ラブライブ!サンシャイン!!~9人の輝きの向こう側~   作:にっしんぬ

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指がサクサク進むぅ
後書きに高嶺くんのプロフィール載せます
あと、アニメが始まるまでは
わりと時間はサクサク進みます


日常はいつもの喧騒のように

「終わったぁぁぁ」

「お疲れ果南、ホットケーキ出来てるよ」

「やった!」

 

 

 

 

 

 

夏休みも最終日、やっと果南の宿題を

終わらせることが出来た。

 

 

 

 

「んー、やっぱ望のホットケーキはおいしいね!」

「ホットケーキだけ誉められても嬉しくないんだけど…」

「じゃあ明日はわかめ一杯のお味噌汁ね!」

「作るのかよ!?いや、いいけどさ!」

 

 

 

毎年そうだったのだが果南はよく

俺の作るご飯を食べたがる。作る身からすれば

大変喜ばしいことではある

 

 

 

「あっ!明日といえば!」

「どうした?」

「望、明日からどこの学校に通うの?」

「一緒の学校」

「…へ?」

 

 

 

 

 

一瞬沈黙が走る

 

 

 

 

 

「だから、同じ学校。果南と、ダイヤと鞠莉と」

「本当!?じゃあ毎日学校でも会えるんだね!やった!」

「あ、ダイヤと鞠莉には内緒な。驚かせてやりた…ってうぉっ」

 

 

 

 

不意打ちで果南にハグしにくるが

間一髪のところで避ける。危ない危ない

 

 

 

 

「ちぇっ、避けられたかぁ」

「予測は可能だったよ、昔からそうだもんな。」

「ヘタr「ヘタレ言うな」」

 

 

 

油断も隙もありゃしない

 

 

「そっかぁ、鞠莉とダイヤ驚くだろうなぁ」

「だろうね。あ、皿片付ける」

「ありがと、もう日が降りてきてるしお開きにする?」

「そうだな、果南の明日の準備確認して

問題なければ帰ろうかな」

「ちょっと、私ってそんなに信用ないのー?」

「宿題を最終日で一気にやろうとしてた人に

信用なんてありませーん」

「ちぇっ、分かりましたよーだ」

 

 

 

 

 

そうやって明日の準備を行う

宿題全部詰めた、その他必要なもの詰めた、よし確認完了

 

 

 

 

 

「よし、じゃあまた明日な」

「うん、また明日ね」

 

 

 

 

そう言って別れる。

明日のダイヤと鞠莉の驚く顔が楽しみだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「転校生?」」

「そ、転校生」

「めずらしいですわね、この時期に転校生だなんて」

「男の子?女の子?」

「男の子らしいよ、私もさっき職員室通ったときに

軽く聞こえたぐらいだから詳しくは分かんないけどね」

「もしかしたらノゾムが転校してきてsurprise!かもしれないわね」

「あはは、だとしたら嬉しいね」

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーし、席についてー。さっそくだけど今日から

転校生がやって来る。仲良くしてやってね

よし、じゃあ入ってきて!」

 

 

 

 

 

 

 

 

1人は顔がひきつってて、1人は満面の笑みを浮かべてて

1人は、その2人を見て、してやったりと

もちろん俺もしてやったりの顔だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

「東京から引っ越してきました、高嶺望です

短い間ですがよろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「果南さん、あなた知ってましたの?」

「うん、知ってた。昨日宿題見て貰ったときにね」

「まったく、あなたという人は…」

「いやー、俺が入ってきた時のダイヤの顔!

自己紹介の場じゃなければ写真撮ってたぜ」

「望さんまで、あなたという人はぁぁぁ!!」

「まぁまぁダイヤ落ち着いて、せっかくの硬度が0よ?」

「鞠莉さんまで…くやしくないんですの!?

というか硬度0とはなんですか!?」

「んー、くやしいけどノゾムが来てくれて

happyな気持ちの方が強いかな?ダイヤはhappyじゃないの?」

「そ、それは…嬉しい…ですけど。」

 

 

 

 

 

 

 

 

こうやって毎年会ってきたけど

会うたびに嬉しい気持ちになるのは俺もだ

 

 

 

 

 

「まっ、なにはともあれよろしくな!」

「「よろしくね」」

「…よろしくですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季節は進んで秋も終わりかけ、冬に

なろうとしてる時期

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「寒い…」

「おはよう望、どうしたのその格好?」

「おはよう果南、いや…寒い」

「寒いって、そんなに?」

「東京も寒いけど内浦も十分寒い、というか

俺がただの寒がりなのもある」

「あー、なるほど」

 

 

 

 

内浦の冬?も十分寒い。いままで夏にしかいなかったから

結構予想外である。そんなこんなで果南と話してたら…

 

 

 

 

 

「Good Morning ノゾム、果南。

あら、ノゾムどうしたのその格好

まるでロシアにでも、住んでそうな格好ね?」

「おはよう、鞠莉。ロシアの人は

もっと暖かそうな格好してると思うよ」

 

 

 

 

 

ちなみにカイロを背中に貼ってある

 

 

 

 

「おはようございますですわ、みなさん」

「「「おはよう(Good Morning)ダイヤ」」」

「望さん、あなた今のうちからその格好で

真冬をどう過ごすつもりですの」

「もっと着込む、カイロ増やす」

「それ以上着る気ですの!?」

「着るよ!寒いの嫌だもん!」

「もん!じゃありませんわ!」

 

 

 

 

 

寒いのはほんとに嫌だ

 

 

 

 

 

