ラブライブ!サンシャイン!!~9人の輝きの向こう側~   作:にっしんぬ

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タイトル考えるセンスが欲しい


海の音色は切なく、キラキラと

「日曜日?まぁ暇だけど…」

「よかったー!じゃあ果南ちゃんの所に

集合でお願いします!それでは!」

 

 

 

 

プツッ…

 

 

 

 

「なんとも急な話だな…」

 

 

 

浦の星に転校生が来たらしいその子が海の音を聴きたい

とのことでダイビングに誘ったらしい

なら、一緒にどうかと千歌ちゃんから

お誘いを受けたのだが…

 

 

 

「とりあえず果南に連絡しておくか…」

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

「もう!高嶺さん遅いですよ!」

「ごめんって、千歌ちゃん。であの子が転校生?」

「はい!おーい梨子ちゃーん!」

 

 

 

なるほど、梨子ちゃんと言うのか

 

 

「梨子ちゃん紹介するね、こちら高嶺望さん!

望さん、この子が桜内梨子ちゃん、なんと!

音ノ木坂からの転校生です!」

「音ノ木坂、μ'sの」

「さっ、桜内梨子です、μ's?については

よくわからなくて、すみません。」

「高嶺望です。気にしなくていいよ、よろしくね」

「じゃあ早速行こうか!ってあれ?

高嶺さんは潜らないんですか?」

 

 

 

 

みんながウェットスーツに着替えてる中

俺は私服のままである。

 

 

「ははっ、俺は今回はいいよ。3人で潜ってきな

船には乗ってるからさ、なにかあったら果南が

すぐに助けてくれるだろ」

「ちょっと望、そうやってすぐ私に押し付ける」

「すまんすまん、じゃあ行こっか」

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

「どう?聞こえた?」

「残念だけど…」

「イメージかー、難しいもんね」

「簡単じゃないわ、景色は真っ暗だし」

「真っ暗?」

「真っ暗…そっか分かった!もう一回行こう!」

 

 

 

そう言って3人は再び潜りだす

数分、沈黙が続いたがそれを破ったのは

果南だった

 

 

 

「マネージャーの話してないんだ」

 

 

遠巻きに千歌ちゃんたちのマネージャーを

やらないの?と聞いているんだろう

 

 

「話してないよ、話したところで…だろ」

 

 

 

千歌ちゃんたちのマネージャーはやるつもりはない

 

 

「果南だって、かつてスクールアイドルやってたって

言ってないんだろ?それと一緒だよ」

「それは…そうだけど。」

 

 

 

曇り空から太陽の光が射してきた

それと同時に3人が海面にあがってきた

海面に反射した光もあってか3人の笑顔は

とても輝いていた。それはまるで…

 

 

「あの時みたいだな」

「どうしたの望?」

「いや、なんでもない」

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

あれから当初作曲だけを手伝う予定だった梨子ちゃんは

正式に千歌ちゃんたちとスクールアイドルを

始めることになったらしい。

と、ここまではいいのだが…

 

 

 

 

 

 

「急に呼び出して何の用だ…鞠莉?」

「あら、ノゾムったら2年ぶりの再会なのにSo Coolね」

 

 

 

そう、何故か鞠莉に呼び出されたのである

 

 

「そりゃ2年会ってなかった友人に不意に会った

とかならそりゃテンションも上がるだろうけど

帰ってくるって報告があった上にこんな夜に

呼び出されても困るだけなんだが…」

 

 

 

時刻は20時を回ったところである

 

 

 

「それはSorry、でもこの時間じゃないと

私も理事長の仕事で忙しいから」

 

 

 

 

さらに驚くことに鞠莉は理事長になったのである

しかも、浦女の。それを知ったダイヤの顔を

想像するのは容易い、だがそれより…

 

 

 

「で、用件は?」

「んっもうっ!つれないわね!

分かったわ、単刀直入に言うわ」

 

 

 

 

真剣な眼差しで伝える

 

 

 

 

「浦女のSchool Idolのマネジャーをやって欲しいの」

「断る」

「What!? ていうか、即答?」

 

 

鞠莉のことだから浦女でスクールアイドルが

結成されたことを嗅ぎ付けて戻ってきたところもあるのだろう

まだ始めたばかりで、ライブもしてない

言ってしまえば素人の集まり、しかし

廃校を阻止するために外せない、【賭け】のようなものだ

鞠莉も2年前はスクールアイドル。μ'sが音ノ木坂で起こした

偉業は知っている

だからこそ、慎重にいきたいところなのだろう

 

 

 

 

 

「俺はスクールアイドルのマネージャーはやらない

浦女が廃校になろうがなかろうが、俺には関係のない話だ

関係のないものを手伝う道理はない」

「ノゾム…!!あなた…」

「用はそれだけか?なければ帰る」

「ちょっ…Wait!!」

 

 

 

鞠莉に背を向け歩き出す

 

 

 

「───────」

 

 

 

 

聞こえてるかどうか分からないような声で呟く

 

 

「ちょっと!ノゾム!!」

 

 

誰もいない展望台で声が響く

 

 

「あれだけ冷たくしておいて、最後に何を呟いたか

聞き取れなかったけど!どうしてそんなに悲しそうな

顔をしていたの?ノゾム?」

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

目覚めは最悪だった

昨日のこともあるがなによりも…

 

 

 

 

「浦の星女学院スクールアイドルAqoursです!」

「ちょっと待って千歌ちゃん!まだ公認になった訳じゃないから」

「あ、そうだ!浦の星女学院非公式スクールアイドルAqoursです!」

 

 

 

Aqours…

 

 

「なんで、その名前を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ!たっかみねさーん!」

「げっ…」

「あぁっ!げっ…てなんですか!」

 

 

 

 

それはそうだ。今日この日、絶対に会いたくなかった

人物に会ってしまったのだから

 

 

「よりによってなんで今日なんだよ…」

「へっ?なんか言いました?」

 

 

 

高海千歌、現浦の星女学院スクールアイドル

Aqoursの発起人。数刻前まで町内放送を使って

ライブの宣伝をしていた張本人である。

 

 

「あっ!町内放送聞きました!?

今週の日曜日、浦女でライブやるんで来て下さい!」

 

 

 

ここで会ったのが運の尽き、というのか

ならば外に出なければよかったのだが

色々と用があって出なきゃいけなかった

会ってしまえばこうなることは予想がついてたので

会わないように気を付けていたのだが

 

 

 

 

 

「その顔は来なきゃみかんの刑だぞーって顔だな」

「はい!体育館でやるんですけど

満員にしないと公認にならないので、一人でも

多くの人に来て欲しいんです!」

 

 

町内放送を使ったんだ人が来ないことはないと思うが

というか気になってたがみかんの刑ってなんだ

 

 

「行けたら行くよ」

「行けたら、じゃなくて絶対!ですからね!」

 

 

 

 

 

そう言って千歌ちゃんは帰っていく

 

 

 

 

「行くしか、ないよなぁ…」

 

 

 

昨日の鞠莉からの話もあってか

少し憂鬱である

 

 

 

 

「変装、していくか…」




AZALEAファンミ広島公演
CYaRon!ファンミ沼津公演
最終決戦東京公演 2日目 昼の部
行ってました
AZALEA優勝おめでとうございます

5thは Day2の現地が決まりました
Day1どうしようか、スタリラ祭行くの有りだと思ってま…

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