ラブライブ!サンシャイン!!~9人の輝きの向こう側~   作:にっしんぬ

3 / 15
やっと書けた


聖なる祈りは瞬く間に

「やはりこたつは暖かい…」

 

 

 

 

 

 

冬といえば炬燵にみかん、せっかくの冬休み

炬燵で堕落せずどう過ごす、少し寝ようかな

と思ってたその時

 

 

 

 

prrrr…

 

 

 

 

果南からだ、どうしたんだろ?

 

 

 

 

 

「もしもし、果南?どうした?」

「あ、望!おでかけしよっ!」

「断る、寒い」

 

 

 

プツッ…

よし、これで俺の炬燵ライフは守られ…

 

 

 

 

 

 

ピーンポーン!

まったく、誰だこんな昼間に

 

 

 

「勧誘なら間に合って…「お邪魔しまーす!」

って果南!?」

 

 

閉める前に玄関に入られた!?

くそっ!これでは逃げ場が!

 

 

 

 

「普通に電話するだけじゃ切られると思ってね

先に対策しておいてよかったよ。さて、望?」

 

 

 

どうやら拒否権はないらしい

 

 

 

「お出かけ、しよっ?」

「…はい」

 

 

 

 

 

どうやら俺は、松浦果南という女に弱いらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「寒い」

「もー、望ったらさっきから寒いしか

言ってないじゃない」

「事実なんだから仕方ない、というか…」

「んー?どうしたのかなん?」

「なんで2人なの?」

 

 

 

 

 

そう、2人なのである。

いつもならダイヤと鞠莉もいるのだが

何故か今日は2人なのである。

 

 

 

 

「まっ、たまにはいいじゃない!と言いつつ

もうすぐクリスマスじゃん?だから鞠莉とダイヤに

クリスマスプレゼントを買おうと思ってね」

「俺を連れてくるってことは俺へのはないのかな?」

 

 

 

 

 

ほんとになかったらショックだが…

 

 

 

 

「いや、望のもちゃんと用意するよ。ただ…」

「ただ…?」

「望のだしギリギリでもいいかなって!」

「俺の扱い雑ー!?ひどくない!?

いや、まぁいいんだけどさ、用意してくれるだけ嬉しいよ」

「そっか、まぁ楽しみにしておいて。」

「おう、そうだな。てことはクリスマスパーティ?は

やるんだ。」

「うん、毎年3人でね。でも今回からは望も参加だよ?」

 

 

 

 

てことは3人分のプレゼントが必要ってことか…

 

 

 

 

「果南は何か欲しいもの、ある?」

「ふぇっ?な、なに突然?」

「いや、下手に買うより欲しいもの聞いて

買ったほうが確実かなって」

「あー、なるほどね。望が選んだものならなんでもいいよ」

「と言われてもなー…」

「ダイヤと鞠莉もきっとそうだよ、望からなら

きっとなんでも喜ぶよ」

「そっか、じゃあ当日までに考えておくよ」

 

 

 

 

 

 

 

こうして日は過ぎ、時は流れ

 

 

 

 

 

 

「「「「メリークリスマス!(ですわ!)」」」」

 

 

 

 

 

 

 

場所はホテルオハラの最上階の一室

鞠莉から迎えに行くからねと連絡が来たので

まさかとは思ったが…

 

 

 

 

「というか地味にこのホテル入ったの初めてだ」

「まぁchildのときは外で遊ぶことが多かったからね」

さすが小原グループである。噂には聞いていたが

 

 

 

ちなみにプレゼントは果南からマグカップ、ダイヤから

明らかに高そうなボールペン、鞠莉からは

ホテルオハラの印が入ったお椀を貰った

 

 

 

 

 

「さて、後は望さんだけですわね」

「ノゾムからはどんなwonderfulなプレゼントが

貰えるのかしらっ!?」

「俺からはこれかな」

 

 

 

 

 

差し出したのは3通の手紙

 

 

 

 

 

「手紙…を出すような行事でもないけどさ

それでも3人には感謝の気持ちを伝えなきゃって」

「手紙…にしてはやけに膨らんでますわね」

「あー、それは中にね」

「あら、シュシュね。しかも3人とも色違い!」

「うん、3人に合いそうな色をそれぞれ選んできた

あ!手紙は俺がいないときに読んでね!恥ずかしいから!」

 

 

 

 

果南には緑、ダイヤには赤、鞠莉には緑

それぞれ3人に合いそうな色を選んだ

 

 

 

 

「Wonderful!!大事に使うわ!ノゾム!」

「えぇ、大事にさせていただきますわ」

 

 

鞠莉とダイヤにお礼を言われてる中

 

 

 

「果南?どうした?もしかして気に入らなかった?」

「あら、果南ったらわがままねっ」

 

 

何故か黙ってる果南を鞠莉が冗談ぎみに茶化してたら…

 

 

 

 

 

「いや、その…嬉しくてどうコメントしたらいいのか

分からなくなって…」

「あら、そうだったの?でも果南、そういう時は

ありがとうだけでいいのよ?さっきの果南の言葉のせいで

ノゾムったら嬉しくて顔赤くしてうつむいてるんだから!」

 

