきた。あの姉妹のことだろう。姫も見上げたままで返答する。
「んー…昔聞いたんですけど、なんか放し飼いが良いらしいんですよね。あと環境が急に変わると[すとれす]で体調がどうのこうのって」
「ああ、そういえば『あの人』がそんな感じのこと言ってましたね…なんか違う気もしますが」
魔王の指摘は当たっている。当たってはいるのだが、それに同意出来る
「それはそうと。いつの間にあのデス・ナイトがあなたのペットになったんですかねぇ…?」
──…あら?
説教が待っていたことも間違いない。
このあと、ナザリックに帰るまでずっと魔王の説教は続いた。ついでにアルベドからの小言もちょいちょい挟んで。
「次回は彼とご対面しましょうか」
「…ソウデスネ」
「ついでに私の庭師も紹介しましょう」
「おぉ?あのNPC、今は庭師になったんですか」
「そうです。今後出番が増えるかは知らんけど」
「なんじゃそりゃ」
次回、黒歴史(予定)。
──つづく。
鳥が血の涙を流して
人間がペットってセバス的にどうなのって感じですが、むしろ嫉妬してます。
━オリ設定補足━
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効果は状態異常回復。
通称みどり汁。まずい、もう一杯!