ラブライブ!サンシャイン!!~9人の輝きの向こう側~   作:にっしんぬ

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結成・元祖浦の星スクールアイドル

果南、鞠莉、ダイヤが浦の星女学院に入学し

望が沼津の高校に入学してしばらくがたった

 

 

 

 

「School Idol??」

「えぇ、スクールアイドルですわ」

「ほら、浦女って今廃校の噂が流れてるじゃん?

何か出来ないかって話してて、それなら

スクールアイドル始めよう!って話になったの」

 

 

 

 

スクールアイドル

5年前のラブライブ開催をきっかけに

広がった学校でアイドル活動をするというもの

初代優勝グループはA-Rise

第2回優勝グループは今や伝説のスクールアイドルと

呼ばれているμ'sである

 

 

「Umm...マリーにはキラキラで可愛らしい

アイドルなんて似合わないわ。もっと

パンクでロックな方が私には合ってるもの」

「えー、鞠莉は可愛いしスタイルいいし絶対

人気出ると思うよ!やろうよ!」

「Sorry.他をあたってくれないかしら?」

「まったくあなたという人は…果南さん」

「よしきたっ!鞠莉?OKっていうまで…こうだ!」

 

 

ダイヤの合図と共に果南が鞠莉にハグをする

 

「ちょっ!果南!?Stop!分かったから!

分かったから離してー!」

「決まりですわね、後は望さんに連絡するだけですわね」

「ノゾム?ノゾムも歌って踊るの?」

「いや、望にはマネージャーをやってもらおうと思って」

「Nice Ideaね!」

「では私から望さんに伝えておきますわ」

 

 

 

ここに浦の星女学院にスクールアイドルが結成された

 

 

 

 

 

 

 

「スクールアイドルを3人で始めるから

俺にはマネージャー的なものをやって欲しいと」

「えぇ、そうですわ。詳しい人は多いに限りますから」

 

 

その日の放課後、ダイヤと共に沼津駅近くの

カフェに来ていた

 

「いいんだけど、マネージャーって何をするんだ?」

「よくある学校の部活のマネージャーがやることと変わりありませんわ、ただ…」

「ただ…?」

「えぇ、ここからは私個人のお願いなのですが」

 

ダイヤはなにやら渋ったような顔をする

 

「今さら渋った顔すんなよ、俺とダイヤと…

果南と鞠莉の仲だろ?出来ることなら

なんでも手伝うよ」

「そうですね分かりました実は…」

「実は…?」

「作詞のお手伝いと作曲をお願いしたいのです」

「作詞はともかく作曲かー」

「えぇ、果南さんに海辺でギターを披露したと

伺ってのことですので」

 

 

……はい?

 

「待って、ダイヤ。それは誰から聞いたんだ?」

「果南さん本人からですが?なんとも嬉しそうな顔で

自慢してましたわよ。とてもお上手だと」

「はぁー、まじか。わかった引き受けよう」

「感謝いたしますわ、作詞のメインは果南さんが

作曲は望さんがメインで鞠莉さんが

お手伝いしますわ、そして衣装は私が担当いたします」

「私がって1人で大丈夫なのか?」

「えぇ、妹が手伝ってくれるそうなので」

 

妹…確かルビィちゃん、だったっけ

会ったことはまだないが

 

 

「まぁそれならいいが」

 

 

作詞作曲衣装担当は決まり振り付けは

全員で考えることになった

後は肝心の…

 

「OK、それでいこうところで」

「なんでしょう?」

「グループ名は決まってるのか?」

 

 

沈黙が続く、いやまさか

 

 

「決まってない訳、ないよな?」

「そ、そうですわね。そ、そんなこと…」

「明日放課後全員集合。緊急会議だ。

アイドル始めるにあたってグループ名

考えてないなんて言語道断だぞ…」

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「はい、では今から緊急会議を始める

議題は…分かってるよな?」

「ちょっとダイヤ!なんでノゾムはこんなにAngryなの!?」

「そこ!私語は慎むように!まったく

スクールアイドルを始めるのは賛成だけど

大前提としてグループ名が決まってないなんて言語道断

もちろん、曲や詞だって大事だし振り付けも

いかに可愛く魅せるか重要にもなる。ただな

そもそもお客さんが最初に見るのはなんだ?名前だ。

初対面の人を見るときは必ずその人の容姿を見るだろ?

それと同じで初めてのアイドルを見かけたときは必ず名前から見るんだ…」

 

 

 

「ねぇダイヤ」

「いくら果南さんといえどもあぁなった

望さんを止められる人はいませんわ」

「というわけで、決まるまで帰れないと思えよ?」

「「「ひぃぃぃーーー」」」

 

 

 

 

~1時間後~

 

「お前ら…ちゃんと考える気はあるのか?」

 

出た案はスリーマーメイドだったり

浦女隊だったり、果たしてこれで見てくれるのか

 

 

「まったく…少し休憩しよっか」

 

といいながらテレビをつける

やっていたのは水族館の番組

 

「水族館…Aquarium…アクア…」

「Aquaがどうしたの?ノゾム?」

「グループ名だよ、Aquaだと何か弱いから…」

 

といいながら紙にペンを走らせる

 

 

「Aqoursなんてどうだ?」

「Aqours、いい響きですわね」

「うん、すっごくいいと思う!」

「Wonderful Nameね!」

 

 

Aqours、きっと3人にはぴったりな名前だろう

 

「よし、じゃあAqoursで決定。本格的な練習は

来週から始めよう、それでいい?」

「「「はーい!」」」

 

 

 

 

 

 

 

その日の週末、沼津の喫茶店にて

 

 

 

 

 

「うーん、うーん」

「そんなに頭抱えてまで考えることか?」

「だって!作詞なんてやったことないし!

全然思い付かないよー…というか」

「ん?」

「望は作曲しなくていいの?」

「詞がないと曲も作れないだろ?ってこれ

昨日も言ったよな…。だから、手伝って!って

言ったの、果南だしな」

 

 

詞のイメージもない以上下手に曲なんて

作ろうものなら詞と曲のイメージが合致しなくなる

 

 

「最初から言葉を考えるから駄目じゃないの?」

「え?どういうこと?歌詞ってそう考えるんじゃないの?」

「それで思い付けば簡単だよ、そりゃ。

でも出来ないのなら、イメージから考えればいい」

「イメージ?」

「そう、イメージ。3人でどういう歌を歌いたいのか

何を伝えたいのか、大雑把でいいから考えるんだよ

単語でもなんでもいい、出たイメージを全部書き出してみたら?」

 

 

下手に考えるよりは近道になるかもしれない

 

 

「俺たちは始めたばかりでまだ未熟なんだからさ

未熟なりに頑張ろう」

「…未熟?未熟、そうか!」

 

なにか思い付いたらしい

こういう閃きは果南特有のものかな?

 

「なにか、思い付いた?」

「うん!明日、ダイヤと鞠莉にも話してみる!」

「OK、出来たらメールでもいいから送って

曲作り、始めるから」

「わかった!ありがとう、望!」

「どういたしまして。じゃあ頑張ってね」

 

 

詞のイメージも決まったところで

店を出て帰路につく。明日からは

体力作りの練習で早朝から集合である

 

 

浦の星女学院スクールアイドル、Aqours始動




当初、ダイヤが作詞、鞠莉が作曲
果南が振り付け担当にしようとしたんですが
2期の2話でまさかの果南が作詞
ダイヤが衣装担当ということで
さすがにここはずらしちゃいけないということで
振り付けは全員で考えるということで
上手いこと望くん差し込みました、焦った。
元祖Aqours始動です
では、次もよろしければ

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