「あーあ、始まったよ夫婦喧嘩」

「「誰が夫婦だ(ですか!)!」」

「誰がどう見ても夫婦だよ、2人とも」

 

 

 

 

 

 

俺とダイヤは些細なことで言い合いになる

大体の始まりはダイヤから始まる。

この前は「糖分の取りすぎですわ!」から

始まったっけな。あまりにもの多さに

果南と鞠莉からは夫婦喧嘩と名付けられて

日常茶飯事のようになってる。ただ…

 

 

 

 

 

 

 

 

「まったくあなたという人は…

そんなに寒いのならしかたありませんわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長いこと続けてるが必ずダイヤから折れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほんと、ダイヤはノゾムに弱いわねぇ」

「うんうん、毎日見てるけど望から折れたことないよね」

「確かに、俺が折れたことはないな。なんでだ、ダイヤ?」

「べ、別になんでもありませんわ!」

 

 

 

 

 

 

顔を赤くしてそっぽ向くダイヤ

 

 

 

 

「どうしたダイヤ?風邪か?季節の変わり目は

風邪引きやすいから気を付けろよ?

あれだったら1枚服貸そうか?」

「い、要りませんわ!まったくあなたという人は…」

 

 

 

 

 

 

なんだ要らないのか。

そういえば冬といえば…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鍋をしよう!」

「あら、ノゾム。藪から棒ね。」

「冬といえば鍋!うん!鍋しよう、そうしよう」

「いいね、うちに道具は置いてあるからしよう!」

「あら、果南も乗り気だね。じゃあ材料は

マリーが調達するわっ!」

「いや、鞠莉それだけは止めてくれ…」

「What's!?なんでよノゾムー!?」

「当たり前じゃないですか鞠莉さん!

あなたが食材を選ぶと単価が高くなるのですわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、鞠莉に食材を任せるとおよそ一般人では

手の付けられないような高価すぎる物を持ってくるのだ

しかも本人曰く、「え?普通じゃないの?」らしい

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダイヤの言う通りだ、鞠莉。食材は

みんなで買い出しに行こう。そのほうが楽しいだろ?」

「むぅ…ノゾムが言うなら仕方ないわね。」

「よし、じゃあ今週の休みにやるか!」

「じゃあいつも通りうちでやる?」

「そうだな、いつも通り果南の家だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その日の週末、とあるスーパーにて~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから!鍋に入れる肉といえば鶏だろ!?」

「ぶっぶーですわ!鍋といえば牛!鶏肉なんて邪道の邪道!」

「「また始まったよ…」」

 

 

 

 

 

 

いや、鍋といえば鶏でしょう、ね?

 

 

 

 

 

「なんで鶏の良さがわからないかな!?名前だけじゃなくて

頭ん中まで硬度10かよ!?」

「頭の中まで硬度10とはどういう意味ですか!?望さんこそ

牛の良さを分かってないのではなくて!?」

「「こうなったら…」」

「果南!」

「鞠莉さん!」

「「どっち!(ですか!)」」

 

 

 

 

 

 

 

こうなったら2人に聞くしかない

 

 

 

 

 

 

「はははー、私は魚かな」

「マリーはラム肉かなぁ」

「「この2人に聞いたのが間違いだった(でしたわ)」」

「仕方ありませんわ、鶏にしましょうか」

「この際だから両方入れたらいいんじゃないかな」

「お、果南それいいね。せっかくなんだしみんなで楽しめるようにしなきゃな」

「まったく2人とも、学校じゃないんだからほどほどにね」

「「すみません…」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南のおかげで鶏牛論争は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「いっただきまーす!」」」」

 

 

 

ちょうどいい感じに煮えてきた。

 

 

 

 

「んー、うまい!やっぱ冬は鍋だね!」

「正確にはまだ冬ではありませんが」

「まぁまぁ2人とも、あんまり夫婦喧嘩してると冷めちゃうよ」

「「だから夫婦じゃない!(ですわ!)」」

「ほんと、2人とも息がピッタリね」

 

 

 

 

 

合わせたくて合わせてるわけじゃないんだがな

 

 

 

 

 

 

「そういえば、3人とも高校はどうするんだ?」

「3人とも浦の星女学院に通う予定ですわ」

「望は…やっぱり沼津のほう?」

「まぁそうなるね。さすがに女子高には入れないでしょ」

「ノゾムがいいのなら小原家の権限を使って共学に…」

「しないの、鞠莉。気持ちはうれしいけど会えなくなるわけじゃないんだからさ」

「むぅ…Good Ideaだと思ったのにー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一生会えなくなるわけじゃない、このひと時が

過ごせれば、それで問題ないのだ。

 

 

 

 

 

 

「よし、しんみりした話は終わり!〆の雑炊つくるぞ!」

「なんですって?鍋の〆はうどんが定番でしょう!?」

「はいはい、両方すればいいよ。先にうどんね」

 

 

 

 

いつものが始まる前に果南が止める

鞠莉は物足らなさそうな顔をしている

 

 

 

「「仕方ない(ですわね)」」

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、お願いだからずっと続いてほしい。この日常が




書いてて思った。
ダイヤさんと言い合いさせるの超楽しい。
さて、望君の簡単なプロフィールです




名前:高嶺 望(タカミネ ノゾム)
身長(中3当時):171cm
体重(中3当時):59kg
好きな食べ物:甘いもの・肉(特に鶏)
嫌いな食べ物:茄子
趣味:読書・バスケット・ダイヤいじり

面白いものが大好きで「面白そう」と思ったものには
何でも手を出す好奇心旺盛
ダイヤと同じくμ'sの大ファンでことり推し


では次回も何卒お願いします

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