 

 

 

 

 

 

嬉しくて言葉がでないなんて

そんなこと言われたら嬉しいに決まってる

 

 

「そうなの?望?」

「待って、こっち見ないで」

「あら、ノゾムったら意外とshyなのね!」

「だー、いいからケーキ食べるぞ!頑張って作ったから!」

「そうですわね、頂くことにしましょう

あまりからかってても、かわいそうですし」

「じゃ、じゃあいただこう!いただきます!」

 

 

 

初めての4人のクリスマスパーティーは

成功?に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「望ー?果南ちゃんが迎えにきたわよー!」

「わー!?ちょっと待っててもらって!」

「まったく…ごめんね果南ちゃん」

「いえいえ、私も少し早く来ちゃったですし」

「ふぅ…お待たせ果南」

「まったくあんた女の子待たせるのはダメよ」

「分かってるって…じゃあ母さん行ってきます」

「うん、言ってらっしゃい。果南ちゃん望をよろしくね」

「はい!行こっ望!」

 

 

 

もうすぐ年が明ける。

4人で初詣だ

 

 

「鞠莉とダイヤは現地だっけ?」

「うん、日付が変わるまでには間に合うって言ってたよ」

「そっか、なら大丈夫か」

「それでさ、望。何か言うことない?」

 

果南が少し顔を赤らめてこちらをみている

 

「んー…あけましておめでとうはまだ早いし、今年もお世話になりました?」

「望に期待した私が馬鹿だったよ…」

 

なんて言いながら他愛ない会話をしてると

 

「果南さんに望さん待ちくたびれましたわよ」

「もう2人ともtoo lateよ!」

 

ダイヤと鞠莉はもう来てたみたいだ

 

「望さん、果南さんになにかしまして?」

「ん?なんで?」

「なんでって…果南さんがふてくされてるのに気づかなかったんですの?」

「え?そうなの?全然気づかなかった」

 

全く気づかなかった。返事はいつもよりそっけない感じはしたが

 

「はぁ…まったくあなたという人は。まぁいいですわ早く並びますわよ」

 

ダイヤの一声によって果南も鞠莉も移動を開始する

なんだか腑に落ちない

 

 

 

 

「まだ並ぶの…」

「あらノゾムもう疲れちゃったの?マリーが癒してあげようか?」

「けっこーです」

「ノゾムったらひどーい!」

「鞠莉さん!あんまり騒がないでくださりますか。周りの方に迷惑ですわよ」

「むぅーダイヤの硬度10!」

「んーまっ!あなたという人は!」

「ほらほらダイヤ、騒がないの」

 

鞠莉に続いてダイヤまで騒ぎかけたところを果南が止める

 

「ねぇ望、もう少し?」

「ん?あと1分ぐらいかな」

「あと1分!?早くカウントダウンの準備しなきゃ!」

「いやさすがに早すぎるだろ…」

 

きっと近づいたら周りの人も数え始めるから

そこに合わせればいい。

 

「あと30秒、今年もやり残したことはないか?」

「例えあったとしても30秒じゃどうにもなりませんわ」

「確かに。…ありがとう、3人とも」

 

果南、ダイヤ、鞠莉は笑顔で返す。なにを今更っていう顔だろうか

なんて思ってたら周辺でカウントダウンが始まる

 

5・4・3・2・1…

 

「「「「あけましておめでとうございます」」」」

「今年もよろしくね、果南、ダイヤ、鞠莉」

「こちらこそよろしく、望」

「こちらこそですわ、望さん」

「ノゾムこそよろしくね!」

 

新年1発目の挨拶を終えるころには

賽銭箱のところにたどり着いた

 

「望は何をお願いするの?」

 

ふいに果南に尋ねられる。と言ってもすでに決まってるのだが

 

「家族の無病息災と、果南、ダイヤ、鞠莉とずっと仲良くいられますようにって」

「ふふっ、望らしいね」

「なんだよ、俺らしいって」

「なんでもないっ!」

 

果南、ダイヤ、鞠莉は内浦でできた最初の友達

大事にしたいのは普通である

 

「でも高校からは別だもんね」

「果南は心配性だな、別に一生会えなくなるわけじゃないんだから

放課後でも休日でも会えばいい。また4人でさ」

「そうだね、望の言う通りだね」

「そういうこと。ダイヤと鞠莉のことちゃんと見ててね

何しでかすかわかんないからさ」

「ふふっ、そうだね」

 

 

 

きっと4人で集まればまたいつも通りの日常がある

ちょっとだけ少なくなるだけ、今はただそう思いたい




Happy Party Train Tour 埼玉公演お疲れさまでした
ほんとはツアー終わってから上げたかった
LV勢でしたがもう熱が半端なかったですね
デュオトリオ曲がセトリに入ってきたときはテンション上がりました
黒澤姉妹が顔を近づけてるところでそりゃもう嬉しい悲鳴ですよ
じもあいダンスもかわいかったですし。
3rdこそ現地参戦したいですね。
あと、2期始まりましたね。OPですでに泣きかけました
1週間のやる気、活力。頑張りましょう
ではではまた次回、高校入学後まで飛びます(予定)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。